プロモーションに活かす広告媒体の各特徴と弱点を紹介

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プロモーション用広告媒体の3種類

プロモーションで活用される広告媒体は、大きく以下の3種類に分類できます。それぞれの特徴を紹介します。

マス媒体

テレビ・新聞・雑誌・ラジオなどを指します。マス媒体の特徴は、多くの人々へ効率よくメッセージを伝えられることです。したがって商品やサービスの存在を、幅広い層に短期間で知ってもらいたいときなどに適しています。

古くから利用されている広告媒体であるため、信頼性が高い点も魅力といえるでしょう。

インターネット媒体

インターネットを介する広告媒体を指します。ホームページ、ブログ、SNSなどが該当します。日本におけるインターネットの普及率は高い水準にあり、マス媒体と同じく幅広い層へのアプローチが可能です。10代 ~ 40代のユーザーだけではなく、50代以上のユーザーも毎年のように増えています。

インターネット媒体の特徴は、広告費を抑えやすいうえ、ターゲットを絞りやすく効果の検証も行いやすいことです。

プロモーションメディア媒体

セールスプロモーションを展開する広告媒体を指します。具体的には交通広告・野外広告・折込チラシなどが該当します。プロモーションメディア媒体、は顧客の購買意欲や工場や販売の促進といった役割を担います。

マス媒体の種類

マス媒体の種類

マス媒体には以下の種類があります。

  • テレビ
  • 新聞
  • 雑誌
  • ラジオ

ここでは、それぞれの媒体の特徴を解説します。

テレビ

4つマス媒体の中で最も普及率が高いと考えらえている媒体です。最大の特徴は、幅広い層に同時に情報を届けられることといえるでしょう。例えばテレビCMを利用すれば、老若男女に自社商品の存在を知ってもらえます。映像と音声を組み合わせて発信するため、見込み顧客の印象に残りやすい点も魅力的です。

ただしテレビの広告費は、他の媒体に比べると割高です。また若年層でテレビ離れが進んでいるため、若年層にはアプローチしづらい媒体となりつつあります。依然として大きな影響力を持っていますが、変化の兆しが現れています。商品によってテレビが最善の広告媒体ではない可能性もあるので注意が必要です。

新聞

マス媒体の中で、最も古くから利用されている媒体です。最大の特徴は、他の媒体よりも信頼性が高いことです。プロモーションに新聞を活用すると、自社の商品やサービスの信頼性を高めやすいといえるでしょう。

一般紙・業界紙・経済紙・地方紙など、さまざまな新聞があるため、狙った層にアプローチしやすい点も特徴として挙げられます。ただし、テレビと比べると表現力は少ないです。表現方法に工夫を凝らさないと、印象に残りづらい傾向があります。若年層や女性層にリーチしづらい点にも注意が必要です。

雑誌

ファッション・ライフスタイル、経済など、特定のテーマに特化している媒体です。テーマに関心がある層へアプローチできる点が魅力といえるでしょう。特に女性へのリーチを得意としている傾向があります。テレビや新聞と比べて、情報をより深堀して体系的に伝えられる点も特徴です。

狙った層へ情報を詳しく伝えられるため優秀な媒体に思えますが、テレビのように幅広い層へ同時に情報を伝えることは得意としていません。情報を伝えられる人数は、基本的に発行部数が上限となります。

ラジオ

音声で情報を伝える媒体です。特徴は各番組に固定のリスナーが付いているため、ターゲットを絞って情報を伝えやすいことです。広告費を抑えやすい点も魅力といえるでしょう。

ただしリスナーが固定化されていると、幅広い層へアプローチすることは難しくなります。他のマス媒体とより利用者も少なく、2019年にはラジオ聴取の利用者率が7.2%でした。また、音声だけで情報を伝えるため、テレビなどに比べると訴求力は低くなります。ターゲットや目的を考えたうえで、活用したい媒体といえます。

参考:総務省「令和2年版情報通信白書 主なメディアの利用時間と行為者率」https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd252510.html

インターネット媒体の種類

インターネット媒体の種類

インターネット媒体には以下の種類があります。

  • 検索連動型広告
  • ディスプレイ広告
  • ネイティブ広告
  • SNS広告
  • 動画広告
  • アフィリエイト広告

それぞれの特徴は以下の通りです。

検索連動型広告

検索キーワードに連動した広告が、検索結果の上部または下部などに表示される広告です。検索連動型広告以外にはリスティング広告とも呼ばれています。課金形態は入札方式で、広告がクリックされると広告費が発生します。

特徴は、クリックされない限り広告費が発生しないうえ、上限クリック単価を設定できるため、予算に合わせて広告を運用しやすいことです。多くのユーザーが利用しているGoogleやYahoo!の検索結果にすぐに掲載される即時性も魅力といえます。

ただし競合が多いキーワードはクリック単価が高くなるため、潤沢な予算がないと効果的なプロモーションを行えない可能性があります。

また、訴求に使える要素は文章のみです。ユーザーが検索しているキーワードと連動していることが表現力をある程度カバーしますが、より印象に残る画像や映像が使えないのは弱点といえるでしょう。

ディスプレイ広告

Webサイトに予め設けられた広告枠に表示される広告です。画像広告のほか、動画広告、テキスト広告があります。課金形態は、主にクリック課金とインプレッション(表示)課金が用いられています。

特徴はWebサイトのユーザーにリーチできることです。アクセス数の多いWebサイトであれば、多くのユーザーに情報を届けることが可能です。

一方、インプレッション数によっては広告費が非常に高額になったり、ユーザーを選別しづらかったり、などのマイナス点もあります。また、典型的なディスプレイ広告を無視するユーザーも多く、クリック率は検索連動型広告と比べて低いです。基本的には認知度の向上やブランディングに適している広告といえるでしょう。

ネイティブ広告

あるメディアのコンテンツの一部として配信される広告です。例えば、新聞のデジタル版の記事を広告枠として買い取り、そこで自社の商品をアピールするのはネイティブ広告です。

ネイティブ広告の広告費は、基本的に掲載場所と掲載期間で決まります。一見で広告として判別しづらいので、ディスプレイ広告のように無視されることが少なくなります。また、ユーザーのニーズ・メディア・広告がマッチしていればクリックされやすいです。

ただし、売りたい商品・サービスによっては、マッチするメディアを見つけられないことがあります。掲載場所によっては広告費が高額になるケースもあるため注意が必要です。

SNS広告

TwitterやFacebookなどに掲載される広告です。課金形態は、インプレッション課金、クリック課金などさまざまです。具体的な特徴はそれぞれのSNSによりますが、一般的にはターゲットを絞りやすい媒体と考えられています。

例えばFacebookは「趣味・活動」だけで100以上のセグメントを設けていることで知られています。広告の内容によっては、拡散を期待できる点もSNS広告の特徴といえるでしょう。注意点は、娯楽として利用しているユーザーが多いため、SNSでの宣伝に適していない商品・サービスもあることです。

動画広告

ここでいう動画広告は、Youtubeなどで動画を再生すると表示される広告(インストリーム動画広告)を指します。課金形態は、広告をスキップできる場合とできない場合で異なります。

広告をスキップできる場合は一定時間以上表示されること、または広告をクリックされることで課金、広告をスキップできない場合は広告が表示されることで課金されます。

特徴は、広告費を抑えやすい課金形態が用意されていることとターゲットを絞りやすいことです。インターネットの動画広告はテレビと同じく、映像と音声を組み合わせによって強い印象を残せます。

一方、動画広告はユーザーが見たいと思っている動画の前(あるいは途中)で再生されるため、煩わしいと思われる恐れがあります。

アフィリエイト広告

ホームページやブログなどで、自社の商品やサービスを紹介してもらう広告です。課金形態は成果報酬型が一般的となっています。

成果報酬型課金では、ホームページなどに設置したリンクを経由して成果が発生したときに、事前に設定した広告費が発生します。広告費に無駄が生じにくい点が魅力です。ただしASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)に広告掲載を依頼するため、成果が発生しなくても月額の利用料はかかります。

プロモーションメディア媒体の種類

プロモーションメディア媒体の種類

プロモーションメディア媒体には以下の種類があります。

  • 野外広告
  • 交通広告
  • 折込広告
  • フリーペーパー広告
  • POP広告
  • DM広告
  • イベント広告

それぞれの特徴は以下の通りです。

屋外広告

屋外で表示される看板、ポスター、広告板、広告塔などを指します。特徴は設置場所により、ターゲットを絞れることと広告費を調整できることです。ただし設置場所によっては、表現を制限されることがあります。また広告効果を検証しにくい点にも注意が必要です。

交通広告

交通機関の車内・車外・駅の構内などに表示される広告を指します。通勤・通学などで、毎日、利用する方が多いため接触率が高い点と反復効果を期待できる点が特徴です。

非常に魅力的な広告ですが、交通機関の利用者数が少ない郊外では大きな効果を期待できません。野外広告と同じく、広告効果も検証しにくい傾向があります。

折込広告

新聞の中に折り込まれている広告を指します。特徴は新聞と一緒に配布されるため、少なくとも一度目にするユーザーがある程度保証されていることです。訴求力の強い内容にすると、広告の即効性も期待できます。

しかし、新聞を定期購読していない層にはアプローチできません。また同じ日に折り込まれる広告が多いと、埋没してしまう恐れもあります。

フリーペーパー広告

飲食店や美容室などで無料配布されている印刷メディアです。基本的にはエリアを限定して配布されています。気軽に手に取れるため、地域の見込み客に効率よくアピールできる点が魅力です。

割引クーポンを発行して、来店などを促すこともできます。魅力的な媒体ですが、同一商圏内の競合店が軒並み掲載されると比較されて目立たない恐れがあります。掲載できる情報量が少ないため、差別化しづらい点にも注意が必要です。

POP広告

店頭や商品陳列棚などに展示される販促物を指します。特徴はコストをかけずに取り組めることと売り場に旬な情報を届けて購買意欲を高められることです。

手軽な広告方法ではありますが、POP広告を増やしすぎると店内が雑然としてしまいます。効果的に実施するには、知識と経験が必要です。また、自社の商品が販売されている場所でしか設置できないため、広範囲での展開は難しいことも多いです。

DM広告

郵便などを使って、特定の顧客に広告物を配布する広告です。顧客情報をもとに広告物を配布するため、ターゲットを絞りやすい点が特徴といえるでしょう。

注意したいポイントとして、印刷物の作成、郵送などにコストと手間がかかることとEメールに比べると広告効果を検証しにくいことが挙げられます。

イベント広告

自社で行うイベントを通じて広告を行うことを指します。特徴はテーマに興味をもつ層がイベントに訪れるため、ターゲットを絞りやすいことです。広告の内容を工夫すれば、見込み客を効率よく獲得することもできます。

ただしイベントの開催は常にある程度のコストと手間がかかります。一定のユーザー数を持っているメディアなどと違って、参加者を生み出すための工夫も必要です。

効果的なプロモーション広告はZenkenにお任せください

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プロモーション用広告媒体について解説しました。それぞれの広告媒体には強みと弱みがあるため、自社の商品などに適しているものを選ぶことが重要です。

また複数の広告媒体を組み合わせることで、効果を高められるケースもあります。広告媒体の選定は戦略的に行いましょう。競合他社とは一味違う広告手法を採用したい方は、キャククル運営元のZenkenへお問い合わせください。

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