【3分で解説】サイボウズのオウンドメディアを分析!その戦略とは
最終更新日:2022年10月13日
サイボウズのオウンドメディア「サイボウズ式」の特徴
引用元:サイボウズ式(https://cybozushiki.cybozu.co.jp/)
サイボウズ式は、「kintone」や「サイボウズ Office」などの会社管理ソフトやクラウドサービスを展開するサイボウズ株式会社が運営しているオウンドメディアです。
「新しい価値を生み出すチームのメディア」をテーマに、ブロガーのコラムやマンガ形式の記事など、働き方に関するコンテンツを多く配信しています。
「サイボウズ式」の目的・戦略
サイボウズ式の目的は、運営するサイボウズ株式会社の認知度向上とブランディング。
そのため、ITの観点からみたものやチームワーク、ワークスタイルなど、仕事に関するコンテンツ内容が多く発信されています。
日々働き方や仕事の意義について考えている方に読まれているコンテンツメディアです。
見やすいシンプルなインターフェイスで、スマホでも読みやすいレスポンシブデザイン。
サイト内では、「マネジメント」や「キャリア」などのタグ検索ができるようになっており、興味のある分野のタグから記事コンテンツが見つかるようになっています。
企業が「読んでほしい」テーマの記事にするのではなく、あくまでも読者に歩み寄って情報を届けるのがモットーとするメディアのため、お問い合わせフォームや資料請求への導線は引かれていません。
導線を引かないのはは、サイボウズが「自社の認知度向上こそ、新たな事業展開や顧客獲得につながる」と考えているため。
直接的な製品・サービスのプロモーションやCV導線のない珍しいタイプのオウンドメディアです。
「サイボウズ式」の概要
- 運営元:サイボウズ株式会社
- ターゲット:日頃から業務でPCに触れるビジネスパーソン、働き方の効率化を検討している企業担当者
- 目的・ゴール:会社の認知度向上、企業ブランディング
サイボウズ式は企業の認知度アップが目的のため、明確なゴールが定まっていません。
PV数の目標値も設けられておらず、あくまでもユーザーにとって有益となる記事の量産を目指して運営されています。
しかし、オウンドメディアの開始以降、記事・コンテンツ数は順調に増加。
継続して記事を増やすことで、より多くの人に読まれるようになりました。
検索やダイレクト流入のほか、ブログやソーシャルメディアなどのコンテンツからの流入率が高い傾向にあります。
ターゲットはビジネスパーソン全般と幅広いですが、あえて言うなら「社内のプロジェクトを効率良く進めるために何かできることはないか」と探している人が当てはまると言えるでしょう。
オウンドメディアなら見えない導線も作り出せる
資料請求や問い合わせフォームへのリンクといった、直接的な成果(CV)の導線がないオウンドメディアでも、自社の認知度を高めたり、ブランディングイメージを強化することで、潜在顧客を集めることができます。
効率的に働く重要性についてさまざまな意見を発信しつつ、ソフトウェアの導入による業務効率化を啓蒙するサイボウズ式は、オウンドメディアの持つ可能性を体現した成功事例とも言えるでしょう。
まとめ
成果につながるオウンドメディアをつくるためには、目的やターゲットにあわせたキーワード選定はもちろん、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供できるかが大切。それと同時に、目標を見据えた緻密な導線設計も重要です。
しかしサイボウズ式のように、あえて導線を置かないことでユーザーにストレスを与えず、有益な情報だけを学べるメディアとして信頼性を獲得する戦略もります。
自社ならでは、自社だからこそつくれるオウンドメディアを目指して戦略を考えてみましょう。
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