【3分で解説】楽天のオウンドメディア戦略を分析
最終更新日:2022年12月21日
楽天のオウンドメディア「ソレドコ」の特徴を分析しています。貴社のオウンドメディア戦略作成にぜひお役立てください。
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楽天のオウンドメディア「ソレドコ」の特徴
「ソレドコ」は、楽天グループ株式会社が構築・運営するオウンドメディア。楽天の非会員が情報を検索するなかでソレドコにアクセスすると、楽天市場に誘導されるようなコンテンツを掲載。
株式会社はてなが提供する「はてなブログMedia」を活用してオウンドメディアを構築・運営しているため、企業側は記事の執筆に注力することが可能になっています。
どんな目的のメディア?
「ソレドコ」は、楽天の非会員にアプローチすることを目的としたメディアです。これまで、楽天会員向けにはポイントやクーポンなど多数のマーケティング施策を実施していました。
しかしながら、非会員に対してのアプローチ手段は、億単位の予算がかかるテレビコマーシャルやマスメディアに掲載する広告しかありませんでした。
オウンドメディアならばマス広告よりは低予算で構築・運営できることから、「ソレドコ」を開設。KGIは「楽天市場への事業的な貢献」で、主なKPIとしては「訪問者数(UU数)」を設定しています。
記事の公開にかかる費用、訪問者数、楽天市場での購買状況、長期的な収益予測などを踏まえてKGIを評価。現在、高い目標数値に設定している訪問者数を達成できています。
ソレドコのコンテンツ紹介
「ソレドコ」は、モノや作品の「沼にハマる」きっかけになるようなコンテンツを提供する「沼メディア」を自称しています。公式キャラクターは、沼にハマったUMA(未確認生物)の「NUMA」です。
趣味にこだわるためのグッズ、仕事がはかどる商品、料理や食事が楽しくなるようなアイテムなどを紹介し、楽天市場に誘導しています。
たとえば、Web会議が普及した世の中で役立つ「おすすめマイク」の紹介や、おうち時間を充実させるような「タオルソムリエ」が解説する「タオルの選び方」の解説などです。
しかしながら、商品を紹介すること自体を目的とするのではなく、ライターの経験や感動、好きなことなどが読者に伝わるようなコンテンツづくりを心がけています。
ソレドコを利用するターゲット像
「ソレドコ」を利用するターゲットは楽天の非会員という大まかなもので、オウンドメディア全体には具体的なターゲットを設けていません。なぜなら、読者が「役に立った」と思ってシェアしてくれるのはオウンドメディア全体ではなく、記事だからです。
そのため、記事単位では読者のペルソナを設定し、「誰に届けたいか」を明確にしてコンテンツを制作しています。たとえば、男性向け・女性向け・20代向け・30代向けなどです。編集者やチームが、ペルソナが喜んでくれる情報をしっかりと検討し、コンテンツ作りに取り組んでいます。
「ソレドコ」の概要
- 運営元:楽天グループ株式会社
- ターゲット:楽天非会員
- 目的・ゴール:楽天非会員へのアプローチ・楽天市場への事業的な貢献
楽天のオウンドメディア戦略まとめ
楽天の「ソレドコ」は、楽天非会員にアプローチして楽天市場に誘導することを目的としています。成果が出るオウンドメディアを構築するには、目的やターゲットに合わせてキーワードを選定し、コンテンツを制作して、コンバージョンへの導線設計をするといった戦略が非常に重要です。
自社だからこそつくれるオウンドメディアを目指して、戦略を考えてみましょう。
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