システム開発会社の広告・マーケティング戦略のポイントをまとめました
最終更新日:2024年06月27日
顧客管理や育成、広告・マーケティング戦略、IoTなど、ビジネスにおけるデジタル化・クラウド化が急速に進む現代。システム開発の需要が高まっていくと同時に、受諾するシステム開発会社の顧客獲得の争いもまた激しくなっています。
数あるシステム開発会社の中から自社を選んでもらうためには、Web上での広告施策やマーケティング戦略が欠かせません。
そこでこの記事では、システム開発会社に有効な広告・マーケティング戦略についてまとめました。
システム開発会社の広告・マーケティングのポイント
多数の競合の中から自社を選んでもらうためには、競合のシステム開発会社との差別化が必要です。
ですが他社よりも安く請け負うことを差別化とすると、価格競争に陥ります。また他社がやっていないことをやろうとすると、「実は顧客のニーズがまったくなかった」という危険性も。そのため、広告・マーケティング戦略の軸として差別化を考える場合、その軸として必ず顧客のニーズを考える必要があります。
自社がどのニーズに対して価値提供をしているのかを示すことが、差別化の第一歩となります。
システム開発会社の選び方から見る顧客のニーズとは
システム開発は費用もかかり、もし開発失敗となればコストがかかるという点だけではなく、事業や商品・サービスそのものがダメになってしまう可能性もあります。
そのため慎重な発注企業は、比較検討やリスクの払拭のための情報収集をしているわけです
その中でどういったシステム開発会社を選ぶべきなのかという疑問に対しては、以下のようなことがよくいわれます。
- 自社開発かどうか(自社開発の割合が高いか)
- 開発担当者と直接話せるか
- 実績があるか
- 開発会社の業績は安定しているか
- システム導入後のアフターフォローはどうか
- 見積依頼や相談への回答がスピーディーか
システム開発会社を選定する際には、上記のような視点でチェックしてくる可能性が高いため、これらに対する自社なりの回答を公式サイトなどで示しておくとよいでしょう。
また比較サイトや見積もりサイトといったポータルサイトの検索軸も注意してみてください。
こういったサイトではシステム開発会社を絞り込むために、様々な検索軸が用意されていますが、それがまさに顧客のニーズともいえます。
例えば開発したいシステムの内容や業界といった分け方はもちろん、地域、得意分野、使用言語、予算といった様々な検索軸があります。
ポータルサイトでは満遍なく検索軸に引っかかる方が認知機会が増えますが、差別化の観点にこの検索軸を活かすのであれば、
自社が最も得意とするものはなにか、自社ならではの強みとは、地域に限定すれば差別化が可能かといった視点が求められます。
システム開発会社としてのバリュープロポジションはなにか
バリュープロポジションとは、顧客が求めているが競合は提供できていない、自社だけが提供できる価値のことです。
広告を出稿する際には、このバリュープロポジションを軸とすることで他社との差別化、またそれ以上の独自化が可能になります。
ぜひ商圏内のユーザーニーズや、競合のサービス内容やバリュープロポジションを分析したうえで、自社が勝つべくして勝てる市場を見つけてみてください。
【漫画で解説!】
バリュープロポジションとは
貴社のためだけの広告「ポジショニングメディア」
上述したバリュープロポジションを軸に、貴社と相性の良いユーザーを狙って集客できる広告手法として「ポジショニングメディア」があります。
ポジショニングメディアでは、貴社のバリュープロポジションを徹底分析した上で、その魅力がユーザーに伝わるようなストーリー構成・コンテンツ設計がされたWebメディアです。
まさに貴社を勝たせるためのサイトではありますが、やみくもに貴社をPRするものではありません。
なぜその強みが魅力的なのか、選ぶ基準になるのか、しっかり根拠のある情報をユーザーに伝えた上で貴社をPRします。そのため、その強みを魅力に感じる、購買意欲の高いユーザーの集客が可能になるのです。
Zenkenでは、ニーズ分析、市場分析、競合分析とあらゆる分析データをもとに、貴社のバリュープロポジションを明確にした上で、ポジショニングメディア制作を行います。
- 自社の強みが明確にできていない
- 広告戦略やマーケティング戦略を決めかねている
- 広告手法の段階から他社と差別化したい
といった課題を抱えている企業におすすめのWebマーケティング手法となります。
システム開発会社の広告手法・マーケティング戦略
リスティング広告
Googleなどの検索エンジンにおいて、検索キーワードに対する検索結果画面で表示されるのがリスティング広告です。
システム開発会社においては、多くの企業が広告出稿しており、競争率も高くなっています。
リスティング広告のポイントは、どの検索キーワードで出稿するかということ。一見検索数が多いほどように思われますが、クリック単価が高く費用に見合わなくなってしまう可能性も高まります。
出稿キーワードの選定においても自社のバリュープロポジションが明確になっており、ターゲットとなる顧客のニーズが浮き彫りになっていれば、その顧客が検索しそうなキーワードを分析してみましょう。
そうすることでたとえ検索数が少なくとも、自社の強みを魅力に感じてくれる顧客が認知してくれる機会を増やすことができます。
システム開発やBtoBのポータルサイトへの掲載
数社をまとめて比較できたり、見積り依頼ができるポータルサイトも数多くあります。
自社の認知があまりない場合でも、そのポータルサイトの検索軸と自社の強みがマッチしていれば、発注企業の業者選定の比較検討の土俵に乗ることができます。
以下は、システム開発やBtoBの企業に特化したポータルサイトの一例です。コスト削減や高クオリティなどで注目が高い、オフショア開発のポータルサイトも一部紹介します。
アイミツ システム開発
引用元:アイミツ公式サイト(https://imitsu.jp/top/web-system/)
制作物、特徴、業界、地域など様々な切り口でシステム開発会社を検索し、一括見積もりできる「アイミツ」。
コンシェルジュが発注内容を精査してくれるため、自社の強みに適している依頼を受けることができます。
※サイト掲載についてはこちら → https://imitsu.jp/suppliers
比較ビズ システム開発
引用元:比較ビズ公式サイト(https://www.biz.ne.jp/list/software-system/)
運営15年目のビジネスマッチングサイト「比較ビズ」。地域、言語、得意システムなどでシステム開発会社を検索し一括見積もりができます。
見積もり依頼の通知後に、依頼者と細かく連絡が取りあえるため、予算や要件などを細かく確認しながら進めることが可能です。
※サイト掲載についてはこちら → http://www.biz.ne.jp/seller/
リカイゼン システム開発
引用元:リカイゼン公式サイト(https://rekaizen.com/lp/system/)
「リカイゼン」はBtoB特化のビジネスマッチングサイト。月額6万円(手数料・マージンなし)でサイト掲載が可能です。
サポートデスクで営業やヒアリングを対応してくれるため、営業工数の削減や受注確度アップが期待できます。
※サイト掲載についてはこちら → https://rekaizen.com/material_requests
オフショア開発.com
引用元:オフショア開発.com公式サイト(http://www.offshore-kaihatsu.com/)
相談実績6,000件以上。オフショア開発の一括見積や資料請求ができる「オフショア開発.com」。
目的別、国別、事例別といった分類で開発会社を検索可能です。掲載に審査が必要になる分、信頼性を高めることができます。
※サイト掲載についてはこちら → http://www.offshore-kaihatsu.com/ad/index.php
オフショアライド
引用元:オフショアライド公式サイト(https://www.offshore-ride.com/)
「オフショアライド」はオフショア開発に特化し、見積もりでの業者比較検討ではなく、目的や委託先のプロジェクト管理や教育環境なども含めた軸でシステム開発会社を探すことができます。
委託・受託という関係ではなく、信頼して依頼できるビジネスパートナーを探せるポータルサイトです。
※「オフショア開発ポータルサイト オフショアライド」はZenkenが運用しています。
発注ナビ
引用元:発注ナビ株式会社公式サイト(https://hnavi.co.jp/ad/)
発注ナビはこれまでの紹介実績16,500件以上を誇り、システム開発やWEB制作会社の新規案件獲得の課題を解決へとサポートするサービス。IT領域の業務システム・WEBシステム・アプリ開発・ホームページ制作・動画制作・XR・メタバースなど幅広く対応でき、案件は全てコンシェルジュがヒアリングしているため質の高いマッチングが期待できます。
※サイト掲載についてはこちら → https://hnavi.co.jp/ad/
オウンドメディア
オウンドメディアとは自社で運用するメディアのことですが、例えば公式サイト内のブログコンテンツや、公式サイト以外のWebメディアなどを具体的に指します。
顧客の悩みやニーズを解消する、顧客にとって有益なコンテンツを継続的に発信することによって、自社の認知向上や信頼感の醸成、見込み顧客の獲得が期待できます。
例えば、システム開発会社の選び方やよくあるトラブル、システム開発の相場情報など、プロの視点で情報発信をするといったものが代表的です。
コンテンツ内容の起点は顧客ニーズですが、自社の強みと関連性の高い内容とすることで、広告感を感じさせずに自社の魅力を伝えることができます。
キャククルが手がけるオウンドメディアとは?
120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。
ポジショニングメディア
ポジショニングメディアとは、バリュープロポジションの考え方を軸に、競合と比較して自社の強みを見せることで、自社ならではの魅力をターゲット顧客に示すことができます。
自社がどのようなニーズに対して価値提供をしているのかという市場内での立ち位置が明確になり、ユーザーに納得感をもたらすとともに、自社の強みに魅力を感じてくれる顧客を狙って集めることができるマーケティング戦略です。
あるニーズに対してはA社がベストだが、別のニーズには自社がベストであると比較して見せることで、ユーザー自身が「自分に合っているシステム開発会社はここだ!」と選ぶことができます。
システム開発会社の広告・マーケティング戦略のまとめ
システム開発会社の広告・マーケティング戦略においては、顧客が自社を選ぶ理由が明確になっているかが重要です。
このシステム開発会社がウチには合っている、と顧客に思ってもらうためには、まずは特定の顧客ニーズに対して特化した価値提供をしている点をアピールしてみてください。
「〇〇なシステム開発会社」という形で、自社に冠をつけるのであればどういうものになるか、一度整理してみましょう。
その際には前述している、バリュープロポジションの考え方もぜひ参考にしてみてください。
システム開発会社の業務内容は、知見のない発注元企業には違いがわかりにくいものです。
「技術力が高い」という曖昧な表現などにとどまることなく、その技術力をいかにわかりやすく・具体化させるかが重要です。
Zenkenでは、Webメディアを通じた集客マーケティングにおいて、業界を問わず7,000件の支援実績があります。
貴社のバリュープロポジション分析から、適切な市場選定、マーケテイング戦略の提案、Webサイトの制作・運用までをワンストップで対応可能です。
もし広告手法やマーケティング戦略でお悩みでしたら、お気軽にご相談ください。
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