ファミリー層・親子連れの集客は思いやりと的確な告知方法がカギ
最終更新日:2024年04月19日
家族をターゲットにする場面は、イベントなどで一時的にファミリーを集客したい時と飲食店やアパレルショップなど日常的にファミリーを集客したい時の2通りあると思います。
どちらも大事なのは「子どもが楽しい」「子どもに優しい」など、子ども目線で考えられた内容やサービスであることです。そしてそれを適切な広告などで伝えられているかがファミリー層の集客のポイントです。
イベントでのファミリー層・親子連れの集客
イベントを開催して、ファミリー層の集客につなげましょう。
ファミリー層に向けたイベントを行ないたい場合は、
- 子どもが楽しめる(体験できる)
- 子どもが進んでやりたがる
など、子どもにフォーカスした内容を考える必要があります。一時的または期間限定のイベントなどでファミリーを集客したい場合は、子どもがどんな体験ができるかという点が重要です。
また、親も参加できるようなイベントもおすすめです。子どもは親も一緒に楽しんでいると、より一層楽しい!と思えますし、また思い出作りにもなります。では、いくつかの事例をご紹介しましょう。
マクドナルドのファミリー層集客術
マクドナルドの「ハッピーセット」にはおもちゃがついていますが、ハッピーセットのように、子どもたちが喜ぶモノが付属した商品を販売することは、ファミリー集客を図れる方法の一つです。しかし、マクドナルドではその他にも、お仕事体験のプログラムでも親子連れの集客につなげています。
お仕事体験プログラム「マックアドベンチャー」は、子どもたちがユニフォームを着用し、接客したり、ハンバーガーを作ったりすることができます。体験料が700円とリーズナブルにも関わらず、リアルな仕事体験ができるので、親たちからも好評のプログラムです。
また、マクドナルドでは子ども向け無料アプリも導入しています。マクドナルドのように、複数の集客方法を組み合わせるとより効果的です。
親子で楽しむアイシングクッキーイベント
アイシングクッキーとはデコレーションクッキーのことで、さまざまな色のデコペンを使用して、クッキーの上に絵を描いて作ります。工作感覚で作成することができますので、子どもたちだけでなく、大人も一緒に楽しむことが可能です。
アイシングクッキーのイベントは、
- 手洗い場が不要
- オーブンも不要
- イスと机のみで開催できる
といったメリットがあります。またお母さんだけでなく、お父さんや大人の男性も子どもたちと一緒に楽しむことができるのも良いですね。
アイシングクッキーイベントのように、大人も子どもも一緒に楽しめて、準備物が少ないイベントでファミリー層の集客につなげましょう。
パフォーマーによるイベント
パフォーマーの派遣を依頼し、親子向けのパフォーマンスイベントを開催して、ファミリー層を集客しましょう。
子どもが楽しめるイベントは、
- 紙芝居
- パントマイム
- ジャグリング
- バルーンアート
- マジックショー
- 歌のお姉さん、お兄さんによるコンサート
などがあります。イベントを開催すると、何らかのトラブルが起こることもあります。したがって経験が豊富で、トラブルが起きた環境にも慣れているパフォーマーの派遣を依頼すると良いです。
また、子どもに慣れているパフォーマーや、子ども受けするパフォーマーに来てもらうようにして、イベントを盛り上げてもらいましょう。
飲食店など店舗でのファミリー層・親子連れの集客
飲食店などでファミリー層、親子連れの顧客を獲得したいと考えているオーナーもたくさんいるでしょう。親子連れ顧客は店内が騒がしくなったりすることもありますが、お店のリピーターになってくれたり、たくさん注文してくれたりといったメリットがあります。
日常的にファミリー層をターゲットとして集客したいと考える場合に重要なことは、
- 子どもに優しい環境
- 子どもが楽しめるサービス
- 親に優しい環境
など、親と子どもそれぞれに向けて考えることが重要です。では具体的には何をすれば良いのか、詳しく解説していきます。
子どもに優しい環境
子どもに優しい環境を整えることで、ファミリー層の集客を目指しましょう。子どもに優しいお店にするために、例えばたばこの煙や受動喫煙に敏感な親も多いので、喫煙席と禁煙席に分けましょう。
または、全面禁煙にするのもおすすめです。マクドナルドや串カツ田中など、全席禁煙にする飲食店も増えています。
また、健康に気を使った食材で作るメニューを考えてみましょう。
具体的には、
- 省農薬
- 無農薬
- オーガニック
- ナチュラルビーフ
など身体に優しい食材を使うのがおすすめです。添加物をできるだけ使わないメニューを加えるのも良いでしょう。例えばびっくりドンキーでは、ナチュラルビーフや少農薬の野菜やお米を使用しており、健康意識の高い親から注目されています。
子どもが楽しめるサービス
ファミリー層を取り込むために、お店に子どもが楽しめるサービスを用意しましょう。飲食店なら、鉄板のお子様メニューを充実させるのが良いです。また、子どもたちに人気のあるアイスクリームやプリンなどのデザートを取り揃えましょう。
本格的なカレー屋さんなど、大人が食べて美味しいと思えるメニューだけを置いている店舗は、子ども向けメニューを追加してみると良いでしょう。本格カレー屋など競合他店で子ども向けのメニューがあまりない場合、集客効果を期待できます。
また、子ども心をつかむため、ラムネ、お菓子、おもちゃなどを子どもたちに手渡してみましょう。子どもがお店を気に入ってくれたら、親にまた連れて行って欲しいとアピールしてくれる可能性があります。
親に優しい環境
親にまた行きたいと思ってもらえるよう、親に優しい環境にも心配りしましょう。例えば、キッズスペースを設けるのがおすすめです。子どもたちが遊べるようなスペースがあれば、待ち時間があったとしても、親御さんが快適に過ごすことができます。
赤ちゃん連れの顧客を集客するためには、おむつ交換台の設置もおすすめ。離乳食の持ち込みをOKにするのも良いでしょう。また、広いソファー席や座敷があれば、赤ちゃんを寝かしながら親がゆっくりと食事を楽しむことできます。
また、ベビーカーを置けるスペースを確保する、リーズナブルなメニューを追加する、といった方法もファミリーの集客に効果的です。
ファミリー層・親子連れの集客に合った広告・告知方法とは
イベントを開催するなら、できるだけたくさんの親子に集まってもらいたいですよね?
子ども向けのイベントなど、ファミリー層の集客を目的とした広告や告知方法には、さまざまなものがあります。例えば、
- チラシやポスティング
- SNS
- ホームページ
などが挙げられます。近隣の方を集めたいならオフライン(チラシ・ポスティングなど)を中心に、遠方の方が中心の場合はホームページやsnsなどのオンライン広告が中心にすると良いでしょう。
ただし競合が多い場合は、オンラインの広告で差別化を図るという方法が効果的になります。ではそれぞれの広告、宣伝方法を詳しく見ていきましょう。
チラシやポスティング
チラシの配布やポスティングでファミリー層の集客を図る場合、まず大量にチラシを配る必要があります。チラシを配布する際は
- 幼稚園
- 小学校
- 集会所
に配布するようにすると良いでしょう。幼稚園や小学校にチラシを配布するために、イベントの集客を目的にする場合はイベントの開催日より数か月ほど前に、企画書を持参して町内会や行政窓口に相談すると良いです。
もし可能なら知り合い経由で相談しにいくのがおすすめです。ただし、
- やる気
- しっかりとした理念がある
- イベントの開催実績がある
- 営利目的に走り過ぎていない
- 参加者のためになるイベントである
といった条件がそろう必要があります。もし開催実績がない場合は、世間からの信頼度が高い企業や団体、実績のある人に頼むと良いでしょう。
SNSで集客する
Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSを活用して、親子連れの集客を行ないましょう。SNSで広告や告知をするポイントは、
- 何度も繰り返し告知を行なう
- 情報を小出しで追加していく
- 写真やイラストと共に投稿する
といった点を意識して見てください。また、写真やイラストは、「このお店楽しそう!」「イベントに参加したい!」と思ってもらえるような、魅力的なものを用意しましょう。
子どもたちが笑顔で写っている、楽しそうな写真がおすすめです。子どもの顔出しOKな知り合いなどに協力してもらい、イベント中や店内で写真を撮っておくと良いでしょう。
また、スマホやパソコンを使って、撮影した写真の明るさの調整などの加工を行い、より素敵な写真に仕上げてくださいね。
ホームページを活用する
自社のホームページを使って集客することは、とても大切です。ホームページでは、チラシに記載しきれなかった情報を紹介しましょう。
イベントの集客を行なう際は、出展者や講演者などイベントに関わる人たちの情報も掲載するのが重要です。イベント関係者を紹介することで、関係者の人たちのホームページでも紹介してもらえることがあるからです。
またイベントが終わった後に、イベントの感想や振り返りを、すぐにホームページに掲載してください。笑顔の子どもたちが写った写真などを掲載しておくことで、次のイベント参加者の集客にもつながります。
差別化はバリュープロポジションを考えてみる
バリュープロポジションとは、企業やお店のサービスや製品より提供する、自社だけが提供できる価値のことです。より効果的な集客を狙うのであれば、バリュープロポジションを考えて、見つけたその強みや特徴を軸に広告や告知を行ないましょう。
ターゲットとなるファミリーにはより「自分たちが求めているものか」が伝わりやすく、さらに競合との違いや優位性を見せられるため、似たようなイベントやサービスを探している方をより集客しやすくなります。
例えば、
- 似たような子ども向けイベントとの比較
- 似たような子ども向けサービスのある店舗との比較
をポジショニングメディアなどをつくって比較し、自社の優位性を見せることでユーザーにとっては違いがわかりやすくなります。
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