キラーコンテンツとは?事例や作り方のコツを紹介
最終更新日:2024年06月12日
キラーコンテンツとはどういったもののことをいうのか、特徴や代表的な種類について紹介します。口コミや評判のほか、導入事例、商品・サービス紹介など実にさまざまなものがあります。実際にキラーコンテンツを作りたいと考えている方のため、作り方のポイントもまとめました。
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キラーコンテンツとは?
キラーコンテンツとは、ユーザーからみてとても魅力的で、成果やCVと深く関わっているコンテンツのことをいいます。多くの利用者から注目されているほか、集客力が高いのが特徴です。
球技において得点につながるパスのことを「キラーパス」と呼ぶことから名づけられ、商品の購入やサービスの契約につながるコンテンツをいいます。
コンテンツマーケティングについて考えていく際にも、欠かせないものだといえるでしょう。LPが新規ユーザーをターゲットとしているのに対し、キラーコンテンツは商品を認知している方や利用したことがある方がターゲットになります。
一口にキラーコンテンツといってもさまざまな種類があるため、どういったものがあるのか、どのようなコンテンツを考えていけば良いのか理解したうえで作り込んでいくことが重要です。
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キラーコンテンツの種類・事例
閲覧者の意思決定を動かすのがキラーコンテンツ。中でも代表的なのは、以下の7種類に分類されます。
口コミ・評判
製品・サービスの購入や利用を検討する際、実際に利用した方からの口コミ・評判を確認する方は非常に多いです。そのため口コミ・評判は代表的なキラーコンテンツといえるでしょう。
利用者はどのように感じているのか、何が良くて何が良くないのかなどを口コミ・評判から判断しています。良い口コミについては第三者からのお墨付きともいえるものになるため、購入や利用を検討しているユーザーを後押ししてくれる要素です。
導入事例
実際にその製品やサービスを利用した方の活用方法などを知るのに役立つのが導入事例です。自社で導入した場合にどのような効果が期待できるのか、どういったメリットがあるのかなどがわかりやすく伝わります。
導入から活用までの流れや、何かあった時に備えてサポートに関する記述などもあると良いでしょう。
商品・サービス紹介
魅力的に商品やサービスを紹介できれば、それもキラーコンテンツです。ただ紹介するのではなく、ターゲットに対し、より響くような形で紹介方法を検討しましょう。
アンケート調査
既存の顧客に対してアンケートを実施し、その結果を発表するコンテンツもキラーコンテンツだといえます。口コミなどと似ていますが、グラフなどを活用してアンケート結果を伝えることにより、製品やサービスの魅力がより伝わりやすくなるはずです。
競合との比較
製品やサービスを紹介する際は、他社と比較する形で紹介するのも効果的です。何が違うのか、どういったメリットがあるのかを伝えることにより、他社の製品やサービスと悩んでいた方に決断してもらえるきっかけが作れます。
その際、他社を悪く書くような形はかえって印象を悪くしてしまうので避けましょう。
専門家の意見
見込み顧客から信用を得たり、注目してもらったりするのに活用できるのが、製品やサービスに関する専門家の意見です。専門的な目線でコメントを寄せてもらったり、記事の監修をお願いしたりする方法があります。
インタビュー
既存顧客に対してインタビューをし、その内容をまとめたコンテンツはキラーコンテンツになる可能性が高いです。利用者からのリアルな声ともいえるため、利用や購入を決断する際に参考にされやすいコンテンツです。
キラーコンテンツの作り方
キラーコンテンツがあるのが理想的ではあるものの、具体的にどのように作ればいいのかわからない方も多いでしょう。そこでキラーコンテンツの作り方について解説します。
CV数の多いコンテンツを分析
まず行いたいのが、CV数の多いコンテンツはなぜCVにつながっているのか調べるための分析です。分析して理解することによって、どうすれば意図的にキラーコンテンツを作っていけるのかが見えてきます。
またCV直前の行動を確認し、どのページを経由してCVにつながっているのかも調べましょう。
例えばCV前に経由しているページが競合との比較ページだったとします。そのページを訪れているユーザーは「他社製品と迷っている」「他社製品にはない特徴を知りたい」などの悩みを抱えていると予想できます。
これらの悩みや疑問を解決するページを作れば、キラーコンテンツになる可能性が高いです。
ペルソナを設計
ペルソナを設計する際は、できる限り深掘りすることが重要です。CV獲得のためのキラーパスにつながるようなコンテンツを制作するので、ターゲットとなるのは自社商品について理解しているユーザーだといえます。
キラーコンテンツは購入を決める最後の後押しともいえるものです。どのようなペルソナを設計するのかによって、キラーコンテンツがその人に届くかどうかが大きく左右されます。
ペルソナを詳細に定義しておかないと作るべきコンテンツが明確になりません。ペルソナが直面している課題や悩みをイメージすることでキラーコンテンツが見えてきます。
カスタマージャーニーを仮定
ペルソナと同様に考えたいのが、カスタマージャーニーです。カスタマージャーニーとは、ユーザーが購入にいたるまでの旅ともいえる道程を見える化したもののことをいいます。
カスタマージャーニーを仮定することにより、ペルソナとして設計しているユーザーがいつどのような行動をとり、思考・感情を抱えているのかイメージすることが可能です。
カスタマージャーニーを考えるうえでも、事前にペルソナの設計が欠かせません。先に行っておきましょう。
キラーコンテンツはCVにつなげるためのものであるため、全く製品やサービスを知らない人をキラーコンテンツに誘導しても大きな効果は期待できません。それまでに適切な導線を作り、ユーザーを育成することが重要です。
カスタマージャーニーを仮定してユーザーがCVに至るまでにどのような悩みを抱えるのか理解できれば、それを解決するためのキラーコンテンツがわかりやすくなります。
キラーコンテンツを制作
カスタマージャーニーの仮定まで終わったら、実際にキラーコンテンツの制作を行います。
ポイントになるのは、ユーザーが購買に至るまでに抱えている悩みを解決するためのコンテンツです。その悩みさえ解決できれば購買するようなユーザーに対し、求められているコンテンツを考えましょう。
どういった悩みを抱えているのかについては、事前に行うペルソナ設計とカスタマージャーニーの仮定から導き出すことになります。
キラーコンテンツを作成する際は、SEO対策にも力を入れることが重要です。キラーコンテンツとして作ろうとしている内容と同等のコンテンツがすでにある場合は、それを強化するのも一つの方法です。
キラーコンテンツとなるであろうものがCVにつながっていないのであれば、仮定しているカスタマージャーニーや悩みが間違っていたり、コンテンツの内容に問題があったりする可能性が考えられます。
キラーコンテンツ制作の際のポイント
キラーコンテンツの制作にあたり、いくつかおさえておくべきポイントがあります。特に注意したいポイントについて5つ紹介します。
各コンテンツの役割分担を明確にする
キラーコンテンツはCVにつなげる役割を持っています。そのためCVにつなげると関係のない内容については、その他のコンテンツが役割を担うようにしましょう。
よくある間違いが「すべてのページをキラーコンテンツにすればその分CVにつながる」との考え方です。ですが、ユーザーは商品を認知し、魅力や特徴などを理解してから購入について考えます。
すべてのページでCVを目指すためのキラーコンテンツにすると、まだ商品やサービスについてよく理解していない方に購入を進めるような内容になってしまうため、当然ながら効果は期待できません。
各コンテンツが持っている役割を事前に明確にしておき、効率よくCV獲得につなげられるようにしましょう。
ユーザーファーストの視点をもつ
キラーコンテンツを作る際、見た目にこだわってしまう方がいますが、それよりも重視したいのがシンプルなわかりやすさです。ユーザーファーストの視点で、ユーザーにとって魅力的なページを作ることが欠かせません。
自分が顧客だったらどのように感じるのか考えながらページを制作していきましょう。
PVの多い記事に内部リンクを設置する
キラーコンテンツまでの導線を作る方法として、PVの多い記事にリンクを設置してアクセスを誘導する方法が挙げられます。
ただキラーコンテンツを制作するだけで集客につながるわけではありません。他記事からのリンクをうまく活用してキラーコンテンツへの流入を増やしましょう。
既存の顧客へアプローチする
全く自社の製品やサービスに触れたことがないユーザーよりも、既存顧客の方が興味を持ってくれる可能性が高いので、既存顧客へのアプローチも忘れずに行いましょう。
うまく興味を引き、CVにつなげることができれば、新規の顧客獲得と比較してコストも抑えられます。
SNSやメルマガなどと連携させる
制作したキラーコンテンツを見込み顧客に知ってもらうために活用できるのが、SNSやメルマガです。キラーコンテンツを広く拡散したいと考えた際には、SNSを活用すると良いでしょう。特にTwitterはリツイート機能があることから拡散性に優れています。
一方、ある程度見込み顧客の中からターゲットを絞って情報を配信するのに役立つのがメルマガです。配信しているメルマガがあれば、その中でキラーコンテンツを紹介しましょう。
CVと非常に深い関わりがあるキラーコンテンツ
キラーコンテンツとは何か、特徴や種類、キラーコンテンツを制作する際のポイントなどについて紹介しました。CVに貢献するコンテンツということもあり、売上などとも深く関わっています。
キラーコンテンツはオウンドメディアの収益化に欠かせないコンテンツですが、「コンテンツ制作に時間が取れない」「執筆できるライターがいない」といった問題がある場合もあります。
もしオウンドメディアのコンテンツ制作に少しでもお悩みがある場合は、ぜひキャククル運営元のZenkenにお問い合わせください。
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