世界中で愛される任天堂のブランド戦略を徹底解説
最終更新日:2024年03月23日
今回は世界中にファンを持つゲームメーカー「任天堂」のブランド戦略について解説します。自社のブランド戦略を立案する際に、ぜひ参考にしてください。
また、ブランド戦略を成功させるためみは、ブランディングに関する正しい知識とやり方を理解しておくことが重要です。
ブランド戦略の概要や流れを分かりやすくまとめた資料「ブランディングガイドブック」をご用意いたしましたので、ご興味のある方はぜひご活用ください。
任天堂のブランド戦略のポイント
1889年に創業した「任天堂」は、世界的人気を誇るゲームメーカーです。マリオシリーズやどうぶつの森、カービィシリーズなど、誰もが一度は見かけたことのある大人気ゲームを手掛けています。
任天堂は1983年にテレビゲーム機の「ファミリーコンピュータ」を発売して以降、ゲーム機やゲームソフトなど、数々のヒット作を生み出してきました。
これまで順調に拡大を続けていると思われているゲーム業界ですが、1990年代には一時期「ゲーム離れ」の波が訪れたこともありました。このような逆境の中でも、任天堂が世界中で支持されるゲームメーカーになれた背景には、「あらたなユーザー層の開拓」が挙げられます。
この記事では世代を超えて愛される任天堂のブランド戦略について詳しく解説します。
ブランド戦略① ゲーム人口の拡大
任天堂は、「誰もが楽しめる商品づくり」をブランド戦略の基本としています。この戦略に基づいて、「タッチペン簡単操作のニンテンドーDS」「中高年層を開拓した脳トレゲーム」「直感的な操作が可能なWii」といったヒット商品を世に送り出してきました。
この「誰もが楽しめる商品づくり」を徹底することで、コアなゲームファンだけでなく、ライト層へのアプローチに成功。ゲーム人口を着々と拡大させていったのです。
ゲームユーザーのすそ野を拡大して、「誰もが楽しめる任天堂のゲーム」というブランドを確立しています。
ブランド戦略② キャラクターを活かしたブランドの拡張
「親しみやすさ」を追求した任天堂のゲームでは、マリオやカービィといった、世代を問わず愛されるキャラクターも数多く誕生しています。
キャラクターのフィギュア化やカード化、キャラクターをゲーム専用機と連動させた「amiibo(アミーボ)」の販売、テーマパークでのアトラクション展開など、キャラクターの露出拡大を積極的に行うことでブランドの拡張に成功。
任天堂では、キャラクターを窓口として、ゲームだけにとどまらず、「任天堂」というブランド自体に触れる人口を増やすことに注力しているのです。
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任天堂のブランド戦略まとめ
今回は任天堂のブランド戦略について解説しました。任天堂がゲームメーカとして成長を続ける背景には「親しみやすさ」を徹底した、ブランド戦略があります。
ゲーム機やゲームソフトを開発・販売するだけでなく、ゲームから誕生したキャラクターを様々なコンテンツで展開することで、唯一無二の任天堂ブランドを確立しているのです。
任天堂のブランド戦略からは、創業から揺るぎないコンセプトの基、ブランドを確固たるものにしていくことの重要性が学べます。
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