モンキーアプリ(MonkeyAPP)とは? LINE公式アカウントでできることを解説
最終更新日:2024年06月27日
LINE公式アカウント内でなんでもできるモンキーアプリ(MonkeyAPP)
画像引用元:株式会社サイシード公式サイト(https://saichat.jp/monkey/)
モンキーアプリとはLINE上で動くアプリ開発をするフルオーダー開発サービスです。
多くの企業に提供するために作られた汎用的なシステムを組み合わせて納品するパッケージ型開発ではなく、その会社が欲しい機能に合わせてスクラッチ開発をしていくことに重きを置いた開発サービスであるため、他社では実現が出来ない開発や他社APIとの連携を含めた開発を行うことができます。
LINEモンキーアプリ(MonkeyAPP)の特徴
画像引用元:サイシード公式サイト(https://saichat.jp/monkey/)
モンキーアプリと通常のアプリケーション開発環境を比較した際の特徴は下記です。
- ユーザーが導入するハードルが低い
- 企業内システムと連携できる
- AIチャットポットなど多彩な機能がある
- コストと開発期間が通常の3分の1程度
- LINE Pay決済などLINEのサービスが使える
- BtoBの発注も可能
- 自社サービスIDと連携できる
ユーザーが導入するハードルが低い
モンキーアプリにて開発したアプリケーションを利用するには、LINEの友だち追加やQRコードの読み込みで簡単に利用できます。
ユーザーがApple StoreやGoogle Playからダウンロードしないのでスマートフォンの空き容量を気になりません。
また既に登録が済んでいるLINEのアカウントを利用するため、別途利用するアプリケーションのために会員登録をする手間も不要です。
企業内システムと連携できる
LINE内のアプリケーションといっても、LINEだけで完結するわけではなく外部のシステムとも連携できます。
会社で利用している管理システムへ連携すれば業務日報の作成や送信、勤怠管理なども出社せずに外出先からLINEでいつでも操作可能です。
リモートワークの時間を増やしたいけれど、社内管理ツールを操作するために出社しなければいけないケースが多い企業も会社に居る時間を減らせます。
AIチャットポットなど多彩な機能がある
AIによる自動返信のシステムを導入でき、ユーザーからの問い合わせ返信にかかる人員を削減可能。
カスタマー対応にかけているリソースやコストが大きいと感じている、リモートワークのため十分に問い合わせに対応できていないなどの悩みを解決できます。
コストと開発期間が通常の3分の1程度
独自の機能モジュールを利用するため、通常のアプリケーション開発のプラットフォームと比較すると約1/3に開発費用と期間を削減できます。
動作はLINE上なので、開発する際もiOSとAndroid OSで別々に開発が不要とOSを問わずに利用できるのも大きなメリットです。
両方の開発知識をもった従業員の雇用や外部に別々に依頼するコストがも抑えられ、バージョンアップでスマートフォンのOSバージョンに関わる悩みを解決できます。
LINE Pay決済などLINEのサービスが使える
アプリケーション内に決済システムを簡単に導入可能。LINEユーザーが利用しているLINE Payもしくはクレジットカードの決済が使えます。LINE PayはLINEのアクティブユーザーのうち約半数近くが利用している決済方法です。
ECサイトでカゴ落ちする理由の2割は希望の決済方法がないためとのデータもありますが、LINEに連携するユーザーが多く使っている決済方法が選択できるため、カゴ落ち防止につながります。
また決済手数料の設定はわずか3%しかかかりません。また、アプリケーション内決済もApple StoreやGoogle Playに支払う手数料30%よりも安く済みます。
BtoBの発注も可能
BtoCだけではなくBtoBの運用も可能です。LINEで発注ができると注文までのハードルも大きく下がるため、契約数の増加も見込めます。
すべての受発注状況がLINEで確認できるため、電話を受けてから発送担当者へ連絡をするなどの手間も省け、業務のスリム化と効率化が同時に図れる点もメリットのひとつです。
自社サービスIDと連携できる
自社サービスのIDをもっているユーザーがLINEにて使っているIDと連携可能で通知も送れます。
iOSやAndroid OS用のアプリケーションだと使わないという理由でアンインストールされやすいですが、容量を圧縮しないLINEアプリケーションなら削除されにくくユーザーに通知が届きやすくなります。
ECサイトのカゴ落ちやカート放棄を防止できる通知機能があるかないかで、売上は大きく変わります。モンキーアプリを活用すればこうした機能もカスタマイズが自由にできます。
ちなみに「日経クロステック」でECサイトにおける通知の重要性について下記のように紹介されていました。
カートリマインド機能とはECサイトのカート(買い物かご)に商品を追加したものの、決済しないままになっている状態の顧客に通知するというもの。「かご落ち」や「カート放棄」などと呼ばれる状態を防ぎ、顧客に購入を促す。かご落ちやカート放棄はECサイト事業者における販売機会損失の大きな要因となっており、カート放棄率は6割超との調査結果もある。
引用元:日経クロステック「かご落ち」見逃さない、ユミルリンクがメールのリマインド機能」(https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/05265/)
モンキーアプリ(MonkeyAPP)の利用料金
モンキーアプリを用いたLINEミニアプリ開発の費用に関してはホームページに記載がありませんでした。
個別開発(スクラッチ開発)になるため、都度お見積りをもらう必要があります。
モンキーアプリ(MonkeyAPP)でLINEアプリケーションを導入するメリット
モンキーアプリ導入のメリットを整理しておきます。
- ユーザー獲得のハードルが低い
- 従来のアプリケーション開発と比べると期間も費用も圧縮できる
- 「友だち追加」という手軽な方法で会員登録不要、現在のIDと連携も可能
- LINE決済システムを利用できる
- ECサイトのカゴ落ちが防止できる
- アプリケーション内決済の手数料が安い
モンキーアプリでLINEアプリケーションを導入するデメリット
モンキーアプリを導入することには、以下のようなデメリットもあります。
- 担当者の設置が必要
- 会社全体で運用判断が必要
- 費用がかかる
それぞれもう少しくわしく説明しましょう。
担当者の設置が必要
システム開発や調整は開発会社が代行してくれますが、保守運用するスタッフは必要です。役割としてはユーザーや会社の意見を取りまとめて改修が必要かを考える、手動でキャンペーンの通知設定の作業などを担当します。
会社全体で運用判断が必要
社内システムや既に提供しているアカウントサービスと連携させる際には社内全体の対応が必要。会社の規模にもよりますが、ひとつの部署だけで利用を判断するのではなく会社全体でモンキーアプリを利用するか判断が必要です。
費用がかかる
自社システムとの連携や顧客に便利なシステムを活用するなら、フリープランでは対応できず初期費用とランニングコストがかかる個別開発プランを選ぶ必要があります。
モンキーアプリ(MonkeyAPP)運営会社
モンキーアプリを開発・運営しているのは下記会社です。
- 会社名:株式会社サイシード
- 所在地:東京都新宿区西新宿6丁目18-1 住友不動産新宿セントラルパークタワー19F
- 公式サイト:https://saichat.jp/