Webコンサルティングの価格費用相場について徹底調査
最終更新日:2021年11月05日
Webコンサルティングの価格相場は幅が広い
Webコンサルティングの費用は内容によって変動するため、相場感は幅広いです。
下記の有無は料金が上下する要因です。
- SEOのコンサルティングのみか
- サイト構成のアドバイスもするか
- 経営戦略までアドバイスしてくれるか
Webコンサルティング利用を検討する際には、自社で対応する範囲と依頼をする内容を明確にしておくと比較しやすいです。
また単純な費用の高い・安いではなく、コストに見合うだけの成果が期待できるかという費用対効果の面も検討の際には考慮する必要があります。
キャククルを運営する弊社、ZenkenでもWeb集客・マーケティングの支援を行っており、受注単価を2.5倍に伸ばすことに成功したポジショニングメディア戦略を得意としています。
現状のWeb施策に悩みや課題がある方や、成約につながる打ち手がわからないという場合はぜひ参考にしてみてください。
ポジショニングメディアの詳細は、この記事の下部でお伝えしています。
>>ポジショニングメディアについて詳細が知りたい(記事の該当部分へジャンプします)
Webコンサルティングの費用相場の調査事例
費用の相場観が掴めるよう、他サイトで行なっている調査結果をまとめました。
比較bizまとめ
画像引用元:比較bizまとめ公式サイト(https://www.biz.ne.jp/)
複数のWebコンサルティングサービスを一括で比較見積もり可能な比較bizは依頼をする範囲ごとに相場費用を算出しています。
<SEO対策を重視した成果報酬型>
上位表示されない場合は2万円以下、無料の場合も。
要望通りの結果がでた場合は6万円から20万円。
成果がでた場合キーワードに選定によって料金が変動。
<Web制作も併せて依頼>
SEO対策とWebサイト制作の両方を併せると30万円以上、クオリティの高いWebサイトなら100万円近くになることも。
<マーケティングの調査、分析と併せて依頼>
10万円未満でアクセス解析などのレポートも提出してくれるため、自社で課題を見つけられるなら比較的費用はリーズナブル。
<Webサイトの運用、売上増加も併せて依頼>
20万以上が相場で、売上増加のためのアドバイスのみなら費用は安い傾向にあり、改善の施策運用も依頼する場合には費用が大きくなりがちで50万円ほどになる場合もあります。
費用相場参考元:比較bizまとめ公式サイト(https://www.biz.ne.jp/matome/2003119/)
バリューエージェント
画像引用元:バリューエージェント公式サイト(https://valueagent.co.jp/)
Webコンサルを提供するバリューエージェントでは内容ごとに相場を調査しています。
<現在のWebサイトをチェックしアドバイス>
1回あたり月額3万円から10万円。データはチェックせずに改善点を提案するためリーズナブルな費用感。
<解析データをもとにアドバイス>
サイトの規模によって料金が変動し、中小企業規模なら1回あたり30万円以下、規模が大きいと費用も大きく1回あたり数十万円。
ただし分析レポートを提出するだけのケースもあるので、具体的なアドバイスをくれるかのチェックも大切。
<経営内容や商圏分析を踏まえて改善点を提案>
Webコンサルだけではなく経営コンサルにも近い内容を提供。現状から最適な戦略を柔軟に考えるため、1回あたり30万円から100万円と金額も幅広い。
<コンサル会社がもつノウハウを提供する>
特定のジャンルに強みをもちノウハウを提供するタイプ。合致するジャンルでなければいけませんが、10万円前後と比較的リーズナブルです。
費用相場参考元:バリューエージェント公式サイト(https://valueagent.co.jp/blog/4759#Web-2)
ディレクターバンク
画像引用元:ディレクターバンク公式サイト(https://www.webtanguide.jp/)
具体的なコンサル会社をチェックし相場を比較しています。
<戦略の立案からサイトの構築までをワンストップで対応>
月額30万円から80万円×6ヵ月から12ヵ月程度。
<アドバイスをもらいつつ施策も実施>
月額15万円前後×6ヵ月以上。
<非営利団体によるサポート>
レポートや相談のみなら月額7000円程度、リニューアルで別業者紹介の場合は約20万円。
<デジタルマーケティング会社による制作と告知展開>
コンサルのみなら月20万円程×6ヵ月以上、加えて広告費用で少なくとも200万円から大きければ500万円など。
費用相場参考元:ディレクターバンク公式サイト(https://www.webtanguide.jp/reports/s0036/)
ベクティス
画像引用元:ベクティス公式サイト(https://vectis.co.jp/)
Webコンサルティングを提供するベクティスはサービス内容ごとに金額を調査しています。
<専門家の分析によるアドバイス>
1回あたり5万円から10万円。
<解析のレポートを含む>
月30万円以下、もしくは1回数十万円。Webサイトの規模が大きくページ数が増えるほど金額が上がる傾向。
<ノウハウを提供する研修形式>
1回10万円から50万円。
<経営戦略も含んだWebサイト運用>
最低100万円から200万円、加えてコンサル内容ごとの追加費用が発生。
<サービスを把握した上でのWebサイトコンサルティング>
最低50万円から100万円、加えてコンサル内容ごとの追加費用。
費用相場参考元:ベクティス公式サイト(https://vectis.co.jp/blog/how-much-web-consulting-price/)
ラウンドナップ
画像引用元:ラウンドナップ(https://www.roundup-consulting.jp/)
中小規模の企業の Web コンサルタントを提供しているラウンドナップは調査から依頼する企業の規模に応じて変動すると解説しています。
<戦略立案>
企業の規模により50万円から200万円。
<ホームページ制作費用>
リーズナブルな価格帯は30万円前後だが、多くは130万円程度。
<コンサルティング月額費用>
平均としては20万円から30万円ほどで、安いからと依頼したら経験の浅い新人が対応することも。大手の会社に委託すると費用が大きくなる傾向にある。
費用相場参考元:ラウンドナップ公式サイト(https://www.roundup-consulting.jp/faq/consulting-hiyou/)
PLAN-B
画像引用元:PLAN-B公式サイト(https://service.plan-b.co.jp/)
SEO対策やインターネット広告、Webサイト制作を全般に行なうPLAN-Bでは依頼内容ごとに調査しています。
<外部SEO対策>
成果報酬で月1.5万円から数十万円。
月額で3万円から15万円。
<記事量産型コンテンツSEO>
1回で数千円から数万円。
<取材型コンテンツSEO>
月額で4万円~30万円。
<内部SEO対策>
費用が大きければ100万円、リーズナブルな設定では10万円から。
<SEOコンサルティング>
企業規模が大きくなければ月10万円から30万円ほど。
大企業向けは月数十万円以上から100万円。
1回なら数百万円。
<SNS拡散型SEO対策>
1回100万円単位。
費用相場参考元:LAN-B公式サイト(https://service.plan-b.co.jp/blog/seo/18501/)
ビジネス成功脳のすべて
画像引用元:ビジネス成功脳のすべて公式サイト(https://sales-copywriting.com/)
個人でコンサルタントを運営しているサイト「ビジネス成功脳のすべて」では、委託する業者と依頼内容により変動することを解説しています。
【SEO対策コンサルティング会社】
<固定報酬型のSEO対策>
初期費用として下限は5万円から大きければ20万円。
加えて月額で20万円から40万円。
<成果報酬型のSEO対策>
初期費用:<span class=”danger-under”>5万円から20万円。
月額:1.5万円から30万円。
<量産記事作成>
記事単位での相場として1万円以上、質が高い記事は数万円。
<被リンクによるSEO対策>
3キーワード3万円から15万円。
【Webコンサルティング会社】
<SEO分析>
月額:8千円から4万円。
<SEO対策>
月額:5万円から40万円。
<アクセス解析>
月額:4万円から10万円。
<分析及び改善提案>
1回:3万円から10万円。
<総合的コンサルティング>
5万円から45万円と幅広い。
<検索連動型広告>
初期費用:20万円前後、または広告費の20%ほど。
【経営コンサルティング会社】
<経営、事業の計画構築>
3ヵ月500万円から。
<検索連動型広告>
月2時間程度の相談で10万円前後。
価格は依頼する相手により変動。
費用相場参考元公式サイトビジネス成功脳のすべて(https://sales-copywriting.com/mc)
みらいマーケティング本舗
画像引用元;みらいマーケティング本舗公式サイト(https://mirai-marketing.jp/)
中小企業向けのWebコンサルティングを展開するみらいマーケティング本舗は対応範囲によって費用が変動することを解説しています。
<戦略立案及び事業プランニング>
1回:30万円から100万円。
<KPIなど着地点を踏まえた策定>
1回数十万円。
<Webサイト診断、改善提案>
1ヵ月数十万円。
<SEO対策を踏まえたコンサルティング>
1ヵ月10万円から50万円。
<広告運用改善>
月額20万円から30万円。
費用相場参考元:みらいマーケティング本舗公式サイト(https://mirai-marketing.jp/marketing/consal-price/)
Webコンサルティングの費用相場まとめ
いくつか事例をご紹介しましたが各社で調査結果が異なり費用は幅広いです。ここで一度全体の費用感をまとめてみましょう。
費用の支払い方法は2種類です。
- 一括支払い
- 月額報酬性
Webサイトを確認し改善アドバイス
中小規模なら数万円から30万円、大規模のサイトに対するアドバイスなら30万円以上という費用感。
もっとも費用が抑えられますが、自社で別途リニューアルや新規サイトの立ち上げが必要です。併せてサイト制作を提供する企業に依頼するほうがトータルで費用が抑えられる場合があります。
サービスを把握した上でのアドバイスのみ
数十万円で、解析レポートや商圏分析も含むと高くなります。
売上UPの戦略立案
1回あたり20万円から200万円ほど、月額30万円前後で事業が大きいほど高くなりやすいです。ノウハウを提供する形式だと費用が抑えられます。
売上UPの戦略立案に加え施策実行
売上UPの戦略立案に加えて施策を運用するにあたる費用が加算されます。1回あたり200万円から500万円ほど、月額で数十万円前後です。施策内容によっても費用が変動します。
Webコンサルティングの価格を左右する費用とは?
非常に幅広い費用相場ですが、コンサルタントで見つかる問題点や施策が企業により異なるのが変動する大きな理由です。
またSEO対策のみや企業経営全般までチェックしてくれるなど、コンサルタントが提供できる内容もさまざま。
主に下記の組み合わせにて変動すると認識してください。
- コンサルタントのスキルと経験
- 対応してくれる期間
- 作業内容
まずはコンサルタントのスキルと対応してくれる時間で多く金額のベースが決まり、加えて施策実行にかかる費用を加算します。
Webコンサルティングの価格に影響するのは人件費
コンサルタントで一番重要なのは人件費。的確なアドバイスができるスタッフが時間を割いてくれるのがコンサルタントなので、経験豊富でスキルを多くもっているほど時間あたりの金額が上がります。
経験の少ない新人なら1時間あたり1万円以下で提供している場合もありますが、しっかりとスキルをもつスタッフなら1時間数万円と何倍もの料金幅があります。
大手コンサルタント会社なら販促費、支店維持費用のコストも必要なため、3割から5割ほど高くなる傾向にあります。
月額数万円といったコンサルタントは費用を抑えたい方にとっては魅力的に感じるかもしれません。しかしアドバイスは月1回のみで作業も数時間といったことで工数を抑えていて、思っていたほどの効果がでないことも珍しくありません。
まずは見積もりを依頼し、下記内容も確認して内容と費用を照らし合わせて比較しましょう。
- 経営内容を把握した上で提案してくれるか?
- 費用に含まれている作業の範囲は?
- 月何回、何時間アドバイスの時間があるか?
Webコンサルティング戦略は企業ごとに異なる
本来Web戦略は企業によって課題が異なるため、柔軟に対応するべきです。Zenkenでは企業が抱えている悩みを捉えて柔軟に対応させていただきます。
Webマーケティングを提供する企業は多く、調べた際にでてくる情報が多すぎて選びきれないこともあるでしょう。調べていくほど選定する基準が分からなくなってしまいがちです。
迷ったときにおすすめなのがバリュープロポジションを軸とした戦略で、下記の3点に共通する強みを指します。
- 自社が提供できる強み
- ライバルは提供していない
- 顧客のニーズを捉えている
顧客のニーズを捉えたサービスは自社で見つけられていないこともあり、発見して宣伝方法を変えるだけでも大きな効果が見込めます。
さらにバリュープロポジションは商圏内の競合に加えて、顧客のニーズを分析することで見つかります。
バリュープロポジションは自社の差別化ポイントとなり、それはすなわちユーザーが自社を選ぶべき理由になります。
自社に合うユーザーに選ばれるWeb戦略
上述したバリュープロポジションを活かし、自社の強みとニーズがマッチするユーザーを狙って集客できる戦略が「ポジショニングメディア」です。
上のイラストのように、自社に魅力を感じてくれるユーザーに選ばれるようになるため、お問い合わせからの商談スピードが早まったり、成約率が高まるといった特徴があります。
実際に導入した企業では、「無理な値下げで価格勝負をする必要がなくなり、受注単価が2.5倍になった」「自社の強みを理解しての問いあわせなので商談率が8割を超えた」といった成果を実感する声もいただいています。
Zenkenではポジショニングメディアをはじめとして、Web集客・マーケティング・ブランディングなどの戦略提案を行っております。
いままでに120業種を超えるクライアント企業を支援してまいりました。
各種分析、戦略提案、メディアの制作・運用など、Webマーケティング全般をワンストップで対応可能です。
現状のWeb施策を改善したい、これからWebマーケティングに力を入れたい、といった場合にはぜひお気軽にご相談ください。
Webコンサルティングの費用が無駄になるケースに注意
最後にWebコンサルティングでどういう場合に、それが無駄になるのか?という点についてお話しします。
それは、Webコンサルティングが具体的な施策まで落せずに、戦略の提案だけで終わるケースです。
失敗しがちな施策まで落とし込めないWebコンサルティング
Webコンサルティングといいつつも、現状分析の詳細な資料をパワーポイントで50から100ページくらいにまとめるだけというケースもすくなくありません。またその詳細な分析資料についても、どこかで見たことがあるような業界のまとめ資料の使いまわしがページ数のほとんどを占めるという感じです。
分析し課題を見つけることまでがコンサルティングの役目だという立ち位置をとるので、それはそれで意味があるかもしれませんが、こういうケースのコンサルティングは多くの場合、次の施策との断絶が生まれ、役に立たない可能性が大いにありえます。
またこの場合、最悪なのはそれでもお金を払って得たコンサルからの資料なので、それをありがたがって現場が必死に生かそうとすることです。コンサルを導入した上層部も、現場も、なにかおかしいと感じながらも無駄に時間を費やすことになりがちです。
Webコンサルティング導入のコツは責任所在の明確化
実施することと、計画することとには、大きな違いがあります。起きている問題を改善の実施までできないから、コンサルティングが必要とされているととらえなおし、着実に実施とそのモニタリングまでできるコンサルタントに相談できると良いでしょう。
別の見方をすればPDCAの責任の所在を明確にしておくことが重要です。Webコンサルティングについて、計画だけ担当してもらうというのは、一見良さそうですが、結果が出ない場合の責任の所在があいまいになり、現実的でない場合が多いことを認識しておきましょう。
もし事前に確認ができるのであれば、最終のアウトプットがどういうタイプのものなのか?それが具体的施策にまで落ちているのか?ありきたりな施策提案の前振りに過ぎないのか等々、依頼前に確認するとよいでしょう。
Webコンサルティングは施策まで実施してもらえる方が安心
Webコンサルティングに関しては戦略を提示するだけのコンサルティング会社ではなく、具体的に成功している施策にまで確実に落とし込むことを前提としたWebコンサルティングをしてくれる会社を探すのもよいかも知れません。