予算消化したいなら必見!おすすめのマーケティング施策10選
最終更新日:2024年04月24日
貴社の期末はいつでしょうか。すでに新しい期に入っている企業も多いと思いますが、今回は「予算消化」をテーマに取り上げてみたいと思います。
すでに今期の予算は使い切った、来期の予算編成も終わっているという場合は、参考程度にお読みください。
予算の使い道がいまのままでよいのか、見直すヒントになれば幸いです。
年度内に広告予算を消化するべき理由
一般的に余ってしまった予算は、年度内に使い切るほうがよいと考えられています。部署や管理職にとって都合の悪い事態に発展する恐れがあるからです。
具体的には消化しきれなかった予算は、翌年度の予算から削られてしまう恐れがあります。余った分は不要な予算と判断されてしまうからです。
例えば本年度の予算を7割しか消化できていない場合、来年度の予算は本年度の予算の7割になってしまうことが考えられます。また管理職は予算に対して責任を負っています。
必要性があって確保した予算を消化しきれないと、見通しが甘いと評価されてしまう可能性が高くなります。つまり企業内での信用を失ってしまう恐れもあるのです。
企業によっては、予算超過だけでなく予算未達に対してもペナルティを科しています。予算は、計画的に消化しなければならないものといえるでしょう。
予算消化におすすめの10のマーケティング施策
予算を消化しなければならない状態であっても、もちろん無駄遣いはすべきではありません。基本的には売上拡大などを目指して活用すべき予算なので、設定したKPI(重要業績評価指標)の達成に少しでも貢献する施策に費用を投下しましょう。
費用を投下するおすすめの方法として挙げられるのが、マーケティング施策です。具体的には以下の活用方法などが考えられます。
Web広告費を増額する
間もなく年度末を迎える場合は、Web広告の予算増額を検討するとよいでしょう。短期間で出稿できるため、年度内に予算を消化できる可能性があります。
Web広告のメリットは、出稿後、すぐに反響を得られることです。また細かなターゲティングを行える点や客観的なデータをもとに効果を測定できる点も魅力です。
Web広告には、いくつかの種類があります。代表的なWeb広告とそれぞれの特徴は次の通りです。
- リスティング広告:指定したキーワードで検索されたときに、検索結果の広告スペースに広告文を表示。広告費は広告がクリックされたときに発生。
- ディスプレイ広告:Webサイト・アプリの広告スペースに、画像や動画などを使用した広告を表示。広告費は表示回数(インプレッション数)またはクリック数に応じて発生。
以上のほかにも、さまざまな選択肢があります。注意点は、適切に運用するため専門的なスキルが必要になることです。結果を分析して改善していくスキルなどが求められます。
Webサイトを改修する
年度末まである程度の余裕がある場合は、ホームページなどWebサイトの改修も候補に入ります。
Webサイトを改修するメリットは、集客活動などの精度を高められる可能性があることです。Webサイトの改修は成功すると効果が高い反面、ある程度のコストがかかるため後回しにされがちです。
予算が余っているのであれば、検討する価値はあるでしょう。
具体的な改修内容は事業内容によって大きく異なります。例えば取扱商品・サービスとWebサイトのイメージが異なる場合は、デザインの変更が考えられます。
細かなポイントですが、掲載している画像の質にも注意が必要です。暗い室内で撮影した商品画像を掲載していると、それだけで印象が悪くなってしまうこともあります。
予算が余っているのであれば、照明機材を揃えて撮影し直す、プロに撮影を依頼するなどを検討してもよいでしょう。
プレスリリースを発信する
予算に余裕があるときは、プレスリリースの配信もおすすめです。
プレスリリースを配信するメリットは、配信した情報が大手メディアに掲載される可能性があることです。具体的にはプレスリリースを見た新聞社・雑誌社・ニュースサイト運営者などから取材を依頼されることがあります。
メディア関係者以外の目に触れる点も見逃せません。したがってプレスリリースをきっかけに、売上を伸ばせるケースや業務提携が進むケースもあります。
プレスリリースの注意点は、コストがかかりにくいことです。まとまった金額を消化したい場合は適していない恐れがあります。
また新しい情報がないと、プレスリリースを配信できない点にも注意が必要です。新しい情報がない場合は、製品開発の裏話を未発表の情報として配信するとよいでしょう。
外部ライターに依頼すれば、予算をかけつつ質の高いプレスリリースが配信できます。
ホワイトペーパーなどのコンテンツを制作する
ホワイトペーパー(白書)の作成も予算消化におすすめです。
ホワイトペーパーは、見込み客が抱えている課題の解決策を示すとともに、解決策のひとつとして自社の商品・サービスを提案する資料です。
会社名・担当者名・連絡先などの入力を条件に、自社Webサイトからダウンロードできるようにしておけばリードの獲得につなげられます。
予算消化におけるホワイトペーパーの魅力は、予算に合わせて制作する本数を決定できることと制作後にコストがかからないことです。消化する予算の額をコントロールしやすい方法といえるでしょう。
ブランドのロゴやキャッチフレーズを制作する
プロに依頼してブランドのロゴや商品・サービスのキャッチフレーズを制作することも考えられます。
ロゴやキャッチフレーズのメリットは、認知度を高められることです。長文の説明文よりもロゴ・キャッチフレーズのほうが記憶に残りやすいという特徴があります。
ただし無計画にロゴやキャッチフレーズを制作することはおすすめできません。ブランドや商品のイメージと異なると、顧客に誤ったメッセージを伝えてしまいます。
ロゴやキャッチフレーズは単独で動かすものではありません。新製品のバリエーションや新しいターゲット向けに必要と判断するなど、事業展開やプロモーションに合致した場合に実施します。
動画コンテンツを制作する
動画コンテンツの制作も、検討したい予算消化の方法です。
動画コンテンツの魅力は、さまざまな目的で活用できることです。例えばWeb広告やWebサイトのコンテンツ、オンライン商談時の資料として活用することなどができます。文章では伝えきれない情報を伝えられる点、記憶に残りやすい点も魅力です。
制作のポイントは、事前に目的を明らかにしておくことです。認知度を高めたいときに用いる動画と販売を促進したいときに用いる動画は異なります。
動画コンテンツを使用する媒体も事前に計画しておかなければなりません。媒体によりターゲットは異なるからです。制作会社と相談しつつ準備することが重要といえるでしょう。
同じ動画を活用する場合でも、SNSで発信して拡散を狙う、採用活動に使用するなど応用が利く点もメリットです。
SEO対策を強化する
Webサイトを運用している場合は、SEO対策の強化もおすすめです。SEO対策を強化することで、自然検索流入数を増やせる可能性があります。
現在の検索エンジンは、ユーザーの役に立つコンテンツを上位表示しようとしています。したがって良質なコンテンツを制作することがSEO対策の主流となっています。これを「コンテンツSEO」といいます。
良質なコンテンツの定義はさまざまですが、基本的にはユーザーの検索意図を満たす記事は、上位表示されやすい傾向があります。もちろん情報がわかりやすく整理されている必要もあります。
また専門性・権威性・信頼性の高い記事も同じく高い評価(検索結果の上位に表示される)ことがわかっています。
コンテンツSEOの基礎知識やノウハウをまとめた資料をキャククルでご用意しましたので、ご興味があるかたは下記よりダウンロードしてください。
SNSの運用体制を見直す
ブランディングなどにSNSを活用している場合は、未消化の予算を活用してSNSの運用体制を見直すこともおすすめです。
専門部署を設けずに自社で運用している場合、他の業務に追われて継続的に投稿できないケースが少なくありません。またユーザーと良好なコミュニケーションを図れないケースも目立ちます。
いい加減な運用をしていると、ブランドイメージを傷つけてしまう恐れがあります。
外部業者にSNSの運用を依頼すると、投稿や返信を代行してくれます。あるいはコンサルタントを受けて、運用体制を見直すことも可能です。
マーケティングツールを導入する
未消化の予算がある場合は、マーケティングツールの導入を検討してもよいでしょう。
マーケティングツールは、企業のマーケティング活動を手助けしてくれるソフトウェアです。具体的にはMA(マーケティングオートメーション)、SFA(営業支援ツール)、CRM(顧客関係管理ツール)などがあります。
MAは主にリード獲得、SFAは主にインサイドセールス・フィールドセールス、CRMは主に顧客関係維持をサポートしてくれます。
マーケティングツールを導入するメリットは、マーケティング活動を可視化して効率を高められることです。もちろんマーケティングの精度も高まる傾向があります。有効な消化方法のひとつといえるでしょう。
ポジショニングメディアを制作する
ポジショニングメディアのイメージ画像
詳細についてはお問い合わせください
予算に余裕がある場合は、ポジショニングメディアの制作・運用もおすすめです。成約確度の高いリードを獲得できる可能性があります。
ポジショニングメディアは、市場に自社の強みを浸透させることで業界における自社の立ち位置を明確にするWebサイトです。したがって自社と親和性の高いユーザーだけを集客できます。
ポジショニングメディアの事例を見てみたいというかたは、下記ページに事例がまとまっていますのでこちらを参照してください。
マーケティング以外の予算を使い切る方法
余っている予算は、マーケティング以外の方法でも消化できます。部署別におすすめの消化方法を紹介します。
人事部向けの方法
未消化の予算がある場合、採用サイトの見直しをおすすめします。
採用サイトの中には、古い情報を更新せずに掲載しているものがあります。古い情報は、採用ミスマッチの原因になりえます。古くなったインタービュー記事などを更新してみてはいかがでしょうか。
もちろん掲載情報そのものの見直しも必要です。業務内容をわかりやすく記載し直す、社内の雰囲気がわかる写真や動画を用いるなどを心がけるとよいでしょう。
予算と時間にゆとりがある場合は、採用サイトのリニューアルもおすすめです。
リニューアルで、採用サイトが抱えている問題をまとめて解決できる可能性があります。例えばターゲットを設定し直すことで求めている人材と出会えるようにする、UIを変更して応募率を改善するなどが考えられます。
リニューアルに成功すれば、採用コストの削減につながります。積極的に取り組みたい予算消化方法のひとつです。
制作部向けの方法
制作部には、スキルの習得につながる予算の消化方法をおすすめします。
例えば業務で必要になる技術書を購入する、外部企業に依頼して勉強会や研修会などを実施するなどが考えられます。
専門的なスキルを学べる勉強会や研修会は特におすすめです。制作部の生産性をワンランクアップさせられる可能性があります。
制作部で残業時間が問題になっている場合は、業務効率の改善を目標に予算を消化するとよいでしょう。具体的にはハイスペックなPCに入れ替える、スタッフ間で情報共有を行えるクラウド型ツールを導入するなどが考えられます。
PCの処理待ち時間や同僚の都合を探る時間を減らすことで、残業時間も削減できます。働きやすい職場づくりにつながるはずです。
総務部向けの方法
総務部におすすめの予算消化方法は企業で異なります。企業により総務部の役割は異なるからです。
一般的におすすめできる予算の消化方法といえるのが、リモートワークの実現に向けた準備です。総務部は社内業務が多いためリモートワークに向いていないといわれています。
しかし業務効率化のツール導入などを進めれば、リモートワークへ移行することは可能です。具体的には電話代行サービス・インターネットFAX・電子契約書・電子印鑑の導入などが必要になると考えられます。
未消化の予算を活用して、ニューノーマルへの対応を進めてみてはいかがでしょうか。
Webマーケティングで予算を消化したい方はZenkenに相談
部署に配分された予算を消化しきれないと、来年度の予算を削減される恐れがあります。また企業によっては管理職が信頼を失うこと、ペナルティを科されることも考えられます。
予算が余っている場合は、なんらかのお消化方法を検討してみてください。
選択肢はさまざまですが、売上拡大につながるマーケティングへの投資がおすすめです。ポジショニングメディアの作成・運用などは、中長期的な売上拡大につながる可能性があります。
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