注文住宅向けのランディングページ・LP制作のポイント
最終更新日:2023年08月23日
注文住宅向けランディングページの役割とは
ランディングページの役割は、主に企業情報を伝えるコーポレートサイトと異なります。どのような役割を担っているのでしょうか。
ユーザーをコンバージョンへ誘導する
ランディングページの最も大きな役割は、訪れたユーザーを設定したゴールへ誘導することです。ゴールはケースで異なりますが、注文住宅を建てている工務店であれば「お問い合わせ」や「資料請求」になることが多いでしょう。ゴールを設定していないランディングページは、役割を果たせません。
自社へ依頼するメリットをユーザーに知ってもらう
訪れたユーザーをゴールへ誘導するには、ユーザーに「この工務店で注文住宅を建てたい」と感じてもらう必要があります。ユーザーの購買意欲を高めるため、ランディングページは自社へ依頼するメリットを伝える役割も担います。
具体的には「自然素材を使用しているため快適に暮らせる」「ローコストだから家を建てた後もゆとりのある生活を送れる」などを伝えることになります。
営業のセールストークの代替
ランディングページの役割をひと言でまとめると「営業マンのセールストーク」といえます。営業マンと同じく、自社へ依頼するメリットなどを伝えて商談へとつなげます。
つまりランディングページは、Web上の営業マンとしての役割を担っているのです。優れたランディングページは、自社へ依頼するメリット、施工事例、費用の目安などを順序だてて説明し、「お問い合わせ」や「資料請求」へとつなげます。
ランディングページ制作で重要なポイント
ランディングページとコーポレートサイトでは、制作時に意識したいポイントが異なります。ランディングページでは、どのような点が重要になるのでしょうか。
ファーストビューで全て決まる
ランディングページは、ファーストビューが非常に重要です。訪れたユーザーに「なんとなく違う」と思われてしまうと、内容を確認せず離脱されてしまいます。営業トークでユーザーを引き留めることはできないので、ファーストビューで興味を持ってもらわなければならないのです。
訪れたユーザーにランディングページの内容を確認してもらうため、施工実績や自社へ依頼するメリットなどをファーストビューで伝えなければなりません。
コンバージョンコンテンツはキャンペーン内容を意識する
ランディングページを製作するときは、自社で展開するキャンペーンの内容を意識します。例えば資料請求するとファイナンシャルプランナーに資金計画を無料で相談できる、問い合わせをするとQUOカード500円分をもらえるなどが考えられます。
自社で展開するキャンペーンと絡めてランディングページを制作することで、成約率を高められる可能性があります。
ユーザーへの問いかけ
ユーザーの悩みや疑問を代弁して共感を得ることも重要です。悩みや疑問を代弁することで、ユーザーはランディングページに掲載されている内容を自分のこととして捉えられるようになります。
例えばローコストを強みにしている工務店であれば「マイホームを建てたいけど銀行の審査がとにかく不安…」などのように悩みを代弁して、ランディングページ内で解決策(自社の注文住宅)を提示するなどが考えられます。
問いかけを制作するときは、ユーザー像を明確にしておかなければなりません。ユーザー像が明確になっていないと、抱えている悩みや疑問がわからないからです。
自社のこだわりや強みを強調する
自社の信頼性を高めるため、こだわりや強みを掲載します。例えば工事に携わるのは自社スタッフだけ、施工実績○○件などが考えられます。
こだわりや強みは数字を用いて説明すると説得力が増します。商圏内の競合他社を上回るこだわりや強みを掲載して、自社の信頼性を高めましょう。
自社がユーザーに選ばれる理由を伝える
自社がユーザーに選ばれている理由も伝えなければなりません。自社を選ぶメリットと言い換えてもよいでしょう。選ばれている理由は、自社で注文住宅を建てるとどうなるかまで考えて記載することが重要です。
単に特徴を列挙するだけではありません。例えば「自宅で趣味を思いっきり楽しめるようになります」なぜなら「どこよりも魅力的なガレージハウスを建てられるからです」などが考えられます。
商圏内にある競合他社を分析して、自社ならではのメリットを打ち出せるようにしておくと、競争力のあるランディングページになるはずです。
問い合わせからサービス開始まではフローチャート化してわかりやすく
ランディングページには、問い合わせや資料請求から注文住宅を建てるまでの流れも掲載しておきましょう。全体の流れがわからないと、不安を感じて具体的なアクションを見送るユーザーが少なくないからです。全体の流れをフローチャート化しておくことをおすすめします。
ユーザーの声をコンテンツに入れる
実際に家を建てたユーザーの声も、ランディングページに盛り込みたいコンテンツといえます。工務店の説明だけだと、客観性がないと感じられるからです。
またユーザーの声には、注文住宅を建てた後の姿を想像させる効果もあります。完成後の注文住宅の写真とユーザーの感想などを掲載するとよいでしょう。
Q&Aを入れて疑問点などを払拭しておく
流れの中ですべての事柄を説明することはできないため、Q&Aもランディングページに必要なコンテンツと考えられます。お客様からよく聞かれる質問を、Q&Aにまとめておくとよいでしょう。ランディングページ内で疑問を解決できるようにしておくと、ユーザーは検討を進めやすくなります。
ランディングページ制作の相場・料金
ランディングページ制作の相場は、ケースで大きく異なります。デザイン・キャッチコピー・原稿などを任せられる中小規模以上の制作会社に依頼した場合の相場は以下の通りです。
短めのランディングページ
キャンペーンなどで使用する短めのランディングページの相場は30~40万円程度です。内容は必要最低限にとどまりますが、ランディングページの役割は果たせます。公開後の修正対応の可否は依頼先で異なります。条件を確認してから依頼しましょう。
一般的なランディングページ
充実した内容のランディングページを制作すると50~80万円程度かかります。一般的なランディングページを制作する場合の目安といえるでしょう。競合調査など、さまざまなサポートを受けられることが多くなります。ランディングページを使って売上を伸ばしたいときに検討したい価格帯です。
セールスコピーを特化させたランディングページ
内容を充実させたうえで、プロのコピーライターにセールスコピーの制作を依頼すると、100~150万円程度かかります。専門家がセールスコピーを制作しているため、一般的なランディングページよりも訴求力は高くなります。
つまり成約率のアップを期待できるのです。本格的なランディングページを制作したいときに適しています。
ランディングページで注文住宅への問い合わせを後押し
ランディングページの役割は、ユーザーをお問い合わせや資料請求などへ誘導することです。自社商品の紹介に特化しているため、注文住宅への問い合わせを後押しできます。
ただし実際の運用では、SEO対策やリスティング広告、あるいは自社ホームページとの連携などが必要になります。ランディングページには、検索結果の上位に表示させにくい特徴があるからです。
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