ベネフィット・ワンのオウンドメディア「ボーグル」の戦略を分析
最終更新日:2023年02月06日
ベネフィット・ワンはサービス内容に応じて毎月一定金額を支払う、サブスクリプションのマッチングサイト提供が主なビジネスモデルの会社。しかし現在の主力は企業における従業員管理をサポートするサービスを展開しており、特に福利厚生の代行が有名です。
そんなベネフィット・ワンは見込み顧客を増やすための施策として、オウンドメディアである「ボーグル」というサイトを2017年から運営開始。英語表記ではBOWGLとなり、サイト名の由来は「Benefit One Working and Good LIfe」の略で、ベネフィット・ワンにて勤務とよいライフスタイルを両立させる意味合いをもっています。
また、オウンドメディアを作って本格的に集客したい方向けに、8,000サイト以上を制作して得たノウハウをまとめた「オウンドメディアの教科書」をご用意しました。ご興味がございましたら今後のオウンドメディア作りにお役立てください。
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ベネフィット・ワンのオウンドメディア「ボーグル」の特徴
ボーグルに掲載されているコンテンツ内容を大きく分けると、主に下記が挙げられます。
- ベネフィット・ワンサービス導入事例
- 企業における働き方改革の課題解決ポイント
- 代行サービス紹介
- セミナー情報
キャッチコピーとしては「働き方改革のポータルサイト」ですが、トップページにおいて特に大きく誘導しているのは導入事例で、2022年7月時点で事例数は24社にも及びます。
ボーグルで注目すべきなのは、カスタマージャーニーの導線。カスタマージャーニーとは顧客の旅という意味合いで、実際に見込み顧客となってからサービスを利用するまでの流れを想定することを指します。
サイトの入り口は検索結果などからアクセスする「企業における働き方の課題解決ポイント」です。しかしオウンドメディアとしては最終的にサービスにつなげなければいけません。
BtoBサービスにてオウンドメディアにおいて近年重要視されているのが、「導入事例紹介」です。一般消費者と異なりビジネス対ビジネスの場合、情報を見ているユーザーの背景に決裁者が存在し、導入にあたって客観的な証拠を集めます。そして決裁者が比較する情報として参考にするポイントは下記の2点です。
- 実績があるサービスか
- 自社も導入して成功するのか
具体的な社名を含めた導入事例を紹介する記事は、サービスの実績にもあたり同じ悩みをもつ企業への宣伝効果が高い内容です。ボーグルはBtoBのオウンドメディアで導入事例がもっとも重要であると認識しており、カスタマージャーニーは下記のように想定しています。
- 働き方改革を成功させるためユーザーが調べる
- ユーザーがボーグルの課題解決記事に訪れる
- 企業について調べようとトップページに行くと事例が並んでいる
- 詳細情報を集めるためのセミナーに参加し接点ができる
BtoB商材にてオウンドメディアの展開を考えているならば、ボーグルの導線誘導は参考になるでしょう。
ボーグルの概要
- 運営元:株式会社ベネフィット・ワン
- ターゲット:会社の働き方改革を成功させたい方
- 目的・ゴール:ベネフィット・ワンの代行業利用
福利厚生を中心とし、働き方改革に役立つ代行サービスを展開するベネフィット・ワン。オウンドメディアではカスタマージャーニーの想定と導線が非常によくできている事例です。
この機会にコンテンツマーケティングの施策を改めて見直したいという場合には、以下の「コンテンツマーケティング実践ガイド」もぜひ参考にしてみてください!
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