この記事ではInstagram(インスタグラム)で広告を活用する際のポイントや広告配信にかかる費用、運用代行を行ってくれる代理店について紹介します。
広告代理店に代行依頼する予算の目安は最低で月額30万円以上。より効果的なプロモーションを行いたいのであれば50万円以上が最低でも必要と言われています。予算によってアプローチの幅や成果は変わりますので、予算ごとにおすすめの広告代理店を紹介します。
おすすめのインスタグラム広告代理店
予算50万円以上 費用対効果の高い運用ができる
予算50万円未満 限られた予算でも運用代行できる
ONE CRUISE

強み
運用実績は1,000アカウント以上!広告費と運用費、バナー制作費を合わせて10万円(税別)から運用代行が可能。
合同会社スナップレイス

強み
合同会社スナップレイス
300社以上のInstagramアカウント運用実績あり。コンテンツのための写真撮影もコミコミで初期費用なし、月額3~40万円(税込3.3~44万円)
インスタグラム広告代理店の一覧表
会社名 | サービスの特徴 |
---|---|
ソルー |
日本でいちばんクリエイティブテストを行う広告代理店
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Next Stage |
定額手数料で広告配信し放題 |
オプティマイザー |
新しいターゲット層を獲得できるアカウントや広告配信の最適化 |
グラッドキューブ |
Google Premier Partner Awards 2021オンライン販売部門最優秀賞の受賞 |
ONE CRUISE |
費用は広告費と運用費を合わせて10万円と低予算から広告掲載が行える |
ユニアド |
営業担当者が個別についてインスタ広告運用を徹底サポート |
デジマール |
「認知」「検討」「成約」の3つの軸を元に ゴール設定から運用までサポート |
ソーシャルワイヤー |
多数のフォロワーを抱えるインフルエンサーにアプローチ可能 |
合同会社スナップレイス |
Instagramに特化した運用代行会社。インフルエンサーのPRに強い |
ASUE(アスエ) |
インスタグラムに合わせて、ランディングページや動画広告にも対応 |
ブレイク・フィールド社 |
インスタ広告専属のアカウントプランナーがサポート |
ユニークワン |
独自に開発したSNS広告分析ツール「オウル」による最適な広告運用 |
Union |
薬機法管理者が所属しており、正しい医療広告の運用をサポートできる |
インフィニティエージェント |
独自に開発したDXツール「Infinity Scope」を活用し、広告予算を最適化 |
Instagram広告とはどのようなもの?

Instagram広告は、Facebookなどを運営するMeta社が提供しているSNS「Instagram(インスタグラム)」上に表示される広告です。
Instagram広告の大きな特徴は、動画や画像を用いて自社の製品をアピールできる点です。そのため、文章では伝わりにくいことでもわかりやすく説明することが可能です。
また、ハッシュタグを活用することで、特定のユーザーに広告を露出することも可能です。例えば、広告で「注文住宅」のハッシュタグをつけておくと、「注文住宅」で検索しているユーザーに対する広告の露出が増やせます。
その他にも詳細なターゲティングやFacebookへの同時広告配信で、様々なユーザーに向けてプロモーションが行えます。
従来のWeb広告に加えてSNS広告からの集客を行いたいと考えている場合には、一度検討してみると良いでしょう。
Instagram広告の6つの種類

Instagram広告には6つの種類があります。ここでは機能別に6つの種類の特徴について解説します。
フィード広告
フィード広告は通常の投稿一覧にまぎれて挿入される広告です。一般投稿と同じ形式で配信されるため、ユーザーにとっては投稿の一部と認識され、見てもらいやすいのが特徴です。
また、数多くのアクションボタンを設定することができます。例えば商品購入ボタンや料理の注文ボタンがあります。
購入ボタンを設定しておけば、ユーザーを投稿から直接購入ページに誘導できます。さらに、画像と説明文の組み合わせ方を工夫することで、広告のインパクトをさらに上げることが可能です。
一般投稿に紛れ込ませるようにし、自社のアピールを行いたいと考えている場合に活用してみると良いでしょう。
ストーリーズ広告
ストーリーズはInstagramの投稿機能で、24時間で投稿が消える投稿形式となっています。動画を用いた投稿を行いたい場合には縦向きの動画のみしか用いることができません。
ストーリーズ広告は、ストーリーズ投稿の形をした広告です。ストーリーズ広告には写真と動画を使用することが可能です。
ストーリーズ機能の特徴は、ユーザーが開いてから15秒しか表示されないという点です。15秒が経過した後には次のストーリーが表示されます。そのため、ストーリーズ広告には短くインパクトのある内容が求められます。
ストーリーズはスマホの全画面に表示されるため、一度に多くの情報が伝えられます。ユーザーに画面をスワイプさせることで、LPなどに誘導することがもきます。
短い時間でも印象付けを行い、自社サイトへの流入を増やしたいと考えている場合におすすめです。
動画広告
動画広告はタイムラインの投稿内に動画として表示される広告です。投稿できる動画は最長120秒で、ストーリーズ広告と比べて長い時間の動画配信すが可能です。
また、ストーリーズ広告は縦向きの動画のみですが、動画広告では横向きの動画配信も可能です。動画は、文字や写真とは異なり音声や動作があるため商品やサービスの内容を明確に伝えることができます。
商品の内容をより具体的に伝えたいと考えている場合に検討してみると良いでしょう。
動画は冒頭のつかみの3秒が重要といわれています。動画広告を制作する際にはつかみのポイントについても心掛けてみてください。
発見タブ広告
発見タブ広告はInstagram内の検索結果と連動してに表示される広告です。
ユーザーがInstagramの発見タブで過去に閲覧した内容に近い投稿をクリックし、そこから下のほうにスクロールすると、フィード広告と同じ形式で表示される仕組みになっています。
発見タブ広告は自社製品・サービスに興味をもってもらうユーザーを増やすことや新しい情報を探しているユーザーにアプローチを行えることがメリットです。
情報を探しているユーザーを狙う際に発見タブ広告を活用すると良いでしょう。
カルーセル広告
カルーセル広告は複数の写真と動画やテキストを用いた広告です。横にスライド形式で複数の写真や動画を表示することができます。
カルーセル広告は、サービスや商品について様々な情報を提供したい場合や複数の商品を売り出したい場合におすすめです。
製品の情報やサービスをいくつか提示することで選択肢を与えることができるため、ユーザーに自分にあったものを選んでもらえます。さらに、画像には個々のリンク先を設定できるため、ユーザーが欲しい製品情報の場所へダイレクトに遷移させることも可能です。
コレクション広告
コレクション広告は大きな画像や動画と複数の写真を組み合わせて表示する広告です。
コレクション広告はカルーセル広告のようにスライドしなくても一度に多くの情報を見ることができるため、様々な情報を一度に提供したい際におすすめです。
また、動画と画像を組み合わせることで、インパクトを与えるにはイメージは動画、詳細を伝えるには画像といった活用を行うことができます。さらに、コレクション広告はストーリーズとフィードに掲載できるため、多くの人にリーチが可能です。
コレクション広告はデジタル版の商品カタログをInstagram上で作成することができます。
商品カタログのデザインを応用するとオンラインショッピングサイトのようなデザインにすることも可能です。商品の認知から購入のコンバージョンまでを一つの広告で行いたいと考えている場合に検討してみると良いでしょう。
Instagramの広告費用・課金形態について
Instagram(インスタグラム)の広告は4つの課金形態があります。ここではInstagram広告の4つの課金形態について紹介します。
CPM
CPMは広告が表示された回数に応じて課金される方式です。
Instagram広告では、1000回表示されるごとに課金がなされます。単価の相場は1表示あたり、0.5円から1円となっています。
CPMは表示回数によって費用が決まるため、自社製品に興味のないユーザーへの露出をなるべく抑えるように細かくターゲティングを行う必要があります。
CPC
CPCとは広告がクリックされた回数に応じて課金される方式です。1クリックあたり、40円~100円と単価が高いのが特徴です。
CPCの良いところは、広告がクリックされなければ費用が発生しない点です。また、広告をクリックするユーザーは表示されている商品に対して一定の興味を持っている可能性が高いので、CPMと比べて購入や予約といったコンバージョンに繋がる可能性も高くなっています。
CPCは特にサービスの購入を促したい際に利用すると良いでしょう。
CPI
CPIとは広告からアプリがインストールされる課金される方式となっています。CPIは1インストールあたり、100円から250円となっておりますが、インストールされなければ費用は発生しません。
有料アプリであればダウンロードと同時に売上が発生し、広告費用が抑えられる点が魅力です。
個人ユーザー向けアプリはBtoCが大半を占めているため、CPIはBtoBではなく、主にBtoC向けのサービスにおいて使われる課金形態です。
CPV
CPVとは動画が一定回数視聴された際に課金される方式です。CPVは1再生が4円から7円となっています。
CPVはCPMと同様、ユーザーが「見ているだけで」料金が発生する課金タイプです。そのため単価は低いですが、クリックやダウンロードなど、購入など次のアクションに繋がる行動が伴っていないのがデメリットです。
CPVの広告を有効活用するには、動画の内容を工夫して製品ページに遷移させたりするなどの対応が求められます。
Instagram広告運用に関するよくある質問
ここからは、Instagram広告運用に関するよくある質問と回答をまとめています。Instagramの広告運用に関して疑問や不安を感じている方は、以下のQ&Aを参考にしてみてください。Q1.Instagramの広告を始めるにあたり、どのような情報が必要なのでしょうか。
まずは貴社Facebook公式アカウントのページにアクセスするため、管理者権限を広告代理店に付与(招待)いただきます。現時点でInstagramのアカウントがなくても、広告の配信は可能です。
Instagramの公式アカウントがある場合は、アカウントのログイン情報を提供する必要があります。
メタ・プラットフォームズ社(通称:Meta/旧称Facebook社)への広告費用の支払いは、業務を依頼する広告代理店を通じて行われます。
Instagramの広告代理店から「これとこれを用意してください」と依頼されますので、その段階でわからないことがあれば都度確認するようにしてください。
Q2. Instagramに広告を出稿したあとから、キーワードやキャッチなどの変更や追加をお願いすることは可能ですか?
原則、可能です。SNS広告はトレンドや世の中の出来事に敏感に反応するマーケットなので、タイムリーなキーワードやキャッチに変更しながら運用していきます。
ただし、キーワードによっては入札単価が高い、競合が多く結果がだしにくいといった問題も生じますので、運用のプロからのアドバイスには従うようにしましょう。
また、訴求商品やサービス名称の変更などが生じた場合は、すぐに広告代理店にお知らせするようにしてください。
Q3.Instagramに広告を出してからどれくらいで効果が出ますか?
訴求商材やサービス、キーワードによって反響の出方はまちまちです。広告というのはどのような方法でもそうですが、広告を出してすぐに反応がある場合もあればそうでない場合もあります。
重要なことは、半年とか1年といった一定の期間でどれくらいの数値目標を設定するか、どれくらいの反響を目指すかといったプランを立てること。
広告代理店も成果が出なければ切られてしまうことがわかっていますので、着実に成果を出すための出稿計画を立ててくれるはずです。
改善のPDCAを回し続けても成果が出ない場合は、そもそも貴社商材やサービスが当該SNSユーザーにマッチしていない可能性もあります。
キーワードやキャッチコピーを変更しても反響がない場合は、別のSNS広告を検討してみるなど、フレキシブルな対応をしてくれる広告代理店を選ぶと良いでしょう。
インスタグラム広告代理店の選び方

インスタグラムの広告運用で成果を出すためには、ワンストップな運用体制と効果検証の精度がカギになってきます。
「手数料は安かったが成果が出ず、無駄に予算を投下してしまった」「ユーザーに響くコンテンツがわからず、なんとなく運用している」とならないためにも、下記のポイントをおさえて、インスタグラム広告代理店を選びましょう。
LP制作から運用までワンストップで対応してくれるか
LP制作とインスタグラム運用は関係がないように感じる方がいるかもしれませんが、広告の着弾先であるLPの訴求力は非常に重要。
LPを刷新し、コンバージョン率が大幅に改善された事例は数多くあります。
運用だけでなく、LP制作のノウハウや実績が豊富なインスタグラム広告代理店であるかチェックしましょう。
定期的なクリエイティブ分析をしてくれるか
意外と思われるかもしれませんが、クリエイティブ分析にそこまで注力していないインスタグラム広告代理店があるのも事実。
継続的に成果を出していくには「ユーザーに刺さるキャッチや画像はどれか」「リーチする属性は最適化されているか」といった、クリエイティブを的確に分析してくれるインスタグラム広告代理店であるかチェックしましょう。
Instagram広告代理店の特徴と費用まとめ

Instagram広告では、女性を中心に幅広い年代のユーザー層に対して自社サービスや製品をアピールすることが可能です。
しかし、広告を掲載する際には明確な目標やゴール設定が必要です。ゴール設定や広告のターゲットユーザーに悩んでいるのであれば、広告代理店に依頼して成果を出すノウハウを社員が学んでいくことが非常に重要です。
インスタグラムなどのSNS広告をインハウス(社内)で運用していきたいと考えているのであれば、広告運用のプロである広告代理店に支払う対価は広告そのものへの費用であると同時に、「授業料」の一部であるとも言えます。
また、運用面においても正しいゴール設定ができているか、適切にすり合わせながら進めて行けるかどうかを考えることが重要です。自社にあった代理店を探し、Instagramを活用して集客効果を最大化させましょう。
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- 本記事は、2023年8月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。