地域密着型の広告戦略!集客・マーケティング施策を紹介
最終更新日:2022年01月18日
地域密着型ビジネスと広告戦略
地域密着型のビジネスや近隣を商圏とする店舗の広告戦略において、重要な考え方が2つあります。
- 必要になったときに思い出してもらえるか
- 必要を感じて検索した際に見つけてもらえるか
現状の広告戦略において、上記2点を軸とした施策を実施できているか、ぜひあらためてチェックしてみてください。
この記事では、これらを踏まえた地域密着型の広告戦略・マーケティング施策をまとめて紹介していきます。
地域密着型の王道であるオフラインマーケティング
必要になったとき思い出してもらえるマーケティング施策は、オフライン広告が中心になるでしょう。
たとえば「あの場所にこんなお店があったな」と、ユーザーが必要になったときにふと思い出してもらえるような広告やPRができているかが重要です。
すでにSNSや自社サイト、メルマガなどにより継続的に情報発信をしている場合は、オフライン広告をきっかけにフォローしてもらったり登録してもらうことも可能です。
そうすることで、オフラインと連携して定期的に自社を認知してもらうタイミングをつくれるでしょう。
チラシ広告・新聞広告
費用もそこまでかけずに広告を打ち出すのであれば、チラシ広告や折り込み広告などを検討してみましょう。
チラシ広告は商圏の中でも、さらにエリアやターゲットを細かく設定できますので、集中したPRが可能です。
また折り込み広告や雑誌広告などでは、地域で知名度の高いフリーペーパーなどがある場合は、掲載してもらったり、一緒に配布してもらったりという施策もできます。
地域の多くの方が目にしている媒体の力を借りることで、認知の機会を増やしていきましょう。
ターゲットによりますが、もう少しコストをかけられるのであれば、地域で購読されている新聞などへの広告出稿も多くの地域の方にアプローチできます。
いずれも継続的に発行することで単純接触効果により自社の認知度向上につなげることも可能です。
媒体選定や広告内容についてはターゲットを具体的にイメージし、目にとまりやすく読みやすいデザインにする工夫も意識しましょう。
のぼり・看板
通行中のユーザーの目を引きインパクトを与える、のぼりや看板も普段の生活の中で記憶に残してもらうためには効果的です。
のぼりや看板にはデザイン性が求められます。色使いだけでなくユーザーに響くようなキャッチコピーや字体、絵や写真などにより、なんとなくでも印象に残るものになっているか意識してみてください。
逆にあえて「大安売り」「営業中」などのシンプルな言葉を入れ、「どんなお店なのか」「何を販売しているのか」と興味をいだかせることも可能です。
その場合は、次のステップとなる「何のお店?」の答えとなる情報(ディスプレイや小さな看板など)も用意しておきましょう。
交通機関を使用した広告
駅構内のポスターや車内の中吊りなど、生活のなかでユーザーが目につく場所への広告は自社の認知度に貢献します。
近年増えているデジタルサイネージ広告など、紙やラッピング広告以外にも交通系の広告は多様化しています。
電車・バス・タクシーなど、自社のターゲットがよく利用する交通機関を中心に検討してみましょう。
ただ活用方法の幅広い交通機関の広告は、各駅や交通会社・機関によって定められた規定があることがほとんどなのであらかじめ確認してみてください。
地域集客を狙えるオンライン・Webマーケティング
必要を感じて検索した際に見つけてもらえるようにするためには、オンライン(Web・ネット)によるマーケティング施策がより重要になります。
日本どこからでも確認できるネット広告で地域集客ができるのか、という疑問も感じるかもしれませんが、地域名なども含んだSEO対策をすることで、閲覧するユーザーの地域を絞り込むことが可能です。
また現在のネット検索はローカライズされており、地域名を入力せずに検索したとしても、近隣の情報が表示されるようになっています。
ネット検索が当たり前の現在では、特定の地域に絞ったマーケティング施策としてWebマーケティングを活用することが必須といえます。
ユーザーが検索した際に、自社や自店舗の情報が表示されるようになっているか、改めてチェックしてみましょう。
Googleマイビジネスの活用
Googleマイビジネスとは、地域に特化した集客や認知度アップにつなげられる有用なマーケティングツールです。Googleマイビジネスを利用することで、検索したユーザーに対してGoogleマップを通じて自社の存在や情報を伝えられます。
ユーザーは検索により自社店舗の所在地や営業時間を知ることが可能です。さらに店舗の様子や製品の写真を登録すれば、より具体的な内容をユーザーに発信。口コミやその解答も表示でき、ユーザーは安心感も得られます。
Googleマイビジネスの登録や利用は無料になっていますので、まだ利用していない場合はまず一番にやるべきでしょう。
地域が検索軸にあるポータルサイトへの掲載
「ポータルサイト」はユーザーがアクセスする情報源として、入り口や玄関となるサイトのことです。地域密着型の検索軸があるポータルサイトには、エキテンやホットペッパーなどは有名ではないでしょうか。
ポータルサイトへの掲載は一定の料金がかかりますが、自社の認知度が低くてもニーズがあるユーザーの目に留まる機会を増やすことができます。
地域の住民にとって馴染みのある地域密着型のポータルサイトがあれば、より認知度を高めることができるでしょう。
ただし、ポータルサイトにはある程度の検索軸が定まっています。
自社が掴むべきターゲット層、自社の強みと相性が良いかといった点も、掲載する上では検討してみてください。
自社・店舗のホームページのSEO対策
SEOは日本語に訳すと「検索エンジン最適化」です。ユーザーがネット検索した際に、キーワードから導き出されるサイトを上位表示させる対策がSEOです。
自社・店舗のホームページをすでに制作している場合は、商圏地域や業態で上位表示されるようにしっかりとキーワードをページ内に含んでおきましょう。
- 検索キーワードの明確化
- ユーザーの目を引くタイトルづけ
- ユーザーの検索意図・目的を満たすサイト
- スマートフォンでも見やすいコンテンツ
などを意識することで、より検索で上位表示されやすくなります。
またブログなどの更新コンテンツがある場合は、ただ情報発信をするだけではなく、ターゲットユーザーのニーズ(悩みや課題など)を意識して、その解決方法として自社商品やサービスを紹介する流れを意識してみてください。
そうすることで、より幅広いユーザーに情報を見てもらえるチャンスが広がります。またGoogleからも有益なコンテンツとして評価されやすくなります。
リスティング広告
リスティング広告とは「検索連動型広告」のことです。サーチワード広告やPPC(Pay Per Click)広告とも呼ばれています。
検索した際に、検索結果画面の上部や下部に表示される広告枠がリスティング広告にあたります。
リスティング広告のメリットは、購買や契約する見込みが高いターゲットにアプローチできること。
ユーザーがネット検索したキーワードには、ユーザーが求める需要が潜んでいます。
リスティング広告ではユーザーが抱える悩みなどを解決できる答え・手段として自社を見せることができるため、意欲の高いユーザーが広告をクリックします。
地域密着型のマーケティングにおいてもリスティング広告は効果的。特にまだ認知があまりない場合は特に重要となります。
ポジショニングメディアの制作
競合他社が多い場合には、自社の立ち位置(ポジション)の確立がマーケティングにおいて重要なポイントです。
ポジショニングメディアでは、自社ならではの強み(バリュープロポジション)を軸とした設計にすることで、自社が勝ちやすい市場をつくりだすことができます。
ポジショニングメディアの特徴は主にふたつあります。
- 自社独自のポジションを活かし競合他社との差別化
- 売り上げにつながりやすいターゲットユーザーの集客
バリュープロポジションを軸にし、競合と比較したうえで自社の差別化ポイントをユーザーに認知してもらえるため、ユーザー側としても「自分に合っている商品・サービスはここだ」と納得して選んでもらいやすくなります。
来店や成約により近いユーザーを集客したい、地域内のシェアを拡大したいという場合はぜひ検討してみてください。
地域密着型広告と自社の強みを活かしたサイトで集客しよう
広告においては何をどのように伝えるのかが重要です。商圏内における自社ならではの強みが何かを分析し、自社の強みを軸にPRできるように広告戦略を実施しましょう。
Zenkenではクライアント独自の強みであるバリュープロポジションを軸としたマーケティング戦略の提案や、差別化して集客するポジショニングメディア戦略を得意としています。
集客・来店を実現できるマーケティング戦略を実行したい方は、業種・業態は問いませんので、ぜひご相談ください。