【3分で解説】日立のオウンドメディア戦略を分析
最終更新日:2022年10月15日
全世界約35万人の従業員を通して、気候変動・高齢化社会・感染症対策などの社会課題に取り組んでいる日立。それらに欠かせない各種イノベーションやテクノロジー、ビジネストレンドなどについて紹介しているのが日立のオウンドメディア「社会イノベーション」です。
日立のオウンドメディア「社会イノベーション」の特徴
社会イノベーションは、「環境」「IT・デジタル」「COVID-19・ニューノーマル」「社会イノベーション事例」「ニュース」「働き方」という6つのカテゴリで構成されています。
インタビュー記事やYouTubeと連携された動画を効果的に使い分けながら、日立の技術や取り組みをより分かりやすく情報発信しています。
メインターゲットは、様々な分野で社会課題に取り組んでいるビジネスパーソンとなっています。ただし、日立は日常生活でもなじみのある企業であるため、サイトはビジネスパーソンではない一般ユーザーでも閲覧しやすい構成になっているのが特徴です。ビジネスパーソンから日立に興味・関心のある一般ユーザーまで幅広い層を取り込むことで、広範囲な企業ブランディングが目的となっていると言えるでしょう。
「社会イノベーション」の概要
- 運営元:株式会社日立製作所
- ターゲット:様々なイノベーションによって社会課題やビジネス課題を解決しようとしているビジネスパーソン
- 目的・ゴール:日立の取り組みに幅広く理解・共感を得ることで、企業ブランディングを図ること
日立のその他のオウンドメディア
日立は「社会イノベーション」に加えて「Executive Foresight Online」や「Hitachi IoT Platform Magazine」というオウンドメディアも運営しています。
Executive Foresight Onlineは経営者層をターゲットとしており、現代のデジタル社会を生き抜く経営戦略やその可能性、様々な切り口から課題解決に奮闘している方々のリアルな声や想いなどを発信しています。
一方、Hitachi IoT Platform Magazineは、日立が取り組んでいるデジタル関連の最先端事例やソリューションサービスなどを、コラム形式で分かりやすく紹介しているのが特徴のオウンドメディアです。社会イノベーションと類似しているコンテンツもありますが、テーマにより深く切り込んだ内容となっているため、ビジネスパーソン・専門家向けのオウンドメディアといえるでしょう。
成果を得るオウンドメディアを制作するには
日立は複数のオウンドメディアを運営することで、それぞれのターゲットに合わせた情報発信を行っています。特に社会イノベーションは、ビジネスパーソン向けだけでなく、ビジネスパーソン以外のユーザーの興味・関心を刺激するようなコンテンツも掲載しており、幅広いターゲット層が特徴です。
日立の誇るソリューションや取り組みだけでなく、従業員の声や想いを文章と映像(YouTube)として適宜組み合わせることで、伝統ある日立ブランドを効果的に訴求。社会イノベーションは、日立の企業ブランディングを目的としたオウンドメディアとして大きな成果をあげています。
社会イノベーションのように成果へとつながるオウンドメディアをつくるためには、目的やターゲットにあわせたキーワードの選定、コンテンツの制作、コンバージョンへの導線設計などを含む戦略設計が重要です。
オウンドメディア制作を検討する際には、自社の強みや訴求ポイントを明確にし、自社らしさを押し出せるような戦略を考えたうえで、メディアの構築をすると良いでしょう。
自社オウンドメディアの立ち上げを検討している方へ
自社のオウンドメディアを活用すれば、広告代理店などに依存せず自社だけで情報発信できます。しかし、発信する情報をニーズの合うユーザーに届け、購入やサービス登録、採用エントリーなどに繋げるには競合に勝つ戦略策定が必要です。そこで、「どうやってターゲットを選定すればいいのか分からない」「どの内容のメディアにすればいいのか分からない」と迷っている方も多いのではないでしょうか。
キャククルの運営元であるZenkenでは、これまでに120業種を超える企業のWeb集客やマーケティングを支援してまいりました。オウンドメディア制作についても、市場の分析から戦略立案・メディアの制作・運用までワンストップで対応可能です。貴社の強みにあわせたメディアを制作し、成果が出るまで運用・改善を徹底的に行ってまいります。
「オウンドメディア制作を検討している」「どういったメディアがいいか悩んでいる」といった際には、お気軽にお問い合わせください。
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