オウンドメディアでの動画活用のメリットと効果的なコンテンツとは?
最終更新日:2022年12月21日
オウンドメディアでの動画活用について解説する記事です。動画コンテンツは集客やマーケティングに大きな効果をもたらします。
動画を活用することで得られるメリットと、オウンドメディアで活用したい動画コンテンツの具体的な、実際に動画活用をしている企業の事例などをメインにご紹介していきます。
また、これからオウンドメディア作って本格的に集客力を高めていきたいとお考えでしたらオウンドメディアを作る上で知っておきたいノウハウをまとめました。8,000サイト以上制作して得た知見をまとめていますのでお気軽にダウンロードください。
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オウンドメディア内で動画を活用するメリット
オウンドメディア内で動画活用をすることには多くのメリットがあります。
マーケティング方法としてインパクトのある動画ですから、オウンドメディアにて活用できると視覚や聴覚から訴求が行えたり、サイトへの滞在時間が伸びるなど、次のような効果が期待できます。
滞在時間が伸びる
オウンドメディアで動画を活用すると、閲覧者のサイト滞在時間が伸びるという調査報告があります。調査によると、テキストだけのオウンドメディアでの滞在時間が42秒だったのに対し、動画が含まれるWebメディアでは5分5秒までに伸びたとのことです(※1)。
調査結果を見るとオウンドメディアに動画を使った際の滞在時間はおよそ4分も伸び、滞在時間の長さによりコンテンツの良質さを判断されるSEOにとって有利な効果を得られると考えられます。
※ 参照サイト:webvideouniversity:Text Sites vs. Video Sites – The Straight Stats
視覚と聴覚で訴求できる
Webメディアに動画コンテンツを挿入すると、視覚と聴覚の両方に対して訴求ができるので印象に残りやすいことも大きなメリットです。文字だけのコンテンツであれば人の五感を刺激する力は低くなります。
しかし動画であれば視覚・聴覚の両方にアピールができるインパクトがあるので、商品・サービスを効率的に記憶してもらいやすくなるのです。
動画を交えたオウンドメディアでは滞在時間が長くなると解説しましたが、滞在時間が長くなるうえに五感への刺激が多くなれば、相乗効果によりさらなるマーケティング効果が望めるようになります。
SEO効果が期待できる
オウンドメディアでの動画活用ではSEO効果が期待できることもメリットのひとつです。動画を用いることによりSEO効果が高まることには次のようにいくつかの理由があります。
- 閲覧者の滞在時間が伸びるため
- タイトルや説明文による検索エンジンからの評価が高まるため
- アクセス数の増加が期待できるため
動画コンテンツを活用することにより閲覧者の滞在時間が伸びることはすでに解説しましたが、滞在時間の長いWebサイトは良質なコンテンツを提供していると判断されるため検索エンジンからの評価が高くなります。
その他、タイトルや説明文をつけることや、動画によるユーザビリティアップによるアクセス数増加も高評価を得るために効果的な要素です。動画をSNSと連携させ流入経路を確立させれば、オウンドメディアへの流入数アップも期待できます。
実際には動画コンテンツ自体でSEO効果が上がるわけではなく、動画活用によりオウンドメディアの集客力や質が高まることによりSEO効果が期待できることになります。
拡散されやすい
動画コンテンツは文字だけのコンテンツよりも、拡散されやすい傾向にありより多くの人の目に留まりやすいこともメリットと言えます。
動画はSNSと相性が良く、特にtwitterやfacebookだけでなく、画像や動画を主体とするinstagramも巻き込めることは大きな魅力です。
オウンドメディアの動画をSNSと連携させたうえで注目されれば、リツイートやシェアによりあっという間に拡散されることも考えられます。
自社のことを知らない人にも情報を届けられるきっかけが作りやすいため、少ない労力・コストで大きなマーケティング効果が出やすいコンテンツなのです。
関連記事:オウンドメディアとは?8,000サイト制作実績から見えた成果の出る作り方
具体的なオウンドメディア内の動画活用方法
さまざまなメリットが期待できるオウンドメディアでの動画活用。それでは具体的にはどのように動画を活用していけばよいのでしょうか。オウンドメディアで動画を活用するための具体的な方法について6つご紹介します。
商品・サービスの紹介
動画活用の基本となるのは、商品・サービスの紹介です。写真や文字だけで商品・サービスの魅力を伝えるのには限界がありますが、映像や音声で訴求できれば商品・サービスの特徴がわかりやすく成約や購買につながりやすくなります。
特に使い方や利用方法が複雑な商品は、文字で説明すると閲覧者にとって難解になりがちです。しかし動画であれば実際に映像で使っている手順を見せることができ、閲覧者から商品を使用するイメージを持ってもらいやすくなるなどの効果が期待できます。
エステや医療など形のないサービスを提供する分野においても、動画を活用したサービスの紹介は閲覧者にとって具体的なイメージとして伝わります。
お客様の声の紹介
商品やサービス自体ではなく、お客様の声を紹介するコンテンツづくりにも動画は適しているといえます。実際に商品・サービスを購入したお客様に出演してもらい、利用した感想などを話してもらいます。
閲覧者は動画を見ることにより、出演している人に自分自身の姿を重ね合わせて検討できるので臨場感があり、さらに商品・サービスへの信頼感を持てるようにもなるのです。
スタッフや社内の様子を紹介
オウンドメディアで企業のPRをしたい場合は、スタッフや社内の様子を動画で紹介することが効果的です。Webサイトの閲覧者にとって、行ったことがないお店に行くのは不安が伴うこと。
しかしお店の様子がわかる動画コンテンツを設置すれば、閲覧者は安心してお店に行けるようになります。
もちろん直接商品・サービスを販売するお店だけでなく、企業の採用活動にも動画活用は適しています。就職活動中の方にとって、社内の様子や社員インタビューなどの動画は貴重な情報源となります。
記事コンテンツの動画化
オウンドメディアでの動画活用方法として特別なコンテンツを設置する方法をご紹介してきましたが、記事コンテンツを動画化するのもおすすめの方法です。
たとえば文字と画像だけのコンテンツの冒頭に、記事全体の内容を簡単にまとめた動画を設置すれば、記事コンテンツに興味を持ってもらうためのきっかけづくりができます。
文字を読むためには少なからず労力が必要ですが、動画コンテンツは眺めているだけで情報が得られるツールです。
オウンドメディアに訪問してくれた人に短時間で多くの情報を提供して興味を持ってもらうためには、動画コンテンツで関心を惹くことが効果的となります。
営業内容の動画化
企業PRのためのオウンドメディアでの動画活用方法として、営業内容を動画化することも考えられます。
ひとつの商品・サービスだけにとどまらず、提供している商品・サービスを網羅して動画化したり、普段は見られない営業中の社内施設を動画として公開したりする方法です。
また企業の取り組みや企業理念を動画にすると、文字だけで表現するよりも柔らかく、受け入れやすい印象となります。
企業自体のイメージ付けを図りたい場合やブランディングを構築したいときに採用したい動画コンテンツ。たとえばガス会社であれば、一般家庭の中でガスが使われているシーンを動画にするなどで、親近感と温かな家庭を形作るガスと印象付けられます。
広告に使用した動画の設置
広告に使用した動画を設置することは、オウンドメディア内での動画活用方法として最も簡単な取り組みです。テレビCMなどの映像広告はもちろん、紙媒体の広告であっても、つなぎあわせて動きやBGMをつけることによりさらに魅力が高まります。
紙媒体の広告を見る人とオウンドメディアを閲覧する人の層は異なる可能性が高いので、制作した広告の再利用であってもより多くの人に情報を伝えるための手段として活用できます。
オウンドメディアの動画活用事例
実際にオウンドメディア内での動画活用を行って成功した事例はたくさんあります。成功例として3つの事例をご紹介しますので、自社で動画活用を行う際のシミュレーションとして参考にしてください。
mercari careers/メルカリ
フリマアプリとして不動の地位を築いているメルカリ。メルカリでは採用募集のオウンドメディアで動画活用を行っています。
エンジニア募集のページで海外メルカリスタッフのインタビューを動画として流し、メルカリで働くことの素晴らしさや使命を伝える動画です。
スタッフや社内の雰囲気を直接伝えられるだけでなく、企業としてのメルカリを身近に感じられる動画が掲載されています。
クラシル/dely
レシピ動画サービスのクラシルでは、料理の作り方を1分程度の動画にまとめてわかりやすく紹介しています。パンなど手間がかかりそうな料理でも、1分程度と短時間の動画にまとめられると簡単に作れそうなイメージです。
デリッシュキッチンやテイスティなどでも同様のサービスを提供していますが、商品・サービスをわかりやすく伝えるため動画を活用している事例となります。
オウンドメディアでの動画活用は無限の可能性がある
オウンドメディアでの動画活用は、商品・サービスの訴求力を高めるだけでなく、企業のブランディングやWebサイトの集客力アップにも効果的が期待できます。
ユーザビリティや滞在時間にも良い影響を与えることから、SEO効果も期待でき、動画ひとつでオウンドメディアの品質が高まる可能性もあるのです。
しかしオウンドメディアと動画の両方を制作・運用しようと思うと時間や労力が必要となるのも事実。
キャククル運営元であるZenkenでしたら、オウンドメディアと動画の制作・運用をあわせて請け負うことができ、効果が見込めるオウンドメディアの制作が可能です。
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