30代の集客・広告戦略ポイントはデジタルネイティブの価値観をつかむこと!
最終更新日:2021年09月15日
この記事では、30代の集客のための広告戦略とそれぞれの手法について解説いたします。30代は、インターネット・スマートホンを子供時代から当たり前の道具として使ってきた時代です。世代の特徴を抑えて、反響・売上向上に繋がる広告を打ち出しましょう。
キャククルでは、120を超える業界での集客経験をもとにマーケティングについての情報を発信しています。この記事では「1回あたりの購入額が2.5倍に」 「ほぼ0だったWebサイト経由の契約が毎月2~3件に」といった成果を実現した施策も紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
30代を集客するために知っておきたい、30代の特徴と価値観
2020年代における30代とは、1980年から1990年までに生まれた1980年代生まれを指します。生まれた年代によって呼称が付きますが、この世代はしばしば「ミレニアル世代」と称され、世代による特徴があります。
30代の一番大きな特徴はデジタルネイティブであること
総じて情報リテラシーが高い
30代がデジタルネイティブと呼ばれる理由は、情報リテラシーの高さにあります。生まれた頃からパソコンやインターネットに慣れ親しみ、物心がついた頃には携帯電話を使いこなしていた世代です。
そのため本や新聞、雑誌で情報を収集するという経験はさほど多くなく、インターネットでの情報検索が情報収集の主流でした。
また、時代の流れと共に形態は変化しているものの、ソーシャルメディアも初期から活用してきた世代と言えます。「Twitter」や「mixi」、さらにそれ以前には自分たちで簡単なホームページなどをつくることに青春時代を費やした世代と言えるでしょう。
このような背景は彼らの消費行動に大きく影響を与える結果となっており、商品購入前にはWebを駆使して最安値をチェックすると答えた人は、なんと86%にものぼります。
さらには女性では88%、男性では77%が商品購入前にレビューを確認するとのこと。しっかり調べた上で最も安い値段で賢く消費活動を行う癖がついているのです。
みんな違ってみんないい
インターネット社会が開かれていたということは、世界各国の情報に幼少期から触れることができた、ということを指します。
新聞や雑誌が与えられる情報はどうしても限られてしまいますが、インターネットの発達は好きなタイミングで、好きな情報を好きなだけ仕入れることを可能にしたのです。その中で発達した感覚は「みんな違ってみんないい」というものでした。
誰かと同じではなく、誰かと違うことがカッコイイという価値観は、誰もが主役になれるインターネットがあるからこそ導き出された価値観だと言えるでしょう。
これによって女性は家を守らなければならないと言った前時代的な価値観や、ポルシェに乗ってシャネルを持っている人が一流、というような画一的な価値観を排除していったのです。
30代男性と女性の購買行動(消費行動)はこう変化
「共感」に反応するミレニアル世代
ミレニアル世代の大きな特徴として、結果ではなくその過程や背景にこだわるという特徴があります。彼らの商品の原点は「それいいね!」という共感なのです。
「それいいね!の発信元は、マスメディアである必要はありません。映像や文章、その形態を問わずに直感的に「それいいね!」となったものを購入する傾向があります。
名前ではなく意義を問う
ブランド名になびく30代は決して多くありません。そのブランド名だけが持つ輝きへの興味はさほどなく、あくまでもそのブランドが持つ意義を問う傾向があります。
アウトドアブームと共に一気にその知名度を高めた「Patagonia」は、ブランドを消費することで自らが地球環境の保全に貢献しているという点が人気を博しています。
ブランドは自分のステータスを表すシンボルだった時代は終了し、自らの価値観を表現するひとつのツールになっているのです。
デジタルネイティブ30代の情報収集における特徴と男女の違い
やっぱりWeb検索が1番!
情報収集手段に男女差はあると言えど、最も多いのはWeb検索である点には変わりありません。男女差があるのはその内訳で、SNSを活用した情報収集という観点では大きな差があります。
中でも顕著なのは、SNSでの情報収集率です。男性は27.7%に留まっているのに対し、女性は43.9%。視覚的に訴えかけることができるSNSを特に女性が好んでいるのです。
30代の女性集客にはインスタを!
同世代の男性と比較し、女性の利用率が高いのはInstagramです。約35%が利用しており、日頃自らが投稿することはもちろん、検索を行うツールとしても活用しています。
InstagramはあくまでもプライベートなSNSとして活用されている場合が多く、その他のSNSを利用している30代女性の場合、オフィシャルな要素を多く含むFacebookと比較すると、10%程度多くなっています。
30代向けの広告手法はコレ!
総務省のデータによると、30年代が1日で最も利用時間が長いメディアがインターネットです。欲しい商品などについて情報収集をしている時間はもちろん、それ以外に使っている時間もテレビを見ている時間よりも50分ほど長いです。
インターネットを活用した広告を打ち出せば、良い効果が得られるでしょう。ここでは、成果に繋がりやすいWebマーケティング施策をいくつか紹介いたします。
参考:総務省情報通信政策研究所「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」
ポジショニングメディア
ポジショニングメディア事例 詳細はお問い合わせください
ポジショニングメディアは、自社ならではの魅力・強みをもとに、ある市場での立ち位置(ポジション)を確立するためのWebサイトです。
徹底した市場分析をもとに特定のカテゴリーの商品・サービスを俯瞰的に紹介し、自社と親和性の高い顧客を集客するという戦略に上になりたっています。「広告」という雰囲気が薄く、あくまでも自社の商品・サービスを選んで満足する顧客に対して、自社商材の情報を効率的に伝える手段です。
その意味でポジショニングメディアは、30代の「ネットで情報収集」「価値観をもとにしたブランド選択」に合うマーケティング施策だと言えます。広告感を抑えたアプローチの結果、「毎月、40以上の確度の高い問い合わせが獲得」 「ほぼ0だったウェブサイト経由の契約が月当たりコンスタント2~3件に」 「1回あたりの購入額が2.5倍アップ」といった成果が上がっています。ポジショニングメディアについて詳しく知りたい方は、下記のページをご覧ください。
Googleマイビジネス
もし自分の商品に場所があるのなら、Googleマイビジネスに登録しない手はありません。実際に場所を検索する際には、今いる場所から近い場所で探したいと考える方は多いのではないでしょうか。
また、Web検索に長けている世代だからこそ、その情報を起点に他のポータルサイトで調べると言った行為も可能になります。手軽に記載できるので、まず登録することをオススメします。
Google検索広告
キーワードに関連付けて検索広告を出す方法です。実際に自分で検索した時にも、「この商品欲しかったんだよな…」という広告が表示されることはよくあるのではないでしょうか。
広告表示の裏側では様々なロジックに基づき、ユーザーに対して最適な広告が表示されるように工夫されています。そのため出稿するのは簡単なものの、上位表示させるには専門知識が問われます。そのことを念頭に置き、出稿してみると良いでしょう。
Instagramは30代には親和性の高いSNSです。好きな人を好きなだけフォローし、好きな情報をキャッチアップできるという構造が、情報収集の手法としては最適なのです。
ミレニアル世代は、インスタグラマーやYoutuber、自分がフォローしているトレンドに敏感な友人など、自分にとって身近なお手本を参考にします。実際に「知っている」人が活用している情報は、他の情報と比較しても説得力があり、消費の決断をしやすいのです。
LINE公式アカウント
近年どこのお店でも、LINEの公式アカウントを扱うようになっているのではないでしょうか?情報を発信できることはもちろん、ポイントカードなどをLINE公式アカウント内で完結させることが可能です。
天候と連動したキャンペーンや、リアルタイムでの情報発信が容易になることから、使い方次第ではユーザーに手軽に情報を発信できます。
もしもユーザーが必要ないと判断した場合には、自らブロック機能などを活用し情報を止めることもできるので、ユーザーの負担になりにくいという点でも有効です。
Youtube広告
テレビ番組のように、YouTube内でも広告が表示されるようになってきました。しかし秒数が短かったり、長いものはスキップできるため、ユーザーにとってはそこまで不快感がありません。
YouTubeの場合には、ターゲティングをした上で広告表示をさせることが可能なので、費用をかけすぎることなく実施できます。
30代を集客するためには、30代の情報検索ニーズにヒットさせる
30代の情報収集はまずWeb検索であることが分かりました。Webでの検索結果は意思決定において非常に重要な役割を果たすため、検索結果として表示される情報は細かくチェックする傾向があります。30代は商品紹介記事、ポータルサイトや比較やクチコミサイトなどを駆使して商品の評判を確認するのです。
このように、30代の購買までの過程を理解したとしても、自社の商品にアクセスしやすくしなければ意味がありません。まず実現したいのは、購入に繋がりやすいキーワードでの検索結果の上位表示です。上位表示ができていれば、ひとまずターゲットの目に留めてもらえるからです。
しかし、上位表示ができても、自社商品・サービスの情報が載っているページの内容次第で購入に繋がらない場合があります。その傾向が特に強いのは、自社商品・サービスの情報を一方的にアピールしているサイト・ページです。なぜかというと、ブランド選択を価値観の表現としている30代は、自分のニーズ・価値観とピッタリ合うものを探しているからです。
30代の顧客に自社商品・サービスを購入してほしいのであれば、30代のニーズを分析した上で、自社の商品紹介と合わせて、そのニーズに応える情報も提供する必要があります。
そのためには自社にしかない強み・魅力をを明確にし、ターゲットを明確にした上でWebの戦略を立てていくことが最も自由です。
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