クーポン広告とは?戦略のポイントや掲載料金を調査
最終更新日:2021年03月22日
集客を効果的に行うために「クーポン広告」を活用することはとても有効な手段です。さまざまな企業や店舗がクーポン広告を導入したマーケティング戦略を取り入れています。
魅力的なクーポン広告を掲載して集客を成功させている企業や店舗がある一方で、顧客から使ってみたいと思われずに埋もれてしまうクーポン広告もあります。
こちらではクーポン広告のメリットやデメリット、気になる料金などについて解説しています。
クーポン広告とは
クーポン広告とは「クーポン」を掲載した広告のことです。折り込み広告や新聞、フリーペーパーなど、さまざまな媒体にクーポンは掲載されています。
インターネットが普及してからは通販サイトやSNS、アプリケーションからもクーポンが発行され、オフラインのみならずオンライン上でも効果的な集客方法として活用されています。
クーポン広告の具体例
クーポンを活用して、企業や店舗からはさまざまなサービスや特典が提供されています。主に以下のような使われかたがあります。
- 自社の商品やサービスの価格を下げる
- お試し体験を提供する
- キャッシュバックを付与する
- 無料にする
- 招待する
自社の商品やサービスの価格を下げる
自社の商品やサービスの価格を「〇%OFF!」など期間限定で安くします。ターゲットは主に既存顧客ですが、新規顧客の獲得も見込める方法です。
「前回の購入から〇日以内の購入で〇%OFF!」などさらに条件を絞ると、顧客の来店サイクルを調節することも可能です。
キャッシュバックを付与する
商品やサービスの価格は下げずに購入後にキャッシュバックによって該当金額を払い戻します。
商品購入時に払い戻したり、後日振り込みによって払い戻したりするなど、企業や店舗によってさまざまです。
またキャッシュバック方法も現金で払い戻すほか、ポイントなどで還元したり、プリペイドカードを贈呈したりする方法などがあります。
無料にする
商品やサービスの一部を無料にすることもよく使われる方法です。「〇円以上の購入でもう一つ無料で差し上げます」「〇円以上の購入で送料無料」など新規顧客を獲得する方法として有効です。また既存顧客に対しては購入単価アップが期待できます。
招待する
クーポンの種類の中には優良顧客に向けた特別なクーポンもあります。試写会や試食会、試飲会など会員限定のイベントに招待します。リピート率の向上や顧客ロイヤリティのアップが期待できます。
クーポン広告のメリット
クーポン広告を活用することで広告主にはさまざまなメリットが生まれます。
- 販促に効果的
- 自社の商品やサービスの魅力に気づいてもらえる
販促に効果的
クーポン広告を上手に活用することで、とても効果的な販促を行うことができます。商品やサービスが売れる為には、お客さんに「知ってもらう」必要があります。
クーポン広告を活用することによって、自社の商品やサービスをとてもかんたんに知ってもらえます。また既存顧客が広告主の商品やサービスを忘れたころに、思い出してもらえるきっかけをつくることもできます。
このようにクーポン広告を上手に活用したマーケティング戦略を構築することで、永続的に自社の商品やサービスを効果的にアピールし続けられるのです。
自社の商品やサービスの魅力に気づいてもらえる
クーポン広告を活用することによるメリットの中でも、既存顧客に対してあらためて自社の商品やサービスの魅力に気づいてもらえることは大きいでしょう。
定期的にクーポン広告を出し、過去の商品やサービスと差別化することで、今まで気づいてもらえなかった魅力に気づいてもらえることもあります。
「この商品こんなにアップデートするんだ」「以前に比べてこんなに値下げをしてくれるなんて」といった具合にあらためてその商品やサービスの魅力に惹かれることもあります。
クーポン広告の特徴
クーポン広告の特徴はどのようなジャンルの商品やサービスにも対応できるところです。飲食業をはじめ小売業、娯楽やレジャー施設、サービス業全般など幅広い業態で活用されています。
クーポン広告の種類には以下のようなものがあります。
- 割引き・値引きクーポン
- 価格クーポン
- 特典クーポン
- 条件付きクーポン
- 限定クーポン
それぞれ特徴があり分野やジャンルにマッチさせたクーポン広告を選ぶと、とても効果的に集客が行えます。
割引き・値引きクーポン
クーポンとしてはとてもオーソドックスで、幅広い業態で活用されています。「全品20%引き」「定食50円引き」など、通常価格と合わせて表記しておくことで、お得感を演出できます。
価格クーポン
「たったの〇円」「ワンコインでのご提供」など激安価格を演出します。他社との差別化を図ることでお得感を感じさせます。
特典クーポン
商品やサービスを購入してくれたお客さんに対して特典を付けてあげます。「商品を〇点購入すれば限定グッズを差し上げます!」「先着20名様にお得な特典をプレゼント!」など特典を付けることによって、従来の価格以上の商品やサービスになることを演出します。
条件付きクーポン
「限られた人のみ限定」という特別感をお客さんに感じさせたいときに活用されるのが、条件付きクーポンです。「〇月生まれの人限定!」「家族での来店限定!」「1ヶ月に〇円以上購入された方限定!」など一定のステータスを満たした方のみ限定にすることで、他のお客さんよりも優遇していることを演出します。
期間限定クーポン
期間を限定することで、その期間だけ集中的に売り上げを上げる効果が期待できます。「クリスマスセール開催!」「〇日~〇日まで期間限定!」「平日の15時~16時まで」など、お客さんの来店をコントロールしたいときによく使われる方法です。
クーポン広告の掲載や出店ができるポータルサイト
くまポン
引用元:くまポン公式サイト(https://kumapon.jp/)
くまポンの特徴
くまポンはGMOインターネット株式会社が運営しています。扱っているジャンルは幅広く、通販、旅行、グルメなどとても充実しています。半額以上割り引くクーポンも多く割引率は全体的に高めです。
くまポンの広告掲載料金
固定費0円(完全成果報酬型)
くまポンの問い合わせ先
- 運営会社名:GMOインターネット株式会社
- 広告掲載・出店について:https://kumapon.jp/customer_supports/new
ラクーポン
引用元:ラクーポン公式サイト(https://event.rakuten.co.jp/coupon/)
ラクーポンの特徴
割引率はそこまで高くはありませんが、楽天ユーザーであればラクーポンは要チェックです。楽天グループで使用できるクーポンをまとめて手に入れられます。
楽天は出店することで販促機能としてクーポン作成が可能です。また対象商品やキャンペーン予算額、値引き額を設定するだけで購入意思の高いユーザーをパーソナライズし、自動で露出を行ってくれる「楽天クーポンアドバンス広告」も使用できます。
ラクーポンの広告掲載料金
公式サイトに記載がありませんでした。
ラクーポンの問い合わせ先
- 運営会社名:楽天株式会社
- 広告掲載・出店について:https://event.rakuten.co.jp/coupon/
ポンパレモール
引用元:ポンパレモール公式サイト(https://www.ponparemall.com/)
ポンパレモールの特徴
全品3%以上のポイント還元というとてもお得なポンパレモール。業界でも成長率の伸びは非常に良いです。じゃらんやHOT PEPPER、HOT PEPPER Beautyなどのクーポンが手に入ります。
※現在(2021年2月)出店の受付を停止しています。
ポンパレモールの広告掲載料金
基本プラン | |
基本出店料 | 0円/月 |
システム利用料 | 売上の2.5% |
画像容量(上限) | 10GB |
画像容量オプション | |
50GBまで | +10,000/月 |
100GBまで | +15,000/月 |
150GBまで | +20,000/月 |
200GBまで | +25,000/月 |
ポンパレモールの問い合わせ先
- 運営会社名:株式会社リクルートホールディングス
- 広告掲載・出店について:https://www.ponparemall.com/doc/page/sales/contact/
ルクサ
引用元:ルクサ公式サイト(https://luxa.jp/)
ルクサの特徴
ルクサは贅沢体験を売りにしたクーポンがとても充実しています。銀座や六本木にある高級レストランでの食事が半額、有名美容院での施術が8割引きなどセレブ気分を満喫したい人にはなくてはならない存在です。
ルクサの広告掲載料金
公式サイトに記載がありませんでした。
ルクサの問い合わせ先
- 運営会社名:auコマース&ライフ株式会社
- 広告掲載・出店について:https://faq.luxa.jp/contact
クーポンスタイル
引用元:クーポンスタイル公式サイト(https://cpstyle.jp/)
クーポンスタイルの特徴
コスメやネイル、スキンケアなど主にビューティーに関連する商品がお得に購入できるクーポンが手に入ります。全国で使用できるためお近くのショップで利用ができます。
クーポンスタイルの広告掲載料金
公式サイトに記載がありませんでした。
クーポンスタイルの問い合わせ先
- 運営会社名:cpSTYLE(クーポンスタイル)本部
- 広告掲載・出店について:https://cpstyle.jp/japan/info/ad/info_shops
ホットペッパービューティー
引用元:ホットペッパービューティー公式サイト(https://beauty.hotpepper.jp/)
ホットペッパービューティーの特徴
美容系のお得クーポンといえばホットペッパービューティーというぐらい有名なサイト。大手リクルートグループが運営しています。全国の美容院、エステサロンで使えるクーポンが手に入ります。こちらではクーポン編集機能が使えるサロンボードが提供されています。
ホットペッパービューティーの広告掲載料金
ご希望のエリアやプランによって異なりますので、詳しくは株式会社リクルートホールディングスまでお問い合わせください。
ホットペッパービューティーの問い合わせ先
- 運営会社名:株式会社リクルートホールディングス
- 広告掲載・出店について:https://beauty.hotpepper.jp/doc/keisai/keisai.html
Zeetle
引用元:Zeetle公式サイト(https://www.zeetle.jp/tokyo/)
Zeetleの特徴
グルメや美容、ファッションなど幅広く扱っているZeetle。他にもスポーツジムや英語、音楽のレッスンで使えるクーポンや健康・医療分野のクーポンも多数取り揃えています。
Zeetleの広告掲載料金
フリープラン | 無料 |
有料プラン(フル機能使用可) | 詳細はお問い合わせください |
Zeetleの問い合わせ先
- 運営会社名:株式会社スマート・ソリューション・テクノロジー
- 広告掲載・出店について:https://www.zeetle.jp/owner/comparison/portal/
Yahoo!ロコ
引用元:Yahoo!ロコ公式サイト(https://loco.yahoo.co.jp/)
Yahoo!ロコの特徴
焼き肉やエスニック料理、スイーツなどの人気食べ物系クーポンが充実。他にも映画館、宿泊施設、病院やレンタカーまで幅広く扱っています。
Yahoo!ロコでは店舗独自のクーポン作成というよりは、Yahoo!側がクーポンキャンペーンを行う形となります。店舗はこの際に利用料を支払います。
Yahoo!ロコの広告掲載料金
固定料金0円(完全成果報酬型)
Yahoo!ロコの問い合わせ先
- 運営会社名:ヤフー株式会社
- 広告掲載・出店について:https://reservation.yahoo.co.jp/business/
自社に合う広告メディア・ポータルサイトを作る手もあります
うまく販促に取り入れることができれば、マーケティングを行う上で非常に強力な武器となるクーポンですが、デメリットもあります。
クーポンを活用したマーケティング戦略は使いどころを間違えるとクーポン目当ての新規顧客ばかりを集めてしまいます。
お得感だけを求めた新規顧客ばかりを集めると、その後リピーターや常連客の獲得につながらないばかりか、利益率も下がってしまいます。
クーポンを活用したマーケティング戦略の目的は、クーポンを使用した人にリピーターや常連客となってもらい、採算をとることです。
つまり新規顧客ばかりで、リピーターや常連客になってくれる人がいなければ、利益率は下がってしまうのです。
クーポン広告にはこういったデメリットもあります。
そこで、価格の安さやお得感ではなく、自社の強みや特徴を見て選んでもらうためには、メディアやポータルサイトそのものをつくってしまうのも手です。
しかし一般的にイメージされるWebサイトを作るとなると、巨額な制作費用、莫大な運営コストがかかってしまいます。
Zenkenでは貴社商圏や商材特性、ビジネスの方向性に合わせてセグメントしたポータルサイトや、御社のお財布とマーケット規模に合わせたポジショニングメディアを制作・運用することが可能です。
商圏・市場を限定し、独占的な運用をすることでその市場内で検討・検索をしているユーザーへの露出シェアを広げることができるなど、マーケティング戦略において様々なメリットがあります。
自社の強みを打ち出せるポジショニングメディアとは?
ポジショニングメディアとは、商圏・市場における貴社ならではの強みにフォーカスする形で作られるWebメディアです。
ポジショニングメディア事例 詳細はお問い合わせください
例えば費用面では競合と差がつけられないが、機能性やサービスに独自性があるという場合、その強みの重要性をユーザーに認知してもらってから、比較検討してもらう訴求ストーリーを作ります。
そうすることで貴社の強みに魅力を感じる、意欲の高いユーザーを狙って集客することができます。
ポジショニングメディアは、貴社ならではの強みを確実にユーザーに響かせられるバリュープロポジションの考え方に則して作られています。
自社に合ったクーポン広告メディア・ポータルサイトを選ぼう
すぐにクーポン広告を掲載したいのであれば、既存のメディアを活用した掲載がスピーディーです。
但しすでに競合他社が掲載されているケースも多く、費用をかけても露出だけに留まってしまうリスクも念頭に置いておきましょう。
Webメディアやポータルサイトを活用した集客を含め、今のWeb戦略に課題や疑問があればお気軽にご連絡下さい。
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