サテライトサイトの制作を外注したい時のチェックポイント
最終更新日:2022年05月31日
サテライトサイトとは
サテライトサイトとは、本サイトへのSEO対策や集客のために立ち上げた別サイト指します。本来の「衛星」という意味のままに、衛星サイトと呼ばれることもあります。
サテライトサイトを作ることで、本サイトへの流入経路を増やすことができ、結果として本サイトへのアクセス数を増やすことができます。
サテライトサイトの特徴
サテライトサイトは、本サイトとは異なるドメイン(インターネット上の住所)で作られます。また、本サイトとの関連性を明確に示さないことが一般的であり、閲覧ユーザーから見ると全くの別物に見えるでしょう。
あくまでも本サイトへの流入は密かに行うのがセオリーであり、関連性がはっきりと分かるサイトはサテライトサイトとは呼びません。
サテライトサイトのメリット
被リンクを増やせる
SEOで上位表示させるメリットのひとつに、被リンク(外部サイトからリンクを貼ってもらうこと)を多く獲得できる点があります。
外部サイトからリンクを貼られることで、自社サイト以外の流入も増え、商品やサービスをまだ知らない「潜在顧客」にアピールすることができます。
また、リンクを貼られることは、他サイトから参照される頻度が高い「良質なコンテンツ」とGoogleが評価し検索順位も上がる可能性があります。
潜在層へのアプローチが可能
本サイトの情報は、すでにニーズが顕在化したユーザーへ向けのものになります。欲しい商品やサービス名を知っているからこそ、ユーザー自身が商品名を入力して検索しながらサイトに流入する場合がほとんどです。
繰り返しになりますが、サテライトサイトは、本サイト以外からの流入を増やすのが主な目的ですので、まだ商品やサービスの存在を知らない潜在層へのアプローチも可能になります。
「どんな商品が必要かは分からないけど、〇〇には困っている」という課題を解決するための「方法」を探している人に効果的なアプローチ方法です。
サテライトサイトの活用例
では、サテライトサイトはどのように活用されているのでしょうか。その事例をいくつか紹介します。
マイナビの場合
引用元:マイナビ公式サイト(https://job.mynavi.jp/23/pc/)
マイナビは、「人材紹介会社」というイメージがある方は多いのではないでしょうか?実際に、新卒や中途といった枠を超えて、求人サイトを通じて、幅広い人材を紹介する事業を展開しています。
しかし他にも、「マイナビ看護学生」「マイナビ介護職」や、「マイナビウェディング」など、領域を限定したサテライトサイトも複数持っています。
初めて接触したユーザーが学生だったとしても、就職、結婚、親の介護など、人生の節目においても利用できるサイトを紹介したい狙いがあります。
それぞれの事業でドメインが異なる
「マイナビ」というブランドがありながら、事業ごとにドメインを分けている特徴があります。総合求人サイトのマイナビで本サイトの役割を果たしながら、他の事業はサテライトサイトのような役割を果たしています。
事業別にサービスを分ける際に、ドメインを分けることで専門領域を限定します。これによって、それぞれの事業の専門性を高めることができ、情報を蓄積することができるのです。
また、サテライトサイトであっても、コンテンツの質は非常に重要です。したがって専門性が高いサテライトサイトを増やすことができれば、必然的にコンテンツの質を上げることもできるでしょう。
指名検索のユーザーの温度感を上げることも可能
通常ユーザーは、購買意欲が高まった際には、指名検索と呼ばれる商品やサービス名を限定した検索を行います。「◯◯ 評判」や「○○ 口コミ」というように、指名検索をするほどに温度感が高いからこそ、多くの情報を求めていると言えるでしょう。
しかし、本サイトしか設定がない場合には、細かな情報を掲載しにくくなっています。マイナビの戦略は、このような課題にも有効に作用し、事業として展開するそれぞれのキーワードにおいて、多くの情報を提供することに成功しています。
このように、指名検索を行うユーザーに対策したサテライトサイトを作成することで、購買ニーズが強い層を逃さず集めることが可能です。
こんなシーンでもサテライトサイトは有効
広告のターゲットを増やす
Web広告の手法のひとつに、リターゲティング広告と呼ばれるものがあります。本サイトに訪れたターゲットを離脱後も継続して広告表示できるもので、従来は本サイトへアクセスしたユーザーがターゲットとなります。
サテライトサイトを有効活用すると、リターゲティング広告のターゲットを増やすことができることから、多くの顕在層・潜在層のユーザーを獲得できるでしょう。
悪評対策にも
サテライトサイトは悪評などのネガティブな要素対策にも有効です。サテライトサイトは本サイトと比較し細かな内容を設定できるため、「〇〇 評判」などのようにキーワードを絞って対策することが可能です。
このように、一言にサテライトサイトと言っても利用方法は幅広いと言えます。自社に見合った方法を見つけることで、有効にサテライトサイトを活用することができ、結果として本サイトへの流入を増やすことができるでしょう。
サテライトサイトの外注会社の選び方
サイトの制作実績はどのくらいか?
外注会社を選ぶ際には、サイトの制作実績があるのか、どのくらいのノウハウを蓄積しているのかという点は必ず確認しましょう。
サイトの戦略立てからコンテンツ作成、デザインなどを一気通貫で対応できる会社であれば、発注する側にとっても、制作のやりとりが複雑化することなく一括管理できます。
また、Webマーケティングに精通しているかという点も非常に重要です。マーケット全体を見て、サイトを作ることを大前提とし、上位表示させるSEO対策にも対応できる会社を選びましょう。
サイト制作だけの実績の場合は、サイトのデザイン性が優れていても公開後の運用が上手くいかずにSEO順位も低空飛行のまま、ということも想定され、SEO会社を他に探す必要性に迫られます。
ユーザーに価値あるコンテンツは作れるのか?
サテライトサイトはコンテンツ力が大切です。集めたいターゲットが興味のあるコンテンツを作れるかはもちろん、コンテンツ作成も対応、提案してくれるかを見極めましょう。
本サイトへの流入を増やすためには、ユーザーニーズを意識した質の高い記事コンテンツでなければなりません。これらを網羅した外注会社へ依頼することが、サテライトサイトの効果を最大限活用するためには重要です。
サイト制作以外で何ができるのか?
外注先を検討する際には、その会社が対応できる業務内容を詳しく確認しましょう。Webサイトは作るだけではなく、「公開後の運用」こそが大事です。
サイト制作を請け負う企業の中には、サイトやLPなどの制作できても公開後の運用は対応できない会社もあります。
自社内で運用できる体制があれば良いのですが、WebマーケティングやSEOの専門知識を持つ社員がいないケースが多いため、WebマーケティングやSEO対策を考えた運用まで対応できる会社を選びましょう。
また、サイトやLPは安い会社に作ってもらって、運用だけ別の会社に外注するという方法もありますが、あまりおすすめしません。
サイトは更新しやすい設計になっているか、戦略に沿ったUXやデザインになっているか、といった点もマーケティング戦略においては非常に重要で、ここがちぐはぐでは、その後の調整に多くの時間とコストがかかってしまいます。
社内で対応できることも模索しつつ、できないことはなるべく1社にまとめて任せる方が安心です。
8,000サイト以上の実績で戦略から制作・運用までワンストップ対応
多くの企業がWebマーケティングを導入し、自社Webサイトの開設や改善、リスティングをはじめとしたWeb広告の出稿、SNSの運用など、あの手この手を使って新規開拓や売上拡大を図っています。
しかし、類似性や競合性が強いため、なかなか自社の魅力が伝わらずに集客に困っている企業も少なくありません。Zenkenでは、競合他社との違いや企業の強みを活かしたサイト作りを、
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まで全てワンストップで対応しています。これまで120業種以上のWebマーケティングを支援、8,000サイト以上の制作実績がございます。導入して頂いた企業様からは、
- 自社商材の良さを理解した問い合わせが増え、受注単価が2.5~最大5倍まで伸びた
(店舗用機器メーカー:従業員50名以下) - 以前のWeb広告と比べリード数は下がったものの、そのうち4割が成約<に繋がった
(IoTシステムメーカー:従業員200名以下) - 毎月の資料請求数が増えただけでなく、面談になれば3件に1件は契約が獲得できた
(フランチャイズ運営会社:従業員700名以下)
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