グルーポンの広告掲載料金や評判を調査
最終更新日：2024年07月16日
引用元：グルーポン公式サイト（https://about.groupon.com/）
グルーポンは定価よりも大幅な値引き価格でクーポンを購入することができるサービスです。
現在日本からは撤退しているグルーポンですが、参入当時は定価の半額以上の割引価格で商品を購入、サービスを受けられる格安クーポンとして話題にのぼりました。
その一方で、「スカスカおせち騒動」など悪い意味で人々の印象に残ってしまう出来事もありました。
クーポン広告はマーケティングにおいて、中長期的な集客に繋がらなければ諸刃の剣ともいえますが、上手く使いこなせば大きな利益に繋がります。
本記事では、クーポン広告を検討している方に向けて、グルーポンを例にその特徴や評判などをご紹介します。
グルーポンの特徴
グルーポンとは、アメリカのシカゴに本社を置き、共同購入型クーポンサイト「Groupon」を運営するアメリカの企業です。
主要子会社として、グルーポン・ジャパン株式会社が2010年6月より日本の東京都渋谷区に軒を構えていましたが、2020年9月28日に日本市場から撤退しました。現在は日本でのサービス提供を終了しています。
同社の手法はフラッシュマーケティングと呼ばれるものであり、商品やサービスをクーポンという形にして、短期間に破格の値段で販売することで大幅な集客を見込む狙いがありました。
これまでになかった画期的な広告ツールとして一躍話題となり、グルーポンは2010年、創業2年目にして300億円の売り上げを達成しました。
グルーポンの広告掲載料金
グルーポンの広告掲載料金は成果課金型であり、一定の人数の購入希望があればクーポンを発行し、加盟店はクーポン売り上げの約50％の金額をグルーポンに支払うという仕組みでした。
また、グルーポンの利用に際しては「定価の50％以上という大幅な割引価格でクーポンを販売する」という決まりがありました。
イメージとして、定価10000円の商品を半額の5000円でクーポンとして販売した場合、2500円はグルーポンに支払うという流れになり、加盟店の利益は2500円になります。
グルーポンの口コミ・評判
画期的なマーケティングを展開したグルーポンですが、日本での評判はどのようなものだったのでしょうか。
加盟店、利用客それぞれの視点から一例をご紹介します。
加盟店の口コミ・評判
実際にグルーポンを利用したという加盟店のブログを見つけたので、内容を簡単にまとめてみました。
- グルーポンからの営業を受けて掲載し、集客に役立ったので二度利用した
- 普段から来店している常連客も購入する
- 一人で複数枚のクーポンを購入し、期間が終了すると来店しなくなった
- 安さを求めて訪れる顧客が増えたためか、マナーが目に付く客が散見された
など、確実な集客に手ごたえを感じる一方で、クーポンというものが持つ性質を理解し上手く利用しないと痛い目を見ることもある、と記載しています。
口コミ評判参照元：小さな飲食店の経営幼稚園 ｜ グルーポンに掲載したらお客は来るのか
利用客の口コミ・評判
一方でグルーポンを利用した顧客側の口コミは、グルーポン公式サイトに掲載されているすかいらーくグループのクーポンの評価を見ることができました。
約2000件の評価があり、星5つのうち4.4と、高い評価であるといえます。
- とてもお得で、リピート購入している、あるいはまた購入したい
- すかいらーく系列の店舗で使えるので便利
- 利用期間に注意が必要
- 発送までに時間がかかる
と、価格に満足を抱く顧客が多い一方で、使いにくさを感じる面もあるという意見も見受けられました。
口コミ評判参照元：グルーポン公式サイト ｜ すかいらーくレストランツ
グルーポンに広告掲載するメリット
グルーポンに店舗情報を掲載すると、チケットの販促や販売はグルーポンが行ってくれるため、加盟店が広報や販促活動を行うコストを削減できるという利点があります。
また、グルーポンは最低購入単位があるので、顧客が周囲に推薦をすると自らが得することになります。
そのため、商品を購入したい利用者にとっては、口コミを広めるメリットが生まれ、口コミが自然に発生する仕組みが生まれるのです。
これらのメリットに加えて、グルーポンは成果課金型（クーポンが一定数量以上の購入希望があればクーポンが発行され、その成約金額のうち決められた料率の手数料を支払う方法）ですので、加盟店は広告料金を支払うことなく広告ができます。
グルーポンの広告掲載までの流れ
グルーポンの広告掲載までの流れについては、残念ながら見つけることができませんでした。
グルーポンの公式サイトに「掲載をご希望の企業様」というページがありますが、2021年2月現在はサービス終了のアナウンスが表示されるのみとなっています。
他の集客施策も織り交ぜたWebマーケティングをしよう
グルーポンの掲載は、ユーザーへの認知度を上げるためには有効な手段ですが、日本でのサービスが終了した今、他の対策を取る必要があります。
クーポン広告自体にもデメリットがあり、特典や割引にのみ惹かれて来る客を定着させるために継続的に実施しなければならない点や、受付やレジの教育など店側の手間が増える点があります。
また、発行するクーポンによっては常連客が店離れするリスクなども挙げられます。
ユーザーの情報検索心理を考えると、本当にここがいいのか検証する情報検索、他にもいいところがないのかと考えて比較をする情報検索、様々な心理があります。
その様々な情報検索に合わせて、
・クーポン広告に特化をした他ポータルサイトへの掲載で認知度アップ
・グーグルマイビジネスを活用した検索対策
・SEO対策で商圏内ユーザーへのアプローチ
・ポジショニングメディアで受注につながるユーザーを創出して集客する
など複合的に広告・マーケティング施策を実施して、経営によい影響を与える集客戦略を構築していきましょう。
