Facebookは現在、日本国内でLINE、YouTube、Twitter、Instagramに次ぐ高い利用率(※)となっています。最近ではこのような傾向を踏まえて、ビジネスにFacebookを活用する企業も増えています。その中で特に注目を集めているのがFacebook広告です。
この記事ではFacebook広告の特徴とFacebook広告を運用している広告代理店を紹介しています。これから集客手段としてFacebook広告を利用したいと考えている方は読んでみてください。
※参照元:ICT総研(https://ictr.co.jp/report/20220517-2.html/)
会社名 | サービスの特徴 |
---|---|
ソルー |
早期の成果に期待できる!月に100回以上の広告PDCAで成果にコミット
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Next Stage |
定額制で広告配信し放題 |
オプティマイザー |
FBを含めSNS全般の運用ノウハウが豊富 |
グラッドキューブ |
配信は最短3営業日から可能 |
N-STYLES |
バナー制作やFacebookページのデザインも制作 |
アナグラム |
業種エリアを問わずに対応可能 |
アイレップ |
独自ツールを活かした広告運用 |
イーナ |
リスティング広告と組み合わせた支援 |
デジタルアスリート |
「Metaビジネスパートナーの成功事例」として取り上げられた実績 |
ユニアド |
取引先には東洋経済オンラインやバズフィード |
ダブルループ |
低価格から始められるサービス |
ユニークワン |
静止画、動画広告、カルーセル広告、ストーリーズ広告を得意としている |
ASUE |
動画を活用した広告効果アップのプランもある |
ワンクルーズ |
運用担当者が直接企業をサポート |
Facebook広告とは
Facebook広告とはMeta社が運営するSNS「Facebook」上に表示される広告です。広告はFacebookの通常の投稿と同じように、ユーザーのタイムラインに表示されます。
Facebook広告のメリットの1つは、同じくMeta社が運営しているInstagramにも同時に同じ広告を出稿できるところです。
また、Facebookは登録時に実名を用いるほか生年月日や性別など詳細な個人情報を登録します。Facebook広告ではこのデータを用いて性別や年代、趣味思考などをもとに詳細なターゲット設定を行い、それぞれのユーザーに適した広告を配信できるのも大きな特徴です。それに加えて、出稿が低予算から始められるのも魅力の1つ。
ターゲットに適した広告配信を行いたいと考えている場合や、これからSNS広告を始めてみたいと考えている場合にFacebook広告を検討してみてはいかがでしょうか。
Facebook広告の種類
Facebook広告は10種類の広告掲載方法があります。ここでは種類別に10種類の広告掲載方法について紹介します。
バナー広告
バナー広告は商品やサービスの画像1枚と説明文を組み合わせた広告です。
一般の投稿のような見た目をしているため、投稿一覧をスクロールして見ているユーザに働きかけたい場合に効果的です。
広告の制作に必要なのは、画像とテキストの事前準備のみ。広告はすぐできるため、初めてSNSで広告を出稿したいと考えている人にとっておすすめです。
動画広告
動画広告はその名の通り動画を使用した広告です。ユーザーが投稿一覧を見ているタイムライン内に自動で広告が流れる仕組みです。
動画は音声や動きで情報が伝えられるため、ユーザーを惹きつけやすいという特徴があります。動画は冒頭3秒のつかみが重要と言われています。動画広告を作成する際には冒頭にインパクトを持たせることが必要です。
自社製品の見た目や使い方を画像やテキストだけでなくより具体的に伝えたいと考えている場合に、動画広告を活用してみると良いでしょう。
スライドショー広告
スライドショー広告は3枚〜10枚の画像を音楽や文字と合わせて動画のように見せる広告です。
簡単に言ってしまうと写真のみの写真広告と動画のみの動画広告の良い所をかけ合わせている広告です。スライドショー広告は他の広告に比べて少ない通信容量で配信が可能なため、接続状況が悪いユーザや古いデバイスを使用しているユーザーにも閲覧してもらえます。
スライドショーは画像を広告設定画面にある編集画面のフレームに当てはめるだけで作れるので、手間をかけず短時間で広告を作成することができます。
これからFacebook広告を始めたい、なおかつ動画のような広告を作成したいと考えている場合に検討してみてはいかがでしょうか。
カルーセル広告
カルーセル広告は2枚から10枚の写真や動画を利用して作成する広告です。
それぞれの画像や動画にそれぞれ異なったアクションのボタンを設定することが可能です。例えば、1枚目には商品購入のリンク、2枚目にはお問い合わせのリンクといった使い分けができます。
他にはアクションボタンだけでなく、各画像や動画に別々のリンクを設定することもできます。カルーセル広告には画像や動画の順番を最適化する機能もあるため、運用の最適化を図ることも可能です。
複数の商品を紹介したい場合や商品の手順を説明することを検討している際におすすめです。
キャンバス広告
キャンバス広告は、ユーザが広告をクリックした後にサービスや商品の紹介ページのトップページ画面が表示される広告です。
通常はこうした製品紹介ページに遷移する際に読み込みに時間がかかる場合がありますが、キャンバス広告はそのまま遷移するためスムーズに広告を表示させることが可能です。また、キャンバス広告は画像ごとに異なるURLを設定することが可能なため、画像ごとに異なるページに飛ばせることがメリットです。
広告の作成も既存のフォーマットからデザインを選び当てはめていくだけなので簡単に作成することができます。
コレクション広告
コレクション広告は、メインの画像の下に4枚の画像を並べて表示させる広告の形式です。商品販促を行いたい場合には商品カタログのように見せることが可能です。
また、広告をクリックすれば商品の購入ページに遷移するリンクも設定できるため、すぐに購入につなげることが可能です。FacebookをECサイトのように活用したいと考えている場合におすすめです。
ダイナミック広告
ダイナミック広告とは過去にウェブサイトやアプリで商品を閲覧して商品やサービスに関心を示したユーザーに対して広告を表示する仕組みです。
それぞれのユーザーの興味関心に合わせた広告の配信を行うことができるため、商品購入やサービスの問い合わせにつながる可能性が高くなります。
クーポン広告
クーポン広告はFacebook上で発行されたクーポンを利用して販売元のサイトにユーザーを流入させる広告です。
Facebookページさえあれば誰でも簡単にクーポンを作成することができる点がメリットです。特に既存の顧客に対してアクションを起こすのに有効な広告となっています。
発行したクーポンは実店舗やオンラインストアなど多岐にわたる場所で使用可能にしておくと様々な部分から集客を行うことができるでしょう。
プレイアブル広告
プレイアブル広告はアプリやゲームの体験画面を表示させる広告手法です。広告が表示されるとまずアプリやゲームの紹介動画が流れ、その後にアプリのインストール画面が表示される形式となっています。
ユーザーに対して、ゲームを実際にプレーしているかのように見せられる広告です。他の広告に比べて、アプリの内容を具体的に伝えられる点が特徴です。
また、日本企業ではまだ参入している企業数が少ないため、自社のアプリやゲームのインストールにつなげやすいでしょう。
その他広告
Facebookでは上記の広告の他に以下のような広告もあります。
Facebookの主な広告
- 写真広告
- リンク広告
- 近隣エリア広告
- リード獲得広告
- イベント広告
このようにFacebook広告にはたくさんの種類の広告があります。
自社に合う広告は何かを適切に考え、自社に合う広告を選ぶと良いでしょう。
Facebook広告の広告費用と課金方式について

Facebookの広告費用
Facebookの広告は配信にかかる広告費用は1クリックあたり100円から200円、もしくは広告表示回数1000回で100円となっています。
低価格からの出稿が可能なので手軽に始めることができます。しかし、金額を少なくしてしまうと効果が見えにくくなってしまう特徴があるので注意しましょう。
Facebookの課金方式
Facebookには主に2つの課金方式があります。ここではFacebookの2つの課金方式について解説します。
CPC
CPCは主にユーザのクリックによって費用が発生する課金方式になります。Facebookの場合おおよそが1クリック100円となっています。
CPCの良いところは、集客するユーザーが広告で訴求している商品やサービスに興味をもっている可能性が高いところです。CPC広告は表示だけで費用が発生する広告よりも、購入や予約といったコンバージョンに繋がりやすい傾向にあります。
そのため、サービスの提供や商品の販促を行いたい場合におすすめです。
CPM
CPMは広告の表示回数(インプレッション数)1000回によって費用が発生する課金方式です。
単価の相場はこちらも1000回あたり100円となっています。CPMは表示回数によって費用が決まるという特徴があります。
CPM広告で企業の認知度やブランディング力を上げるために興味を惹くような広告配信を行う必要があります。
Facebook広告代理店選びのポイント
ターゲティング精度が高いというメリットがあるFacebook広告。その代理店選びにおいては、適切な成果指標(KPI)を立てて、成果にコミットしてくれるところを選ぶのが前提となりますが、ここではさらに信頼性をチェックするうえで、重要なポイントを厳選して解説いたします。
自社と似た課題をもつ企業の運用実績があるか
BtoC企業のサポートに強みがある会社やBtoB企業のサポート実績が豊富な会社など、Facebook広告代理店によって得意な分野はさまざまです。
Facebook広告は認知をはじめ検討から購買に至るまで、各購買ステップを持つユーザーに細かくアプローチできる広告です。効果的な運用をしてもらうためには、自社のサービスやジャンルと類似する運用実績のある会社を選ぶとよいでしょう。
自社と似た運用実績のある会社であれば蓄積したノウハウやデータを用いて、商材に興味・関心のある自社にマッチした顧客はもちろん、まだ自社の製品やサービスを知らない潜在顧客の獲得も期待できます。
定期的な運用状況の報告や提案の機会があるか
定期的な情報共有の場では、ユーザーの反応や動向といったデータを分析し、効果の出るPDCAサイクルを継続的に回せているか確認できます。意見交換を交わし、短期間で施策の実行と改善を繰り返せるため運用の効果と質の向上が期待できます。
Facebook広告運用は1度の施策で効果を得るのがむずかしく、長期的な運用になる可能性が高いです。依頼したら全てを任せるのではなく、運用担当者と連携し現状の課題を把握。そのうえで、魅力的なコンテンツを発信するのが成功のカギです。運用期間中のサポート体制についてもチェックしておきましょう。
Facebook広告代理店選びは、クリエイティブテストの質と量に着目!
FacebookをはじめとするSNS広告を運用したことがある企業担当者様は身に染みて理解していらっしゃることでしょう、Facebook広告に“正解はない”という事実・・・。
ユーザーの属性はもちろん、環境やデバイス、広告の内容など、さまざまな要因が重なるため、どんな状況にも当てはまるクリエイティブの勝ちパターンを見出すことは不可能だといわれています。
そこで重要になってくるのは、広告に合わせた「クリエイティブテスト」。
Facebook広告によって得たい成果に合わせて、画像やテキストなどのクリエイティブの組み合わせを変えてテストを繰り返し、成果の出やすいクリエイティブに最適化を行います。
このクリエイティブテストを行う上で重要なのは「Facebook広告で得たい成果を“的確に”理解して施策を打つ」ということと「高速でPDCAの回数をまわす」ということです。
Facebook広告の運用代理店
ここまではFacebook広告の特徴と料金、課金方式について見てきました。ここからはFacebook広告を運用しているFacebook広告代理店について紹介します。
Facebook広告の広告代理店とは
Facebook広告の広告代理店は、ここまで見てきたようなFacebook広告の出稿や運用を代行して行ってくれる企業です。
Facebook広告の制作・運用を代理店に依頼することで、自社内にマーケティングや広告に関するノウハウがなくても常に最適な広告配信を行えます。また、広告運用を代行して行ってくれるため、広告運用の人件費を削減することが可能です。
今後、広告配信・運用を行いたいと考えている場合には一度検討して見ると良いでしょう。
Facebook広告代理店の費用
広告代理店に広告を依頼した場合には通常、広告費と運用費が発生します。月額の広告費と運用費に加えて、運用や出稿における手数料や月のレポート作成費用などがかかる場合もあります。
初期費用の目安は3万円から10万円となっています。また、大方の企業は手数料を出稿料の20%と定めています。
上記に述べたように広告費、運用費、手数料の月額運用費は固定の場合や何か月単位など代理店によって様々なため、依頼しようと考えている代理店の情報を必ず確認するようにしましょう。
パーセントタイプ
パーセントタイプは広告費に対してパーセンテージで手数料が発生する形式です。
例えば、月額の広告費10万円に対して20%の手数料といったケースがあります。広告費を上げるとその分手数料のパーセンテージが上がっていくため、出稿する際の金額を確認するようにしましょう。
平均的な手数料はおよそ20%とされています。しかし、企業によって異なるため自分が選ぶ代理店に合わせるようにしましょう。
定額タイプ
定額タイプは先ほどのパーセントタイプとは異なり、手数料も含めて月額○○円などと料金が決まっている費用の方式です。
月額での運用代金が決まっているため、価格に変動することなく、広告出稿と運用を行うことが可能です。一般的に月額3万円〜6万円と低価格で広告の出稿を行えるため、これから広告を制作し、運用を始めるという方にとってもおすすめです。
成果報酬タイプ
成果報酬タイプは広告から商品の購入やサービスの問い合わせなどいわゆるコンバージョンがあった場合に手数料が発生するタイプです。商品の購入やサービスの問い合わせ件数などの成果を見れる点がメリットです。
一方で、成果が出ないと手数料が発生しない仕組みとなっています。
Facebook広告に関するよくある質問
Q1.Instagram広告との違いは?
Facebookの主要ユーザー層は40~50代の男性で、一方でInstagramは20~30代の女性が主なユーザー層となっています。
さらに、Facebookではビジネス利用のユーザーが多数を占めており、Instagramではプライベートな目的で使用するユーザーが多く見られる傾向があります。
Q2.Facebook広告の費用はどのように決まる
Facebook広告には、クリック課金制とインプレッション課金制の2種類の課金方法が存在します。
クリック課金方式では、広告が1回クリックされるごとに費用が発生します。一般的に、1クリックあたりの「クリック単価」は100~200円程度です。商品購入やサービス申し込みなど、ユーザーの行動を促す目的で利用すると効果的です。
インプレッション課金は、広告の表示回数に基づいて費用がかかる課金方式です。「インプレッション単価」は、広告が1,000回表示されるごとに100~500円程度の費用が発生します。ブランドイメージの向上や認知度の拡大を目指す際に、この方式を活用すると効果的です。
Facebook広告費用と広告代理店のまとめ
Facebookはビジネスパーソンを中心に数多くのユーザが利用しています。そのため、商品の販促やサービスの問い合わせをつなげるために有効です。
ただし、広告を制作、運用する際には誰に情報を届けたいのか、どの掲載種類を選ぶのかなどを検討する必要があります。こうした戦略立案に悩んだ際には広告代理店を活用してみるのも良いでしょう。
広告代理店を選ぶ前には、自社が狙いたいゴールや目標を明確にしておく必要があります。まず、ゴールを明確にした上で広告代理店に相談するようにしましょう。
広告代理店に相談するには、自社との目標がマッチしているか、運用で一緒に親身になってくれるかなど不安点を取り除くようにしてください。上記のような点を踏まえて、自社にあった代理店を選ぶようにしましょう。
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- 本記事は、2023年11月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。