LINEミニアプリ開発会社は自社で持っているパッケージを元に開発を進める会社や開発要望に合わせて柔軟性を持ってLINEミニアプリを個別開発してくれる会社もあります。
この記事ではLINEミニアプリ開発をサービスとして提供している会社をピックアップしてわかりやすく紹介。LINEミニアプリ開発を成功に導くための各社の取り組みやサービス、実績、制作事例、費用例などを紹介しています。
会社名 | サービスの特徴 |
---|---|
KAKERU |
選べる機能+オーダーメイド開発で自社に合ったツールを作るなら
|
モンキーアプリ |
大手や金融機関、官公庁のミニアプリ開発実績がある |
EDWARD |
ポイントカードと連携させることが可能 |
アイリッジ |
会員証やクーポンのデジタル化が可能 |
ecbeing |
ECに特化した機能開発が可能 |
ジオロジック |
店舗向け予約システムを提供 |
ゆめみ |
AWSと連携した開発が可能 |
ブレイブテクノロジー |
順番待ちや予約に特化した開発が可能 |
エクシードシステム |
美容室向けに予約に特化した開発が可能 |
Enlyt |
健康管理系のミニアプリ開発実績あり |
ネッコス |
LINEAPIをベースにした開発が可能 |
クラスメソッド |
個別開発開発だけでなく「CX ORDER」でモバイルオーダーを実現 |
ブルベース |
コンサルティングからプロジェクトマネジメントも対応 |
UZ apps for LINE |
運用代行、その他集客支援にも対応 |
グランドリーム |
LINE Payや予約注文などの機能を提供 |
トランスコスモス |
独自API連携ツールを用いた開発が可能 |
LINEミニアプリとは

LINEミニアプリとはLINE株式会社が提供するWebアプリケーション基盤で、店舗や企業がLINEアプリ上にサービスを提供できるシステムです。ネイティブアプリと違い、Appストアからダウンロードの必要がなく、ユーザーのデバイスの容量を気にしなくて済みます。またアプリを削除されるリスクも低減されます。
ただし、ユーザーはミニアプリの存在に気づいていない事が多いので、公式アカウントと連携したり、ミニアプリをホーム画面に追加してもらったり、ブラウザで開いてお気に入り登録してもらうなどの工夫が必要です。
開発する為にはLINE社の審査が必要となり、2週間前後の審査期間を経て開発となります。またリリース時にApple社の審査も必要となり、LINE公式アカウントを拡張して開発するLIFFアプリに比べて約1か月程のタイムラグが発生するので注意しましょう。
LINEミニアプリを活用することで、顧客にとっての利便性向上が図れる一方で、企業にとってはオフラインとオンラインを横断した顧客データの獲得や店舗のリピーター増が期待できます。
LINEミニアプリを開発する場合、目的に応じて開発会社を選ぶのがお勧めです。
LINEミニアプリを開発・導入するメリット

ここではLINEミニアプリを導入する以下の4つメリットについて紹介します。
- パッケージを利用して手軽にアプリ化
- 公式アカウントと連携して利便性向上
- ネイティブアプリをLINEミニアプリ化
- パッケージでは補えないオンリーワンアプリ開発
パッケージを利用して手軽にアプリ化
LINE社が認定しているミニアプリ認定パッケージ(公式サイト)を提供している開発会社から自社のサービスに合ったパッケージ商品を利用してミニアプリ化するのが最も一般的です。
パッケージ商品には、モバイルオーダーや会員証、予約システムなど、小売店や商業施設、サービスを提供している店舗が利用しやすい機能が備わっており、新規で開発する手間も少なく気軽にアプリ化する事が可能です。
公式アカウントと連携して利便性向上
LINEミニアプリにはいくつかの制約があり、外部webサイトや他のネイティブアプリへの誘導が出来ません。(※公式サイトおよびトランザクションや認証を行う場合を除く)
そのため、新商品のお知らせやキャンペーンの通知は公式アカウントから送り、決済や予約といった機能をミニアプリで行うといった使い分けをすることで、利便性が向上します。
LINEミニアプリ開発会社の選び方と目安開発費用
LINEミニアプリ開発会社を選ぶには開発手法をベースに考えるとよいでしょう。開発手法は以下の2つです。
- パッケージ利用型
- 個別開発型(スクラッチ開発)
汎用パッケージを使いリーズナブルに開発できるパッケージ利用型
パッケージ利用型のLINEミニアプリ開発は、開発会社が汎用的なパッケージをあらかじめ作っておき、要望に合わせて組み合わせて納品する手法です。そのため開発コストが安価であり、支払いも初期費用と月額の利用料金を支払う形になります。
柔軟性の高いオリジナルな開発ができる個別開発型(スクラッチ開発)
個別開発型では、既存のパッケージに捉われずに自社が実現したいことをベースにゼロから開発を行うため、柔軟性が違います。
開発費用は数百万円となることが多いですが、妥協のない開発が可能で、ネイティブアプリをLINE内に置き換えたい場合には最適な手法です。
LINEミニアプリを活用した事例

以下ではLINEミニアプリを活用した事例について紹介します。
スシロー
回転寿司チェーン「スシロー」を運営する株式会社あきんどスシローはLINEから店舗予約や受付をできるLINEミニアプリを2020年6月から導入しました。スシロー公式LINEのトーク画面から予約受付を行うことで簡単に来店予約を行える仕組みになっています。
また、同じLINEミニアプリ内にポイント蓄積や友達との予約内容の共有といった機能も盛り込むことで、顧客の利便性を向上させました。
松屋
牛丼チェーン店「松屋」はテイクアウト向けのサービスとしてLINEミニアプリを導入しました。松屋のLINEミニアプリは、商品の受け取り日時の指定できる機能や決済機能を有しています。
従来は公式アプリもしくは電話での予約を必要としていましたが、LINEミニアプリを導入したことにより、顧客がLINEから気軽にオーダーできるようになりました。
LINEミニアプリ開発会社でよくある質問
Q1.LINEミニアプリ開発会社を選ぶ際のポイントを教えてください。
LINEミニアプリ開発企業を選ぶ際には、どんなアプリ開発を行いたいのか、どんな利用をしたいのかを明確にすることが必要です。目的やアプリの利用シーンを事前に考えないと、自社に合った開発会社を選ぶことが難しくなります。
今回ご紹介したようにLINEミニアプリ開発会社は得意としている分野が各会社で異なるため、事前に目的を明確にしましょう。LINEミニアプリ開発の依頼は、それぞれの会社の開発手法や特徴を把握してうえで行うのがベストです。
基本的には、既存機能を流用して開発するパッケージ開発と自社の求める機能を再現していく「個別開発(スクラッチ開発)」の2通りがあり、開発会社によって得意開発手法や得意分野が異なります。詳しくは「LINEミニアプリ開発会社一覧」をご覧下さい。
Q2.LINEミニアプリ開発の金額感が知りたいです。
パッケージを用いた開発であれば数十万円程度です。また、スクラッチ開発でシンプルなアプリであれば300~500万円程度、データ連携や複雑なロジックが必要な場合は500~1500万円程度です。
目的に合わせたLINEミニアプリ開発会社を選びを
LINEミニアプリ開発会社に依頼するにあたって、他社アプリにはない機能や複雑な機能を作り込みたい、柔軟に改修をしていきたいという考えがあればスクラッチ開発に主軸を置いている開発会社を、多くの企業が利用している予約管理システムなど汎用的な機能を求めているのであればパッケージをベースに開発している開発会社選びましょう。
- 免責事項
- 本記事は、2022年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。