請求代行会社とは、企業間の取引で発生するあらゆる請求業務を丸ごとアウトソーシングできるサービスを提供しています。請求代行会社を導入することによって、毎月の請求業務をスムーズに行うことができるようになるなど、たくさんのメリットがあります。
この記事では、キャククル編集部が厳選した請求代行会社を一挙紹介。各サービスの特徴や費用、口コミ評判などをリサーチしてまとめています。請求代行会社の導入に関する基本情報も掲載しているので、これから請求業務の代行を検討している方は、ぜひご活用ください。
請求代行会社サービスの一覧表
ここでは、キャククル編集部が厳選した請求代行会社を一覧で紹介しています。請求代行会社によって提供されているサービスが異なるため、料金プランとの比較も参考にご検討ください。
会社名 | サービスの特徴 |
---|---|
Paid(ラクーンフィナンシャル) |
大手企業含む5,000社以上導入!高額な取引にも対応でき売上拡大に繋がる
|
マネーフォワード ケッサイ |
APIとCSVを用いた基幹システムと連携することで業務全体を最適化 |
請求まるなげロボ |
入金情報を可視化!1つのプラットフォームで全ての請求管理が行える |
クロネコ掛け払い |
複雑なBtoB取引決済の業務負担とリスクを一気に解消できるサービス |
NP掛け払い |
請求データをアップロードするだけで請求業務をすべてお任せできる |
掛払い.com |
後払い決済代行と未回収リスク保証で業務負担と心理的ストレスを削減 |
SEIKYU+ |
請求業務のすべてのプロセスを代行することで企業間請求のDX化を推進 |
GMO 掛け払い |
システム連携により決済時にリアルタイムで与信の審査を行うことが可能 |
セゾンインボイス |
最短15分で請求業務を実施!最短翌日の入金で運用資金をスピード確保 |
RP掛け払い決済 |
決済代行業20年以上の実績とノウハウで全ての業務を安心して任せられる |
イプシロン |
さまざまな決済方法に対応!3種類の決済サービスの中から自由に選べる |
請求代行会社とは?
企業間のビジネスでは、一定期間内の取引で生じた商品やサービスの代金を後日請求する後払い(掛売り)が一般的です。そのため、月末月初になると請求業務に追われて担当者の業務負荷が増加するだけでなく、代金が支払われないことを防ぐために自社で取引先の信用度を調査して管理するなど、さまざまな業務が発生します。
そこで、一連の煩雑な請求業務を一手に引き受けてくれるのが請求代行会社です。請求代行会社に依頼することで、企業間取引(BtoB)における取引先への請求書の発行から代金の請求、入金確認、督促といった手間のかかる請求業務を全て代行してもらえます。主なサービスは以下のようなものがあります。
請求代行会社の主なサービス内容
- 請求書の発行・送付
- 金融機関へのデータ送付
- 代金回収
- 入金確認
- 未払先への督促
- 与信審査などの取引先管理
自社で請求業務を行っていると、取引先が増えることで必然的に請求業務の負担も大きくなり、業務負担やコスト負担が増えてしまいます。そのため、業績を上げている企業では請求代行会社を導入しているケースが多く見受けられます。
請求代行会社を利用するメリット・デメリット
請求代行会社を利用することで企業にとってプラスになることや、気を付けておきたいポイントについてまとめてみました。自社で導入すべきかどうか判断する際に、お役立てください。
メリット
請求業務の工数や業務負荷の削減
取引先が増えるにつれて、請求書の作成や発送から入金確認といった業務も確実に増加し煩雑化していくため、属人化してしまう傾向にあります。しかし、請求代行サ会社を利用することで、これらの業務を全てアウトソーシングすることができるため、請求業務の工数を大幅に削減できたり、請求業務の負担も減らすことにつながります。
未回収金リスクの抑制
企業間決済において未回収金が発生してしまうと、売上に直結するためキャッシュフローが悪化したり、新規顧客の開拓が困難になるなど経営において悪影響を及ぼします。また、請求書の再発行や督促といった業務も増えてしまうため、できるだけ避けたいものです。
請求代行会社によっては、売掛金の未回収リスクや、支払い遅延に対するリスクを回避するためのシステムやサービスを提供しているため、導入することによって未回収金のリスクに備えることができます。
人的ミスの低減
手作業による請求書の発行や発送業務では、慎重に作業を行っていても請求ミスや誤送付、支払い処理の問題などヒューマンエラーの危険性が伴います。金銭に関するミスは顧客との信頼関係にも影響が生じるため、注意しなければなりません。請求業務のプロである請求代行会社を活用することで、こうしたミスを回避することができます。
多彩な決済手段に対応可能
自社で請求業務を行っている場合は手間がかかるため、支払い方法が限定されがちです。しかし、請求代行会社では複数の決済方法に対応しているため、取引先のニーズに柔軟に応えられるのでビジネスチャンスも広がります。これまで取りこぼしていた顧客の獲得にもつなげられるので、売上アップにも貢献できます。
デメリット
自社でノウハウが構築されにくい
請求代行会社に請求業務を任せてしまうことで、自社に請求や与信審査に関するノウハウを身につける機会を失ってしまう恐れがあります。請求代行を利用する場合には、サービス頼みになってしまうことでノウハウが蓄積されにくくなることを十分に考慮し、サービスの選択を検討することが大切です。
導入時にまとまったコストが発生する
新しいシステムやサービスを導入する際は、どうしてもまとまった費用がかかります。請求代行会社を導入する場合も同様で、初期費用やサービス利用料といった費用が必要になります。請求代行会社によっては、初期費用が無料だったり、月額料金も無料で提供しているところもあるので、コストを抑えて導入することも可能です。
請求代行会社を選ぶポイント
数ある請求代行会社の中から、自社に適した会社を選ぶのは至難の業です。そこで、請求代行会社を見極める際のポイントや注意点について紹介します。
未回収金保証の有無や範囲
請求代行会社が提供しているほとんどのサービスには未回収金を保証するための入金保証が備わっていますが、どこまでの範囲を保証しているかは会社ごとに異なります。そのため、未回収金が発生した場合の保証内容についてよくチェックしておくと安心です。
セキュリティ体制とサービスの信頼性
請求代行会社では企業の大事な顧客データや支払い情報を取り扱うため、安心安全な取引を実行するための対策を行っていることがとても重要です。セキュリティ面やデータ管理の方法はもちろん、導入実績や運営会社などで信頼のおける請求代行会社であるか確認しておくことをおすすめします。
既存システムとの相互性
請求代行会社によっては、既存システムとの連携に対応していない場合もあります。スムーズに導入するためにも、今使用している会計ソフトやシステムなどと連携することが可能であるかを確認しておくことで、業務の効率化を実現することができます。また、使いやすい操作性であるかも見定めておきたいポイントです。
請求代行会社の導入に関するよくある質問
Q1.請求代行会社の費用相場はどれくらい?
まず、請求代行会社を利用する場合に必要な費用としては、一般的に導入費用と月額料金、1案件ごとにかかる手数料の3つがあります。多くのサービスで導入費用を無料としており、他のサービスに比べると導入ハードルは低めです。
月額料金に関しても無料で提供している会社や使用した月だけ費用が発生するなど、比較的低コストで運用できるようになっています。そのため、スタートアップ企業や中小企業でも導入しやすいところが魅力です。
請求代行会社によって金額に大きな違いがあるのが、手数料の部分になります。手数料は代行件数ごとに発生するため、手数料の負担が大きくなるほど月額料金にも差が生じます。
主な費用相場
- 導入費用:無料のところが多い
- 月額料金:無料~30,000円程度
- 手数料:1請求代行あたり0.5%~3.5%程度
請求代行会社によっては、手数料の他に請求書発行費用として100~200円程度、振込手数料が400円ほどかかる場合もあります。
Q2.請求代行会社はどんな企業に向いているの?
請求代行会社の利用に適している企業としては、請求業務で本業が圧迫されていたり、新たな取引先を拡大したい、未回収金や入金遅延のリスクに悩んでいるといった企業におすすめです。
特に、未回収金や入金遅延が発生した場合は督促などを行う上で、労力だけでなく心的ストレス等もおきやすいため、請求代行会社に依頼することで企業にとって大きなメリットが得られます。
請求代行会社の導入を考えている方は、本ページに掲載している「請求代行会社サービス比較表」をご覧ください。
請求代行会社のまとめ
請求代行会社は、請求業務に付随した一通りの業務をすべてお任せすることができる頼もしいサービスです。初期費用を無料にしているサービスが多いため、気軽に利用することができます。
導入することでこれまで負担していた業務や課題が一気に解消されるので、気になる請求代行会社がありましたら、画像をクリックして資料を請求していただけますと幸いです。
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- 本記事は、2024年3月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。