【3分で解説】オウンドメディアの構築・運用にかかる費用料金を知る
最終更新日:2024年04月23日
この記事では、オウンドメディアの構築や運用にかかる費用、予算の組み方などについて解説。
ブログ型のWebサイトが多いオウンドメディアは、インターネット上で自社や自社商品の認知度を上げ、高い集客効果が見込めます。インターネット上で自社のPRをしたいが、成果が得られるのにどのぐらいの費用が必要か分からない方は参考にしてみてください。
オウンドメディアの費用相場
結論から言うと、オウンドメディアの費用相場はメディアの規模や依頼する会社、自社でによって大きく変わります。
オリジナルデザインや一定のコンテンツまで制作会社に依頼する場合、初期費用は100万円~200万円が相場です。それにはさらに月額で1万円~20万円程度の運用費が加わります。
ただし無料のCMSやテンプレートデザインを使用し、コンテンツの制作を自社で行う場合は初期費用・運用費ともに抑えることが可能です。この場合は初期費用は20万以下、運用費は社内担当者の人件費のみという費用感も現実的です。
社内対応・外注にはメリット・デメリットがあり、選択にあたり大切なのは「自社でどの程度対応することが可能か」という点をきちんと見極めることです。
ターゲットとしている顧客のニーズに応えられていないと、行動を起こしてもらうのは難しいでしょう。コスト削減にあまりにもフォーカスをおいた結果、担当者の人件費だけがかかり成果が何も得られないのでは本末転倒です。
ユーザーが求めるサイト・コンテンツを制作する力は自社にどのぐらいあるか、どの部分は外部のヘルプが必要かをじっくり検討し、自社にとって最適なオウンドメディア制作・運用方法を選びましょう。
なお、キャククルの運用元であるZenkenでも120以上の業界で上げてきた集客実績をもとにオウンドメディアの制作・運用サービスを提供しています。。もし自分に合っているオウンドメディアはどのようなものか、どのような戦略で制作・構築したほうがいいのか相談したい方はお気軽にお問い合わせください。
オウンドメディア構築には具体的にどのような費用が必要?
オウンドメディア構築(制作)には、大きく以下のような制作費用が必要です。
- サーバー代
- ドメイン登録代
- デザイン代・コーディング代
- 人件費・コンテンツ制作代
これらはどれか1つで成立するのではなく、全てを網羅して初めてオウンドメディアが完成します。このことを踏まえ、それぞれの費用感を見ていきましょう。
サーバー代
サーバーは、オウンドメディアをどこに置くかを決める、いわばオウンドメディアがある土地を決めるような作業です。
サーバーは新たに構築しようとすると、数万円~5万円程度発生する場合がありますが、既に自社で構築されているサーバーを利用する場合には、新たな費用負担を大きくすることなく実装できます。まずは自社の担当者に確認してみましょう。
ただし、一般的なレンタルサーバーであれば数千円で済むため、
多機能かつ膨大なコンテンツ量にならない計画であればレンタルサーバーを利用することも視野に入れてみましょう。
ドメイン登録代
サーバーが決定したら、ドメインを登録します。オウンドメディアの場合、何もない土地を新たに開拓していくイメージなので、住所となるドメインを取得しなければ、周囲の人にPRすることができません。
ドメインは高くても1万円程度、通常は数千円で購入できます。比較的安価で設定できるので、オウンドメディアを構築する中では費用としての割合は高くありません。
デザイン代・コーディング代
サーバー、ドメインが決定したら、実際にオウンドメディアを構築していきます。その際にはオウンドメディアの見た目を整えるためのデザイン費、さらにはそれを実際にサイトに反映するためのコーディング費が必要です。
CMSの無料テンプレートを利用する場合は、デザイン費・コーディング費は0円となります。一方、外注すると安くても20万円程度、あるいはそれ以上に費用が発生する場合がほとんどです。オウンドメディアのデザインを整えるのではなく、誰もが更新しやすいようテンプレートデザインを整える場合には、追加で必要が発生する点にも注意が必要です。
デザインはそれほど大切ではないと思われるかもしれませんが、集客にあたり大きな役割を果たしています。またテンプレートではない、ユーザーの属性などに合わせた独自性の高いサイトはGoogleの検索エンジンのみならずユーザーにも評価され、集客効果に繋がります。
オウンドメディアで狙うターゲットを意識しながら、デザインにどこまで・どのようにこだわる必要があるのか見極めましょう。
人件費・コンテンツ制作代
コストを最大限に抑える場合でも、担当者は必要です。オウンドメディアは立ち上げたあとにも新規コンテンツの作成、既存コンテンツの改修、データの確認と都度の方針調整、場合によっては並行で進めるSNSの運用など想像以上に負荷がかかります。専任の担当者を置くことをおすすめします。
かけている人件費が無駄にならないように、業務の内容・範囲などを明確にしましょう。
社内での完結を目指すのであれば、Webマーケティングにおける知識や実装、運用能力など幅広い知見が必要となります。またオウンドメディアの担当者はコンテンツ作成力に加え、価値の高いコンテンツを作るためのリサーチ力や部署を超えて行動を起こす力も問われます。
オウンドメディアは長期的な視点に立つマーケティング手法のため、立ち上げよりも運用が大事です。継続的に良質なコンテンツを作り続けられなければ価値を感じるユーザーも少なくなりますし、Googleなどの検索エンジンにも評価をされません。
人件費やコンテンツ制作費は「どうやってコストを最も抑えられるか」よりも「どうやって価値のあるコンテンツを効率的に作成できるか」を意識して計算しましょう。
外注の場合、総額はいくら?
外注で構築する場合は、最低でも40万円程度の費用が発生します。制作会社は数がかなりあるので、費用帯によって好きな企業を選択することができますが、既にオウンドメディア構築の実績がある企業の場合は最低でも100万円前後は発生することを考慮する必要がありそうです。
ディレクション費用
外注の場合は、自社でオウンドメディアする際に担当者の人件費に含まれるディレクション費用が発生します。
ディレクターは「いつまでに何をする必要があるのか?」というスケジュールや、「どのコンテンツ・項目にどのくらいの費用を掛けるか」など、細かく現場を仕切ってくれる担当者です。企業側はこの担当者から受ける質問に答えていくことで、自社の希望を明確にしていくことができます。
オウンドメディアに有能なディレクターがついているとメディア構築・運用の費用対効果が良くなり、成果が得られるまでの時間が短縮します。自社にオウンドメディアの構築・運用の経験を持つ人材がいない場合は、ディレクターに依頼したほうが効率が良いでしょう。
抜け漏れがないという安心感
プロに依頼をするということは、オウンドメディア構築において既に経験やノウハウがあるということです。
自社でオウンドメディアを構築(制作)する場合、不慣れな作業ゆえに工程の抜け漏れが発生するかもしれません。その場合、せっかく進んだ工程をもう一度やり直すために、追加で費用が発生してしまう可能性がゼロではないでしょう。
またオウンドメディアはターゲット設定が間違っていたり、制作するコンテンツがターゲットが求めていることとずれていたりする場合はあとから方針転換に多くの時間と費用がかかります。
上記のようなことが起こらないようにリスクヘッジをするという点において外注は非常に有効です。
オウンドメディアの運用費は基本的に月額定額
オウンドメディアの運用は記事やコンテンツ追加などの更新は必ず必要になるため、費用は月々定額かかることは頭に入れておきましょう。
運用相場は月額20万円~ですが、上述したように依頼内容によっては、月額1万円程度におさえることもできます。
しかし1万円程度ということは外注に任せる修正・運用業務を社内で巻き取ることになるので、オウンドメディアを成功させるにはそれなりの社内リソースを準備しておく必要があります。
オウンドメディアの予算が足りないときはどうする?
オウンドメディアの立ち上げを考えている際、やりたいことや希望がたくさん出てきて予算内になかなか収まらない、という状態はよくあることです。そういった場合、どうやって予算内におさめればいいのでしょうか。
オウンドメディア構築(制作)を自社で賄う
自社で行う場合は、サーバー代やドメイン代、そして社内のオウンドメディア担当者にかかる人件費だけで済みます。
Webメディアの制作経験がある担当者がいるなら、効率よく費用を抑えられるでしょう。ですが、担当者の業務内容が増えて負担になったり専任にする必要が出てきたり、ということが予想されるため、結果的に人件費が大幅にかかってしまう恐れもあります。
助成金・補助金の利用
ホームページを制作することで利用できる「小規模事業者持続化補助金」や、ITツールを導入する経費の一部を補助してくれる「IT導入補助金」など、中小企業向けに助成金や補助金があります。「小規模事業者持続化補助金」は上限50万円、「IT導入補助金」は上限100万円まで、対象になれば補助が受けられます。各自治体でも行っているところがあります。
ただし、自社がそれに該当するかきちんと確認しておく必要があります。募集期間が決まっていることもあるため、注意して調べておきましょう。
低予算でもオウンドメディアの構築は可能か
オウンドメディアを構築する際、多くの予算は必要になりますが、なるべく低予算で済ませたいと思う人が多いでしょう。大事なのは、ユーザーから見て魅力的だと思えるコンテンツを充実させることですが、低予算でオウンドメディアを構築するためのポイントをご紹介します。
可能なものは自社で用意する
コンテンツに必要な情報を自社で用意できるなら、それで予算が抑えられます。
例としては製品のユーザーからのレビュー、SNSでの評価・感想のコメントなど。自社で収集できるものは自社で行い、その他の、より宣伝効果をあげるシステムなどはプロであるWeb制作会社に任せることで、効率的な低予算化が可能です。
プロに依頼で低予算化
コンテンツを充実させてこそのオウンドメディアですが、ユーザーの目を引かないことには効果があるとは言えません。ユーザーをオウンドメディアへ呼び込んだり、訪れたユーザーが製品購入に誘ったりする導線作りなどは、やはりノウハウのあるWeb製作会社に依頼するのが良いでしょう。
いきなり高い予算がかけられない場合は、自社でメディアを構築・運用することも可能です。ただWebでの集客やブランディングはseoやmeo、マーケティングなどの複合的な知識が必要になります。
長い目で見ると、コスト削減や費用対効果を考えるとプロに相談・依頼することを真剣に検討した方が良いと言えます。
キャククルの運用元のZenkenでは120以上で、たとえば「受注単価の2.5倍アップ」や「反響獲得後から契約までの期間を3分の1に短縮」のWeb集客支援実績があります。
もし、どの市場を狙うのが自社にとってベストなのかわからない、自社のWeb状況を踏まえたオウンドメディア展開をご希望でしたら、お気軽にご相談ください。