エンジニアの新卒採用の方法は?アイデアと成功のコツを紹介
最終更新日:2024年04月23日
エンジニアを新卒採用する方法
エンジニアの新卒採用には、求人媒体や就活専門のサイトへの掲載などさまざまな方法が考えられます。それぞれのメリットやデメリットを見極めることで、自社や求める人材にとってベストな方法を見極めましょう。
まずはエンジニアを新卒採用するための方法について、代表的なものを紹介します。
あわせて自社にマッチする新卒だけを狙う、質重視・採用率重視の戦略として「ポジショニングメディア」も併せてご紹介しています。
就活サイト
就活サイトを利用するのは、一般的な新卒採用の方法のひとつです。
エンジニアの新卒採用を計画している企業は就活サイトに自社の情報を掲載することによって一定数の応募者が期待できます。基本的に応募者数は知名度や認知度によって左右されますが、多くの求職者が利用しているため広く応募を集められるのがメリットです。
求人媒体
求人メディア、求人雑誌、新聞折込チラシ、フリーペーパーなどの求人媒体を利用してエンジニアの新卒採用を狙う方法もあります。就活サイト同様、求職者の目につきやすいため、掲載する内容を工夫することである程度の応募者数が見込めるでしょう。
しかし、求人媒体を利用する際のコストには注意が必要です。媒体や条件にもよりますが、新卒採用であれば80万円~150万円の費用がかかります。また、募集が集まらず掲載期間が長くなれば、その分費用もかさみます。
紙面も大きくはないため、限られた情報量でいかに自社の魅力を表現できるかが問われるでしょう。
ダイレクトリクルーティング
ダイレクトリクルーティングとは、SNSやスカウト型のサービス名で自社の情報を積極的に発信し、コミュニティに集まった人材の中から個人を直接スカウトする方法です。学生からのアプローチを待つのではなく、企業側からアプローチをかけることで、優秀な人材を確保できます。
採用活動を行うための掲載費用といったコストは抑えられますが、企業からアプローチをかける以上は積極的に動かなければ、成果も上がりません。
また採用担当の工数や時間も考慮する必要があるでしょう。成功するかどうかは、優れた人材をピックアップできるか、積極的なアプローチで自社の魅力を伝えられるかどうかという採用担当の力量にも左右されます。
リファラル採用
リファラル採用とは、雇用している社員に求職者を紹介してもらう方法です。採用サイトや就活サイトなどを介さずに求職者を採用できるので、採用活動におけるコストを抑えることができます。
就活サイトでは出会いづらい人材を雇用できる可能性もあるでしょう。紹介者である社員から、ある程度の経歴や人となりを知ることもできます。とはいえ、社員の理解度次第で人材のミスマッチが起こったり、入社後の配置や人間関係に気を遣ったりといったデメリットもあります。
自社メディア・採用メディア
人材採用のためのメディアを駆使して新卒採用を行う方法もあります。採用に特化したオウンドメディアから情報を発信することにより、潜在的な求職者の関心を惹くことができます。
自社メディアを活用するメリットは、自社が求める人材像が興味を持ってくれる情報を発信することで、自社のファンになってもらえる点です。逆に、コンテンツの内容が定まっていないと求職者に魅力が伝わりにくく、成果も上がりづらいでしょう。
サイトの設計やデザインによって費用相場も変わるため、メディアを導入する場合はターゲットや目的を明確にすること、予算や計画をきちんと立てることが重要です。
自社の魅力を比較して伝える「ポジショニングメディア」
採用オウンドメディアの中でも、自社にマッチする人材だけをターゲットとする採用メディアとして「ポジショニングメディア」があります。
自社の魅力をただ伝えるだけではなく、似たような競合比較して見せることで、自社ならではの差別化ポイントをはっきりとさせ、新卒学生に「自分のニーズに一番合いそうな企業はここかな」と納得して選んでもらえる状態をつくることができます。
そのためポジショニングメディアを経由した応募は、自社に対する意欲が高く、採用率も高くなる傾向があります。
自社にマッチする人材に限定することで、質の高い応募を集められるため費用対効果もよくなります。
ポジショニングメディアの戦略・事例など気になる方は、ぜひ以下ページもご覧ください。
インターンシップ
新卒採用の足掛かりとするために、あらかじめインターンシップを活用して学生に興味を持ってもらうというのも手です。
エンジニアの知識を学ぶ学生をインターン生として登用することにより、自社の開発現場に携わってもらいながらで開発の進め方などを体験してもらえます。卒業後に採用が決まれば、仕事の流れや知識をある程度理解した状態で新卒採用が叶うでしょう。
しかし、インターン生がすべて自社で就職するとは限りません。アルバイト感覚で2、3人ほど受け入れたうえで、採用についてはお互いの意思を確認して決めましょう。
エンジニアの新卒採用が難しい理由
エンジニアは人手不足とされ、新卒採用を成功させるのは難しいと言われています。採用活動にあたって、エンジニアの新卒採用が難しい背景についても把握しておきましょう。
エンジニアは人材不足
新卒採用が難しいと言われているのは、エンジニア自体が人手不足になっているのが主な要因のひとつです。特にITエンジニアの人手不足は非常に深刻で、新卒採用をしたくても優秀な人材は他の企業との競争となりやすいです。
求職者に自社を選んでもらうためにも、自社に魅力を感じてもらえるような情報発信が求められます。
フリーランスで働くエンジニアが増加している
企業で働くよりも、フリーランスのエンジニアとして働いた方が自由度が高いというイメージを持つ新卒者も多くいます。実際、上手くいけば企業に所属して働くよりも多くの収入を稼ぎ出すことができるため、無理に企業で働く必要性がない、ととらえられているのです。
こちらも自社で働くことの魅力をきちんと求職者に伝える必要があります。
激務の印象を持たれがち
エンジニアは仕事量の割に給与が少ないというイメージを持たれがちです。そのため本当に企業のエンジニアとして働いて大丈夫なのか、残業や休日出勤などの激務でプライベートを充実させにくいのではないか、という不安を持っている人も少なくありません。
自社で採用活動を行う際には、仕事量や休暇の取りやすさ、福利厚生などをしっかりと説明し、ブラック企業のような働き方ではないことをアピールする必要があるでしょう。
新卒エンジニアの採用を成功させるためのポイント
それでは、実際にエンジニアの新卒募集をする際に注意するべきポイントはどんな点でしょうか。募集の際に押さえておきたい項目をご説明します。
エンジニア職の魅力を発信
激務で給料が低い、いわゆるブラック企業のようなイメージがまだあるエンジニアの環境も、近年の働き方改革によって大幅に改善されています。エンジニアとして働くにあたってどんな魅力があるのかを発信するのがおすすめです。
待遇や労働時間などの条件面はもちろん、エンジニアが関わったものが世間に出回って人々の生活を支えていることがイメージできるような、やりがいの訴求も効果的です。
理系学生以外にも目を向ける
エンジニアとして働いているのは、理系学生だけではありません。理系学生以外にも目を向けることで、優秀な人材が見つかる可能性は十分にあるので採用の幅を広げてみると良いでしょう。
専門的な知識だけでなく幅広いスキルや知識が必要なプロジェクトもあるため、文系の人材がマッチすることもあります。
配属される予定部署の担当者とも連携を
人事担当者と配属される予定部署の担当者が密に連携をとることも重要です。社内の認識を一致させておくことで、入社後、新卒社員や現場の先輩社員が齟齬に悩まされづらくなります。
新卒社員としても、想定どおりの仕事内容や働き方ができれば安心して働ける会社と感じるため、離職率の低下につながります。
地方学生の採用を検討する
都内の学生だけでなく、地方学生の採用を検討するのもおすすめです。地方学生が自社に興味を持っても、距離の問題で応募をあきらめているかもしれません。地方学生にも優秀な人材はいるので、Web面接を活用するなど、地方学生が応募しやすいよう整備することで募集が増えることがあります。
自社の魅力を知ってもらい採用につなげよう
新卒採用を積極的に行うためには、自社にどんな魅力があるのか、エンジニアとして働くやりがいを知ってもらうことが大切です。就活サイトや求人媒体でアピールするのはもちろん、採用に特化したメディアを導入することで効率的に応募者へアピールできます。
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