チラシやフリーペーパーは効果的に集客できる?
最終更新日:2020年05月19日
地域密着型のフリーペーパー&チラシで新規集客
インターネットの躍進により最近は費用対効果が低くなっているとはいえ、フリーペーパーやチラシによる集客はいまだ根強いものがあります。
特に中高年層には、紙媒体に掲載されていることで安心感と信頼感というイメージが強く(チラシは新聞折り込みの場合)、こうした年代をターゲットとしたスクールやお稽古ごと、スポーツクラブなどの新規集客には効果が期待できるといわれています。
フリーペーパーとチラシのメリットといえば、多くの人々の目にとまるうえ、ターゲットが絞りやすいことでしょう。配布エリアが限定されるため、その地域の方には広く周知できるという点が魅力です。特に新規開業のお店であれば、短期間で周知されるというメリットがあります。
一方でデメリットも存在します。特にフリーペーパーの場合、一般的な掲載枠である1/4スペースで表現できる文字数は、多くて400文字程度。写真画像も入れたほうがインパクトはありますから、実際は400文字より少なくなります。
この文字数で、お店のサービス内容や強みを十分に伝えるのは、かなり至難の業でしょう。また、即効性はありますが、掲載期限が限られているので継続性がないのが難点です。
他にも、クーポン目当ての新規顧客だけが増え、リピーターにつながりにくいという点も挙げられます。
一方、チラシの場合は新聞折込であれば配達の手間はありませんが、自分でポスティングするとなれば、かなりの苦労。1,000枚配布しても反応は2~3人ということもあるので、費用対効果のジャッジが難しいところです。
広告掲載は、必ず費用対効果の測定を!
フリーペーパー・新聞折込チラシに出した際には、必ず費用対効果をチェックしましょう。効果の少ない媒体に広告費用を払い続けるのは無駄です。
顧客に、どの媒体を見て来店したのかをアンケートを取って数字を明確にして、効果が高い媒体に絞って掲載を継続していきましょう。
費用 | フリーペーパー:150,000円(1/4スペース相当プランの場合) チラシ:100,000円(カラー印刷1万部の場合) |
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必要人員 | 1名~(文章のクオリティの担保ができる) |
契約後の手間 | 約5回の打ち合わせ(サポーターや担当とのやり取り) |
メリット |
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デメリット |
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集客反応の高いチラシの特徴も知っておく
集客反応の高いチラシを作ると、問い合わせが増え売上をアップさせることができます。そのためには、お客様の目を引くようなチラシが必要になります。
そこで、重要なポイントが「キャッチコピー」です。キャッチコピーはチラシ作成の中で、最も重要な部分になります。
キャッチコピーの決め方は、まずいくつかインパクトのある言葉を並べ、じっくり選ぶことです。
キャッチコピーが決まったら、チラシ全体のバランスを見ながら、文字の大きさや色などの工夫をします。そうすると、目を引くようなチラシが出来上がります。
読み手の心を掴む文章とは
本文の構成
チラシは限られたスペースの中で、情報を記載しなければなりません。そのため、情報を詰め込み過ぎると読みにくくなってしまい、せっかく作ったチラシも見てもらえなくなります。
沢山の商品を紹介したいと思う気持ちもわかりますが、できるだけ商品を絞り要点のみを説明すると、読みやすく伝わりやすいチラシになります。
また、チラシを見て興味が出たお客様は次のような動きをします。
- 電話をかけて問い合わせる
- チラシを持参してお店に行く
- HPやブログ、SNSにアクセスする
このようなアクションに導くためにも、電話番号やサイトのURLを見えやすい場所に設置したり、チラシの持参を促すための特典を付与したりする工夫を凝らすことも忘れないでください。
イメージ画像の設置
チラシに効果的な画像を設置することで、商品のイメージやお店の印象をイメージさせることができます。
そのため、画像の設置というのは、キャッチコピーと同じぐらい重要な部分です。
例えば、飲食店なら美味しそうな食事やオシャレな店内の写真を設置し、工務店の写真ならビフォーアフターがわかりやすい施工事例などを掲載するといいでしょう。
特典も効果的
チラシに割引クーポンの添付や、無料特典などの記載をすると集客力が高まります。
例えば、割引や景品をプレゼントするクーポンをつけることで、お客様にメリットが生まれ比較的容易に集客をすることができます。
このような特典が付与されることで、テキストのインパクトも大きくなります。キャッチコピーが持つ力を存分に発揮できるので、サービスのPRもしやすくなるのです。
チラシの配布エリアも重要な要素
ポスティングの際は、エリアを事前に決めておくことで効率よく配布することができます。
配布するエリアによって、ターゲット層は大きく変化します。単身者、ファミリー層、商業地域など、エリアごとの特徴をしっかり把握することで、ポスティングの戦略を立てるようにしましょう。
商圏の分岐点・エリアを絞り込むポイント
商業施設が立ち並ぶエリアに、チラシを配るのは効果的です。
しかし、こういった商圏の中に線路があると、商圏は分断してしまいます。線路より向こう側のエリアは、来店する確率が低いと考えてよいでしょう。
チラシが2,000枚あるとしたら、線路の向こう側に配布エリアを延ばすのではなく、線路を越えないエリアに1,000枚のチラシを2度に分けて配布します。
複数回に分けて配布することで、より多くの人に自社の名前を覚えてもらえます。
まずは手配り・ポスティングから始める
チラシを配布するエリアを絞ったら、まずは手配りやポスティングで配布するのがおすすめです。手配りのメリットは、直接ターゲットを選別して渡すことができる点です。
配布後はしばらく様子を見て、反響に応じて新聞広告やフリーペーパーにシフトするのも効果的です。
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