【3分で解説】「インソース」のコンテンツマーケティング戦略とは？研修事業の戦略を調査
最終更新日：2024年04月17日
企業向け社員研修や人材育成で講師派遣事業やコンサルティング事業を行っている「 株式会社インソース」。
コンテンツ制作専用チームの設立や顧客の声を元にコンテンツマーケティングを展開。さまざまな研修関連のキーワードで上位表示をすることができています。
この記事では、コンテンツマーケティングに成功したインソースの戦略や施策について説明しています。
インソースのコンテンツマーケティング戦略の特長
株式会社インソースは企業や行政など幅広い業種・業界に外部講師派遣型の研修事業やセミナーを行っている企業です。
研修コンテンツを中心としたデジタルコンテンツを月におよそ200本制作している点がインソースのコンテンツマーケティングの特長です。
また、デジタルコンテンツは営業機会につながるような「ロジカルシンキング研修」や営業機会にはつながらないもののビジネスの機会で役に立つ「上司が“唸る”日報の書き方」といった知識を身に付けるコンテンツまであります。
ユーザーのその時々の目的に合わせて「営業機会につながるようなコンテンツ」と「そうでないコンテンツ」といった具合で、バランスよくコンテンツが作られていることが成功要因と言えるでしょう。
例えば、「営業機会につながるようなコンテンツ」例として、「部下育成 研修」や
「ロジカルシンキング 研修」といった検索キーワードで上位表示させ、研修を依頼したいニーズを獲得できています。
コンテンツ制作専門チーム体制の構築
インソースのコンテンツ制作には大きな特徴があります。
それは、他業務との兼任ではなくコンテンツ制作専門のチームが編成されている点です。
コンテンツ制作担当も元営業担当をはじめ現場を知る担当者が執筆するため、コンテンツを閲覧するユーザーのニーズを踏まえたコンテンツ制作が可能となっています。
コンテンツの数を量産する戦略
一般的にはコンテンツの制作は質やクオリティを追求するでしょう。
しかし、インソースでは真逆の考えでコンテンツマーケティングを展開しています。
コンテンツは質を重視して時間をかけて作っても集客できるユーザー数は少ないという現象もあります。
そのため、インソースではとにかくコンテンツ数を稼ぐことを重視しています。
そのコンテンツ数を重視している取り組み方として、インソース独自の取り組みとしてコンテンツの公開数をIR情報として出し、会社の重要指標としてコミットする姿勢を打ち出しています。
その結果現在では、月に200本を超えるコンテンツ制作が行えています。
コンテンツ展開後のPDCAを回転させる仕組み
PVを重視せず顧客の声や動きを注視する姿勢を掲げ、顧客を常に分析していることも大きな特長です。
サイト内の検索ワードを注視し、その時にあったニーズを見極めることでユーザの求めるコンテンツ制作に活かしています。
また、問い合わせをしてきてくれた方がどういう遷移をしているのか、サイト内で迷っていないかを分析しサイト訪問から問い合わせに至るまでの具体的な成功パターンを蓄積しています。
Webページにおいても新しく作ったページやその時々の注力したいページは、個別に分析していています。
こうした徹底的に分析をし、データとして蓄積して次なるコンテンツの制作に活かす姿勢が功を奏しています。
コンテンツマーケティングのポイント
インソース社のように、効果的なマーケティングをするには基本となる3点を抑えることが重要です。
その3点とは、コンテンツの目的を決め、ターゲットを設定し、ターゲットに適した戦略の立案をすることが重要です。
「自社の強みや持ち味」「ターゲットはどんな人か」を細かく見てて整理し、
目的を達成するための戦略を考えて行きましょう。
コンテンツマーケティングや戦略でお悩みなら
今回の事例のようにコンテンツを量産し、それに対して一つ一つ、効果検証している
ことがコンテンツマーケティングを成功させるためには必要です。
今回ご紹介したインソース社は量産体制を作りノウハウを培ってコンテンツマーケティングを展開していますが、すぐに真似ることは難しいところもあるでしょう。
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