日経新聞の広告掲載効果と広告料金をリサーチ
最終更新日:2021年03月04日
画像引用元:日本経済新聞公式サイト(https://www.nikkei.com/)
日経新聞の特徴や広告掲載効果・評判や広告料金は?
日経新聞の特徴をはじめ、広告料金などをリサーチしています。
日本経済新聞の特徴
日本経済新聞はいろいろな意味で別格の新聞です。「世界最大の発行部数を誇る経済を中心とした総合紙」(日本経済新聞メディアデータより)であり、ビジネスパーソンのマストアイテム的な存在として君臨しています。
全国の購読部数は朝刊が2,068,712部、夕刊が1,065,675部、日経電子版の購読数が822,102。日経新聞と電子版を合計すると、じつに2,836,690の購読数になります(※1)。
販売部数が多いのは圧倒的に東京本社版で1,355,982部(朝刊)、次いで大阪本社版が574,337部(朝刊)です(※1)。
読者の基本属性は50~60代の男性会社員が多く、読者全体の70%がビジネスマン。課長・係長クラス以上の役職者が4割強というのも日経新聞の大きな特徴です(※1)。
(※1)参照元:日本経済新聞社「日経メディアデータ」(https://marketing.nikkei.co.jp/media/newspaper/file/mediadata_202008_smp01.pdf)
日経新聞の広告料金
日経新聞の広告枠には「雑報広告」「記事下広告(モノクロ・カラー)」などがあります。
各広告はサイズや掲載位置など非常に細かく分類された料金設定になっているため、詳細は日本経済新聞社もしくは新聞広告の代理店まで直接お問い合わせください。
※広告料金はすべて税別
日経新聞朝刊全国版(モノクロ)【雑報広告】掲載料金
- 「題字下」(32mm×66.5mm):865,000円
- 「記事中」(1面)(70mm×32mm):752,000円
- 「突き出し」(1面)(52.5mm×66.5mm):768,000円
- 「大型突き出し」(52.5mm×66.5mm):1,216,000円
日経新聞朝刊全国版(モノクロ)【記事下広告】掲載料金
- 「2段1/2」(189.5mm×66.5mm):1,576,000円
- 「5段1/2」(189.5mm×66.5mm):3,877,500円
- 「全5段」(380mm×169.5mm):7,360,000円
- 「全7段」(380mm×238mm):10,052,000円
- 「全15段」(380mm×512.5mm):20,400,000円
同じく全国版朝刊のカラー広告は、「全5段」で11,860,000円なので、約1.6倍の費用がかかると考えてください。
(※1)参照元:新聞広告ナビ(https://www.shinbun-navi.com/zenkoku/nikkei.html)
日経新聞広告問い合わせ
日本経済新聞 電子版
画像引用元:日本経済新聞公式サイト(https://www.nikkei.com/promotion/?n_cid=DSPRM1RT02)
日経新聞の電子版も多くのビジネスパーソンに活用されているデジタルメディアです。2020年7月時点では、日経電子版有料会員数が767,978、また日本経済新聞社のデジタル購読数(日経産業新聞なども加えた数字)が822,102となっています。
紙面ビューアーアプリという、新聞の体裁のままタブレット端末などで読むことができる有料会員限定のサービスでは、291,000ユーザーが利用しています。また総PV数は285,600,000、月間総アクセス数は536,200,000。ただしこの数字は2020年7月時点のもので、日経電子版を含むデジタルメディアを合計した数字です。
電子会員全体のプロフィールを見てみると、大都市圏内に住む30~50代男性がメインユーザーで、世帯年収が600万円以上の人が半数近くを占めています。
さらに有料会員になると、じつに40%近くが世帯年収1,000万円以上、2,000慢円未満が約30%と、経済力の高い会員を有していることがわかります。
日経新聞自体にステータスを感じている企業や個々のビジネスパーソンが多く、7割近くの購読者が産業界に営業があると回答していることなどからも、日経メディアの価値が推察できます。
参照元:日本経済新聞電子版/NIKKEI STYLE広告ガイド(https://marketing.nikkei.co.jp/media/web/file/ds_web_Jan-March.20201204.pdf#page=38)
日経電子版タイプ別広告料金
- 「ビルボード」(トップページ):10,800,000円
- 「プレミアムテキスト」(トップページ):2,000,000円
- 「新聞連動」(トップページ):2,100,000円~
- 「朝刊・夕刊」1dayジャック:1,500,000円
参照元:日本経済新聞電子版/NIKKEI STYLE広告ガイド(https://marketing.nikkei.co.jp/media/web/file/ds_web_Jan-March.20201204.pdf#page=38)
デジタル毎日広告問い合わせ
日本経済新聞社:日経電子版やNIKKEI STYLEなどのWeb広告掲載について
日経新聞の口コミ・評判
広告主の口コミや評判は見つけられませんでしたが、宣伝会議のメディアに面白い記事がありました。広報部門や広報担当者へのアンケートで「Q1.日経新聞での記事掲載や日経記者との付き合いをどのくらい重視していますか」という質問への回答です。
大変重視していると重視しているを合計すると、約9割の広報パーソンが日経とのリレーションを重視していることがわかりました。その理由は以下のようなもの。
日経新聞との付き合いを重視する理由
- ステークホルダーに広く情報発信できる。他メディアは二の次でいいくらい(自動車・機械)
- 株主への影響力。記事掲載後、株価に大きく反映された(非公開)
- 企業のエグゼクティブ層の認知度が高い。経営陣も重視している(シンクタンク・コンサルティング)
- ビジネスへの影響力がある。ただし、専門紙誌への発信も同じくらい重要(IT・情報通信)
- 日本を代表する経済紙であり、他紙に比べても公平・中立な印象を受ける(商社)
※1)抜粋元:宣伝会議デジタルマガジン「広報会議」/「広報パーソンは日経とどう向き合っている?」緊急アンケートで明らかに(https://mag.sendenkaigi.com/kouhou/201704/news-correspondence/010310.php)
このほかにも記者が優秀だから、記事のクオリティが高いから、意識の高い学生が読んでいるからといった評判が挙げられていました。企業そものの評価を上げることに役立つだけでなく、採用面でも外せないと考えている広報パーソンが多いようです。
日経新聞に広告掲載するメリットや広告効果
これは上記で説明したことと重複しますが、まずは日経新聞や日経メディアへの経済界の信頼度が高いことから、掲載することによって自社の格を上げ、ステイタスを感じることができる、というメリットがあります。
広告の費用対効果を考えれば売上直結がマストですが、イメージ戦略を重要視するフェーズであれば真っ先に選びたい広告媒体のひとつです。
また電子有料会員には経営者層や金融資産を多く持つユーザーがかなり多いことを考えると、資産運用や不動産など富裕層をターゲットにしたい商品やサービスにとっても魅力のあるメディアです。
日経新聞の特徴や広告掲載メリット・評判や費用まとめ
ここまで日経新聞や日経電子版の広告料金やメディアの特徴などについて説明してきました。日経新聞の購読者の8割が「他紙は読まない」と答えているそうですから、新聞としての信頼度が相当高いといえると思います。
紹介した広告料金などはほんの一部ですので、まず「なにを目的としたどんな広告を打ちたいのか」ということを明確にしたうえで、問い合わせてみることをおすすめします。
日経新聞に直接問い合わせるよりも、広告代理店など外部パートナーに委託するのが一般的です。広告の種類や複数のメディアを組み合わせた広告など、発注が複雑であり、不慣れな作業で業務を圧迫する可能性があるからです。
下記ポータルサイトに代理店などがまとめられていますので、ご興味があるかたはコチラを参考になさるとよいでしょう。
【メディアレーダー】日本経済新聞資料一覧
※上記サイトを含め、日経新聞の広告については弊社でのお取り扱いはありません。各社まで直接お問い合わせをおねがいします。
また日経新聞以外の新聞についても、下記ページでリストアップしてまとめてあります。
新聞広告の掲載効果や費用相場を知ろう【メリットデメリットも紹介】
日経新聞はブランドメディア、それ以外の地道な施策も検討を
経済活動をするうえで、日本経済産業新聞社はある意味ブランドです。わかりやすくいえば、有名百貨店に売り場を持つようなもので、企業価値を上げて多くの人に知ってもらえる可能性があります。
ただ広告によるダイレクトな売上につなげるためには、業界に特化したりターゲットを絞り込んだりする必要があるケースも少なくありません。このような場合には、大きな媒体への掲載で広告予算を使い果たさず、顕在層が獲得できる戦略も並行して進めていくほうが安心です。
弊社では戦略的コンテンツマーケティングによる2つのタイプのWebメディアをご提案しています。オフラインの新聞広告は短期集中型広告なので、持続的に宣伝できるツールも取り入れることをおすすめします。
下記ページを一度お読みいただければと思います。
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