【3分で解説】資生堂のオウンドメディア戦略を分析
最終更新日:2022年12月21日
資生堂のオウンドメディア「watashi+(ワタシプラス)」の特徴や成功要因を分析しています。貴社のオウンドメディア戦略作成にぜひお役立てください。
また、これからオウンドメディア作って本格的に集客力を高めていきたいとお考えでしたらオウンドメディアを作る上で知っておきたいノウハウをまとめました。8,000サイト以上制作して得た知見をまとめていますのでお気軽にダウンロードください。
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資生堂のオウンドメディア「watashi+」の特徴
大手化粧品メーカー資生堂が手がける「watashi+(ワタシプラス)」は、メイクやスキンケア方法などをメインコンテンツに、美容や健康情報を発信しているオウンドメディア。
おすすめの自社製品を紹介する記事がメインとなっており、記事でピックアップされた製品はそのまま購入できるようになっています。
オウンドメディアとオンラインショップの両方を持ち合わせた、大規模なトータルサイトです。
そのほか、自撮り写真を使ってメイクをシミュレーションできる「バーチャルメイク」やスマホのカメラで肌分析ができる「肌パシャ」、自分の眉のバランスを分析する「眉メイクコンテンツ」など、体験型のコンテンツが充実。
美容のプロがオンラインでメイク方法を教えてくれる「無料オンラインセミナー」なども積極的に行っており、顧客との接点をつくるコンテンツでも人気を博しています。
資生堂は、コロナ禍の影響で店頭での販売が満足に行えない状況を、これらのコンテンツで打破したとしても注目されました。
watashi+(ワタシプラス)のターゲットは、資生堂のメインターゲットでもある20~40代の女性。
とくにメイク経験が少なく、どんなメイクが自分に合っているかを知りたい20代女性を想定してコンテンツを制作していると考えられます。
オウンドメディアで接点をつくり、新規顧客の獲得を目指していると言えるでしょう。
メインターゲットではありませんが、昨今の男性のメイク需要の高まりから、「男の美容事典」というカテゴリが設けられていました。
男性向けの記事コンテンツやスキンケア・ヘアケア情報、グルーミングテクニックが配信されています。
これらコンテンツもオンラインショップへの導線が設置されており、そのまま購入できるようになっています。
今後は男性ユーザーを囲い込みたい狙いもあるようです。
コンバージョン導線は記事内の製品ページへのリンクほか、オンラインショップへのリンク、会員登録ページなど幅広いところでとられていました。
会員登録をすると、オンラインショップでの購入時にポイントが貯まるとのこと。
貯めたポイントは資生堂のリアル店舗で使う、体験型メニューや商品と交換できるなど、さまざまなポイントプログラムと連携しています。
オウンドメディアをきっかけにECサイトのポイントプログラムを紹介することで、リピーターにつなげたい意図も感じられます。
そもそもオウンドメディアとは?
メリットや制作運用のコツを解説
「watashi+(ワタシプラス)」の概要
- 運営元:株式会社 資生堂・資生堂ジャパン株式会社
- ターゲット:20~40代女性、グルーミングに興味のある男性
- 目的・ゴール:オンラインショップへの誘導、会員登録
体験型コンテンツを充実させて顧客獲得を目指すオウンドメディア
watashi+(ワタシプラス)は、体験型コンテンツを充実させて新規顧客を取り込むことを目的にしているほか、オンラインショップとの組み合わせで直接売上の成果を目指すタイプのオウンドメディアです。
お役立ちコンテンツや読み物系の記事もすべて自社製品に導線が引かれており、徹底して製品のPRにつなげていました。
オンラインショップや商品カタログと上手く連携させて、新規顧客やリピーター獲得につなげている成功事例と言えます。
成果へとつながるオウンドメディアをつくるためには、オウンドメディアで何を成し遂げたいのか、明確な目標設定やターゲットにあわせたコンテンツづくりが重要です。
既存サイトやオンラインショップと連携するのであれば、コンバージョンへの導線設計が記事と上手く連動していることが成功のカギとなります。
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