Webマーケティング支援会社でできることとは?~Zenken(旧:全研本社)のケーススタディ~
最終更新日:2024年04月18日
「そもそもWebマーケティングとは何をするのか?」と疑問をお持ちのかたもいらっしゃるかもしれません。
この記事では、Webマーケティング支援会社はどのようなことをしてくれるのか、さらには全研本社の場合どのようなWebマーケティング支援が可能なのか、説明していきます。
また、Webマーケィングを進める中で、自社製品やサービスの宣伝も大切な活動ですが、中でもWeb広告選びは特に重要です。広告選びを間違えてしまうと、獲得したいターゲットに届かない可能性があります。
さらに、Web広告を出しても「成約に繋がらない」ことに課題を持つ企業も少なくありません。
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Webマーケティング支援会社を探す前に
Webマーケティングは、インターネットなどのWebを中心としたオンライン上で行われるマーケティング全般を指します。
自社にWebマーケティングの専門部署があれば問題はありませんが、Webに特化したセクションがない場合、また十分なリテラシーがない場合などは、外部のWebマーケティング支援会社を活用するケースが多くなります。
ただWebマーケティング会社を探す前に、まず自社のリソースの確認や社内の課題を抽出して、内製でできることとできないことを整理しておく必要があります。
Webマーケティング担当が抱える悩みや課題
その業務内容は多岐に渡りますが、マーケティング担当ひとりに仕事が集中してしまう場合が少なくありません。ほかのセクションと比較すると、少数精鋭で業務を回していく傾向も多いようです。
最近ではこれまでWebマーケティング担当を置いていなかった会社でも、Webマーケティングの人材を採用サイトで募集していることからも、多くの会社でWebマーケティングに携わる人間が不足していることがわかります。
また他部署や多くのメンバーと連携して業務を遂行することも多いため、コミュニケーション能力も求められますが、この点でも人材育成に時間がかかるなどの問題があります。
株式会社PLAN-Bが実施したアンケート調査によれば、同じ部署であるにも関わらず、自分の考えが他のメンバーに伝わりにくいと答えるマーケティング担当者がおよそ34.8%にも上っています。
また他部署との目線合わせがしづらいと答えた人が31.3%、他部署との連携がうまくいかないと答えた人が24.1%と、いずれも共通しているのが「コミュニケーションが取りづらい」こと、となっています。
外部施策を実施する前に社内のコンセンサスは必須となるため、Webの知識だけあっても社内でのコミュニケーションが円滑に進まないと、うまく事が運びません。
Webマーケティング支援会社でできること
Webを導入するにあたり「何から着手すればよいかわからない」場合もあるでしょう。このような場合はWebマーケティング支援会社やWebコンサルティング会社に相談するのもひとつの手です。
Webマーケティングノウハウの蓄積がない場合は、むやみに導入しても成果が出ないばかりか、無駄な時間と費用がかかってしまいますのでおすすめできません。
Webマーケティング支援会社でできることには、以下のような内容が挙げられます。「BtoB」のマーケティング支援と「BtoC」のマーケティング支援ではアプローチが若干異なりますが、大きな差はありません。
- インターネット広告の制作・運用
- SEO対策・SEO運用
- ウェブ解析サービス
- コンテンツマーケティング
- マーケティングリサーチ
- マーケティングツールの導入・運用
- ホームページ・LPの最適化
インターネット広告の制作・運用
BtoCの場合:顕在層・準顕在層を意識した広告の制作と運用
BtoCのインターネット(Web)広告の場合は、即購入につなげる広告が中心です。ほとんどの場合はリスティング広告やディスプレイ広告などの広告を制作し、広告の運用までを担います。
広告代理店やアフィリエイト広告会社なども同様の業務が委託できますが、Webマーケティング支援会社の多くは市場分析などのマーケティング分析やCV率を向上させるための施策を講じて、顕在層や準顕在層の獲得を目指します。
BtoBの場合:顕在層・準顕在層・潜在層を意識した広告の制作と運用
BtoCとBtoBのインターネット広告制作・運用に大きな差異はありませんが、リード獲得につながる潜在層を送客するような広告制作や運用も行います。
SEO対策・SEO運用
BtoCの場合:順位向上・コンテンツ制作・A/Bテスト実施
ひと昔前であればSEOを専門とした会社が多数ありましたが、いまはWebマーケティング支援会社がSEO対策を行う場合がほとんどです。
SEO単独というよりは、Web広告の運用とSEO施策をセットで依頼するケースが多くなっています。
BtoBの場合:ペルソナの設定・ペルソナ情報明確化・キーワード選定などのSEO対策
BtoC向けよりもBtoBのSEO施策にはターゲットの明確化が必要です。ターゲットに合わせて対策キーワードを決め、Web広告を制作したり、指名検索を狙ったホームページをリニューアルしたりします。
上位表示を狙うキーワードを絞り込み、優良なリード獲得につなげるのが、SEO対策の大きな目標になります。
ウェブ解析サービス
BtoCの場合:競合分析・訪問時間・直帰率・トラフィック
Webマーケティング支援会社の実績や分析技術によって違いはありますが、より多くの消費者をコンバージョンさせるための分析を行うのが、ウェブ解析サービスです。
社内にWebリテラシーが高い専任担当がいる場合は、Webマーケティング支援会社に委託することはほとんどありません。
通常はウェブ解析単独でなく、広告の成果を提供するためにサービスとして提供されることも少なくありません。
BtoBの場合:ヒートマップ解析・ユーザー属性解析・組織分析・リアルタイム分析・EFO分析
基本的にはBtoCのウェブ解析と大きな差はありませんが、競合他社からの転換などでシビアな分析が必要なケースなどは、分析項目を増やしてより詳細なデータが必要になります。
各Webマーケティング支援会社のホームページで、どのような分析を実施してくれるかを確認するとよいでしょう。
コンテンツマーケティング
BtoCの場合:ターゲット設定・コンテンツ作成・SNS運用
コンテンツマーケティングとひとことで言っても、さまざまなケースが考えられます。そのWebマーケティング支援会社が得意としているジャンルはなにか、実績を見て依頼すると失敗がありません。
プロ仕様の商品などを販売する場合は、消費者向けのコンテンツマーケティングにも専門性が求められますので、どのWeマーケティング支援会社を選ぶかは、当該ジャンルの実績があるか、事前に確認するようにしましょう。
BtoBの場合:ターゲット設定・KPI設定・カスタマージャーニー作成・コンテンツ作成・集客施策・SNS運用
コンテンツマーケティングはより専門性の高い内容になる可能性が高いので、特定領域に特化したWebマーケティング支援会社に依頼するのが無難です。
またコンテンツのライターも専門知識のあるライターや業界にくわしい専門家などに依頼する必要があり、BtoCと比べるとコンテンツマーケティング制作の難易度も品質担保もハードルが上がります。
マーケティングリサーチ
BtoCの場合:個人の動向・アンケート調査・モニター調査
Webマーケティング支援会社と制作会社の大きな違いは、このマーケティングリサーチの有無にあります。どのような調査を実施してくれるかはWebマーケティング支援会社によって違いますので、資料を取り寄せて判断するようにしてください。
BtoBの場合:企業の動向・パネル調査・アドホック調査・定量調査・定性調査
かなり高度な分析が求められますが、問題はその分析データを社内でどのように活かしていくかです。
いくら詳細に分析してもらってもそれをマーケティング戦略に反映できなければ意味がありません。社内にマーケティングにくわしい社員がいない場合は、分析データを施策にどう反映させればよいか、アドバイスを提供してくれる会社を選ぶとよいと思います。
Webマーケティング支援会社だけでなく、業界に特化したコンサルティング会社でも同じようなマーケティングリサーチを実施してくれます。
Webマーケティングを支援するZenkenでできること
Zenkenはこれまで120業種以上のマーケティング支援を行ってまいりました。Webマーケティングを中心とした施策の立案や広告運用、戦略的コンテンツマーケティングを中心とした施策の独自性を評価いただいています。
また、ホームページやLP制作、広告運用に関しても、課題抽出から制作、運用までWebマーケティングに関する業務をワンストップで承ることができる点が、Zenkenを利用する価値であると考えています。
ここでZenkenが重要視しているWebマーケティング支援の柱をいくつか紹介しておきましょう。
マーケティング分析により勝てる市場を探す
初めから勝ち目のない勝負をするよりは、「勝てる市場で勝つ」ことができれば、理想的です。この「勝てる市場を見出す」作業ができていない企業が意外にも多いのです。
売りたいものを売りたい相手に届けることだけに目がいきがちですが、大手企業を含め競合他社から転換できる目算が立たなければ広告費用が無駄になります。
中小規模の会社にとって、戦う場所は慎重に選ばなければなりません。弊社であれば、120業種以上のマーケティング支援実績に基づいた戦略立案から、最終的なWebマーケティング施策までをお任せいただけます。
とくに独自性の高いコンテンツマーケティングでは、業界屈指のクリエイティビティと分析能力、運用スキルを有していると自負しております。
クライアントのポジションを明確にして施策を講じる
クライアントの製品やサービスのどこが優れていて、どこに独自性があり、どのような強みがあるかを徹底的に分析。競合他社を洗い出して、クライアントのポジションを明確にすることを非常に重要視しています。
近くにいると客観的な評価が難しくなることがありますが、第三者の立場であるZenkenがユーザー(消費者)目線で評価を行い、競合他社との差別化を図りながら「どこの誰に向けて刺さる製品・サービスか」を明確に示す施策を実施します。
地域や商材ごとにターゲットを明確化する
ターゲットの明確化に必要不可欠な要素として挙げられるのが、地域やエリアを特定したWebマーケティングです。Zenkenでは大変多くのエリアマーケティング支援を行っており、各地域に合わせたポータルサイトなどを提供しています。
都市部だけでなく、日本全国の地域特性を調査して作り込まれたコンテンツで、当該地域のユーザーに支持されるWebメディアの制作・運用やWeb広告の制作・運用を実施します。
対策キーワードに最適なSEO施策を実装する
Zenkenでは日々進化を続ける検索エンジンの将来を見据えたSEO施策を施すことができます。
現在有効なSEO施策でも一寸先は闇と言わんばかりに、ある日突然通用しなくなることもあります。
このような変化にも柔軟に対応できるサイト構成を目指し、場合によってWebマーケティング戦略の見直しも図りながら、顧客成果につなげる運用を行います。
戦略的コンテンツマーケティングを実装する
Zenkenではターゲットに応じた戦略的コンテンツマーケティングをご提案しています。
じつはコンテンツマーケティングを真の意味で理解して実装できている会社はそう多くありません。対策キーワードを入れたコンテンツをホームページやWebメディアに公開するだけでは、なかなか成果が出ないものです。
Zenkenはコンテンツマーケティングのさまざまなバリエーションを有し、積み重ねてきたノウハウを反映したマーケティングが実装できます。
以下に代表的なコンテンツマーケティング施策をご紹介します。
ポジショニングメディア
ポジショニングメディアとは、顧客のポジションを明確にして、どの市場であれば勝てるかを分析したうえで設計するWebメディアです。ユーザーが求めている価値で、競合他社になく、自社にある価値をコンテンツマーケティングの基軸にします。
特定市場での自社ポジションを確立し、親和性の高いユーザーを獲得して、顕在性の高い見込み客を育てる役割を果たします。
ポジショニングメディアを導入する前と後とでは、以下のような違いがあります。
より深く理解したい場合は、下記ページをお読みいただくか、簡単にまとめた資料をダウンロードしてご覧ください。
ポジショニングメディア
について詳しく
ブランディング(オウンド)メディア
Zenkenで制作するオウンドメディア(ブランディングメディア)は、会社そのものや製品の認知を広め、ブランディングに役立てるためのメディア戦略です。
最近ではBtoB向けのブランディングメディア制作・運用のご依頼が増えてきています。
B向け案件の場合は専門性が高いものも多いのですが、クライアント側からの情報提供や調査に基づいて唯一無二のオウンドメディアを構築していきます。
ポジショニングメディアもブランディングメディアも、制作で終わりではありません。
クライアントに成果を提供するため、目標を定めて改善のPDCAを回しながらメディアの運用や改修も実施してまいります。
コンテンツマーケティングと連動したWeb広告の運用
Zenkenではコンテンツマーケティングと連動したWeb広告の運用もできます。
Web広告は単に出稿すれば良いというものではなく、しっかりとコンテンツと連動させたものでなければ成果にはつながりません。
Web広告と連動したホームページ・LPの制作・運用
同じくブランディング(オウンド)メディアやポジショニングメディアに連動させた広告の運用も、Zenkenでは対応ができます。
ここまで読んできてお気づきかもしれませんが、Webマーケティングは単独で成果が出せるものではありません。さまざまな角度から施策を投下することによって初めて、売上につながる成果が出せるのです
Webマーケティング推進を阻む要素
社内にWeb担当者がいる場合は、以下のような項目が課題として上がることが多いと思います。
- Web広告でなにをすべきか理解できていない
- Webマーケティングの知識不足やリソース不足
- 社内で達成すべき目標数値などが共有できていない
- 他部署との連携強化がなかなかできない
- デジタル慣れしていない社内の理解が進まない
Web広告でなにをすべきか理解できていない
そもそもWeb広告を活用して何をすべきかを理解できてきないWeb担当者もいます。
単にWeb上で広告を出稿すれば良いのでは?と捉えているWeb担当者も少なくありません。
しかしむやみに広告を出稿しても、ユーザーに興味のない的外れな広告を見せることになります。
見たくもない広告を見せることはユーザーにとって「邪魔」な存在だけにしかならず、これではWebマーケティングを行っていることにはなりません。
ユーザーにとって有益な広告となり得る方法、またはそのような見せ方を模索するのがWebマーケティング担当者の任務なのです。
Webマーケティングの知識不足やリソース不足
Webマーケティング担当者の「知識不足」の解消は喫緊の課題です。
ではどこまで知識を付ければ知識不足解消になるのか?は難しいところですが、少なくともマーケティング業務を問題なく、かつスムーズにこなせるレベルのスキルは身に付ける必要があります。
またリソース不足も解消すべき課題です。
Webサイトの更新作業をはじめ、資料作り、セミナーや展示会の準備など日々の業務に終われ、中々Webマーケティングに向き合う時間がつくれません。
このような場合はさらなる業務の効率化を図るか、Webマーケティング担当者を増やすしかありません。
社内で達成すべき目標数値などが共有できていない
WebマーケティングはPCが1台あれば「誰でも」「どこでも」仕事ができます。
そしてWebマーケティング担当者は、仕事の間中あまり人と喋ることもなく、ずっとPCの画面を見続けながら座って作業を行っています。そのため周りからは「とても楽な仕事」「簡単な仕事」と思われがちです。
Webマーケティングに馴染みのない会社や、それまでWebマーケティングを取り入れて来なかった会社などは、得てしてこのような企業風土があり、Webマーケティング担当者は社内で浮いた存在となってしまいます。
これではWebマーケティングの施策が進まないばかりか、その企業に中々Webマーケティングが浸透せず、KPIやKGIの向上も見込めなくなってしまいます。
この場合重要なことは、どれほど小さくても良いので一度成功体験を社内で味わってもらうことです。
成功体験を社内のメンバーで分かち合うことで、その意識が大きく変わることがあります。
他部署との連携強化がなかなかできない
上述「マーケティング担当が抱える悩みや課題」の項目でも説明した通り、Webマーケティング担当者は他部署、概ね営業部との連携強化が図れずに悩んでいる人が多くいます。
どのような企業も営業部との連携強化は欠かすことができません。最終的にはABMのようなマーケティング手法を取り入れることも、視野に入れておいた方がよいでしょう。
デジタル慣れしていない上司の理解が進まない
社内にWebマーケティング担当がいたとしても、本格的な部署として立ち上がっていないケースなどもあると思います。
その効果に懐疑的な役職者が上司である可能性があるわけですが、このような場合、予算稟議を出してもなかなか通らないケースがあります。もしかするとこれがいちばんの課題かもしれません。
Web担当者が上司に対してうまくプレゼンできればいいのですが、理路整然と根拠が挙げられないと首を縦には振ってくれません
Webマーケティング支援会社まとめ
Webマーケティングの部署が自社内にない場合は、一度Webマーケティング支援会社に相談するか、資料を取り寄せて検討をしてください。
大事なことは、ただ外部Webマーケティング支援会社に頼るのではなく、専門家との共同作業で社内の人材を育てることです。外部パートナーに丸投げしているだけでは、中長期的な戦略につながらないからです。
Webマーケティング・広告・広報戦略ならZenkenへ
すでにWebマーケティング、デジタルマーケティングを導入している企業もそうでない企業も、最初の戦略立案から見直す必要を感じているかもしれません。
そういう場合は、コンサル会社に相談することもあると思いますが、120業種以上の事業者のマーケティングを支援してきた弊社の知見も役立つはずです。
Webマーケティングでお困りであれば、一度Zenkenにそのお悩みをお聞かせください。