Clipkit(クリップキット)とは?CMS機能や口コミ評判、費用について詳しく解説
最終更新日:2023年12月11日
「オウンドメディアの更新の操作が難しくて使いにくそう…」
「ワードプレスなどのオープンソースCMSだとセキュリティが不安」
「HTMLの知識がなく、思い通りの記事がなかなか作れない」
オウンドメディア用のCMS選定にあたり、上記のようなお悩みや課題を抱えている担当の方もいるのではないでしょうか。
こちらの記事では、このような悩みを解決に導いてくれるCMSツール「Clipkit」を紹介しています。ツールの特徴や費用、口コミ・評判、導入事例などについてまとめていますので、ツール選定の参考にしてみてください。
「Clipkit」(クリップキット)とはどのようなCMS?
Clipkitは「書く人目線」のCMS
Clipkitは、「書く人(=記事を制作する人)の目線」を大切にして作られているCMSです。記事を制作する際の使いやすさが追求されている点がポイントとなっており、さまざまな表現を盛り込んだ記事を作成できます。
万全のセキュリティ対策
セキュリティ面でも万全の対策が行われているClipkitは、月間1億PV以上のアクセスがあるメディアにも利用されているシステムです。急激にPVが増加した際にもサーバダウンを心配する必要はありません。
さらに開発や保守、サポートまで提供されており、定期的なバージョンアップとセキュリティ対策が実施されています。
アクセス解析でサイトの状況を把握可能
アクセス解析機能が搭載されている点もClipkitの特徴です(機能充実プラン以上で利用可能)。例えば記事PVや訪問者数の把握に加えて、性別や年齢などサイトの状況がひと目でわかるため、初めてでも簡単にサイト分析を行えます。
Clipkitをおすすめする3つの理由
CMSツールにはさまざまな種類がありますが、Clipkitを選ぶべき理由とは何でしょうか。以下で確認していきましょう。
750サイトが導入、継続率99.3%という実績が証明する使いやすさ
これまでに非常に多くの導入事例を持っているClipkitですが、コンテンツを制作する側が直感的に使えるCMSであるという点が支持される理由のひとつとなっています。
例えばフォントの設定から動画の埋め込みまで、思い通りの表現が簡単にできるなど、マニュアルをじっくり読み込まなくても触りながら編集していくことができます。この使い勝手の良さが、導入企業からも喜ばれています。
豊富に用意された記事編集アイテムを使用してイメージ通りのコンテンツを作成できる自由度があり、HTMLやCSSの知識があればデザインを変更したり、記事にアレンジを加えたりすることも可能です。
もし社内に記事作成ができる人材がいない場合は記事制作までお任せできるプランも用意されていますので、これまでメディアを制作したことが一切ない会社でも、安心して任せることができます。
多機能なマーケティングツール
記事設定や記事制作、メルマガ機能のほか、アクセス解析機能やユーザー管理機能など多彩な機能を搭載しています。また、外部連携機能も用意されています。
SlackやTwitter、Youtube、Google MAPなどと連携すれば、オウンドメディアで発信している情報を拡散したり、プロモーションやキャンペーンを連動して行ったりすることができます。
メディアの価値を最大化させるためにはオウンドメディアとSNSの連携はいまや必須ですし、運用しながら改善につなげていけるマーケティングツールもなくてはならないものと言えます。
クライアントの要望に合わせた細やかなアップデート
オウンドメディアは制作して終わりではなく、制作してからが勝負。コンテンツの追加やシステムのアップデート、サーバーへの対応やトラブルシューティングなど、メディア運用経験のない人には対応が難しいものもあります。
Clipkitは開発したスマートメディアがこれまでいくつものメディアを制作・運用した経験と、さまざまなトラブルなどにも対応してきた実績をベースに構築されたもの。
コンテンツ制作に強い会社ですが、保守・運用への対応に関してもしっかりバックアップしてくれる会社でもあります。
「Clipkitを導入した後も手厚いサポートが受けられるのでありがたい」と感謝されることが多いそうです。
Clipkitを導入するメリット
ここでは、Clipkitを導入することでどのようなメリットがあるのかを解説していきます。
初期費用と月額コストが抑えられる
Clipkitは、3つのプランを用意しています。例えば自社でサイト構築ができる企業や、安くスタートしたいといった企業におすすめなのが「お手軽スタートプラン」。企業のニーズに合ったプランを選ぶことによって、費用を抑えながらサイトの構築を行えます。
利用者以外には構造がわかりにくい
オープンソースのCMSと比較すると、Clipkitの場合は利用者以外にはわかりにくい構造となっている点も導入するメリットといえます。セキュリティ面も重視したいと考えている場合には、Clipkitを検討してみることがおすすめです。
パーツ単位で記事作成が可能
Clipkitはパーツ単位で記事の作成ができます。視覚的に記事の作成がしやすいため、記事作成に慣れていない人やあまりパソコンの操作などに慣れていない人でも作業を簡単に行えます。
Clipkitの料金プラン
プラン/項目 | プロフェッショナルプラン | 機能充実プラン | お手軽スタートプラン |
---|---|---|---|
初期費用 | 要問合せ | 33,000円 | 33,000円 |
月額費用 | 要問合せ | 55,000 | 11,000円 |
※料金はすべて税込です。
契約からサイト構築までの流れ
Clipkitを導入する際の大まかな流れについて紹介していきます。全体の流れを把握することで導入までスムーズに進めることができるでしょう。
1.ドメイン決定&取得
Clipkitを申し込む際には、はじめにドメイン名を決定し、取得を行うことが必要です。ドメイン取得が難しい場合には、取得の依頼を行えます(別途月額10,000円)。
2.申し込み
ドメイン決定後、下記の流れで申し込み手続きを行います。
- メールまたは電話により申し込みの意思を伝える
- 必要情報を担当者に連絡する(必要情報の詳細は公式サイトをご確認ください)
- 担当者よりクラウドサイン経由で申込者宛にメールが送信される
- 電子照明をいただき契約を締結すると申し込みが完了
3.DNSレコードの作成と設定
すでに決定しているドメインと実際のサイト環境をつなげる設定が行われます。
4.リバースプロキシの設定(サブディレクトリ利用の場合のみ)
サブディレクトリを利用する場合には、通常の流れに加えてリバースプロキシの設定を行います。
5.環境構築
サイト管理画面を提供するための準備作業がスタートします(この段階では仮サイトの状態です)。アクセス可能な環境の提供までに必要な目安期間は下記の通りとなっています。
- デフォルトのデザインテンプレートを使用する場合:通常約5営業日
- オリジナルデザインを使用する場合:別途時間が必要となるため、詳細は担当者から案内されます
6.ドメインつなぎ込み
実際に提供されるサイト環境の仮ドメインを、あらかじめ決定されていたドメインに切り替える作業が行われます(作業日時は別途連絡が行われます)。
7.サイトお渡し&公開
上記までの流れによりローンチの準備が完了するため、設定や入稿、動作のチェックなどを行った上でサイトを公開します(Basic認証をかけている場合には解除します)。
Clipkitの導入事例
ここでは、Clipkitを導入した2社の事例について紹介していきます。
Sansan株式会社「DIGITALIST」
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げているSansan株式会社によるClipkit導入事例です。こちらのサービスを利用してウェブマガジン「DiGiLiST」の運営を行っています。
こちらのウェブマガジンは日常にアイディアをプラスすることで働き方をゆるやかに進化させる、という目的によりビジネスやワークスタイル、最新のテクノロジーなどさまざまな内容の情報を提供。会員登録を行うと限定記事の閲覧や厳選記事をメルマガで受け取る、また同業他社のニュースを閲覧するといった機能が利用できるようになります。
宝酒造株式会社「酒噺」│もっとお酒が楽しくなる情報サイト」
老舗の酒・焼酎メーカーの宝酒造株式会社による導入事例です。同社では、多くの方にお酒に魅力を知り、楽しんでもらいたいという思いから、お酒に関するメディアサイト「酒噺」を運営しています。
こちらのサイトでは、スタッフがお酒の文化や行事、お酒に関する知識などについて独自に調査や取材をした情報をもとに作成したコンテンツを掲載。思わず誰かに話したくなるようなお酒にまつわる情報がたくさん掲載されているサイトです。
Clipkitの口コミ・評判
実際に導入した企業の口コミや評判は導入を検討する際の重要な情報となるでしょう。ここではClipkitの口コミ評判を紹介しています。
デジタルマーケティングイノベーションラボ株式会社
「承認」「公開」の機能、記事の構築のしやすさに加えてコスト面もよかったため、Clipkitに決定しました。
引用元:Clipkit公式サイト導入事例「デジタルマーケティングイノベーションラボ株式会社」(https://clipkit.co/case/digital-marketing-innovation-lab)
株式会社グローバルトラストネットワークス
このようなツールを使用するのは初めてでしたが、とても仕様がわかりやすく、使いやすいと感じています。記事を制作することで会社の歴史や人物を記録/深掘りでき、それを社内メンバーそしてお取引先の皆さまに知ってもらえるというメリットが大きいと思います。
引用元:Clipkit公式サイト導入事例「株式会社グローバルトラストネットワークス」(https://clipkit.co/case/global-trust-networks)
Clipkitに関するよくある質問
ここからは、Clipkitに関するにに関する「よくある質問」を紹介していきます。サービス導入に関して疑問や不安を感じている方は、以下のQ&Aを参考にしてみてください。
Q1.ドメインを途中で移行可能ですか?
ドメインの途中移行は可能です(別途費用となります)。また、301リダイレクトの設定についてもオプション費用について可能です(ただしテンプレートや記事に直接URLが書いてあるものはそのままとなります)。
Q2. サイト内にお問合せフォームを設置できますか?
「管理画面」→「サイト管理」をクリックし、「フォーム」を選択することでお問い合わせフォームのほか、アンケートを設置できます。この時作成したフォームは、固定ページに配置できるほか、ウィジェット化して記事の中に配置することも可能です。
Q3.公開した記事をSNSでも配信したいのですが。
SNSアカウントとClipkitの連携を行っておくことで、公開記事を任意のSNSアカウントで配信できるようになります。
Q4. 多言語翻訳には対応していますか?
多言語翻訳にも対応していますので、日本語記事を英語に翻訳したり、複数言語に自動で翻訳を行えます。
参照元:Clipkit公式サイト(https://clipkit.co/faq)
「Clipkit」運営会社の会社概要
会社名 | 株式会社スマートメディア |
---|---|
所在地(本社) | 東京都港区南青山1-24-3 |
設立 | 2018年7月20日 |
TEL | 03-6450-5477 |
公式サイト | https://sma-media.com |
事業内容 | メディア事業・CMS事業・テクノロジー事業 |
CMSツール「Clipkit」まとめ
こちらの記事では、書く人のことを徹底的に考えたCMS「Clipkit」を紹介してきました。
難しい操作を行うことなく、多彩な表現を盛り込んだ記事の作成ができるシステムとなっていますので、これまで使っていたツールが難しすぎる、また初めてオウンドメディアを構築するといった人にもおすすめです。
自社の要望に応じて3種類のプランから選択できます。自社のサイトを作りたいと考えている企業の担当の方は、どのような機能が必要かを整理した上で、Clipkitの導入を検討してみてはいかがでしょうか。