ここでは、業務の効率化に役立つ日程調整ツール26サービスを徹底比較しています。各ツールの料金・特徴を一覧にまとめているので、選定に役立ててください。
会社名 | サービスの特徴 |
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Colorkrew Biz(旧Mamoru Biz) |
アポ調整と設備予約の両方に対応!ハイブリット勤務の調整コストを削減
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トヨクモ スケジューラー |
空き時間を表示する予約受付型 |
アイテマス |
英語・日本語に対応 |
OnTime |
ゲストユーザー機能で社外の人でも利用できる |
Outlookスケジュールアシスタント |
Outlookから利用できる機能 |
LINEスケジュール |
LINEのインストールのみで利用可能 |
調整さん |
デバイス問わず使用可能 |
トントン |
第一希望日や参加可能日の候補を挙げられる |
伝助 |
ハイライトでメンバーの都合の良い日を表示 |
HubSpot日程調整ツール |
Google・Office365と連携が可能 |
TimeRex |
メンバーの自動振り分け対応 |
aipo |
公開範囲を細かく設定できる |
調整アポ |
ダブルブッキング防止機能がある |
Googleワークスペース(Googleカレンダー) |
Googleカレンダーの予約枠機能を活用 |
スケコン |
条件設定で自動で候補日時をリストアップ |
日程調整のNitte |
バッファー時間で余裕をもったスケジューリング |
クラウドカレンダー |
テンプレートで簡単に予定作成 |
Tocaly |
直感的に操作できる |
Jicoo |
Webサイトへの埋め込みにも対応 |
ノリスケ日程調整 |
BtoBもBtoCも幅広く対応 |
eeasy |
API連携でWebサイトやお問合せフォームからの呼び出しにも対応 |
Spir |
1か月のトライアルで使用感を確認 |
biskett |
チュートリアルで簡単に操作を覚えられる |
waaq Link |
社外との調整がスムーズ |
waaq Link |
シンプルな操作性で使いやすい |
日程調整さくらさん |
移動距離と時間も自動で計算し無理のないスケジュールを |
Attendar |
初めてでも使いやすいシンプルなUI |
VIVIT LINK |
受付カレンダーは用途に応じて上限なく作成が可能 |
日程調整ツール(スケジュール調整ツール)とは?
日程調整ツール(スケジュール調整ツール)とは、カレンダーに入力された予定から空き時間をリストアップし、メンバー間の日程調整をスマートに行うツールのことです。
手動で日程調整を行う場合に発生しがちな調整までのタイムロスや、人為的なミスを低減できるので多くの企業に活用されています。
日程調整ツール(スケジュール調整ツール)が注目されている理由
日程調整ツール(スケジュール調整ツール)が注目されている背景には、労働人口の減少や物流・生産コストの高騰が挙げられます。スマートな日程調整を行い、上手く人材を活用することでコスト削減に繋がります。
また、コロナ禍の長期化でリモートワークが増えたことも、日程・スケジュール調整ツールの導入を後押しする要因です。ツールを活用すると、担当者・設備・機材の空き時間をリアルタイムで共有でき、ダブルブッキングを防げます。
日程調整ツール(スケジュール調整ツール)でできること
- 社内外のメンバーに担当者のスケジュールを共有できる
- カレンダーと予約状況を同期できるので、ダブルブッキングを防げる
- 予約受付と会議室の予約を同時に行える
- リマインド通知で会議への参加を促せるようになる
日程調整ツール(スケジュール調整ツール)に2つのタイプがある
日程調整ツール(スケジュール調整ツール)には予約受付型・候補提案型という2つのタイプがあり、利用シーンに応じて使い分ける必要があります。
予約受付型はスケジュールをカレンダーに反映させ、空き枠の中から参加者に都合の良い日時を指定してもらうスタイルです。
一方で候補提案型は、主催者側で候補を絞り込み、限られた範囲で参加者に出欠を問うスタイルを指します。
日程調整ツール(スケジュール調整ツール)を利用するメリット
日程調整ツール(スケジュール調整ツール)を活用するメリットは、メンバーのスケジュール共有が楽に行える点です。共有漏れ防止にもなり、ダブルブッキングを防げるほか、移動時間や延長時間を考えて予定を組めるようになります。
また、カレンダーへの転記・予定の確定・会議室の予約を自動化できるツールなら、予約確定時に会議室を押さえられるので便利。
こうした調整系の仕事はジワジワと個人の時間を奪っていくものなので、業務の効率化を目指すうえで真っ先に導入する企業も増えてきています。
ただし、個人情報の取り扱いに注意が必要など、デメリットも少なからず存在します。セキュリティ対策を講じたうえでツールを導入しましょう。
日程調整ツール(スケジュール調整ツール)の料金相場
日程調整ツール(スケジュール調整ツール)は、フリー(無料)プランが用意されているツールが多いのですが、機能を充実させるためにはコストがかかります。
さらに、日程調整回数やユーザー数によっても金額が異なるので、必ず調整回数やユーザー数を把握したうえで導入を検討してください。
有料の場合においても1ユーザーあたり600~1,300円前後と、日程・スケジュール調整ツールの利用費用は安く設定されている傾向にあります。
無料の日程調整ツール(スケジュール調整ツール)と有料ツールの違い
データのセキュリティ
提供元やサービス形態にもよりますが、無料ツールはビジネスで使用するうえでセキュリティリスクがついて回ります。無料サービスの中には広告が表示されるものもあり、ユーザー情報が収集・活用される可能性があります。
有料ツールの無料版ならある程度のセキュリティは確保されますが、その他のメリットも鑑みた上で、基本的には有料版へのアップデートを推奨します。
豊富な機能
機能面の充実も大きな違いです。無料版は最低限度の機能にとどまることが多いですが、有料版の場合は、参加者ごとのスケジュール調整や、条件を組み合わせた検索・調整なども可能です。
また、蓄積したデータをエクスポートして活用するなど、業務に必要なPDCAを回すことが可能になります。
運用中のサポート体制
不明点のトラブルシューティングや、不測の事態が起きた時のフォローなど、有料サービスではしっかりしたサポート体制が組まれています。大人数で使用するとトラブルはつきものなので、一定の人数で使用する場合には有料版の導入がおすすめです。
日程調整ツール(スケジュール調整ツール)選びのポイント
日程調整ツール(スケジュール調整ツール)を選ぶ際は、利用目的に応じて予約受付型・候補提案型のどちらを採用するか検討してください。
予約フォームやホームページ上に配置するのであれば、空き枠を可視化できる予約受付型がおすすめです。
反対に、限られた人数で対応している企業や、会議の予定などを入れたい企業には、候補提案型が向いています。
空き時間を効率的に活用したいか、あるいはメンバーのスケジュールの調整を図るために活用するかによって選ぶべきツールは異なります。
すでに既存のカレンダーツールを利用している企業は、どのサービスと連携が可能なのか、必ず確認するようにしましょう。
日程調整ツール(スケジュール調整ツール)選びの注意点

デジタルツールの知識や経験がなくても簡単に使えるか
デジタルネイティブな新入社員がいても、いきなり管理業務を任せるわけにはいきません。どんなに便利なツールでも、システムを管理する部署に負担がかかるサービスやツールでは意味がありません。
会社のインフラや使用デバイスの確認も含め、自社の人的・環境的条件を考慮したうえで、ツールを導入するかどうかを決めるようにしてください。
システムトラブルなどが生じた際のサポート体制はあるか
スケジュール調整ツールを導入後、ツール側のシステムトラブルや、社内のシステムトラブルなどが発生した際にどのようなサポートをしてくれるかも重要です。
多機能で便利なビジネスツールですが、システムにトラブルが生じれば、業務への影響が広範囲に及んでしまうことになります。
システムトラブルが発生した際にどのように対応してくれるのか、バックアップの仕組みはあるのかなども、事前に確認すべきポイントです。
社内でバックアップがとれるようであれば、自社側でもあらかじめ対策を講じておくと安心です。
ツールの操作や機能の学習や導入準備期間を確保できるか
既存のスケジューラーや会社が利用していたシステムとの統合などの導入準備や、社員に向けて具体的な利用方法をレクチャーするといった作業が必要になります。
業務にかかわるメンバー全員が新しいスケジュール調整ツールを問題なく使いこなせるようになるまで、一定の時間がかかることも想定すべきです。
業務効率化のために導入したのに、かえって混乱をきたすような事態に陥らないように準備期間を確保しておくようにしましょう。
会議室予約ができるツールにスケジューラー機能がついているかも?
すでに会議室予約ツールを導入している場合は、ベーシックなスケジュール調整ツールの機能がすでに搭載されている可能性があります。
事業部や拠点が多い企業の場合などは、各部署でツールやサービスの重複やバッティングがないかどうか、事前に確認するようにしてください。
機能が重複しているツールを導入してしまうと、利用する従業員も混乱しますし、なによりコストの無駄になります。
コストに見合った業務効率化ツールを導入しないと、コスト圧縮による収益性の改善にはつながりません。
日程調整ツール(スケジュール調整ツール)に関するよくある質問
ここからは、日程調整ツール(スケジュール調整ツール)の導入でよくある質問を紹介しています。導入に際して不安を感じている方は、以下のQ&Aを参考に検討してみてください。
Q1.ツールを使うには、社内になにがあればいいですか?
ツール管理者の場合は、管理ツールにアクセスするためのネットワークに接続できるパソコンと、Chrome、Firefox、Safari、Edgeのうちいずれかのブラウザが必要です。ブラウザは最新バージョンを求められることがほとんどです。
またツールを実際に使う従業員は、ツールのアプリをインストールしてもらう必要があるため、スマートフォンやタブレットと招待メールが受信できるパソコンが必要になります。
ツールによって違いがありますが、iOSであれば14.0以上、Androidであれば5.0以上など、バージョンを指定されている場合があるため、導入前に社員への周知が不可欠です。
Q2.海外にも拠点があるのですが、ツールは海外でも使えますか?
デフォルトで海外での使用が想定されているサービスもありますが、なかには対応できないスケジュール調整ツールもあります。
導入前に海外拠点でも使えるかどうかを確認することをおすすめします。
海外出張や海外に拠点がある会社は、あらかじめ海外利用のオプションがあるかどうか、費用も含め確認しておくとよいでしょう。
Q3.無料トライアルプランはすべてのツールにありますか?
ツールによって無料トライアルプランがあるものとないものがあります。
これまで日程調整ツールなどのビジネスツールを使ったことがなく活用できるか不安という場合などは、無料トライアルプランが用意されているツールを使ってみましょう。
トライアルプランの期間などは会社によって異なりますが、多くはお申込みから30日間使えるようになっています。ただし利用者数の上限があったり、使える機能に制限があったりしますので、無料トライアルで試せる内容や利用者数については、必ず確認してください。
トライアルプランの契約期間が終了したあとは、自動的に「フリープラン」に移行されるサービスを提供している会社もありますが、各社契約スタイルが異なります。
トライアル期間の確認と同時に、トライアル終了後のシミュレーションや契約のタイミングなどについては書面上(Web上)で確認したうえで、不明瞭な点があれば、担当者に直接質問するようにしましょう。
日程調整ツール(スケジュール調整ツール)比較まとめ
日程・スケジュール調整ツールは、現時点で会社内で使っているツールやアプリとの連携がどの程度できるかが、非常に重要です。
日程・スケジュール調整ツールの役割はあくまでも業務効率化や作業のDX化のサポートですが、これまで負担だった作業がなくなれば、ほかの業務に時間を使えるようになります。
本記事を活用して、ぜひ、自社に適したツールをお選びください。
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- 本記事は、2022年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。