コンテンツSEOとは?実施するメリットや進め方・事例を詳しく解説
最終更新日:2022年07月11日
コンテンツSEOとは?
コンテンツSEOとは、「SEO対策」のひとつの施策です。サイト内の構造を整備する「内部対策」、サイト外からのリンクを獲得する「外部対策」のほか、良質なコンテンツ(情報)を提供することでサイト内への流入を増やすのが「コンテンツSEO」です。
もう少し詳しく説明しますと、検索者の検索ニーズ(知りたいこと)をくみ取り、検索者にとって有益なコンテンツを発信し続けることで、GoogleやYahoo!などの「検索エンジン」からの流入アップを図る方法です。
コンテンツマーケティングとの違い
コンテンツSEOとよく混同されるのが「コンテンツマーケティング」です。コンテンツマーケティングとは、コンテンツを活用しながら顧客あるいは、これから顧客になる可能性がある見込み顧客とコミュニケーションを取っていく「マーケティング方法」です。
マーケティングは商品(サービス)を売るための活動全般のことを意味します。コンテンツとは「情報の中身」のことですが、よく活用される「記事」のほかにも、動画、メルマガ、SNSといったあらゆる手法があります。
これらのコンテンツ全般を活用したマーケティングの総称が「コンテンツマーケティング」で、その中でもコンテンツをSEOで上位表示させる施策が「コンテンツSEO」になりますので、コンテンツSEOは、コンテンツマーケティングの一部の施策、という位置づけになります。
図で分かりやすく説明すると下記の通りになります。
コンテンツSEOが注目される理由
コンテンツSEOが注目される主な理由には、検索エンジン(Google)による取り締まりの強化があります。それまでは、検索者にとって有益なコンテンツを届けるよりも、大量に被リンクを貼る施策で検索順位を上げるテクニックが横行していました。
ちなみに被リンクとは、外部サイトから自分のサイトへリンクを貼ってもらうことを意味します。検索者にとって最も重要なコンテンツの「質」が軽視され、質の悪いコンテンツが上位表示される傾向がありました。
この事態に対して、Googleは「ペンギンアップデート」や「パンダアップデート」といった、悪質なコンテンツを排除し良質なコンテンツを上位表示させる取り組みを実施。
これによって、検索者のニーズにしっかり答えるコンテンツを作りSEOで上位表示させる「コンテンツSEO」が重視されるようになったのです。
ペンギンアップデートとは
悪質なSEO施策で上位表示を狙うサイトなどを排除するために開発されたGoogleの検索エンジンのアルゴリズム(情報の処理手順)のひとつ。
パンダアップデートとは
検索結果の品質を高めるためにGoogleが行った検索アルゴリズムの更新の名称。質の悪いコンテンツを検索上位から排除し、検索者が求めるコンテンツを上位表示させています。
コンテンツSEOのメリット・デメリット
コンテンツSEOに関する基礎知識を紹介してきましたが、ここではコンテンツSEOを導入するメリットやデメリットを紹介します。
メリット
見込み顧客にアプローチできる
コンテンツSEOを実施することで、検索者を自社サイトに流入させることができます。何らかのキーワードを入力し流入したということは、自社商品との相性も近しいことが予想されます。
たとえ今すぐ購入に至らなくても、「このサイトは自分が欲しい情報を提供してくれる」と、その後も継続的に閲覧してもらい、いずれ商品を購入してくれる可能性もあります。商品に関連する情報を発信し続けるほど、興味・関心を持ってくれる見込み顧客にアプローチすることができます。
企業のイメージアップにつながる
コンテンツSEOによって、検索結果の上位に表示されれば、コンテンツの権威性や専門性、信頼性も高まります。つまり、このコンテンツは自分が欲しい情報を詳しく教えてくれると検索者に印象づけられます。
それはコンテンツを提供する企業イメージアップにもつながり、ひいては商品の購入にも結びつきます。特定のキーワードで常に上位表示ができれば、「○○と言えば、この企業」と真っ先に思い浮かんでもらえる「ブランディング」できるメリットもあります。
コンテンツが広告資産になる
Webで商品の魅力を早く紹介したいなら、リスティング広告やバナー広告といった「Web広告」を使う方法があります。しかし、広告が掲載できる「期間」が設けられているため、期間が過ぎれば削除されるか、あるいは追加で費用を払わなければなりません。
一方、コンテンツは一度掲載すれば、削除しない限り継続的な広告になります。コンテンツを作れば作るほど、自社にとっての「資産」になるのがWeb広告と大きく異なります。
コストが抑えられる
コンテンツは継続的に掲載できることもあり、リスティングやバナー広告、紙での広告媒体と比較するとコストも抑えられます。自社内でコンテンツを制作する環境が整っているなら外注費もかかりません。
SNSなどで拡散しやすい
公式サイトを連動して、FacebookやTwitterなどのSNSアカウントを開設するケースが多いのですが、コンテンツをSNS上で拡散することもできます。検索エンジンからの流入だけでなく、膨大なSNS利用者に対して情報が発信できます。
自分にとって有益なコンテンツであれば、SNSには「シェア機能」もありますので、さらに拡散される可能性があります。
問い合わせ窓口が増やせる
作成したコンテンツ内に「問い合わせページ」へのリンクや、「メールフォーム」も設置できます。つまり、コンテンツを見て問い合わせたくなったらいつでも連絡できる「窓口」が増やせます。
コンテンツの締めくくりに、閲覧者に連絡をさせる行動を促しますが、コンテンツ作りでは、CTA(Call To Action コールトゥーアクション)と呼び、「お問い合わせ」「資料請求」「注文」など、次に起こして欲しい行動を促すテキストを作成したり、バナーを設置したりします。
その他、関連ページに誘導する「バナーボタン」や、Twitterの「ツイートボタン」、Facebookの「いいね!ボタン」などを設置するやり方もあります。
デメリット
結果が出るまで時間がかかる
作成したコンテンツが、検索エンジンに登録され評価が出るまである程度時間がかかりますので、コンテンツSEOで早く結果が欲しい場合には向いていません。特にキーワードのボリュームが大きいほど検索者も多く、コンテンツの品質の高さも求められます。
個人ブログのように、短時間で作れてすぐに公開というほど簡単ではありません。検索ニーズの理解、上位サイトの調査、読まれる記事構成、SEOライティングなど制作にも時間がかかります。
アクセス数が増加しても契約につながるとは限らない
コンテンツSEOが成功してアクセスが増えたとしても、必ずしも契約につながるとは限りません。サイト訪問者のニーズが自社商品とマッチする可能性も高いとは言えず、ニーズが合わないことの方が多いかも知れません。アクセスのみが増えて結果が伴わないこともあり得ます。
作業リソースが必要
コンテンツは数記事を公開しただけでは結果が伴いません。できる限り短時間で効果を上げるには多くの記事の作成が必要です。当然、たくさんの記事を作成するための「ヒト」「モノ」「カネ」といったリソースも欠かせません。
記事を大量に作るといっても、もちろん「品質ありき」です。上位コンテンツを数記事見ただけで、その良いとこ取りを集めた内容の薄いものを大量に作っても、閲覧者の役に立たなければ意味がありません。
情報が深掘りされた品質の高い記事制作が求められるため、理想は社内で作れることですが、無理な場合、最初は外部(プロ)に依頼し、コンテンツSEOのノウハウを学びながら将来的に内製化を目指した方が良いでしょう。
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コンテンツを社内で時間をかけて制作したものの、「順位が上がらない…」「流入が増えない…」とお困りではありませんか?制作のノウハウを得るなら外部へ委託してみるのも一つの手です。
- 自社サイトの順位や流入を増やしたい
- 自社に合う見込み客が獲得できるコンテンツマーケティングを運用・外注したい
- SEOノウハウを学び、将来はコンテンツマーケティングの内製化を目指したい
といった方に、大手企業から中小企業様まで120業種・8,000件以上に導入いただいた実績を活かした、Zenkenのコンテンツマーケティング支援サービスをご紹介します。貴社のコンテンツマーケティングにもご活用下さい。
コンテンツSEOで成果を出すための作成手順
前述でもお伝えしましたが、コンテンツでSEO上位を狙いつつ、自社商品を購入してくれる見込み顧客を集めるには、単に上位コンテンツを真似るだけでは意味がありません。
コンテンツSEOで成果を上げるための作成手順についても紹介します。
提供サービスの分析
コンテンツSEOを制作する前に、まずは自社が提供する商品(サービス)を分析しましょう。コンテンツに訪問した際に、商品を魅力的に紹介していくには、商品の特徴や性能を「企業側の視点」で一方的に伝えるだけでは、相手の感情を動かすことはできません。
自社商品は、どこの誰にとって何に役立つのか、そのメリットや競合他社にはない自社の強みを洗い出す必要があります。「自社の強みをどう見つけたら良いのか分からない」という方は、自社の強みの見つけ方を紹介した下記の記事もご覧ください。
関連記事:「自社の強みがわからない…」を解決!強みの見つけ方・知る方法まとめ
顧客ニーズの把握
自社商品の顧客になりそうなターゲットがもっている悩みや解決したいことを把握することも大切です。最も簡単な方法は、顧客からよくある問い合わせや、なぜ商品を購入したのか、どんな問題を解決したかったのか、といったアンケート調査を行い内容をリストアップしてみることです。
その他にも、営業現場でエンドユーザーと直に接するスタッフから情報を集めたり、口コミ情報をチェックしたりといった方法もあります。
ペルソナの設定
商品の強みや顧客ニーズを把握したら、次はコンテンツにアクセスするユーザーのペルソナを設定しましょう。ペルソナとは英語の「perspna」を語源とし、直訳すると「登場人物」を意味しますが、ここでは「自社商品を使ってくれる人物像」のことです。
誰を相手にするのかを明確にしないまま、不特定多数のWeb利用者にコンテンツを発信しても思うような結果が得られません。なぜなら、「誰に何を伝え何をしてもらいたいのか」が不明確だからです。
結果、コンテンツを読む方からも「自分にとって必要な情報ではない」と判断され、単なるアクセスだけで終わってしまいます。
そうならないように、社内で顧客像を統一して一貫性のあるコンテンツ作りを実施するためにペルソナを設定します。設定する際には、年代や性別、職業からライフスタイルなど細かく決めておきます。
サービスを利用する前提ではなく、自社商品のことを全く知らない人物でペルソナ条件を考えましょう。具体的なペルソナの作り方については、下記の記事も参考にしてみてください。
関連記事:ペルソナマーケティングとは?ペルソナの作り方や成功事例を紹介
コンテンツのキーワード選定
コンテンツを作る上で最も重要なのが「キーワード選定」です。つまり、検索者が検索する可能性があるキーワードを選ぶことです。キーワードを選ぶ際には、次の5つのポイントを抑えましょう。
- 検索者の「検索意図」を理解する
- キーワード候補を洗い出す
- キーワードを絞り込む・決める
- テーマを決定する
- 同じキーワードの競合ページを調査する
検索者の「検索意図」を理解する
検索者の「検索意図」を理解することも大切です。検索意図とは、「何を知りたいためにそのキーワードで検索したのか?」その理由や目的のことです。
前述でも解説しましたが、コンテンツSEOには、検索者の意図にしっかりと応えられる情報が求められます。検索意図を確認しないまま、ライターの憶測だけで作ってしまうと検索者の意図とずれた内容になってしまい上位表示が難しくなります。
では、検索意図はどのように確認すれば良いのでしょうか。主に次のような方法があります。
検索意図の確認方法 | 内容 |
---|---|
検索結果を参考にする | 既に上位表示されているコンテンツをチェックし内容の傾向を把握します。 |
サジェストワードを確認する | 検索窓に表示されるキーワード候補(サジェストワード)を参考にします。 |
関連キーワードをチェックする | キーワード調査ツールを活用し検索者が求めているコンテンツ内容を確認します。 |
キーワード候補を洗い出す
ペルソナが検索する可能性があるキーワードを洗い出します。絞り込みは後で行うので、この段階ではできる限り多くのワードを出します。特に商品に関係のあるキーワードや、ペルソナが抱えている悩みや課題にまつわるキーワードが良いでしょう。
キーワードを洗い出すには、人力だけでは限界があります。Googleキーワードプランナー、Googleトレンド、ラッコキーワード、ミエルカといった専用の調査ツールもありますので有効的に活用しましょう。
キーワードを絞り込む・決める
キーワードを大量に洗い出したら、次にどのキーワードを優先させるか絞り込みをかけます。ペルソナの「検索意図」に近しいキーワードを優先させるのがポイントです。
多くの検索者を流入させたいと、最初から検索ボリュームの大きい「ビッグキーワード」を狙いがちですが、競合性も高い上に検索意図からもずれる可能性があるため、検索意図が明確な「ロングテールキーワード」から対策するのが良いでしょう。
- ビッグキーワードとは…検索回数がとても多く、広い意味をもつキーワード
※例:「東京 ホテル」など - ロングテールキーワードとは…検索回数が少なく、検索意図が明確なキーワード
※例:「東京 新宿 ホテル」「東京 ホテル サウナ」など
このように、検索意図に近いキーワードに絞り込んで最終的にどのキーワードでコンテンツを作るのかを決めます。
テーマを決定する
キーワードを選んだら、コンテンツのテーマを決めます。テーマとは、「このキーワードに対してこのような内容について書く」という方向性のことです。
実際に書くのはライターですが、前述でも紹介したように、ライター自身が「こんなことを伝えたい」と主観と独断で決めるのはNGです。
あくまでも「検索者がどんな意図をもって何を知りたいのか」そのニーズを満たすことです。
同じキーワードの競合ページを調査する
上記のテーマを決めることと連動しますが、これから書こうとするキーワードで既に上位表示されている競合ページもくまなく調査します。
タイトル、リード文、記事の構成など、検索者が知りたい内容を、知りたい順序で分かりやすく伝えているか、などの視点で調べます。その傾向を見ながら、自社ならではのコンテンツを追加することが大切です。
キーワードの選定方法やコツについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
関連記事:コンテンツマーケティングのキーワード選定方法やコツを紹介!
記事の構成
書くべき記事の方向性が決まったら、具体的な「構成案」を作成します。構成案は、記事を作り上げる「設計書」のようなものです。
設計書がないまま書くと「誰に対する何のための記事なのか」途中で見失ってしまい、当初の目的からずれてしまう可能性があります。
自分で書く場合もそうですが、特に外部に依頼する際は、「構成案」は必要不可欠です。構成案は主に以下の手順に沿って作成します。
- 検索者の「検索意図」を明文化する
- 競合コンテンツ(上位表示)を調査する
- 競合のコンテンツの構成傾向を見ながら、「大見出し」「中見出し」「小見出し」の順で作成する
繰り返しになりますが、構成案はライター目線ではなく、「検索者の目線」を意識して作りましょう。
コンテンツSEOを意識した記事の書き方
記事の構成案に沿って実際にライティングを行います。ここでは、SEOを意識した書き方のポイントについて紹介します。
記事の目的を理解する
ライティングをはじめる前に、まず「ペルソナ」「キーワード」「検索意図」などを確認し、「誰に何を解説し相手に何をさせる記事なのか」、その目的を理解します。
ライティングをする際にも上位コンテンツをチェックし、どんな書き方なのか傾向をつかみましょう。大切なのは「自分の言葉」で表現すること。
まるパクリの「コピペ」は厳禁です。Googleからの評価を落とす原因になりますのでご注意ください。
ペルソナを意識する
ペルソナに合わせた記事のトンマナ(統一感のある書き方)を考えましょう。例えば、高校生を対象にしているなら、専門用語は避けて親しみやすい文章だと読み続けやすくなります。
キャラクターを作ってフランクな会話調にするのも良いでしょう。逆に高級サービスで専門的な知識をもった会社を探している方に対して、フランクでポップな印象の記事は合いません。
オリジナリティをもたせる
上位記事をただまねるだけでは、同じ内容になってしまいます。
上位を参考にしつつ、自社商品に興味をもってもらえる要素を入れる、あるいは記事では紹介していない要素を追加するなど、検索者に役立つ情報を盛り込むことで、競合コンテンツと差別化することも大切です。
他にも、オリジナリティをもたせるには、次のような方法があります。
- 顧客のアンケート調査結果の紹介
- 顧客のインタビュー記事の掲載
- オリジナル画像の使用
- 商品体験談の紹介
- 商品導入の事例の紹介 など
情報を網羅させる
コンテンツSEOは、検索者のニーズを満たすことが重要です。いかに知りたい情報を網羅しているか、つまり「余すところなく伝えられているか」も上位表示されるポイントです。キーワードに対する検索意図はひとつとは限りません。
例えば、「東京 ホテル」のキーワードの場合、サジェストワード(検索候補)には、
- 「東京 ホテル 安い」
- 「東京 ホテル おしゃれ」
- 「東京 ホテル カップル」
- 「東京 ホテル ランチ」/li>
などがあります。どんなホテルがあるのか知りたいニーズがあれば、カップルで宿泊できるところ、格安で利用できるところなど、ニーズも多様です。
このようにひとつの記事で、あらゆるニーズに応えられる内容が理想的です。
コンテンツSEOでは更新業務も重要
制作した記事は公開して終わりではありません。定期的に内容をリライトして情報の精度を高めましょう。掲載している情報が日々更新されていないか、新たに追加するべき情報が増えていないかなどを見直して新しい情報へ更新すれば読者の信頼度が高まります。
コンテンツを実装する上で必要な要素
コンテンツは基本的に「構成案」をベースに作成しますが、実際にライティングを行い実装する上で必要な要素があります。ここでは実装されるコンテンツの基本的な要素を紹介します。
必要な要素 | 内容 |
---|---|
ファーストビュー | ページを開いたときに最初に目に入る冒頭部分。キャッチコピーや共感を得る冒頭文で読者を惹きつけます。 |
本文 | 伝えたい情報を記載するページの主な部分。 |
クローズ文 | ページ内容を簡単に再確認するまとめ部分。サービスへのリンクはクロージング部分に掲載するのが一般的。 |
画像 | コンテンツ内には適度に画像を挿入。文字量は1,000〜3,000文字程度が一般的すが、全て文字のみでは読者は読みづらいと感じます。文字同士のクッション役と画像を適度に入れ込みます。 |
内部リンク | サイト内へのリンクを貼る内部リンクを設置することは、検索結果にて対象ページが出てくる順番に影響します。過去に制作したページで詳しく説明している場合や、商品ページのバナーなどを活用して内部リンクを増やしましょう。 |
コンテンツSEOを成功させるには
コンテンツSEOを成功させるには、作り方を習得することも大切ですが、何よりもコンテンツが社内で作れる体制を整備することがもっと重要です。
ここまで紹介してきた作業の全てを本業の片手間で行うのは簡単なことではありません。まずは専任の編集者を1名つけ、ライターの発注準備、納品された記事の校正・修正、コンテンツのアップ作業などを行う必要があります。
しかし、一朝一夕にはできませんので、外部に依頼して任せて本業に専念するのが良いでしょう。
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- コンテンツSEOを成果に繋げるために必要なこと
- コンテンツテーマと戦略の決め方
- キーワードの選定方法
- 読みやすいコンテンツの作り方
- 独自性のあるコンテンツを作るには
- コンテンツの改修方法
などを徹底解説。さらに、コンテンツSEOを外注する際の目安となる相場についてもも合わせて紹介しています。コンテンツSEOに興味はあるものの、具体的にどう進めたら良いか分からないという方はこちらからダウンロードして下さい。
コンテンツSEOの具体的な事例
ここでは、コンテンツSEOで成功している具体的な事例をいくつか紹介します。
クックパッド自由研究
画像引用元:クックパッド公式サイト(https://cookpad.com/jiyukenkyu/)
- 会社名:クックパッド株式会社
- ジャンル:料理情報
- コンテンツ内容:ユーザーが自由に料理レシピを投稿できるクックパッドが提供する、小さな子どもがいる親をターゲットに学校の自由研究テーマを見つけられるコンテンツです。
- 目的:料理レシピを投稿するクックパッドは情報量の多さが重要。楽しんでサイトを利用するユーザーが増えることにより結果として投稿されるレシピ数が多くなることに貢献しています。
- 会社名:株式会社メルカリ
- ジャンル:採用
- コンテンツ内容:フリマアプリとして日本で大きなシェアをもつメルカリで勤務したい方に向けたコンテンツ。どんな仕事をしているのか、文章だけではなく動画や音声なども対応しているのが特徴です。
- 目的:多くのユーザーに応募先として興味をもってもらい、人材不足を防止してサービス向上や新サービス提供につなげています。
- 会社名:株式会社ベンチャーリパブリック
- ジャンル:旅行
- コンテンツ内容:コミュニケーションツールとして多くの人が利用しているLINEが株式会社ベンチャーリパブリックと提携して提供している旅行予約サイト。おすすめスポットはパワースポットや温泉街などテーマに沿ったコンテンツが豊富に掲載されています。
- 目的:観光地情報などの検索ユーザーを取り込み旅行予約に誘導。ひとつの地域キーワードに対して複数のページを作成し、細かくニュアンスが異なるキーワードに対応しています。
mercan
画像引用元:mercan公式サイト(https://mercan.mercari.com/)
LINEトラベル
画像引用元:LINEトラベル公式サイト(https://www.travel.co.jp/)
コンテンツSEOは早くはじめるほどメリットがあります
作成したページが将来的な資産となるため、早めに開始することでより多くのコンテンツが作成でき数年後の集客状況が大きく変わります。
また、詳細なペルソナ設定や自社分析が必要なコンテンツSEOは制作しはじめてすぐに完成するものではありません。集客の基盤を整備したいと考えている方は、できるだけ早めに制作することがおすすめです。
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この記事を書いた人:
キャククル編集部
キャククルは幅広い分野の「集客」に役立つ情報を発信するWebメディアとして、Zenken株式会社が立ち上げたWebメディア。「ひとりでも多くのお客さんが来るように」との願いを込めて、情報を発信しております。