プリンスホテルのブランド戦略を分析しました
最終更新日:2024年03月23日
本記事では、3つのホテルブランドを所有しているプリンスホテルのブランド戦略について考察してみました。自社のブランド戦略を考える上で、参考にしていただけると幸いです。
また、ブランド戦略を行うには、基礎知識やユーザーへの伝え方が重要となってきます。下記ではブランド戦略の概要や流れを分かりやすくまとめた資料「ブランディングガイドブック」をご用意いたしました。ご興味のある方はぜひご活用ください。
プリンスホテルのブランド戦略のポイント
画像引用元:プリンスホテル公式サイト(https://www.princehotels.co.jp/about/)
プリンスホテルは、利用者の様々なニーズに沿ったサービスを提供しているホテル会社です。以下では、新たなブランドを立ち上げ、成長を遂げているプリンスホテルのブランド戦略について解説します。
3つのサブブランドを立ち上げ全体のボトムアップを図る
プリンスホテルでは、2007年に「ザ・プリンス」「グランドプリンスホテル」「プリンスホテル」の3つのブランドを立ち上げています。
ブランドごとに価格帯や用途が異なり、利用者のニーズに沿ったサービスを提供できることが特徴。
特にリゾートライフを満喫できるよう設置された軽井沢、箱根、富良野では、ホテル単体ではなく広大な自然を活かしたエリア展開を実施しています。各ホテルに、宴会場、会議用施設、ゴルフ場などを設置し、利用者がよりリゾート気分でホテルを利用できるよう配慮しています。
食とデザインに注目
プリンスホテルでは複数のブランドを立ち上げたことにより、ブランドイメージがバラバラになってしまう可能性があると危惧されていました。そのため、食事とデザインに注目した品質改善を実施。
食事面では、海外のスターシェフと提携し料理の質やラインナップを増やしていきました。また、プリンスホテルの建物は歴史的にも名高い有名建築家の作品であることが多いことが特徴的です。
スタッフのユニフォームもホテルデザインの一部と考えられるようになり、インテリアデザイナーが考案したデザインを採用しています。
ドバイに新たなホテルブランドを展開
画像引用元:Park Regis by Prince公式サイト(https://www.parkregisbyprincedubaiislands.com/)
プリンスホテルズワールドワイドの子会社であるStayWell Holdings Pty Ltd(本社:オーストラリア シドニー、以下ステアウェル)は、2022年に創設したアッパーアップスケールブランド「Park Regis by Prince」の1号店となるホテルをアラブ首長国連邦・ドバイに2024年2月20日(火)に開業いたしました。
ターゲットとなるのは、主に世界のラグジュアリー層であり、和のデザインや海外での日本らしいおもてなしといった日本らしいサービスが特徴。
国内でも高級感のイメージがあるプリンスホテルですが、日本特有の丁寧なサービスと掛け合わせることで、富裕層をターゲットとしています。
日本国内外の10ブランドにより、250拠点拡大に向けてさらなるグローバル展開を加速させ、「日本のプリンスホテルから世界のプリンスホテル」への飛翔を狙うプリンスホテル。
日本国内で培ったブランド力を活かしグローバル化を図ることで、より一層ブランド力を高められます。
【5分で理解】ブランディングとは?戦略策定方法や成功・失敗事例を解説
プリンスホテルのブランド戦略まとめ
いくつものブランドを立ち上げ、今もなお成長し続けるプリンスホテル。国内だけでなく海外進出を遂げグローバル化を図ることで、ブランド力を向上させています。
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