オウンドメディアの外注メリットと依頼する際の注意点
最終更新日:2021年09月12日
「オウンドメディアに興味はあるけれど、自社で運用できる人材がいない」「制作・運用スキルやノウハウがない」と困っている企業は多いのではないのでしょうか。
そんな企業におすすめなのが、オウンドメディアを外注するという手段です。制作はもちろん、運営までを行ってくれる専門業者も存在します。
ここでは、オウンドメディアを外注するメリットや外注費用の目安、依頼時の注意点についてまとめました。オウンドメディアの運用を検討している企業や担当者様は、ぜひ参考にしてみてください。
オウンドメディアの制作・運用を外注するメリット
オウンドメディアは全体的に制作・運用する場合も、運用の一部を任せる場合も、外注するメリットがあります。
コンテンツを定期的に更新できる
オウンドメディアの運用を外注すると、外注先の企業が定期的にコンテンツを更新してくれます。
継続性のあるオウンドメディアの運用は、こまめな更新が大切です。いくらユーザーの求める情報を記事として紹介しても、時間が経ってしまうと情報が古くなり、そのうちユーザーに読まれなくなってしまうからです。ユーザーの閲覧数が減少すると自社の商品・サービスの認知度が下がり、当然新規顧客やリピーターを獲得しにくくなります。
オウンドメディアを外注することでコンテンツの更新が続けられるため、自社の人的リソースを使わずメディアの質を担保することができます。
プロによる設計や分析ができる
オウンドメディア制作のプロに依頼すると、自社の強みやターゲットの分析を行い、それに適したコンテンツを設計してくれます。また、公開後もメディアのアクセス状況を分析し、運用改善を図ってくれるのもメリットの一つですです。
キーワードによる流入数やページに留まった時間など、ユーザーの動きを専門的な視点で分析しながら改善してくれるため、オウンドメディアのコンテンツとしての質が日々向上していくでしょう。
すでにオウンドメディアを持っていても「効果が感じられない」「集客につながっていない」と悩んでいる方は、コンテンツの設計段階からプロに見直してもらうのもおすすめです。
質の高いコンテンツを制作できる
オウンドメディアは、コンテンツが企業とユーザーをつなぐカギとなっています。質の高いコンテンツを発信できていなければ、思うような結果は出せません。
Googleは、コンテンツ評価の基準として「専門性」「権威性」「信頼性」の3つを挙げています。専門性の高い記事を制作できるプロの業者に依頼すれば、コンテンツの上位表示が可能となるでしょう。
得に幅広い情報を発信するオウンドメディアを運用したいといった場合には、そのジャンルに精通する専門のライターに依頼することで質の高さを維持でき、結果につながるコンテンツ制作ができます。
社内リソースの負担を軽減できる
オウンドメディアのコンテンツ更新は、社内のリソースを圧迫してしまうことにつながります。それに、プロのライターが執筆した記事でないと質の低いコンテンツばかりになってしまい、膨大な時間をかけた割には結果が残せないといったことにもなりかねません。また、SEOや分析(アナリティクス)などの専門的な知識を有した編集者による検証がないことには、運用の改善につながらないのです。
オウンドメディアの制作・運用全般をプロに依頼することで社内メンバーの負担を軽減できるほか、プロジェクトのリソース削減にもつながります。
オウンドメディアを外注する時の注意点
オウンドメディアを外注する場合、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか。ここでは、オウンドメディアを外注する際の注意点についてお伝えしていきます。
事前の情報共有が大切
オウンドメディアを使って自社をブランディングするにあたり、まずは制作者に対して自社の情報や特徴、メディアを訪れるターゲットに伝えたいことをできるだけ詳しく共有しておくことが大切です。自社がどんな会社でどのような立ち位置にいるか、自社の強みや魅力は何か、どのような顧客に選ばれているか、などです。
質の高いコンテンツを制作するためにも、まずは制作者に自社のことを知ってもらう必要があります。制作者との情報共有は、時間をかけてもしっかりと行いましょう。
選定や成果に時間がかかる
オウンドメディアを外注する際には、制作経験が豊富な企業を見つける必要があるため、パートナー業者の選定に時間がかかります。また、オウンドメディアの制作から運用までを全体的に任せるのではなく一部を自社で行う場合、全体の作業から依頼する内容を細かく選び取らなくてはなりません。
依頼決定までにも時間を要するので、ある程度、期間の余裕を持ってはじめることが大切です。
オウンドメディアは、コンテンツを配信した瞬間に成果が出るのではなく、成果が現れるまでには一定の時間が必要です。自社運用の場合も同じことが言えますが、検索ページの上位に表示されているか、狙ったユーザーがメディアに訪れてくれているかが分かるまでに数ヶ月を要することもあるのです。そのため、制作者や執筆したライターの良し悪しを判断までにもも時間がかかります。
オウンドメディアを外注するなら、各対応後のタイムラグも考慮にいれなければいけません。
費用がかかる
オウンドメディアを自社で運用せずに外注に任せると、当然費用がかかります。費用はオウンドメディアの規模によっても異なりますが、オウンドメディアをゼロから立ち上げる場合や多くのコンテンツを一気に作成・公開する場合に、費用が高くなります。
外注の費用を抑えようと安く受けてくれる専門知識のない人に依頼しても、成果にはつながりません。費用面だけを考えず、外注するパートナー企業のレベルや実績の見極め、最適な外注先を選ぶのが大切なポイントです。
外注しても予備知識が必要
オウンドメディアを外注しても、発注する側としてオウンドメディアについての予備知識を備えておきましょう。メディアを運用するまでの流れやどのようなメリット・デメリットを得られるかを知っておいてください。
オウンドメディアについて知識がないと、制作する側に確認すべき質問や的確な指示を出せません。
双方のコミュニケーションを円滑にすすめてメディアの成果を早く出すためにも、オウンドメディアの意義や全体の流れを把握しておきましょう。
オウンドメディアの外注先を選ぶポイント
業界での実績や経験をチェックする
依頼する先がオウンドメディアの運用実績を持つ、経験豊富な業者かを調べておきましょう。このとき、企業の規模ではなく、柔軟性のある会社かどうかを見極めることが大切です。
スピーディに対応してくれる小回りの利く会社であれば、中小やベンチャー企業もおすすめです。
複数の業者にメディアの運用実績を見せてもらい、経験豊富で柔軟に対応してくれそうな会社を選んでください。
編集者のスキルが大切
オウンドメディアの全体を設計するのは、ライターでもデザイナーでもなく「Webディレクター」とも呼ばれる編集者です。
ライターやデザイナーは自分の役割である記事やデザイン1つひとつには責任を持ちますが、他の人が作った記事やデザインには関知しません。また、人がつくったものを修正する作業も行わないため、メディア全体の仕上がりは編集者のスキルにかかっています。
編集者は、サイトの方向性やイメージをそれぞれの担当者に伝えて、設計どおりのオウンドメディアになるよう、ライターやデザイナーに的確な指示を出します。
記事や企画の内容やデザイン、カラー使い、フォントやレイアウトに至るまで、ユーザーへの伝わりやすさを考慮しながら質の高いコンテンツを具現化できる編集者を立てることが重要です。
戦略から分析までできる会社を選ぶ
継続的にコンテンツを更新し、いくらユーザーの流入が増えてくれても、成果につながらなければ意味がありません。
オウンドメディアには、メディアを通じて商品を購入してもらいたい、自社のブランディングを向上したい、問い合わせを増やしたいといった、そのサイトが目指すべき「ゴール」があります。サイトで目指すゴールに合わせて振り返りや検証・分析を行い、改善を繰り返しながら成果につながるような運用をしてくれる会社を選ぶべきです。
コンテンツの制作だけでなく、成果を生み出すための戦略から運用中の分析改善までをこまめに行ってくれる会社を選びましょう。
オウンドメディアの外注費用の目安
オウンドメディアを外注する目安となる金額は、制作会社との契約によっても異なりますが、最低でも40万円ほどの費用が必要です。
オウンドメディアの規模やコンテンツの数によって、デザインや内部環境を整えるほどに費用が高くなり、サイトによっては全体で600万円を超えることもあります。
オウンドメディアを外注する際の費用には、以下のような項目があげられます。
初期費用
オウンドメディアの戦略を設計するための調査費やマーケティング費がかかります。コンテンツ数やメディアの規模によっても異なってくるため、依頼を検討している会社に事前に確認しておきましょう。
運用費用(月額固定費)
オウンドメディアを継続的に運用するには記事やコンテンツの追加・更新は必要なため、月々定額の運用費用がかかることが多いです。運用費用の相場は月額20万円程度ですが、依頼内容によっては月額1万円程度に抑えることもできます。
もちろんメディアを立ち上げてから完全に自社のリソースで運用していく選択肢もあります。その場合、月額固定の費用はかかりませんが、少なくとも運用担当者・ライターなどの人件費は必要です。
ディレクション費用
固定の運用費以外にも、オウンドメディアを外注する場合には別途ディレクション費用がかかることがあります。
オウンドメディアには専任の担当ディレクターが付いていることが多く、目指す目標や成果を達成するために運用を仕切ってくれます。記事の公開数や公開スケジュール、コンテンツ改善の対応範囲、レイアウトやデザインの見直しなどを管理し、かけられる費用を考慮しながら追加すべき項目を提案してくれます。
サーバー代
オウンドメディアを維持するために必要なのがサーバーです。サーバーには、メディアに掲載されている文章や画像データなど、さまざまなデータが保管されています。
サーバーを新たに構築すると2万~5万円ほどが発生します。ただし、自社ですでに持っているサーバーを利用する場合には大きな費用負担はかかりません。
また、レンタルサーバーであれば毎月数千円で利用できるため、コンテンツの量や機能が小規模であれば、レンタルを活用しましょう。
ドメイン登録代
オウンドメディアの場合、サイトの住所となるドメインを取得していないとユーザーにPRすることができません。ドメインは通常なら数千円程度、高いものでも1万円ほどで購入できます。オウンドメディアの構築費用の割合で考えれば高くはありません。
自社の強みを明確化するオウンドメディアをつくろう
オウンドメディアの外注依頼は、専門知識に長けたプロに質の高いコンテンツを制作してもらえるほか、運用を任せて社内のリソースも削減できるため非常に便利です。
オウンドメディアで見込み顧客に自社の商品・サービスや魅力を知ってもらい、集客に繋げましょう。
早く成果を出すためにオウンドメディアの制作で重要なのは「バリュープロポジション」を意識したコンテンツ設計です。
バリュープロポジションとは、他社が提供できていない、自社だけが提供できる「独自の強み」のことです。バリュープロポジションが明確になると、オウンドメディアで伝えたいことがはっきりすることで、テーマやコンセプトに軸が生まれます。
バリュープロポジションの確立、自社の市場での立ち位置も明確になり、差別化や企業価値を高めるブランディングにもつながります。自社のバリュープロポジションをもとにオウンドメディアを運用すれば、配信しているコンテンツに興味を持っているユーザをより多く集客できます。
認知度も売上も両立するオウンドメディア、「ブランディングメディア」
ブランディングメディアとは、キャククル運営下のZenkenが提供する、親和性高い知る人ぞ知るブランドとして認知と売上につながる集客ができるオウンドメディアです。
通常、ブランディングをする場合は何千万単位の制作費や広告費、そして時間を掛ける必要があります。
しかしブランディングに失敗してしまえば、効果が出ず莫大な費用を失うだけでなく、間違った印象がついてしまう可能性も。
ブランディングメディアとは、
親和性の高いユーザーに絞った認知度の向上を行い、ニーズが顕在化した際の第一想起されるブランドとして広めていきます。
また、購買意欲や利用意欲のあるユーザーも同時にアプローチができます。その顕在的なユーザーにはなぜそのブランドや企業を使うべきかを解説し、さらに成約や購入につながるよう温度感を上げた集客ができます。
ブランディングメディアを導入した結果、
- 1ケタ分受注単価が増える売上を獲得できた
- 求人広告に依存することなく、自社サイトから今までの10倍採用応募が来るようになった
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