ホームページのコンサルティングとは?サービス内容と依頼先の選び方
最終更新日:2022年04月07日
いろいろな企業のホームページを見ていると、その会社がホームページに力を入れているか、いないかがわかります。
ただ、気になるのはそのホームページの「目的」です。デザインはかっこいいのだけど、会社概要がどこにあるのかわかりにくい、探している情報が見つけにくい、と感じることもしばしば。
会社のことを知ってもらう目的でホームページを運用しているのであれば、デザインより情報設計のほうが大事です。
さて、ホームページのコンサルティングは、どのようなことをしてくれるのでしょうか。そのサービス内容とコンサル会社の選び方について、説明していきます。
またホームページへのコンテンツマーケティング実装を検討している場合は、弊社の「コンテンツマーケティング支援」概要を先にダウンロードしてお読みください。
ホームページのコンサルティング(Webコンサルティング)とは?
「Webコンサルティング」と呼ばれるホームページのコンサルティングとは、Webサイトを活用するマーケティングにおける目標達成を支援することです。
Webサイトを調査・分析することで課題や問題を見つけ出し、改善させることで目標達成へと導きます。
Webマーケティングで「うまく成果が上がらない…」と感じてはいても、そもそも目標にぶれがあったり、共有されていなかったりと問題点はさまざまです。
そこでWebコンサルティングでは、さまざまな業種・業界のWebサイトにおける最適な改善策をあぶりだし、集客力や流入数の向上により目標を実現させるための支援をします。
ホームページコンサルティングのサービス内容
それではホームページコンサルティングにはどのようなサービスがあるのか、具体的な内容を4つの視点からご紹介していきます。
ホームページによる集客の現状分析と戦略立案
まずはホームページにおける集客力の現状を分析し、戦略を立案するサービスです。ホームページコンサルティングの基盤ともなるべきサービス内容で、企業Webサイトの問題点・改善点をあぶりだすことを目的とします。
そして問題点・改善点にあった戦略を立案してマーケティング力の向上を図ることが目的です。
現状分析とWeb戦略の立案は、「市場調査」「競合調査」「企画立案」の3つの視点から行われることが一般的です。それぞれの視点から次のようなことが分析されます。
- 市場調査:市場規模・市場成長性・顧客ニーズ
- 競合調査:マーケティングの結果・結果の要因・競合企業の情報整理・競合の強みと弱み
- 企画立案:自社の強みと弱み・商品・サービス・資本力
3つの視点からWebサイトの現状を調査・分析したうえで、自社販売商品・サービスの特徴や販売方法の分析を実施。さらに検索キーワード分析や競合Webサイトとの比較、SEO対策の企画立案などにより集客力・流入数アップを目指します。
ホームページ制作・改修の支援
ホームページの制作と改修の支援もホームページコンサルティングのメインとなるサービスです。最初に実施した現状の分析と企画立案を踏まえたうえで、コンバージョン率を最大限に近づけられるようWebサイトの制作を実施します。
すでに稼働しているホームページがあるのであれば、さらなるマーケティング効果を得られるようリニューアルや改修を行っていきます。
ホームページ制作・改修におけるコンサルティングの内容は、現状分析の結果やターゲットとする層、目標などにより変わります。
既存のホームページによる効果が得られていないのであれば、SEO施策の見直しやロングテールキーワードを狙うSEO対策などを追加で実施する可能性があります。
また競合のホームページとの比較を行い、自社のWebサイトに不足している要素を組み込むこともあります。
効果を最大化すると考えられるホームページへと改修を重ね、「売上があがるWebサイト」を作り込んでいきます。
ホームページによる集客の支援
Webサイト運用において重視すべき集客の支援も同時に実施します。集客支援のためにとられる対策法は、SEO対策やWeb広告、SNSマーケティングなどが代表的です。
特に公開されたばかりのWebサイトであれば、アクセス数が低迷することも少なくありません。制作したWebサイトはユーザーから見てもらえて初めて意味が生じるものなので、Webサイトへの集客はWebマーケティングにおいて重要です。
SEO対策やリスティング広告などのWeb広告活用の実施、ランディングページ作成により検索流入数を増加させ、動画・オウンドメディア・SNSなどを活用するマーケティング法を提案します。
またチラシやカタログにQRコードを入れるなどして、ホームページへのアクセスを促すのも集客に役立つ方法です。
コンサルティング会社によっては、すべてワンストップ(同じ会社ですべて対応できる)で請け負える場合もありますが、動画は制作できない、SNSの運用はしない、という場合もありますので、依頼する前にその会社がどこまで対応できるのか、確認しておきましょう。
集客の効果測定と改善策提案
ホームページコンサルティングのサービス内容として最後にご紹介するのは、集客の効果測定と改善策の提案です。
効果測定・改善策提案はひとつ目にご紹介した内容である「ホームページによる集客の現状分析と戦略立案」とほぼ同じであり、いわゆるPDCAサイクルを回すことを目的とします。
Webサイトの運用サポートは流動的に効果を検証しながら調整していく必要があるため、実際に運用した結果を分析した上で、細部の改修を重ねていきます。
たとえば検索結果からの流入数は増えたもののコンバージョン率が低下した、反対にコンバージョン率は高まったもののコンバージョン率が低下したなど。
コンバージョン率が上がっても流入数が減れば当然、総体的な成約者数は減少してしまうものです。SEOの影響でセッションが激減する場合もありますので、定期的なレポートによる課題の共有は必須です。
運用結果を分析したうえで、最善の結果が得られるようさらなる支援を重ねていきます。
そして分析から得られた改善策を実践し、PDCAサイクルにより再度集客の効果測定と改善策の提案を行う…という流れが、ホームページコンサルティングにおける一連の流れです。
ホームページのコンサルティングを依頼できる会社の種類
ホームページのコンサルティングを依頼できる会社には、いくつかの種類があります。実際に依頼したいと考えられているなら、自社にとって最適なところに依頼できるよう、種類と特徴についてあらかじめ知っておきましょう。
経営コンサルティング会社
まずは企業全体のコンサルが得意な「経営コンサルティング会社」です。企業経営全般における課題に対して、適切な改善策・アドバイスを提示することを得意としています。
さまざまな問題点を見つけてもらえる可能性がありますが、あくまでも経営へのコンサルを行う会社なので、ホームページコンサルティングに特化しているわけではありません。
そのためホームページ集客への知識が豊富ではなかったり、ホームページ制作が外注となったりするケースもあるので、最初に確認するようにしてください。
広告代理店
ホームページコンサルティングを依頼できる会社として、広告によるマーケティング力向上を得意とする「広告代理店」も挙げられます。
プロモーションやイベント企画などのサポートもしてもらえ、ホームページを広告という観点で運用する上では適しています。
ただし広告代理店は経営改善への支援は得意としていません。また打ち出した広告やプロモーションの効果測定も専門分野ではなく、広告の販売・運用以外の部分については自社で行わなければならなくなります。
また経営コンサルティング会社と同様に、ホームページの制作は外注となることが多いようです。
ホームページ制作会社
ホームページ制作を専門とする「ホームページ制作会社」への依頼は、集客力・コンバージョン率の高いWebサイトを完成させるには最適だと考えられるかもしれません。
しかしホームページ制作会社はホームページを作り上げ、維持・運用・更新のサポートを行うことがメイン事業です。
そのためマーケティングの戦略立案はホームページ制作会社の範疇ではありません。効果分析や改善策の立案、経営課題の解決に対するソリューション提案などは専門分野外です。
Webマーケティング会社
Webサイト活用によるマーケティングの支援を担う「Webマーケティング会社」は、ホームページのコンサルティング依頼に最適です。
自社サイトの分析から戦略立案、Webサイト制作、集客力向上、効果分析、改善策提案…と、ホームページコンサルティングで提供されるほぼすべてのサービスに対応しています。
Webサイトの制作だけを目的としているなら、ホームページ制作会社よりコストは高額です。しかし効果の高いWebサイトを運用し売上につなげたいと考えられているなら、Webマーケティング会社に依頼することをおすすめします。
ホームページのコンサルティングを依頼する会社の選び方
ホームページのコンサルティング依頼ならWebマーケティング会社が最適と解説しました。しかし依頼する会社によりサービス内容や得られる効果が変わるのも事実です。
効果のあがるホームページコンサルティングを依頼するにはどのような会社を選ぶべきなのか、依頼する際には、以下の3つのポイントを確認してください。
公式サイトでコンサルティング実績を調査する
まずはホームページコンサルティング会社の公式Webサイトで、実績を調べてみましょう。会社により得意な業種もあれば、不得意な業種があることもあります。
これまでの実績の中に自社と近い業種のコンサルティング歴が多くあれば、対象の業種に対するマーケティング知識があると判断できるでしょう。
ただしWeb業界は流れが早いので、数年前の実績ではなく、直近でどれだけの結果を出せているのか確認することをおすすめします。
ホームページの課題と依頼内容を明確にする
ホームページコンサルティングを依頼する際には、依頼する内容や自社の課題を明確にしておくことも必要です。依頼先の実力が高くても依頼内容が漠然としていては、成果は上がりにくくなります。
ホームページのコンサルティングを依頼する目的は何でしょうか?集客力を高めること、質の高い採用を実現させること、ブランディングを成功させること…。
企業によりさまざまでしょうが、課題から依頼したい内容を明確にし、目的を達成するために依頼することが大切です。
コンサル会社から支援策を提案してもらう
ホームページのコンサルティングを依頼する際には、契約前に課題を共有して、実際の支援策を提案してもらう、という方法も有効です。
たとえば無料相談やお試し契約などが用意されていれば、Webマーケティング会社の実力を知ってから依頼できます。
あらかじめ支援策を提案してもらえれば、比較検討している複数の会社の違いもわかり、会社選びに失敗しにくくなります。
ホームページコンサルティングは「売る」ために必須
ホームページのコンサルティングは、Webマーケティングでより大きな成果を得るためには欠かせない存在です。しかし提供されるサービスの内容や品質は、依頼する会社により差があることも事実。
流入数・コンバージョン率とも高められるWebサイトを構築するには、実績が豊富で的確な提案をしてくれる会社に依頼することが大切です。
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