コンテンツマーケティングでのメルマガ活用法を紹介
最終更新日:2022年07月13日
コンテンツマーケティングは、ターゲットにとって有益なコンテンツを発信して、信頼関係を構築することで最終的に購買へ繋げるという特性上、成果が出るまでに時間がかかる傾向のある施策です。
しかし、メルマガを活用することで、コンテンツマーケティングの弱みである部分を補填することが可能です。顧客に対して直接アプローチできるメルマガは、コンテンツマーケティングと非常に相性の良い施策といえます。
この記事では、コンテンツマーケティングでメルマガを活用する方法について、活用例と合わせて解説します。「コンテンツマーケティングの導入を検討している」「これからコンテンツマーケティングを強化してきたい」という企業の方はぜひ参考にしてください。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、ターゲットユーザーにとって有益な情報を発信することで継続的にコミュニケーションをとり、最終的に購買へと繋げるためのマーケティング手法のことです。
近年、Web広告の集客効果の低下やプッシュ型営業が避けられる傾向にあるといった背景から、新たな集客施策としてコンテンツマーケティングは注目を集めるようになりました。
代表的な方法として、記事コンテンツやブログ、LP、ホワイトペーパー、SNSなどが挙げられます。オウンドメディアなどのWebサイトを通じて、このような様々な情報を発信することが、コンテンツマーケティングの基本です。
そして、これらのコンテンツ(情報)を知ってもらう主な流入経路は、インターネットの検索になります。検索の上位に表示されることで効果が大きく変わるため、SEO対策は必須。その分、効果が出るまでに時間が必要というデメリットがあります。
しかし、このデメリットの解消に、メルマガが活用できるのです。
コンテンツマーケティングのメルマガ活用の効果やメリット
コンテンツマーケティングにメルマガを活用することで、期待できる効果やメリットには以下のようなものがあります。
見込み顧客の育成
コンテンツマーケティングは、自社の商品・サービスを知らないユーザーに対してアプローチするマーケティング手法のため、見込み顧客の育成は必要不可欠です。
オウンドメディアが認知の拡大や見込み顧客の獲得を得意としている一方で、メルマガは見込み顧客の育成に向いています。
資料ダウンロードやウェビナー、名刺交換などをきっかけに獲得した見込み客に対して、興味関心がありそうな情報をメールで送ることで、自社の魅力を感じてもらったり、信頼感を醸成したりすることができます。
このように最初は自社に興味がなかったユーザーも、メルマガを通じて見込み客に成長させることが可能です。
コンバージョンの獲得
上述の通り、コンテンツマーケティングはコンバージョン獲得までに時間がかかる傾向にあります。また高価な商材を扱う場合や、企業を相手とするBtoB商材においては、さらに商談や成約までにかかる時間が長くなりがちです。
そこでメルマガ配信によって、適切なタイミングで自社を思い出してもらうことでコンバージョンの可能性を高めたり、あらかじめ自社への信頼度をあげておくことで、スムーズに話が進むよう後追しができたりします。
既存顧客との関係維持
マーケティングには「1:5の法則」というものがあり、新規顧客獲得は既存顧客に販売するよりも、約5倍のコストがかかると言われています。
そのため、新規顧客を開拓することも大事ですが、一度自社の商品・サービスを購入してくれた顧客に対して、アプローチを継続することも非常に重要です。
長期的に顧客との関係を維持するためのツールとしてもメルマガは大いに役立ちます。
コンテンツマーケティングのメルマガ活用例・アイデア
ここからはどのようにメルマガを活用すればよいのか、具体的な活用例をご紹介します。
オウンドメディアの記事更新通知
オウンドメディア上で記事を更新した後に、メルマガで記事更新のお知らせを配信します。
オウンドメディアを更新しただけでは記事の存在に気づいてもらえない可能性が高いですが、メルマガを活用することですぐに読んでもらうきっかけをつくることができます。
例えば、顧客の検討段階ごとにメーリングリストを管理しておくことで、メルマガをきっかけに購買を後押しするような記事を届けることも可能です。「〇〇について役立つ情報をくれる」という専門家としてブランディングもしやすくなります。
メルマガを作成する際には、記事のアイキャッチを掲載する、記事の内容を少しだけ記載する、といったようなクリック率を上げる工夫が必要です。
ウェビナーの案内
ウェビナーとは、オンラインで開催するセミナーのことです。ウェビナーへ参加してもらうことで、質疑応答など、顧客と直接コミュニケーションを取ることができて、信頼関係の構築に繋がります。
リアルのイベントと違って、ウェビナーは参加申し込みから当日の視聴まで全てオンラインで完結するため、誰でも気軽に参加できるのが大きなメリットです。
メルマガでウェビナーの案内をすることで、ある程度自社に興味があるユーザーに対してアプローチができ、多くの参加者を募ることができます。
ウェビナー案内のメルマガには、興味を持ってもらえるようにウェビナーの概要を分かりやすく記載することが大切です。
お客様の声・導入事例の紹介
メルマガでお客様の声や導入事例を発信することで、見込み顧客に対して、自社の商品・サービスを導入した時のイメージをリアルにつかんでもらうことができます。
実際の利用者の声を発信することは、見込み顧客の育成において非常に有効です。
商品・サービスに興味がある、購入しようか悩んでいる段階の顧客に対して、事例紹介のメルマガを通じて実績や効果という購入・利用を決める要素を伝えやすくなります。
メルマガで導入事例を配信する場合は、できるだけ多くの事例を取り上げて、その顧客の業界や解決できた課題を紹介することでメールを読んでいる見込み客が共感できる内容にすることが可能です。
商品・サービスの使い方やフォロー
商品・サービスを購入した顧客のアフタフォローとしてメルマガを活用するのもおすすめです。実際に使用する中で、困ったことはないか、不具合の有無などを確認する内容でメルマガを配信することで、安心感や好感度向上に繋がります。
新商品・新サービスの案内
新商品・新サービスの販売がスタートした際に、お知らせをメルマガで配信します。既存の商品・サービスは購入を辞めてしまった見込み顧客に対しても、新商品・新サービスであれば需要が一致する可能性があります。
購入経験のある既存顧客であれば、自社についても知っている状態のため、新規顧客よりも購入のハードルは下がっている状態です。そのため、見込み顧客・既存顧客の双方にアプローチしましょう。
メルマガで案内を作成する際には、メルマガ購読者限定で購入特典をつけるなど、キャンペーンを実施するのもおすすめです。
メルマガを活用する際のポイント
ここまでメルマガの活用例について紹介してきましたが、実際にメルマガを活用する際には、以下のようなポイントに気をつけましょう。
目的を明確にする
メルマガを活用する際には、配信する目的を明確にすることが重要です。見込み顧客の育成やファンの獲得、販売促進など、目的によってコンテンツの内容や測定する数値が異なります。
メルマガでは、クリック率や開封率、到達率などの数値が測定可能で、中でもクリック率は重要な指標です。クリック率や開封率をKPI・KGIとして事前に設定しておくことで、メルマガの成果が出ているかどうかの判断材料となります。
売り込み色を出しすぎない
配信したメルマガを読んでもらうためには、売り込み色を出しすぎないことが非常に重要です。あくまでメルマガは、コンテンツマーケティングの効果を引き出すためのサポート的役割です。
「顧客にとって有益なコンテンツを発信する」ことが、コンテンツマーケティングの基本であることを忘れないようにしましょう。
見込み顧客へダイレクトにアプローチできるメルマガにおいても、顧客への価値提供を中心とした内容で配信することが大切です。
メーリングリストを整える
メルマガはリストを基に配信を行うため、ある程度のリスト数が必要です。リスト数が少なすぎると、メルマガを配信しても十分な効果は期待できません。
ステップメールやMAの導入を検討している場合も、システムの構造上、一定数のリストが必要となります。リスト数が少ない場合は、まずは見込み顧客の情報を蓄積していくことを優先しましょう。
また、リストは、見込み顧客を流入経路や検討段階ごとに分けて管理することで、より顧客のニーズに合ったメルマガの配信が可能です。
コンテンツマーケティングでのメルマガ活用法まとめ
今回は、コンテンツマーケティングでメルマガを活用するメリットやポイントについて解説しました。コンテンツマーケティングは、長期的に集客効果が期待できる一方で、即効果を求める場合には向いていません。
メルマガを活用することで、見込み顧客に対して直接・継続的なアプローチが可能となり、コンテンツマーケティングのデメリットを補填したり、相乗効果で集客力を強化したりすることができます。
コンテンツマーケティングとメルマガは非常に相性が良く、これからコンテンツマーケティングを強化していきたい方は、積極的にメルマガを活用していきましょう。
またこの機会にコンテンツマーケティングの施策を改めて見直したいという場合には、以下の「コンテンツマーケティング実践ガイド」もぜひ参考にしてみてください!
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