コンテンツマーケティングのキーワード選定方法やコツを紹介!

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コンテンツマーケティングのキーワード選定方法

「ユーザーが検索しそうなキーワードはどうやって探せばよいのか」「キーワードを決めてみたけど、大手企業ばかりが上位に表示されている」とお困りではないでしょうか。

コンテンツをより多くのユーザーに見てもらうために、検索で見つけやすいキーワードを選定することは重要です。しかし、キーワードによっては普通に選定しただけでは検索上位に食い込むのが難しいものもあります。

この記事では、コンテンツマーケティングにおける、キーワードの種類と分類、選定方法やツールなど、キーワード選定に役立つ情報を解説してきます。

キーワードは3つの種類に分類される

コンテンツマーケティングで大切なキーワード選定の方法&コツ

「悩みを解決したい」、「情報を集めたい」など、ユーザーの検索意図によってキーワードは3種類に分けることができます。それぞれ解説していきましょう。

取引型

取引型とは、ユーザーが行動する前の、事前情報を集めるために使うキーワードです。

仮に「歯が痛いから、仕事帰りに歯科に行きたい」と考えている男性がいたとすると、自宅か勤め先の近くにある歯科を探すでしょう。この場合は「地域名+歯科」または「駅名+歯科」が取引型のキーワード。

また、この男性が「評判の良い歯科に行きたい」と考えていた場合は「口コミ+歯科」「評判+歯科」取引型のキーワードになります。

案内型

利用したいサービス名や、企業などの名前があらかじめわかっている時に使うキーワードが案内型です。

上にあげた歯科の例でいうなら「○○デンタルクリニック+評判」「○○デンタルクリニック+診療時間」など、既に名前を知っているサービスや企業の情報をもっと集めたい時に入力します。

情報型

情報型は、疑問に思ったことや悩みを解決したい時に使用するキーワードです。この場合、ユーザーは「歯が痛い+原因」「虫歯+治療」「歯が痛い+治す」などと入力して、解決しようとする可能性があります。

キーワードは3つの大きさに分類される

キーワードの大きさを分類する目安は、キーワードがいくつ入っているフレーズであるかと、検索される回数です。需要が高いキーワードほどライバルが多くなります。

コンテンツマーケティングで大切なキーワード選定の方法&コツ

ビッグキーワード

例えば「エステ」「観光」のように、検索される回数が多く集客力があるキーワードをビッグキーワードといいます。ビッグキーワードで検索上位に表示されれば、サイトへのアクセスが急上昇し売り上げのアップにもつながります。しかし、競争が激しいので難しいといえるでしょう。

ビッグキーワードで検索上位に表示されているサイトは大手企業や有名企業が大半で、そこで打ち勝つには多くの資金と時間と労力が必要なのです。

ミドルキーワード

ミドルキーワードは「エステ ウエスト」や「観光 山形」のように2つのキーワードを合わせたものが多いです。ビッグキーワードよりも範囲を絞り込んだものになるので競合が弱くなりますが、スモールキーワードよりは検索回数と需要が多いので、両者の中間くらいの位置になるのがミドルキーワードです。

スモールキーワード

主に3つのキーワードで構成されているスモールキーワードは、例えば「エステ ウエスト 渋谷」あるいは「観光 山形 舟下り」など、ミドルキーワードよりもさらに絞り込んでいるので、ピンポイントな情報を探す時に利用されています。

キーワード選定はユーザーの検索行動から考える

ユーザーが何をしたいのか、何を求めて検索するかで、キーワードは変わります。

カスタマージャーニーマップにおける「興味関心」や「情報収集」、「比較検討」と「購入」など、ユーザーが求めているフェーズ(局面)ごとに考えるところからキーワード選定は始まります。例をあげながらキーワードの作り方をみていきましょう。

ニーズからキーワードを選定

キーワードにはユーザーのニーズが含まれています。例えば「ホテル 東京駅」と検索した人は、東京駅の近くにあるホテルの情報を探すことが検索の目的です。キーワードを作るには、ユーザーが何を求めて、自社のサイトを見に来るのかを考えなければなりません。

フェーズごとに「ユーザーがどのような心理状態で、キーワードを入力しているのか」を探る場合に注意しなければならないのは、需要が多いキーワードにこだわりすぎないようにすることです。

例えば、「ホテル 京都」というキーワードは需要があるため、競合も多くなっています。ですので、それ以外で使えるキーワードを考えてみましょう。

「ホテル 京都」で検索した30代の女性がいると仮定します。この女性が他のキーワードを使う場合、「友達と旅行を計画しているけれど、移動も含めて楽しみたいから車を借りようかな」と考えたとすると、以下のキーワード入力する可能性があります。

  • 京都 レンタカー 格安
  • レンタカー 借りる 必要な物

ユーザーがどのような背景を持って検索したのかを考えると、別の観点からキーワードを探すことができるので、キーワード選定の幅が広がります。

キーワードを広げるコツ

カスタマージャーニーマップから探したキーワードをそのまま利用するよりも、膨らませるとユーザーから見つけやすくなります。膨らませるためには抽象化します。

抽象化とはより大きな枠でとらえることで、例えば「柴犬」を抽象化すると「犬」です。さらに抽象化すると「動物」になるので、いったん抽象化させて、そのあとでキーワードを引き出してみましょう。

具体例としては「ホテル」を抽象化した場合「宿泊施設」なので、ここから引き出すと「旅館」「民宿」「コテージ」になります。

「京都 レンタカー」というキーワードを抽象化すると、「移動手段」になるので、そこから「貸し自転車」「定期観光バス」「バス1日乗車券」などのキーワードが出てきます。

反対に、キーワードを細分化していく方法もあります。「ホテル」を特徴ごとに分解すると「女性向け」「夜景」「食事」です。

このように、キーワードを抽象化したり細分化したりすると、新たな視点が加わっていき、予想外のキーワードが出てくるのです。細分化、抽象化したキーワードからさらに広げていくと、立体的に考えることができるようになります。

キーワード選定ができたらツールで数字を確認する

コンテンツマーケティングで大切なキーワード選定の方法&コツ

これから紹介するツールは、キーワード探しに役立てたり、キーワードの検索需要を数値化して確認したりといった使い方ができます。

「キーワードを探せるツールがあるなら、それだけを使えば良いのではないか?」と、疑問に思う人もいるかもしれません。ツールが出してくれるキーワードを使うのも良いのですが、最初からツールに頼ってしまうと視野が狭くなりやすくなるため、先にキーワードの選定方法について説明しました。キーワード選定は補助的な目的で利用することをおすすめします。

Googleはユーザーの過去の検索・閲覧履歴や位置情報などを利用して検索結果を表示しています。自社の検索順位を自社のパソコンで調べようとしても、順位が自動的にカスタマイズされてしまうので、正しい表示が確認できません。

そういった事態を避けるためにも、以下のツールを使うと正確な順位を知ることができるのです。

SEOチェキ!(せおちぇき)

SEOチェキ!は、サイトのURLを入力するだけでデータを集めることができるツールです。「キーワード出現頻度チェック」では、キーワードごとの出現回数と比率を知ることができます。

「検索順位チェック」と「サイトSEOチェック」もありますが、この2つは1つのIPアドレスで1日200回まで利用可能です。

AIテキストマイニング

AIテキストマイニングはコンテンツからキーワードを抽出したい時におすすめのツールです。使用頻度の高いキーワードなどが色や文字の大きさなどで視覚化されます。狙っているキーワードで上位表示されているサイトのテキストをコピーして解析すると、キーワード選定の参考になるでしょう。

Google Keyword Planner

Googleキーワードプランナーは、Google公式のキーワード抽出ツールです。関連キーワードの抽出以外に、キーボードの検索ボリュームを探すこともできますが、ある程度の広告料をGoogleに支払っている人でないと、正確な情報を見ることができなくなっています。

ラッコキーワード ※旧:関連キーワード取得ツール(仮名・β版)

ラッコキーワードは、キーワードを入力すると「Googleサジェスト」「教えて!goo」「Yahoo!知恵袋」の3つのサイトから、一括検索してくれるツールです。過去にユーザーが検索したことがあるキーワードを探したり、自分が入力したキーワードに追加できるキーワードが表示されたりします。

各ページへのリンクが表示されるので、リンク先を読んでユーザーのニーズや悩みを知ることもできます。

コンテンツマーケティングにおけるキーワードの役割

コンテンツマーケティングで大切なキーワード選定の方法&コツ

ユーザーがネット上で検索をかける際には、必ず何らかの意図やニーズがあります。ユーザーの意図やニーズは、検索キーワードという形でアウトプットされます。特定のニーズが垣間見えるキーワードで自社のコンテンツを上位表示できれば、自社の商品・サービスをニーズの解決手段として認識してもらえます。

コンテンツマーケティングにおいてのキーワードはつまり、ユーザーが自社と出会うための入り口の役割を果たしています。

キーワード選定は手段であり、適切なコンテンツが作れるかが大切

キーワードを選定するのはあくまでも手段の一つに過ぎません。コンテンツマーケティングでメインとなるのはコンテンツです。

コンテンツを通してユーザーに自社の商品やサービスの良さを理解してもらい、信頼を寄せてくれるようになったユーザーの反応を取り入れていく。こうしたことを繰り返し、さらにコンテンツの質を高めていく取り組みが、コンテンツマーケティングをゴールへと向かわせるのです。

コンテンツマーケティングを成功させるには

コンテンツマーケティングを成果に繋げるには、まず人的リソース・時間的リソースを確保しましょう。キーワード選定もコンテンツマーケティングの準備作業の1つにすぎないのですが、他の業務の傍らでやろうとするとユーザーのニーズ解消に繋がるものが見つかりづらくなってしまいます。

コンテンツマーケティング担当者を決めたうえでターゲット顧客のイメージを明確化し、この記事で紹介したツールを活かしてキーワードリサーチを行いましょう。リサーチの目標は、ターゲットとしているユーザーが求める情報を自社コンテンツで網羅するためのコンテンツリスト作成です。

コンテンツリストの次には、制作スケジュールを組んでいきます。Googleなどの検索エンジンは継続的に更新されているWebサイトを評価していますので、効果がまだ実感できない時期でもコンテンツを公開・更新し続けなければいけません。途中で「息切れ状態」にならないように、コンテンツ制作の担当者やライター、コンテンツ内容のアウトラインなどを用意して、計画的に進めていきましょう。

なお、顧客ニーズに応えるキーワードを選べばいいのか分からない場合や他の業務で忙しくコンテンツマーケティングに時間が割けないという場合は、外部のプロに相談すると良いでしょう。特にWebマーケティングに関するノウハウが自社にあまりない際には、外注したほうが投資回収が早いケースが少なくありません。

コンテンツマーケティングでお悩みの方へ

キャククルの運用元であるZenkenでは今まで120以上の業種で8,000を超えるWeb集客実績を上げて参りました。市場分析をもとにクライアントならではの強みを抽出し、それを対応キーワードやコンテンツに落とし込む戦略作りを得意としています。コンテンツの制作自体も対応しており、関連法規を遵守しながら訴求力の高いコンテンツ制作も自負しています。

Zenkenのコンテンツマーケティングサービスについて詳しく知りたい方は、下記のページからお気軽にお問い合わせください。ヒアリングを行ったうえで、貴社に最適なコンテンツプランを提案いたします。

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