グーグルマップによる集客のメリットとデメリットを知り効率化を図ろう
最終更新日:2021年02月15日
分からないことがあれば調べることが当たり前の現在、大きな存在感を放っているのがグーグルマップです。高性能な地図アプリは、「地図」という枠を越え、様々な情報が網羅されていますので集客にも活用できます。また、ただ利用するだけではなく、どうすれば効率よく集客できるのかも含めグーグルマップと集客の関連性を理解しておきましょう。
グーグルマップによる集客のメリット
グーグルマップを活用した集客にはいくつかのメリットがあります。
これらは経営者にとって、どれも魅力的なものなはずです。
お金がかからない
この点こそ一番のメリットなのではないでしょうか。
広告や宣伝はとても大切だからこそ、どの会社・企業も予算を投入しています。
言い換えれば、結局は広告も資本力次第になってしまいますが、グーグルマップは自分のお店を登録すれば無料で宣伝・集客効果が期待できます。
集客効果が高い
グーグルマップにお店を登録するだけで、大きな集客効果を見込めます。
消費者の動向として、例えばご飯を食べたいなと思ったらグーグルを開き、地名と「焼肉」「寿司」「ラーメン」といったように食べたいジャンルを入力して検索します。
すると、それらに適合したジャンルが表示されますがお店の場合、地図も同時に表示されます。
また、ダイレクトにグーグルマップで検索をかける利用者もいます。
グーグルマップに登録しておけば、何かしらの検索に引っかかる可能性があります。
地元のお客だけではなく、初めてその地を訪れたお客や旅行等で出向くからこそ、事前に調べておきたい人など、様々な集客効果が期待できます。
グーグルマップによる集客のデメリット
グーグルマップを利用した集客のメリットは、スマホ利用者が多い現代社会にマッチしていますが、デメリットもいくつかあります。
メリットだけではなくデメリットもしっかりと把握しておきましょう。
思わぬ口コミを書かれるケース
グーグルの情報はいわば「共有」という概念によって成り立っていますので、グーグルマップにお店を登録すると、利用者が口コミを投稿できるようになります。
真実であれば納得できるかもしれませんが、思わぬ口コミを書かれるケースもあります。
誰もが簡単に口コミを投稿できるだけに、「正確な情報」ではなく、個人的な怨恨等による不確かな口コミが風評被害を招くケースも有り得ます。
口コミに関してはグーグルに連絡することで削除できますが、削除の手間や削除するまでの間に不確かな情報を見る人もいるでしょう。
あくまでも「情報共有」という概念
グーグルマップへの登録は経営者サイドにとっては広告・宣伝ですがグーグルの基本的なスタンスは「情報共有」です。そのため、口コミも含めて様々な情報をと考えています。
自社メディアであれば情報を識別し、宣伝・集客に繋がる情報の発信が可能ですが、グーグルマップはあくまでも「共有」になりますので、掲載できる情報は限られています。
グーグルマップを設定してみよう
メリット・デメリット双方ありますが、それでもお金をかけずに宣伝できる点や、グーグルマップの影響力の高さを考えると経営者としてはチェックしておきたいものなはず。
ではグーグルマップにはどのように登録するのか、その手順も説明していきましょう。
グーグルアカウントを取得しよう
まずはグーグルアカウントの取得です。
「アカウントの取得」と聞けば難しいのではと感じるかもしれませんが、Gmailのアドレスを取得するだけなので、既にGmailのアカウントを持っている場合、新たに取得する必要はありませんので次に進みましょう。
グーグルマイビジネスの確認コードの取得
こちらは二種類方法がありますので、自分の状況に合わせて取得しましょう。
グーグルマップに自分のお店の情報がある場合
グーグルマップにて自分のお店を検索すると、一応表示される場合、ページをよく見ると「このお店のオーナーですか?」という質問欄があるので、そこをクリックしましょう。
オーナー確認されていないお店には必ずこのように表示されますので、自分のお店であれば自信をもってクリックして問題ありません。
グーグルマップに自分のお店が表示されていない場合
自分のお店を検索しても表示されない場合、グーグルマイビジネス開設ページにアクセスし「ご利用を開始」から必要事項を入力しましょう。
本人確認があります
いずれの方法でも、本人確認があります。
- ハガキ
- 電話
- メール
これらによって本人確認を行います。
送られてきた認証コードを入力することで、グーグル側に「オーナ」だと認められますので、情報の入力が行えるようになります。
MEOとは?検索エンジン対策も進化している
サイトを上位に表示させる検索エンジン対策、「SEO」がお店の売り上げを左右すると言われていますが、グーグルマップを上手く活用することで、自らのサイトを持っていないとしてもより効果的な集客が可能です。
MEOとは?
検索エンジン対策といえばSEOですが、グーグルマップを活用した「MEO」も近年注目を集めています。
MEOとは「Map Engine Optimization」の頭文字から取られたもので、グーグルマップでどれだけ効率よく表示されるのかを考えたものです。
地図が当たり前だからこそ
かつて地図といえばたまにしか見かけないものだったことでしょう。
しかし現在ではスマートフォンがあります。スマートフォンにはGPSが搭載されていますので、地図の存在が身近なものになりました。
検索すれば地図が表示される点や、今後さらに検索エンジンが進化していくことが予想されるだけに、まだまだ本腰を入れている企業が少ないMEOに力を入れて競合他社との差を付けてみてはいかがでしょう。