オウンドメディアの運営にTwitterを活用するメリットとコツ
最終更新日:2024年02月29日
この記事では、オウンドメディアを主軸にWebマーケティングを行っている企業がTwitterを活用すべき理由や運用メリット、集客のポイントを解説していきます。オウンドメディアの効果を高めるのにTwitterを上手く使えないかと考えている方は、ぜひお役立てください。
また、オウンドメディアを作って本格的に集客したい方向けに、8,000サイト以上を制作して得たノウハウをまとめた「オウンドメディアの教科書」をご用意しました。ご興味がございましたら今後のオウンドメディア作りにお役立てください。
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オウンドメディアでTwitterを活用する理由
オウンドメディア運営にTwitterを活用する大きな理由のひとつが、SNSの台頭です。TwitterやInstagramなどのSNSを利用するユーザーが増加してきたことから、以下のような現象が起こっています。
ユーザーの購買プロセスが変化してきた
インターネットの登場前は、実際の店舗へ出向いて買い物をするのが当たり前でした。その後、ネットが浸透するにつれて、ECサイトやオンラインショップでの買い物が広まっていきます。
しかし、最近では、SNSユーザーの増加によってECサイトやネットショップでの購買プロセスにも変化が起きているのです。
キーワードなどの検索からサイトへたどり着かなくても、TwitterやInstagramの投稿に埋め込まれたリンクを介して直接購入ページへジャンプできるようになりました。SNSは拡散性が高いため、Twitterをひとつの販路としてみる企業が増加しています。
SNSから購買ページへたどり着くユーザーへの対策ができれば、広告費や運用費をかけずとも販路を増やすことにつながるため、力を入れて取り組む企業も増えてきました。
SEO/SEMによる集客が難しくなってきた
SEOとは検索エンジンを最適化する施策で、SEMとは検索エンジンを活用したマーケティングのことです。SEOとSEMは両方ともWebマーケティングの基本施策ですが、近年は競合が激しくなり、SEO/SEMだけでマーケティング上の目標が達成できないことも珍しくありません。
そこで「オウンドメディアへのもう一度のアクセス経路」として、SNSに取り組んでいる企業が増えています。
また、SNSの利用者が増えてきたことで、SEO/SEMで情報が届けられないユーザー層が出来上がりました。SNSでは、ハッシュタグがついた投稿や画像から情報を見つけ、リンク先へ訪問するのが一般的です。SEOやSEMを施したところで、検索エンジンでは「検索されない」現象が起こっています。
商品・サービスが売れなくなってきた
ユーザーニーズの多様化で、「良いものを作れば売れる」という考え方が通用しなくなっています。
最近のショップやECサイトでは、簡単に商品・サービスを利用したレビューや口コミを調べることが可能です。比較検討がしやすくなった分、レビューを理由に買わない人も増加。購入意欲が起こっても、リサーチ段階で購入を断念するユーザーも増えてきました。
また、ECサイトや商品ページへ誘導する従来のWeb広告の効果も落ちてきています。Web広告を見慣れたユーザーは一目で広告だとわかるものには反応しないことが多く、広告を出稿しても思うように効果が得られないケースが少なくありません。
そこでTwitterなどのSNSは従来の広告と違ってパーソナライズしやすく、自社が発信する情報とインタラクションしてもらいやすい観点からも注目されています。
オウンドメディアでTwitterを活用するメリット
次にはオウンドメディアの運営にTwitterを活用するメリットを見ていきましょう。
いち早く情報を届けられる
大勢のユーザーに対し、いち早く情報を届けられる点がSNS投稿の大きな特徴です。Twitterのシェア機能を応用すれば、時間に制約のあるキャンペーン情報などを届けるのにも適しています。
また、ユーザーに自社の投稿をシェア・拡散してもらえれば、企業として今までつながりのなかったユーザーにも情報を届けられる可能性があります。Twitterを活用すると、未開拓の客層まで情報が伝わる可能性がアップしていきます。
顧客を発掘できる
Twitterでは顧客か否かを選ばずユーザー全員に向けて情報が発信できるので、潜在的な顧客や見込み顧客を発掘できる可能性があります。ユーザー同士のやり取りの中で自社オウンドメディアのコンテンツを取り上げてもらえれば、メディアへのアクセスが購入・予約といったアクションに繋がる可能性が高められます。
また、ユーザーがどんな投稿に反応したかを分析すれば、顕在顧客に「育成する」こともできるでしょう。
ユーザーの生の声が届く
Twitterは匿名で利用できるSNSなので、アンケートやモニター調査などを実施しやすく、ユーザーの正直な声が聴けるメリットもあります。
調査結果をオウンドメディアで公開するコンテンツの制作や改修に活用できれば、オウンドメディアへのアクセスーが増えるでしょう。また、調査の結果は新商品・サービスの開発に活かしたり、サービスの改善に役立てたりできます。
顧客ロイヤルティを獲得
Twitterを通じてユーザー(顧客)とのコミュニケーションを行うことで、企業とユーザーとの間に信頼関係が築かれていきます。企業や商品・サービスに対する信頼度や愛着度が高まり、「自社ファン」の獲得につながるでしょう。
また、顧客ロイヤルティが高まることによって、投稿に対して「いいね!」や「シェア」してくれるユーザーが増え、さらに拡散効果が高まります。すでに自社に対して興味を持っている見込み客だけでなく、これから新しく情報に触れる潜在顧客ユーザーとのつながりを持てるため、リード獲得の増加につながっていくのです。
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オウンドメディアでTwitterを運用するコツ
Twitterを運用してユーザーをオウンドメディアに上手く流入させるには、まずフォロワーを増やし、そのフォロワーにツイートを見てもらえるか、ツイートで興味を持ってもらえるかが大切です。ここでは、これを実現するためのコツを以下で紹介していきます。
ユーザー像を明確にする
Twitterアカウントをオウンドメディアへのアクセスを増やす目的で運用している場合、どのようなユーザーを集めたいのか明確にすることが必要です。
例えば、自社のことを全く知らないユーザーに向けた発信であれば、ニュース性のある投稿や商品とのつながりが薄く拡散されやすい投稿が効果的でしょう。一方、特定の悩みを持っているユーザーがターゲットなら、自社の商品やサービスによって悩みやその課題方法に関するオウンドメディアのコンテンツのほうが効果が見込めます。
どんなユーザーに見てもらい、どうやってオウンドメディアに興味を持ってもらえるかを考えて、ターゲットユーザーを設定しましょう。
投稿数を増やす
投稿数が増えるほど、フォロワーにツイートを見てもらえる可能性が高まります。その場でツイートの内容を考えるとなかなか良い内容が思いつかないこともあるので、事前に投稿のリストを作って、あと投稿するだけで対応できるようにしましょう。
すべてのフォロワーが四六時中タイムラインをチェックしている訳ではないので、同じオウンドメディアのコンテンツへのリンクを複数回にわたって投稿することもできます。
例えば、前日の午前中に投稿したツイートを次の日の夜、オウンドメディアへのリンクの部分以外少し変えてもう一度投稿すれば、情報の発信頻度が挙げられます。ただし、何回も同じ内容の投稿を繰り返すととユーザーが離れてしまうリスクもあるため、さじ加減が重要です。
投稿時間を最適化する
投稿数を増やす施策のほか、投稿時間を工夫することでもユーザーにコンテンツを見てもらう可能性が高められます。最も多くのフォロワーがTwitterを利用している時間帯を特定し、集中的に投稿をしましょう。
「Tweriod」という無料ツールを使えば、自社のフォロワーがどの時間帯によく利用しているかを、1時間単位で知ることができます。
いくらツイート内容が良くても、ユーザーに見てもらえなければ意味がありません。フォロワーが最もアクティブな時間帯を調べて投稿すれば、SNS運用の効果が比較的簡単に上げられます。
ターゲットユーザーをフォローする
自社のフォロワー像に近いユーザーに自社のアカウントの存在を知ってもらえれば、自社の発信するツイート内容に興味を持ってくれて相手側もフォローしてくれるかもしれません。
ユーザープロフィール欄に書かれている職業や趣味、関心などをもとに、自社のフォロワー像に近いユーザーを探してそのユーザーをフォローしましょう。ターゲットユーザーのフォローによって、ツイートに対するエンゲージメント率を高める、アンフォローされる可能性を下げるといった効果も期待できます。
Twitterの特徴を活かした運用を
Twitterは、短時間でより多くのユーザーにオウンドメディアの情報を伝えるツールとして非常に有効です。投稿がシェアによって拡散されたり投稿についているハッシュタグが話題になったりすると、飛躍的な認知度アップが見込めます。
自社と顧客のコミュニケーションによって、ロイヤルティが高まり、企業そのものの信頼度や愛着度も上昇します。すでにオウンドメディアを運用していて、アクセス数を増やしたい、より多くのターゲットユーザーにリーチしたい際には、実施してみましょう。
ただし、戦略なしでTwitterアカウントを開設してなんとなく投稿した場合の効果は薄いでしょう。投稿をみてほしいユーザーのターゲット像を明確にしたうえで、そのユーザーの興味を引く運用が求められます。
オウンドメディアの運営でお悩みなら
オウンドメディアをTwitterアカウントと連携させることでSEOに頼らない新たな集客経路を作り出すことができます。しかし、SNSの活用はあくまでも施策の1つに過ぎません。肝心のオウンドメディアのコンテンツでユーザーの要望に応えることができなければ、多くのフォロワーを集めても成果が得られないでしょう。
Twitterを活用しても思うように成果が得られない場合は、自社のコンテンツ戦略を見直し、アプローチの仕方を変えてみてください。自社に魅力を感じてくれる相性の良い見込み客を獲得できれば、営業効率がさらに上がり、成約率も高めることが可能です。ノウハウがなくどうすればよいのかわからない場合は、外部のプロに相談するのも選択肢の1つです。
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