【客を増やす方法リスト】集客は「客が集まる」仕組みづくりで成否が決まる

ここでは、客を増やす方法を顕在層や潜在層など顧客の属性に分けてリストアップして紹介しています。さらに客が集まる仕組みづくりに有効なマーケティングの考え方についても解説しています。
2022年の広告プランやプロモーション、集客施策が決まっている場合でも、その広告やプロモーションで効率よく集客できるか、改めて見直すきっかけになれば幸いです。
※全研本社が提供するポジショニングメディアについてはこちら(記事の後半へジャンプ)からすぐにご覧いただけます。
- 飛び込みのお客様が月間で30件増えて3割は契約している
- 自社コンセプトにマッチした見込み顧客が増え、契約単価が1000万円向上した
- 資料請求100件に対し1アポだったのが、資料請求10件で8アポを獲得
新型コロナウイルス感染症に対する企業の意識調査

以前旅館やホテル、飲食店への影響が大きいのは当然のこととは思いますが、服飾関連や広告関連もそれに次いで影響がでていることがわかります。一方で電気通信などは外出控えやリモート推進の影響を受けて、プラスの影響が出ていることがわかります。 集客を考えるときに、経済全体の動きも把握しておくことが大事です。 (※1)調査期間は2021年4月16日~30日、調査対象は全国23,707社、有効回答企業数は11,003社(回答率 46.4%)。新型コロナウイルス感染症による自社の業績への影響、『マイナスの影響がある』と見込む企業は75.4%(前月比0.9ポイント増)。また「今後マイナスの影響がある」(9.6%)は3カ月連続で1ケタ台となるものの、前月より増加し先行きに対する警戒感はやや強まっている。他方、『プラスの影響がある』と見込む企業は4.1%(同0.8ポイント減)となり、2カ月ぶりに減少に転じた 『マイナスの影響がある』を業種別にみると、「旅館・ホテル」が97.1%で最も高くなった。以下、「飲食店」(93.1%)、「繊維・繊維製品・服飾品卸売」(92.5%)、「広告関連」(90.5%)が9割台で続いた 『プラスの影響がある』は、総合スーパーなどの「各種商品小売」が20.9%でトップとなった。次いで、「放送」(18.8%)、「飲食料品小売」(17.6%)、「飲食料品・飼料製造」(12.2%)、「電気通信」(11.1%)が上位に並んだ〜引用元:帝国データバンク「特別企画: 新型コロナウイルス感染症に対する企業の意識調査(2021年4月)」(https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/p210502.pdf)
集客は「客を集める」ことが目的ではない

集客方法は客の属性ごとに考える
集客のコンサルをしている会社や個人コンサルタントがインターネット上でもさまざまなマーケティング論やノウハウを展開しています。商品やサービス、事業内容によって優先すべき集客手法が異なるため、業界に特化した集客に関するコンテンツを見るのが効率的です。 ただ実際に施策に落とし込む前にやっておかねばならないことがあります。それは、「どんな客に、どこで、なにを売るために客を集めるのか」を明確にすることです。 たとえばひと言で「客」といっても、以下のように4つのフェーズに分けて考えてみるとわかりますが、フェーズごとに優先すべき集客施策もマーケティング手法もまったく異なります。それぞれ代表的な集客手法も含め、見ていきましょう。見込み客(潜在顧客)
ネット上でいえば、特定のキーワードでホームページや商品・サービスページに流入してきた潜在顧客を見込み客(リード)といいます。まだ購買決定には至っていない客なので、アクションを起こすよう背中を押せるような集客施策が必要です。 オフライン(インターネットを介さない)集客にも潜在顧客にリーチできるものはありますが、いまの社会的状況も踏まえると、インターネットを活用したオンライン集客を活用する業界が増えています。 潜在見込み客に適した集客施策- 潜在ニーズに基づいたリスティング広告やディスプレイ広告などのWeb広告
- 潜在ニーズに基づいたWebメディアやニュース媒体などへの記事広告掲載
- 潜在ニーズに基づいたWebメディアの制作・運用
- 潜在ニーズに基づいたSEO(検索エンジン最適化)施策
- 潜在ニーズを盛り込んだホームページ上でのコンテンツマーケティング
- 潜在ニーズをフックにしたブログやSNS上での情報発信
- 潜在ニーズをフックにしたYouTubeなどの動画広告
- バーチャルイベントへの出展・広告
- 潜在ニーズにマッチしたアプリ広告やプッシュ通知などの広告
- ポイ活サイトを活用したプロモーション
- テレビCMやインフォマーシャルでの広告
- 新聞・雑誌・専門誌・フリーペーパーなどへの広告・記事掲載
- 潜在ニーズのある場所に設置するチラシ・パンフレット
- 潜在ニーズのある場所内のデジタルサイネージ
- 潜在ニーズのあるターゲット向けの同梱チラシ・パンフレット
- 展示会・イベントなどへの出展
- 無料サンプル配布などのプロモーション
- 街中の看板・公共交通機関の駅や車内刷り広告
- セミナー・オンラインセミナーによる集客
見込み客(顕在顧客)
上記の見込み客より、購買行動により近いところまで来ている客層です。同じような商品、同じようなサービスを比較検討し、どれを選べばよいかそれぞれ優先すべき条件や価値に絞り込んで検討する段階まで来ています。このような顕在層に対しては、決定に至る情報をいかに提供するかが大事になります。 オフライン広告の場合、新規顧客で顕在性を見出すのは店舗接客などに限られるため、顕在性の高い顧客を増やす手法はどうしてもWebによる集客がメインになってきます。 顕在見込み客に適した集客施策- 顕在ニーズに基づいたリスティング広告やディスプレイ広告などのWeb広告
- サーチターゲティングやリターゲティングなどのWeb広告
- 顕在ニーズに基づいたWebメディアやニュース媒体などへの記事広告掲載
- 顕在ニーズに基づいたWebメディアの制作・運用
- 顕在ニーズに基づいたSEO(検索エンジン最適化)施策
- 顕在ニーズに基づいたメルマガ配信
- 顕在ニーズを盛り込んだホームページ上でのコンテンツマーケティング
- MAツールを活用した集客施策の最適化
- インバウンドマーケティングの体制促進
- インサイドセールスの体制促進
- 顕在ニーズをフックにしたブログやSNS上での情報発信
- 顕在ニーズをフックにしたYouTubeなどの動画広告
- 顕在ニーズにマッチしたアプリ広告やプッシュ通知などの広告
- BtoB狙いのバーチャル展示会・バーチャルイベントなどへの出展
- BtoB一括資料請求・見積もりサイトなどへの企業情報掲載・広告掲載
- BtoB狙いの資料ダウンロード・媒体資料ダウンロード
- BtoB狙いの展示会・イベントなどへの出展
- BtoB狙いのテレビCM
- BtoB狙いのタクシー動画広告/li>
- BtoB狙いのセミナー・オンラインセミナーによる集客
PUSH型からPULL型へ
既存顧客(育成候補客)
一度は取引(購買)が成立した顧客であり、顧客育成(リードナーチャリング)を行なうターゲット層になり得る客層です。購買行動へのハードルは低くなりますが、自社を再度選択してもらえるような工夫がなければ、再度選んでもらうことができません。 既存顧客に適した集客施策- サーチターゲティングやリターゲティングなどのWeb広告
- リピートやアップセル狙いのメルマガ配信
- リピートやアップセル狙いのホームページ上でのコンテンツマーケティング
- オウンドメディア(ブランディングメディア)による顧客のファン化
- MAツールを活用した顧客対応の最適化
- インバウンドマーケティングの体制強化
- インサイドセールスの体制強化
- ブログやSNS上で顧客向けサービスや特典の情報発信
- BtoB既存客へのダイレクトメール
- 既存顧客育成目的のセミナー・オンラインセミナー開催
固定客・常連客(ロイヤルカスタマー)
商品やサービスに対して好意的であり、会社やブランドのファンとして長年顧客であり続けてくれる顧客です。この段階に至ると、自らが愛用するだけでなく、SNSに投稿して口コミを広めてくれる場合も少なくありません。LTV(ライフタイムバリュー)の長いロイヤルカスタマーをどれだけ獲得できるかというのが、ビジネス成功のカギを握ります。 ロイヤルカスタマーであると断言できる顧客を多く持つことが理想ではありますが、一般消費者はつねに移り気なものです。ブランドスイッチされる可能性もありますので、つねに接触機会を確保してつなぎとめる努力が大事です。 固定客・常連客に適した集客施策- ロイヤルカスタマー向けの特別限定企画を提供する
- ダイレクトメールなどで顧客の声やニーズを集め改善に活かす
- 契約継続客に粗品などを送付する
- 契約継続客に季節のあいさつやお礼の手紙などを送付する
休眠客(既存顧客)
数回もしくは一定期間は顧客として取引があったものの、あるときからぱったり購買行動が止まってしまった顧客のこと。もっと魅力的な商品に出会った、もっと相性の良いサービスを選ぶようになったなど理由はさまざまですが、余裕があれば休眠客に対する働きかけも意識したいところです。 休眠客に適した集客施策- 休眠のきっかけが明確であればそれをカバーするメッセージを送信する
- ダイレクトメールで特別企画などの情報を発信する
- メルマガなどで休眠客を意識したリバイバル企画情報を発信する
- SNS広告などで既存客向けキャンペーン(下取りなど(を実施する
- 新商品・新サービスなどの優待を実施する
【プレ集客】集客で客を増やすために必要な4つの準備

勝てる市場を探す
競合商品やサービスがひしめく、いわゆる「レッドオーシャン」で後発が勝つのはかなり難しいとされています。価格だけでなく、ターゲットの属性や地域、商品やサービスの独自性や強みを掛け合わせて、どの市場で戦いを挑むかを見極めます。 市場分析に活用する代表的なフレームワークは3C分析やSTP分析、4P分析、SWOT分析、クロスSWOT分析などが挙げられます。よほどの独自性や競合優位性がなければ、市場で認知されている先行商品やサービスには勝てません。したがって最初の市場見極めが非常に重要になるのです。 自社商品やサービスの競合優位性がどこにあるかがわからないと、本来であれば商品開発やサービスの提供自体が難しく、収益を継続的に上げることは困難です。フレームワークがなぜ有効かというと、社内で近視眼的なとらえ方をしていると見えなくなる課題が俯瞰的にわかるからです。客が買う理由を探す

バリュープロポジションとは
客が集まる理由を探す
最近日本テレビで始まったヒューマングルメンタリー『オモウマい店』(https://www.ctv.co.jp/omouma/)という番組があるのですが、超大盛でおいしいのに安い、店長などの濃いめキャラクターやお客さんに対する想いなどを取り上げています。 これぞマスコミの影響力だとは思いますが、番組を見た視聴者が北海道からわざわざ茨城まで食べに来た、というエピソードなども紹介されていました。家から近いとか遠いとか、安いとかだけが客が集まる理由ではない、ということです。 なぜ遠くてもその店に行くのか、そのサービスを受けるのか、行列してでもお目当ての「〇〇」を買いに行くのか。 自社の商品やサービスのどこに客が集まる理由、行列する理由、交通費や時間がかかっても行く理由があるかを考えてみてください。客の欲求や本音を探す

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AIDMA(アイドマ)
- Attention:注目する、商品やサービスについて認知する
- Interest:商品やサービスに興味を持つ
- Desire:商品やサービスが欲しいという欲求
- Memory:商品やサービスに関する記憶
- Action:商品やサービスの購買行動
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AISAS(アイサス)
- Attention:注目する、商品やサービスについて認知する
- Interest:商品やサービスに興味を持つ
- Search:商品やサービスについて検索する
- Action:商品やサービスの購買行動
- Shere:商品やサービスについて共有する


この直感センサーは直前に見たニュースであったりテレビであったり、なんらかのトリガーが存在する場合もありますが、つねに変化するもので普遍性はありません。 おうち時間が長いいま、いかにしてこのパルス型の消費者を獲得できるかが、集客および購買行動が増やせるかどうかを左右する可能性はあります。 ※参照元:Think with Google「買いたくなるを引き出すために – パルス消費を捉えるヒント」 (https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/app-and-mobile/shoppersurvey2019-1/) バタフライサーキット 客が欲しているモノやサービスを絞り込む行動といえば検索ですが、Googleでは情報を 「探る」 行動と、理解・納得する 「固める」行動を繰り返す消費者行動のことを「バタフライサーキット」と称しています。 バタフライという名前は情報を探って広めて深掘りして固めるというスパイラルが、八の字を描いて蝶のように見えるからであるといいます。情報を検索して知識を深めながら買いたい気持ちや行きたい気持ちを高めていくためにはモチベーションが必要であり、さらなるテーマが派生していきます。 バタフライサーキットとは情報探索行動です。情報の 「探る」 と、理解したり納得する 「固める」 の二つを行ったり来たりしながら情報を知ったり、買いたい・行きたい気持ちを高めていきます。 バタフライという名前は 「探る」 と 「固める」 のスパイラルを繰り返し、その形が蝶のように見えるからです。 Google は詳細な生活者調査から、人々の情報探索をかき立てるモチベーションを8つに分類しました。 バタフライサーキットの特徴は、情報を探索を 「広げる」 と 「深める」 を繰り返します。「探る」 で入っていき 「固める」 で納得をします。ループは1回で終わらず、興味テーマは次々に派生していきます。 Googleが調査したところ、バタフライサーキットをした70%から80%が最終的に購買に至っており、情報を深掘りしていく過程で納得が生まれ、消費行動に至っていると考えられています。こうした情報獲得上級者に対してどのような集客施策を打てばよいかも、検討すべきでしょう。 ※参照元:Think with Google「さぐる」「かためる」を蝶のように行き来するバタフライ・サーキットとはなにか:バタフライ・サーキットと 8 つの動機(https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/app-and-mobile/butterflycircuit3/)1. セーフティ:「より安心安全なもの」に反応する直感センサー 2. フォーミー:「より自分にぴったりだと思うもの」に反応する直感センサー 3. コストセーブ:「お得なもの」に反応する直感センサー 4. フォロー:「売れているもの」や、「第三者が推奨するもの」に反応する直感センサー 5. アドベンチャー:「知らなかったもの」や「興味をそそるもの」に反応する直感センサー 6.パワーセーブ: 「買い物の労力を減らせること」に反応する直感センサー 抜粋引用元:Think with Google「買いたくなるを引き出すために – パルス消費を捉えるヒント」 (https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/app-and-mobile/shoppersurvey2019-3/)

決定回避の法則には要注意!

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集客の仕組みづくりと客を集める方法まとめ

Web集客のメリットについて
キャククルの「Web集客方法まるわかりガイド!種類・特徴・費用やコツを解説」でもくわしく解説していますが、集客の中でも対策を強化している企業が多くなっているのが、「Webによる集客」です。 上記ページではWeb集客のメリットについて、下記のように解説しています。情報があふれターゲティングやセグメンテーションが不可欠となっている現代では、マス広告だけで集客するのは難しくなってきています。したがって、集客効果だけでなく、集客課題や市場の可視化に役立つデータがアップデートで確認できる、Web集客に注力する会社が増えているのです。 推測や憶測、思い込みで集客するのではなく、分析データに裏付けられた集客施策がますます重要度を増すことは間違いありません。引用元:キャククル「Web集客方法まるわかりガイド!種類・特徴・費用やコツを解説」(https://www.shopowner-support.net/customer_attraction_information/web/)
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Web集客施策はZenkenにご相談を
Zenkenでは業界・業種を問わず、120業種以上のWeb集客支援を行なってきました。クライアントのバリュープロポジション分析やマーケティング戦略の提案、Webサイトの制作・運用まで、ワンストップで集客をサポートさせていただきます。 ご要望があればWeb面談システムを活用して、実際の事例をお見せしながら集客戦略についてご相談を承ることも可能です。 集客方法や広告マーケティング戦略に課題がある等、マーケティング施策導入に対してのお悩みがあれば、Zenkenへお気軽にご相談ください。 集客戦略やWeb集客をZenkenへ相談してみる