看護師向けの広告媒体にはどんなものがある?集客マーケティングのコツまとめ
最終更新日:2024年04月19日
新型コロナウイルス感染症の影響で医療環境のひっ迫は続いており、看護師不足は深刻な問題となっています。しかし、数多ある求人の中から選ばれるには、受け身な姿勢ではうまくいきません。
そこでこの記事では、看護師向けの求人広告媒体や、Webマーケティングのコツをまとめました。
また、当キャククルでは各企業の求人・採用における課題解決の一助となる新しい採用施策「職業ブランディングメディア」を提案しております。求職者が条件や知名度で会社を選ぶのではなく、職業の魅力で会社を選ぶための採用チャネルとなります。
詳しくは下記ページでご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
コロナ禍で稼働できる看護師を集めるためにはどうしたらいい?
どこの病院も看護師を欲しており、看護師の就職市場は圧倒的な売り手市場である一方で、新型コロナウイルス感染症を理由とした退職が相次いでいます。
医療・介護ニュースを扱う「Gem Med」の調査によると、新型コロナウイルス感染症を理由とした看護士の退職は回答病院全体(2765病院)の15.4%、さらには感染症指定医療機関や重点医療機関等(1138病院)の21.3%にも上ります。
※参照元:Gem Med「多くの病院で「新型コロナに対応する看護職確保」に苦慮、2割近くの看護職員は離職等を検討―日看協」(https://gemmed.ghc-j.com/?p=38086)
看護師不足を解消するため離職者をターゲットに求人募集を行うも、必要人数には達していません。看護師の求人サイトも業務環境などについて細かく説明するなどしていますが、なかなかうまくいっていないようです。
このような現状を鑑みると、これまでよりも看護師に寄り添い的確に悩みや要望に応える、看護師のニーズありきの情報発信が求められていると言えるでしょう。
看護師向け広告媒体をピックアップ
看護師のみなさんが忙しい合間によく見ている広告媒体にはどのようなものがあるでしょうか。看護師の求人だけでなく、看護師がよく使うものや興味を持ちそうなサービスなど、広告を出稿する候補となる媒体について調べてみました。
インターネット上で見ることができるオンラインの広告媒体と、雑誌やフリーペーパーなどのオフライン広告媒体に分けてピックアップしています。
※最新の情報に関しては、各媒体に直接お問い合わせください。
【オンライン】看護師向け広告媒体
情報収集のメインデバイスはスマートフォンの時代です。これは看護師の業界においても同様です。そのため、スマートフォンで見やすい・調べやすい媒体への広告掲載を検討してみましょう。
コロナ禍の状況において常に情報はアップデートされている必要がありますので、更新性に優れるオンライン媒体の利用価値はますます高まっています。
※注意点:本ページに記載されている広告媒体については、それぞれ運営会社へのお問い合わせをおねがいします。
Coconas(ココナス)
coconasはコラムを中心に、転職サイトや看護師のキャリアデザインに関して情報を配信しています。「自分にあった場所で自分が望む働き方をしていい」をテーマに、様々な働き方に対応するコラムを掲載しています。
看護師、准看護師、保健師、助産師など、幅広くターゲットを設定しているため、給料はもちろん悩みや不安をピンポイントで取り上げたコラムを得意としています。
- 運営会社:株式会社キュービック
- 問い合わせ先:https://cuebic.co.jp/contact/
ナース専科(Web)
看護師・看護学生向けの総合メディアです。看護師同士で掲示板を通じてコミュニケーションを取ることができるため、看護師の本音がわかりより身近なコミュニケーションツールとして活用しているユーザーが多くいます。
ナース人材バンクと提携しており、基本的に転職相談先として活用されるのはナース人材バンクです。職場の口コミを募るコンテンツなどがあるため、エージェントがただ病院を紹介するのではなく、生の声を拾いながら病院紹介をできる点が強みです。
- 運営会社:株式会社エス・エム・エス
- 問い合わせ先:https://www.bm-sms.co.jp/contact/service/
infy(インフィ)
Infyは「全ての看護師にプラスを」をテーマに、実際に働く看護師が記事を作成しています。そのため現場発信の生の声が記事になっており、リアリティがある内容をキャッチアップすることが可能です。
「infy転職」という独自の転職エージェントを持っており、転職時はもちろん、退職時のサポートも行ってくれるため、現在の職場を辞めにくいと考えている看護師も安心してエントリーできる転職サイトです。
- 運営会社:FANTAS technology株式会社
- 問い合わせ先:infy@fantas-tech.co.jp
ナースの星
無料情報誌「ナースマガジン」を発行しており、そのWeb版が「ナースの星」となっています。看護師に寄り添ったコラムやセミナーが多数掲載されています。セミナーは主にオンラインで開催されており、年間約10万人が視聴しています。
就職活動に直結する情報を収集するというよりは、さまざまな業種に関する詳細情報が収集できる点が特徴です。
- 運営会社:メディバンクス株式会社
- 問い合わせ先:http://medi-banx.com/contact/
ナースときどき女子(ナースのお仕事)
看護の転職に焦点を当て、コンテンツを作成している「ナースときどき女子」。よりリアルな働き方を提供するため、年間4,000回をこえる職場訪問や医療方針、退職者から退職理由などをヒアリングしています。
年間40万人も及ぶ累計利用者数を誇り、メールやLINEで専任アドバイザーからアドバイスが受けられるという特徴があります。圧倒的な利用者数を誇る看護師転職媒体なので、広告価値も高いものになります。
- 運営会社:レバレジーズメディカルケア株式会社
- 問い合わせ先:https://kango-oshigoto.jp/inquiry/input/
エキスパートナースWeb
看護師が働く上で困ることや知っておきたいことが学べる雑誌「expertnurse」を発行している照林社。看護専門学習誌と呼ばれているだけあって、Webでは雑誌の情報を中心に、医療に関わる用語辞典なども提供しています。
転職活動の直接的な情報ではなく、看護師として日々アップデートされる必要な知識を知ることが可能なので、じっくり読み込まれることと、月刊誌として保存される点で広告価値の高い紙媒体のWeb版です。
- 運営会社:株式会社照林社
- 問い合わせ先:TEL 03-5689-7377
ナースメディア
フリーランスナース応援事業、コンサルタント事業、職業紹介事業を軸に運営されている「ナースプロジェクト」が展開するオウンドメディアです。現役の看護師や看護師ライターが記事を投稿しており、生の声を知ることができます。
転職ニーズが既に顕在化している人はもちろん、そうでない人にとっても有益な情報収集ができるサイト構成になっています。
- 運営会社:株式会社キタイエ
- 問い合わせ先:https://nursemedia.jp/%e3%81%8a%e5%95%8f%e3%81%84%e5%90%88%e3%82%8f%e3%81%9b/
ミライナース
「健康」と「幸せ」を軸に、個人に焦点を当てインタビュー記事を掲載している「ミライナース」。個人が運営する団体情報なども多く掲載されており、コミュニティをさらに広げたい医療従事者の視野を広げるのに役立つサイトです。
看護師の仕事に関することだけでなく、看護師の人生を豊かにしたいというコンセプトでコンテンツが制作されていますので、看護師をターゲットにした幅広い商材やサービスのアピールが可能な媒体です。
- 運営会社:町田舞(個人)
- 問い合わせ先:サイト上に問い合わせ先なし。
- Twitter:https://twitter.com/maimai_mirains
【オフライン】看護師向け広告媒体
看護師の自宅に郵送される媒体やフリーペーパー、雑誌なども有力な広告媒体です。反響はオンラインよりもあいまいなものになりますが、保存性という意味で忙しい看護師との接触機会に期待ができます。
ナースマガジン
「ナースマガジン」は。現役看護師15万人に手配り配布される看護情報です。医療機器卸の大手企業が、各医療機関に無料で配布しているフリーペーパーです。男性看護師や訪問看護ステーションなど、他の媒体ではまだ取り上げられていないテーマも特集されています。
医療看護介護支援を行なうメディバンクス株式会社が看護師技術に関する情報なども提供しています。
- 運営会社:メディバンクス株式会社
- 問い合わせ先:http://medi-banx.com/contact/
月刊エキスパートナース
Webメディアでもご紹介した「エキスパートナース」の月刊誌です。日々アップデートされる情報を毎月知ることができるため、1冊手元に置いておくと安心の媒体です。
定価は税込1,200円で、定期購読なども可能です。看護師専門学習誌とあるように、看護技術や医療関連の基礎知識などが充実しているため、かなり保存性が高い媒体と言えます。
- 運営会社:株式会社 照林社
- 問い合わせ先:03-5689-7377
また、オンライン・オフラインの広告掲載を行っても中々人が集まらない企業様のために「採用ポジショニングメディア」についてもあわせて紹介しています。
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看護師向け広告媒体と集客マーケティングのコツまとめ
このほか看護師向けの通販サイトや同梱チラシ、アプリやSNSなど活用できるメディアやツールはほかにもあります。ただ、ターゲットが明確に看護師に絞られているわけではないものや、効果検証が難しいものもなかにはあります。
コロナ禍でさまざまな業界におけるデジタルマーケティングが推進されていることはご存知だと思いますが、看護師業界向けの広告も同様です。スマートフォンが最上位の情報収集ツールであることに変わりはありません。
したがってこれまでオフライン広告に頼ってきた事業者も、アフターコロナを見すえたデジタルシフトが必須となっていくはずです。