雑誌広告が得意な代理店は？サービスの特徴をまとめて紹介【８選】

雑誌広告とは

雑誌広告とは、その名の通り雑誌へ掲載する広告のことです。「雑誌」とは機関誌や月刊誌、週刊誌などの定期刊行物を指します。

掲載場所は雑誌の誌面や裏表紙で、広告が読者の目に留まることで自社の商品・サービス、または自社そのものについて認知してもらったり、興味を持ってもらったりすることが可能です。

雑誌広告の掲載メリット

雑誌広告は、新聞広告やチラシ広告などと違い、読者が長期間手元に保存する傾向にあります。その分、広告が目に入る機会を増やせるのがメリットです。

また、再読によって繰り返し広告が目に留まると、商品・サービスが認知されやすい、ブランドイメージが定着しやすい効果を得られます。有名誌であれば、広告掲載によって企業や商品の信用力の向上も期待できるでしょう。

雑誌広告のジャンル

雑誌広告には、大きく分けて3つの掲載ジャンルがあります。

純広告

雑誌の広告掲載枠を購入して掲載する雑誌広告を、純広告と言います。視認性が高く、雑誌を読んでいる人の目に留まりやすいのが特徴です。商品・サービスの認知度向上やブランドイメージの向上を目的に掲載されます。

記事広告・タイアップ広告

商品・サービスの紹介を、記事の体裁に落とし込んだものが記事広告です。掲載する雑誌の編集部と一緒に制作することから、タイアップ広告とも呼ばれます。雑誌に掲載されている記事・コンテンツと同じような体裁で掲載されるため広告色が少なく、読者に読んでもらいやすいのがメリットです。

連合広告

ひとつの特集記事に、複数の広告を掲載する方法です。雑誌の編集部が同じジャンルの広告複数をひとつにまとめ、広告企画として掲載します。メリットは、雑誌の1コーナーや1企画として扱われるため広告色が少なく、読者に受け入れてもらいやすいという点です。

雑誌広告の掲載費用相場

雑誌広告は、掲載する雑誌や掲載箇所、広告サイズ、使用する色数によって金額が異なりますが、一般的な折り込みチラシやポスティングなどに比べると費用は高めです。しかし、その分「読者層＝ターゲット」を絞り込みやすいため、費用対効果も高くなる傾向にあります。

以下では、雑誌ジャンル別における掲載費用の相場を一覧でまとめました。

読者や発行部数の多い全国紙は費用が高いのに対し、エリア情報誌や業界誌など、読者層が限られた雑誌は発行部数も少ないため、相場が低い傾向にあると分かります。

※参照元／LISKUL：ジャンル・掲載場所別　雑誌広告の料金相場
（https://liskul.com/magazine-ads-price-100316）

雑誌広告の選び方

いざ雑誌広告を掲載しようと思っても、無数にある雑誌の中から自社の商品やサービスに適した雑誌を選ぶのは簡単ではありません。ここでは、雑誌広告の選び方について解説していきます。

雑誌広告代理店に聞く

雑誌広告を取り扱う広告代理店に広告を出したい旨や予算を伝えると、自社に適したジャンルの雑誌や掲載計画を提案してくれます。

雑誌広告は、掲載箇所やサイズなどの専門用語も多く分かりにくいため、プロに解説してもらいながら計画を進められるのが利点です。

すでに付き合いのある広告代理店であれば、自社の商材や業態について理解してくれているので、スムーズに対応してくれるでしょう。

雑誌社に直接問い合わせてみる

広告を出したい雑誌が決まっているのであれば、雑誌の発行元に直接問い合わせてみるのもひとつの手です。雑誌の発行もとは広告対応専用の部署や子会社を持っているケースが多く、その部署や子会社を紹介してもらえる可能性があります。

広告プラットフォームで検索する

「BIZPA」や「メディアレップ」などの、雑誌広告に特化したプラットフォームで検索するのも一つの手です。専用プラットフォームでは全国各地で発行されている雑誌の概要をチェックできるほか、雑誌広告を掲載できる媒体を、タグやカテゴリ別で検索できるようになっています。

雑誌広告が得意な代理店まとめ（8選）

雑誌広告を依頼できる広告代理店名と特徴を、分かりやすく一覧表にまとめました。表下では各社のサービス概要や得意ジャンル、取扱媒体などの情報も紹介していますので、ぜひこちらも参考にしてみててください。

株式会社HRKS

引用元：株式会社HRKS（https://hrks.jp/）

株式会社HRKSの特徴

各ジャンルのメディアに精通した雑誌広告専門のプロ編集者が、ターゲットに合わせた旬の企画を提案してくれる株式会社HRKS。雑誌広告ではあらゆるジャンルの媒体を取り扱っており、対応できる雑誌は900以上にものぼります。

タイアップ広告や女性向け商材の広告も得意としており、第三者目線で発信することによって、より効果の高い雑誌広告を制作。

飲食店や旅行関係、ウェディングなど、業種やエリアでターゲティングできる特集記事の実績やノウハウも豊富で、さまざまな切り口で商品をPRしてくれるのが特徴です。

ちなみに、同社では無料広告を掲載できる情報サイトも運営しています。「まずは無料広告を掲載して反応をうかがいたい」といった方も、一度問い合わせてみると良いでしょう。

株式会社HRKSの企業概要

廣告社株式会社

引用元：廣告社株式会社（https://www.kokokusha.co.jp/）

廣告社株式会社の特徴

1888年の創業以来、常に「人に寄り添う、心の通ったコミュニケーション」を意識し、クライアントの課題解決に真摯に取り組んできたという廣告社株式会社。

雑誌広告や新聞広告、折り込みチラシなどの紙媒体にはじまり、今ではWeb広告やマーケティングコンサルティングも行っています。マスメディアにおける表現提案に強く、各分野で求められる・支持されるマーケティング提案が得意です。

また、長年にわたり、大学などの高等教育の市場に携わった歴史を持っており、教育関連の市場把握やターゲット分析、広告戦略のノウハウが豊富。クライアントの希望や予算に合わせて、コミュニケーションを重視した戦略を提案してくれます。

廣告社株式会社の企業概要

朝日広告社

引用元：朝日広告社（https://www.asakonet.co.jp/）

朝日広告社の特徴

売上構成比の半数以上を新聞や雑誌、テレビ、ラジオなどのマスメディア広告が占めている朝日広告社は、朝日新聞のグループ企業。全国20か所に拠点を持っており、独自のネットワークを活かした広告媒体の提案ができる企業です。

雑誌広告は、テレビ広告やWeb広告と連携したクロスメディア戦略が得意。複数の広告施策を組み合わせて、最大限の効果増大を目指します。

2021年度までに取引したクライアントは、国内外あわせて1381社と多数。これまでに培った豊富なノウハウと広告事例をもとに、ともに企業のビジネス拡大を考えてくれるでしょう。

なお、依頼できる雑誌広告の種類や取扱媒体については、公開されていませんでした。自社の希望する雑誌が決まっている方は、取扱い可能かどうか一度確認してください。

朝日広告社の企業概要

株式会社ムサシノ広告社

引用元：株式会社ムサシノ広告社（https://www.musashino-ad.co.jp/）

株式会社ムサシノ広告社の特徴

1930年に創立された老舗広告代理店として、業界に知られる企業です。「広告選びにプラスアップの満足度を」をコンセプトに、クライアントに最適な広告選びをサポートしてくれます。

雑誌広告への出稿が初めての方も安心して利用できるよう、雑誌広告に特化した専門ポータルサイト「雑誌広告ドットコム」を運営。

サイト内では、掲載したい雑誌のカテゴリや出版社を検索すると、発売日や発行部数、掲載料金の目安を確認できるようになっていて、申込みや見積もり依頼を送信すると24時間以内に対応してくれるとのことです。

「希望する雑誌の広告掲載料金を知りたい」「掲載したい雑誌を取り扱っているかを知りたい」などのニーズにも丁寧に答えてくれるよう。掲載雑誌数も業界最大級を自負しており、納得のいく媒体が見つかるでしょう。

株式会社ムサシノ広告社の企業概要

株式会社アイビス

引用元：株式会社アイビス（https://ibis.gs/）

株式会社アイビスの特徴

発行部数の多い週刊誌やファッション誌を中心に、さまざまなサイズの雑誌広告を依頼できる株式会社アイビス。「顧客のニーズに本当に合うプロモーションの提供」を目的に、独自のオウンドメディア「広告手帳」を運営しています。

顧客の状況や雑誌広告に関する要望を伝えると、予算に沿った広告をいくつか提案してくれるとのこと。複数の選択肢の中から顧客自身が広告を選べるため、納得した上で広告の掲載が可能です。

雑誌広告のほか、ホームページ制作やシステム開発、デザイン制作、セールスプロモーションなども行っており、大規模な広告・PRプロジェクトの相談にも耳を傾けてくれます。

株式会社アイビスの企業概要

株式会社産案

引用元：株式会社産案（https://www.san-an.co.jp/index.html）

株式会社産案の特徴

創業以来、集客と成果にこだわる広告制作会社を目指してクライアントの課題に向き合ってきた株式会社産案。雑誌広告や新聞広告、テレビ、ラジオなどのマスメディア広告からWeb広告、Webマーケティングまで、幅広い集客相談ができる総合広告代理店です。

雑誌広告では、全国で発行される週刊誌やビジネス誌のほか、マネー誌や投資専門誌などの専門性の高い雑誌の取扱も可能。

広告効果を最大限に引き出すために、自社の商材やターゲットに適した媒体を選び、最適な出稿タイミングや広告種類を選定してくれます。

公式サイトでは、取扱可能な雑誌名が紹介されているほか、掲載されていない媒体についても対応できるとのこと。発行部数の少ない雑誌やニッチな専門誌への掲載を考えている方は、一度問い合わせにて確認してみてください。

株式会社産案の企業概要

株式会社メディアバリュー

引用元：株式会社メディアバリュー（https://www.m-value.jp/）

株式会社メディアバリューの特徴

600種以上の雑誌の中から、自社に適した雑誌広告を提供してくれる会社です。単に売れている雑誌を薦めるのではなく、リアルタイムのデータを収集した上で、業種やターゲットに合わせた広告を打てるよう、プロの編集者が丁寧にアドバイス。

クライアントの希望によっては、編集タイアップによる広告制作にも対応してくれます。より説得力の高まるポイントを押さえた上で、成果に繋がる広告を提案してくれるでしょう。

男性週刊誌への掲載は、掲載週を指定せず早めに申し込めば大幅な値引きも可能。新聞に比べて審査のハードルが低く、様々な業種を掲載できる女性週刊誌も多く取り扱っています。

株式会社メディアバリューの企業概要

株式会社タンジェント

引用元：株式会社タンジェント（http://www.tangent-agc.co.jp/）

株式会社タンジェントの特徴

株式会社タンジェントは、従来の雑誌広告だけに終わらせない戦略を提案してくれる総合広告代理店です。雑誌広告をWebと連携させたり、ARと組み合わせたりすることによって、より効率的な集客を目指す「クロスメディア戦略」のサポートを得意としています。

Webとの連携によって、これまでは難しかった雑誌広告の効果測定や検証もできるようになるとのこと。雑誌とWebとの組み合わせにより、これまで見えなかった自社の雑誌広告の課題や問題点を洗い出し、今後の広告展開に繋げられます。

ARでは立体的な映像による訴求ができるため、これまで紙媒体ではできなかった表現も可能です。今までにない新しい取り組みで集客を目指したい、目立つ施策で認知度を上げたい企業に向いています。

株式会社タンジェントの企業概要

この記事のまとめ

雑誌広告は、新聞広告や折り込み広告に比べて読者の目に留まる機会が多く、さまざまなジャンルの雑誌から選べる媒体です。

ターゲットに沿って上手く広告を展開できれば、自社商品・サービスの認知度アップやブランド価値の向上に繋がります。

雑誌広告代理店にターゲットや予算を伝えると、自社に適したジャンルの雑誌広告を提案してくれるので、自社の広告目的や予算を考慮した上で相談してみてください。

こちらの記事では、雑誌広告も含めた様々な広告媒体の種類や効果についてまとめています。多角的な広告展開をご検討中の方は、あわせてご一読下さい。

広告媒体にはどんな種類がある？種類別に特徴や効果を紹介

この記事を読む