合同説明会出展のポイント・料金相場をリサーチ

合同説明会・転職フェアの出展費用の相場とは

合同説明会・転職フェアの出展費用は、開催地域やブースの大きさや、オプションの有無などによって異なります。おおまかな料金相場は以下のとおりです。

開催地域別の料金相場

• 東京…60～85万円
• 大阪…50～80万円
• その他地方都市…30～45万円

上記の料金は、標準サイズのブースの場合です。標準サイズのブースは、幅2250mm～2400mm、奥行900mm～1800mm、高さ2100mmが一般的となっています。

出展ブースサイズ別の料金相場

• 標準ブース（幅2250mm～2400mm、奥行900mm～1800mm、高さ2000mm～2100mm）…30～90万円
• 大型ブース（幅3600mm～4800mm、奥行900mm～1800mm、高さ2000mm～2100mm）…60～180万円

上記は、標準・大型ともに、1日あたりの料金相場となります。つまり、2日以上の開催であればさらに日数分の料金が上乗せされる点に注意が必要です。

合同説明会・転職フェアの費用のポイント

合同説明会・転職フェアに出展する際、料金相場とともに押さえておきたいポイントをご紹介します。

出展には広告掲載が必要な場合がある

合同説明会・転職フェアは、求人サイトを運営している企業主催のものが多いため、サイトへの広告掲載が参加必須条件とされている場合があります。出展料と広告掲載料のセットで、料金設定しているパターンが多いようです。

合同説明会・転職フェアで広告掲載を申し込むと、割引が適用されるプランもあります。広告掲載は、4週間が一般的です。出展＋広告掲載プランの内容は、主催会社により若干異なりますが、料金相場をまとめると、以下のとおりになります。

• 出展＋広告掲載4週間…55万円～200万円

広告掲載のサイズによっても変動があるため、相場の幅は大きいものになっています。

ブースのサイズや数によって対応できる人数が異なる

合同説明会・転職フェアで設置する企業ブースは、大きく2サイズあります。標準サイズは、2畳程度のスペースです。大型サイズは、標準サイズの1.5～2倍程度となります。

いずれも、ブースの広さに応じた対応人数が指定されているため、料金と合わせて対応スタッフの人数やローテーションなどの検討が必要です。

一般的な対応人数は、標準サイズで4名、大型サイズで8名程度となっています。

採用戦略に応じたオプションサービスが選択できる

多数の企業が出展している中、来場者に自社を積極的にアピールしていくためにオプションサービスを活用するのもひとつの方法です。

合同説明会・転職フェアで用意されている、主なオプションサービスには、以下のようなものがあります。

主なオプションサービスと料金相場

• 事前登録者へのメール配信…10～20万円
• 会場配布パンフレットへの広告掲載…10～30万円
• 会場配布パンフレットへの資料封入…5～30万円
• 匿名スカウトメール…10万円
• 座談会…10万円
• 講演コーナーでのプレゼンテーション…20万円
• 特定エリアでのスカウト活動…20～30万円
• ブース位置指定…10万円～20万円
• 個別面接ブースの設置…5万円～20万円
• 駅広告・フェアHPへの社名掲載…20万円
• ブース内備品レンタル…3万円～

上記は、大手求人サイトが主催している合同説明会・転職フェアで提供されているオプションの一部です。利用するオプションやその数によっては、料金が大幅に変わる場合もあります。
自社の採用戦略と予算を考慮したうえで、より自社のニーズに合ったものを選ぶとよいでしょう。

合同説明会・転職フェアの費用

主な合同説明会・転職フェアの特徴と費用をご紹介します。

新卒向けイベント

マイナビ就職セミナー

マイナビ就職セミナーは、サイト登録者数73万人以上・掲載企業数24万社以上、国内最大規模の求人サイトを運営する「株式会社マイナビ」が開催しています。マイナビ就職セミナーは、東京のMEGA EXPOをはじめ、各地方都市での就職EXPOや就職セミナー、業界・職種特化型セミナーなど、47都道府県すべてで開催されているのが特徴です。

近年では、Web合同説明会や、ブース出展とオンライン配信ができるハイブリッド型イベントも開催されています。

• 北海道・東北エリア…45万円
• 関東エリア…45万円～240万円
• 甲信越・北陸エリア…45万円～90万円
• 東海・中部エリア…40万円～90万円
• 関西エリア…45万円～120万円
• 中国・四国エリア…45万円～100万円
• 九州・沖縄エリア…45万円～90万円

参考資料：「neo career」https://www.neo-career.co.jp/humanresource/newgradservice/event/mynaviseminar/price_schedule22/

上記は、ブース出展料のみの料金です。オプションを利用する際は、別途料金がかかります。また、年度によって料金の変動が生じる場合があるため、出展にあたっては、主催会社からの情報を確認してください。

キャリタス就活フォーラム

キャリタス就活フォーラムは、国内30都市で年間250回開催されている国内最大規模の就職イベントです。近年は、オフラインとオンライン両方からイベントに参加できるようになっています。主催企業は「株式会社ディスコ」です。

キャリタス就活フォーラムでは、「直接会って話そう」というコンセプトを掲げており、毎年約24万人が来場しています。就活期間すべての時期でイベントを開催しているので、後半戦になっても新たなエントリーが期待できるのが特徴です。

就職情報サイト「キャリタス就活」や「VISITS OB」「採用選考管理システム」などのサービスとの連携で、より充実したコミュニケーションや関係構築も可能になっています。

• 北海道エリア…50万円
• 東北エリア…25万円～50万円
• 北関東エリア…30万円～40万円
• 一都三県エリア…35万円～60万円
• 甲信越エリア…43万円
• 東海エリア…20万円～70万円
• 近畿エリア…45万円～90万円
• 中国・四国エリア…40万円～50万円
• 九州エリア…50万円～55万円

参考資料：「neo career」https://www.neo-career.co.jp/humanresource/newgradservice/event/career-tasu-forum/price/

上記は、出展料のみの料金です。オプションを利用する際は、別途料金がかかります。実際の出展にあたっては、料金の変動が生じる場合も考えられますので、主催会社の情報を確認してください。

転職者向けイベント

doda転職フェア

ddoda転職フェアは、企業側・求職者双方のニーズの高まりによって、年々開催地を拡大しながら催されているイベントです。比較的早い時期に転職したい層が多く来場しています。開催会社は、人材支援・人材紹介サービスなどを手掛ける「パーソナルキャリア株式会社」です。

新卒採用の合同説明会と違い、1対1の個別面談が主流となっているため、求人企業側・求職者が直接会ってコミュニケーションをとれる、スピーディーな採用活動ができるメリットがあります。

doda転職フェアでは、dodaサイト上で提供しているマッチングサポート機能の連携もでき、より採用条件にマッチした人材と出会える可能性を高められるのが特徴です。

• 東京フェア…77万円～231万円
• 大阪フェア…77万円～231万円
• 名古屋フェア…77万円～231万円
• 福岡フェア…55万円～110万円
• 札幌フェア…55万円～110万円
• 広島フェア…55万円～110万円

参考資料：「doda転職フェアコラム」https://www.saiyo-doda.jp/service/fair/column/fair-tips

上記は、出展料金（税込）のみであり、年度によって料金変更となる場合もあるため、詳細は要問合せとなります。また、広告掲載とセットでの申し込みが必須です。

Re就活転職博

Re就活転職博は「来場者の約90％が20代」というところが特徴的な、若手社会人向けの転職イベントです。年を追うごとに来場者数が増加しており、2日間開催で5,000人以上を記録しています。

Re就活就職博は、出展企業1社あたりのブース着席数は平均50人以上で効率性が高いところがメリットです。限られた時間で多くの求職者とコミュニケーションをとることが可能で、その場で直接面談をすることもできます。欲しい人材をいち早く獲得したい企業や、採用活動の工数削減・内定率の向上などを目標にしている企業におすすめです。

• 転職博（東京）…66万円～99万円
• 転職博（大阪・名古屋）…55万円
• 転職博（札幌・仙台・京都・福岡）…44万円～66万円

参考資料：「neo career」https://www.neo-career.co.jp/humanresource/middlecareerservice/fair/tensyokuhaku2/price/

上記は、出展料金（税込）のみです。オプションを利用する場合は、料金が加算されます。また、Re就活就職博では、Re就活サイトへの掲載料金とのセット料金も設定されているので、自社の採用戦略や予算を踏まえて検討することがおすすめです。

自社に合った内容や料金を見極めて出展先を決める

合同説明会・転職フェアは、それぞれ規模感や開催エリア、時期、イベントテーマ（業界・職種など）などの特徴が異なります。そのため、出展を検討する場合は、自社の採用戦略やニーズに合った内容であるかをチェックしましょう。

出展にかかる費用も、事前にしっかりと確認・把握しておくことが重要です。イベントでは、出展料金のほか、広告掲載料やオプション料なども発生します。場合によっては費用が大きく膨らむこともありますので、自社の採用戦略にどの程度のサービスを利用すればよいかを見極めたうえで、うまく活用するのがポイントです。

合同説明会・転職フェアは大きなコストがかかるものであるため、出展しただけで終わりにしてしまうのではなく、費用対効果をさらに高める工夫をしてみましょう。

自社の企業理念や雰囲気、事業価値、魅力など、就活生や求職者がより興味を持つような情報をWeb上で発信しておくこともひとつの方法です。イベントで出会った就活生や求職者が、自社について検索してくれる機会があるかもしれません。そういった機会で少しでも多くの情報を提供することで、自社が選ばれる可能性を高めておきましょう。

Zenkenでは、業界・職種を問わず、自社の強みに合わせた採用戦略や採用マーケティングの提案をサポートしています。自社にマッチした優秀な人材獲得に採用戦略や採用マーケティングを実施したい場合は、ぜひお気軽にご相談ください。

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