デジタルマーケティングとコンテンツマーケティングの違いとは?MA・SFA・CRMをもとに解説
最終更新日:2024年06月11日
この記事では、コンテンツマーケティングとデジタルマーケティングの違いについて解説しています。また、それぞれを実践するメリットについて紹介しています。マーケティングに詳しくなりたい、知識を身につけたいと考えている方は、違いをしっかりと理解して今後に活かしていきましょう。
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デジタルマーケティングとは?
デジタルマーケティングは、
- Webサイト
- Eメール
- SNS
- 動画
- スマートフォン
- タブレット
など、様々なデジタルコンテンツやデジタルメディア、デジタルデバイスを活用したマーケティング活動を総称する呼び方です。
一方、デジタルマーケティングに相対するのは、テレビ・新聞・雑誌などのマス広告、展示会やセミナー、DMでの集客など。デジタルを用いない従来のマーケティング活動と比較して捉えると、分かりやすいでしょう。
- Webマーケティング
- メールマーケティング
- SNSマーケティング
などの言葉も、デジタルマーケティングの一部になります。
コンテンツマーケティングとは?
WebサイトやECサイト、Eメール、SNS、動画、スマホアプリなどの「デジタルコンテンツ」と、チラシやダイレクトメール、ニュースレター、セミナーなどを活用した「リアルコンテンツ」によるマーケティング活動をまとめた呼び方です。ここで言うコンテンツとは、
ユーザー(見込み顧客)にとって有益な情報
を指します。顧客に有益なコンテンツを提供して、新規顧客を獲得したり顧客を維持したり、企業や商品・サービスのブランド価値を高めたりする「コンテンツ中心のマーケティング活動」という概念です。
そのため、デジタルマーケティングの中でもコンテンツとしての役割を持つ活動は、すべてコンテンツマーケティングに当てはまります。
関連記事:コンテンツマーケティングとは?8,000サイトの実績で得た売れる仕組み作りを解説
デジタルマーケティングとコンテンツマーケティングの違い
先述したように、ITやWebを活かしたマーケティングはデジタルマーケティング。その一方で、コンテンツマーケティングは、コンテンツによるマーケティングであればデジタルでなくとも「コンテンツマーケティング」であり、デジタルやアナログの手段を問いません。
コンテンツマーケティングとデジタルマーケティングは活動の範囲や重点とするポイントは全く同じですが、その手法や活用するメディアが異なります。
次に、コンテンツマーケティングに属さない活動例を挙げて、両者の違いを知りましょう。
デジタルマーケティングの場合
デジタルマーケティングの中でコンテンツと呼べない活動として挙げられる代表例が、MA(マーケティングオートメーション)やSFA(営業支援)、CRM(顧客管理)などです。
MA(マーケティングオートメーション)
MAとは、顧客や見込み客に対するマーケティング施策を最適化するため、顧客データを一元化して、メール送信などを自動化するツールです。見込み顧客の取りこぼしを防いだり、営業活動を効率化したりするために用いられます。
SFA(セールスフォースオートメーション)
SFAは、企業の営業部門の情報や業務プロセスを自動化するシステム。「営業支援システム」とも呼ばれていて、営業の生産性を向上・改善します。
CRM(カスタマーリレーションシップマネジメント)
CRMは顧客との良好な関係を構築・維持するツールです。顧客の氏名や年齢、性別などの基本情報や購入日、購入金額などの履歴情報を集約して、1人ひとりの顧客に対して最適な対応を行います。
顧客がどのような動きをしたかをデータ化しておいて、顧客との関係性を維持するためのアクションをとりやすくするのです。
SFAが「営業を見える化」するツール、CRMは「顧客を見える化」するツール
と理解しておくと分かりやすいでしょう。MA・SFA・CRMは、デジタルマーケティングでありながら「顧客に有益なコンテンツ」ではありません。マーケティングの中でも、企業に対して有益となるソリューションシステム・ツールの一種です。
コンテンツマーケティングの場合
コンテンツマーケティングの中でも、デジタルではないコンテンツは従来より多く存在します。代表的なのが顧客のもとに直接配送する
- ダイレクトメール
- チラシ広告
- FAX
などのリアルな手法です。このようなコンテンツは、デジタルではリーチしないターゲットにも確実に情報を届けられるメリットがあります。
しかし、このようなコンテンツマーケティングでは、見込み顧客がどの広告を見て購買につながったのか、広告が売上や受注につながったのかを知る手立てがなく、費用対効果が分かりにくいとされてきました。
そこで、近年では従来のコンテンツマーケティングを展開するにあたっても、デジタルの力を活用して費用対効果を検証する流れにシフトしつつあります。
デジタルとアナログの両方を活用し、顧客の購買プロセスに沿って「売る仕組み」を最適化
する手法がトレンドになってきました。リアルとデジタルで市場規模の差がなくなってきた今、コンテンツマーケティングは、デジタルとアナログを問わず、コンテンツで顧客の購買行動を踏まえ、戦略的に活用するマーケティング手法とも言えます。
デジタルマーケティングのメリット
広告・営業活動のコストダウン
デジタルマーケティングでは、サイトやメディア・Web広告などを通して、問い合わせや受注につながった件数などの費用対効果を可視化できます。それに基づき、
- 効果があらわれない広告を取りやめる
- チャネルを変更する
など、広告を最適化できるため、費用対効果が向上し、結果としてコストダウンに繋げています。
また、デジタルコンテンツを通して集客できるようになると、営業担当者の営業費や人件費などにコストをかけなくても安定した成果がもたらされます。このように、広告と営業の両方の面でコストダウンを図ることができます。
ユーザーの行動分析が可能
デジタルマーケティングでは、WebサイトやWeb広告を見たユーザー数やなど、アクセスデータを収集してユーザーの行動分析が行えるようになります。しかも、リアルタイムで分析できるため、ユーザーニーズに沿ったコンテンツの制作などに活用しやすくなります。
さまざまなチャネルでのアプローチが可能
チャネルとは、ユーザーを集客するための場所や経路のことですが、デジタルマーケティングなら、
- 公式Webサイト
- ECサイト
- SNS
- 動画
- アプリ など
さまざまなチャネルを利用するユーザーにアプローチできます。また、獲得したリード(見込み顧客)をデータとして蓄積しておけば、継続的なアプローチやリード育成につなげることも可能です。
コンテンツマーケティングのメリット
予算に合わせた施策が可能
コンテンツマーケティングのなかには、動画やブログ、SNSなどのプラットフォームを使って無料で始められるものもあります。
チラシや新聞・雑誌など、デジタルを用いない広告となるとそれなりのコストを要しますが、デジタルコンテンツであれば最低限必要なのはサイト構築にかかる費用のみです。かけられる予算に合わせて実行しやすい点はメリットと言えます。
ブランド力や信頼性の向上
コンテンツマーケティングを実行し続けると、ユーザー(顧客)に「○○と言えばこの会社」という企業イメージを持たせることができます。これが、企業への信頼性の獲得・向上につながります。
また、企業や商品・サービスに一定のイメージや良い印象を抱いてもらえる可能性が高まります。これがブランディングです。特定の分野で他社と差別化を図ることができれば、売上や受注にもつながっていきます。
関連記事:コンテンツマーケティングでブランディングを実現するポイント
両方を活かせるマーケティング戦略を設計しよう
デジタルマーケティングとコンテンツマーケティング、言葉は似ていますがそれぞれに違いや特徴がありました。
デジタルとアナログ2つのコンテンツについても違いを理解し、顧客の購買行動を踏まえた上で、両方を上手く取り入れながらマーケティングの仕組みを構築していくことが大切です。
自社が重点的に行うべき施策を定めて、目的や課題に合わせて実施・導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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