【5分で理解】ICT商材の広告・マーケティング施策まとめ
最終更新日:2024年03月12日
ICT分野の商材を扱っているけれど最適な広告方法や施策が分からないという方もいるでしょう。有効な戦略が見つからない場合、多くの方法を知り、自社を分析した上で最適な選択が必要です。
ここでは以下の2点をご紹介します。
- ICT商材を宣伝するマーケティング施策や広告方法
- 施策検討において意識するべき点
集客がうまくいかない、売上が伸びないといったお悩みがある方はぜひご覧ください。
ICT商材と相性のよい広告・マーケティング施策は
ICTは「Information and Communication Technology」の略語となり、情報通信技術を意味します。
商材を扱っている方は認識されているかと思いますが、インターネットを利用した技術が該当するため、見込み客となるターゲットユーザーも情報を調べるにあたっては検索や同様のICT技術を活用している傾向にある商材です。
集客戦略を実施する際にもWeb関連の広告やマーケティング手法を活用すると効率的なアプローチが可能です。
ICTで活用できるWeb広告・マーケティング
商材を宣伝するにあたり、Webを活用するICT系に効果的なマーケティング手法をご紹介します。
SNSマーケティング
今では一般的に生活で身近なSNSを活用する施策です。下記のように方法は数種類あります。
- SNSアカウントを作成し発信
- SNSのハッシュタグなどを活用
- インフルエンサーを起用
- SNSに広告を展開
- SNSでの声を収集
ICTが身近なターゲットの場合、何らかのSNSを利用し発信している人物のケースもあります。
なおSNSサービスごとの利用率は下記のとおりです。
引用元:総務省「令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(https://www.soumu.go.jp/main_content/000765135.pdf)
大まかなイメージとしては下記のとおりです。
- LINE:年齢や性別を問わず利用率が高い
- Twitter:10代から30代が中心
- Facebook:30代が中心
- Instagram:10代から30代、かつ女性が多め
年齢のターゲットが若年者に限定されているケースに効果的です。
また特徴としてFacebookは社会人が実際にビジネスのやり取りとしても利用されているシーンがあり、Instagramはビジュアルを重視したサービスであることも踏まえておきましょう。
相手が個人事業主ならLINE公式アカウントを作成し、気軽なやりとりへ誘導する方法もあります。関係性をつくる方法として有効です。
アプリマーケティング
Apple StoreやGoogle Playなどからインストールできるネイティブアプリを活用したマーケティング方法もICTと相性のよい方法です。プッシュ通知にて新しい告知をかける、顧客の声を宣伝する方法が挙げられます。
特にアプリは登録時に情報を入力してもらえば、データも収集しやすいのが特徴です。
- ターゲットがセグメント化されている
- 施策の効果を測定し分析したい
- 関係性を長く続かせたい
ただし、あらかじめインストールされていることが前提となるマーケティングです。新規顧客に対して展開するには無料で何らかのサービスを利用してもらうなど、接点をつくる方法も考えなければいけません。
ビデオマーケティング
動画サイトに掲載する広告や、動画自体を扱うサービスを活用するマーケティングです。新型コロナウイルスの影響により自宅にいる時間が増え、動画を見る習慣がついた方も多くいます。
静止画や文章よりもたくさん情報を詰め込める動画の特徴としては下記が挙げられます。
- より多くの説明ができる
- 商材や企業の雰囲気が伝わる
- 印象に残りやすい
また動画は閲覧者の情報を収集しやすいため、戦略に活用できます。主に日本において多く使われている動画ツールは下記です。
- YouTube
- TikTok
特にTikTokは従来「学生のダンス動画ツール」というイメージをもっていた方もいるかもしれません。しかし現代では教養動画も多く幅広い年代に利用されており、他IT製品のリテラシーが高い方に多く活用されています。
BtoBにおいてはターゲットが動画を見ているシーンも意識しなければいけません。母数が多いのはYouTubeなのですが、比較的リラックスしている時間に見られているケースも多い傾向にあります。
一方Facebookは動画主体ではないもののビジネスモードの状態で閲覧している方が多く、業務向けの動画広告は見てもらいやすくなります。
音声マーケティング
音声コンテンツを活用したマーケティング方法もあります。動画と同様に音声自体を配信する方法と、音声ツールのコンテンツに広告として流してもらう2種類です。
音声の広告としてはSpotifyやradikoなどが挙げられます。ながら聞きされているケースが多く集中して聞いているシーンが少ないため、広告が動画よりスキップされにくいのが利点です。
またAmazon EchoやGoogleアシスタントに質問をした際、回答に続いて音声の広告を流すケースもあります。
自社で作成した音声コンテンツを展開する場合、Podcastなどで聞いてもらう方法が一般的です。継続的に多くの知識を提供できるため、課題を抱えている対象に対してアプローチで認知から訴求段階まで育てられます。
Web広告によるマーケティング
Webサイトやサービスに出稿する広告にもさまざまな種類があります。代表的な広告方法を挙げると下記のとおりです。
- 検索連動型(リスティング)広告
- バナー広告(ディスプレイ)広告
- アフィリエイト広告
- 記事広告
検索連動型は検索内容に対して広告を掲載するため、悩みをもっている対象にそったアプローチができます。しかしライバルが多いIT業界の場合にはクリック単価が高くなりがちです。
またITリテラシーが高い方のなかには、Web広告全般に対し個人情報が収集されている、適切な情報収集が邪魔されているといった悪印象をもっているケースもあります。
一方で内容が充実している、記事広告や質の高いアフィリエイトサイトの場合はターゲットにとって役に立つ情報のため読まれやすいです。特にインタビュー記事や使用感などの情報は、比較検討にも役立ちます。
すぐに契約開始や終了ができるICT商材でも、多くの社員が利用する場合には慎重な検討が必要です。実際に導入した状況が伝わるのは大きな広告効果になります。
IT系ポータルサイト掲載
Webサイトへの広告出稿を検討している場合、IT関連情報を扱っているポータルサイトへの掲載も効果的です。サイトの一例に下記が挙げられます。
- IT Leaders
- IT Media
- ガジェット通信
- Gigazine
- ICT教育ニュース
しかし、中にはITに関連しない情報も含めて掲載されているサイトもあり、かつICT分野だけに特化しているメディアは多くありません。
コンテンツマーケティング
自社で運営するWebサイトなどのオウンドメディアを通じて、ユーザーに有益なコンテンツ(情報)を継続的に発信することで、自社商材で解決できる悩みや課題を持つ見込み客を集める方法です。
本来自社が保有する媒体であればWebサイトのみならずカタログやチラシなども含まれます。しかしICT商材を扱うならば、オリジナルのWebコンテンツとして下記内容を展開するのが一般的です。
- ブランディングによる認知
- ICTノウハウでの関係構築
- 課題解決を求めた問い合わせ導線
- 他社との比較情報掲載
- 問い合わせ用ページ
特に組織相手のBtoB商材を扱う場合、売り込みをかけたい営業担当者だけの判断では契約につながらず、長期間かかるのが一般的です。
問い合わせから商談まで時間がかかるケースも多いため、接点を持ち続けられるオウンドメディアによるコンテンツマーケティングが相性がよい施策といえます。
キャククルが手がけるオウンドメディアとは?
120業界・8,000サイト以上の実績があるキャククルのオウンドメディア。
認知度向上、他社との差別化、従来と異なるターゲットにアプローチしたいなど、様々な目的で制作することができます。詳しくは以下のページでご確認ください。
専門サイトによるポジショニング戦略
自社商材と相性のよいポータルサイトが見つからない場合は、自社で専門サイトを立ち上げてしまう方法もあります。
サービスやツールを探すユーザーにとって、製品情報がまとまっており、かつ強みを比較できる専門的なポータルサイトは有益であり、比較検討の段階で必ず参考にするサイトです。
このような専門サイトを自社でつくってしまうことができれば、多くの見込み客を流入させることができ、かつ他社との違いをはっきりと伝えられるため、自社の強みを理解してくれている方からの問い合わせを集めることが可能です。
キャククルを運営するZenkenでは、このような専門サイトをポジショニングメディアと銘打ち、これまで120以上の業種でメディアの制作・運用を行ってまいりました。
自社独自の集客経路をつくることができる戦略に興味のある方や、自社商材でも可能か聞いてみたいといった方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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自社のICT商材の価値を整理しておこう
多くの施策や広告方法をご紹介しました。しかしいずれもあくまで認知の拡大や集客の手段です。最終的には比較され選ばれなければ売上につながりません。
特に組織が顧客のため、認知されてから衝動的に契約を申し込むことはないのがBtoB商材です。
最終的に選んでもらうためには他社と比較した際の差別化ポイントをターゲットに伝えなければいけません。マーケティング施策を検討する際には自社商材の下記を認識が不可欠です。
- 契約して得られる利益は何か
- 利用後の変化
- 解決できる課題
- 利用した場合のデメリット
- 情報の信頼性
特に誰が見てもすぐに理解できる分かりやすさも大切です。
分析にはフレームワークを活用
ICT分野におけるBtoB自社商材の分析にあたっては下記のフレームワークを活用すると、認識していなかった部分も把握できます。
- 3C:市場や外部要因から自社を分析
- 4C:ターゲット目線の分析
- 4P:商材目線での分析
- SWOT:調剤と外部の長所短所から分析
- PEST:商材に影響する外部要因を分析
上記分析もあくまで自社の差別化ポイントを見つけるための手段です。差別化ポイントとターゲットが明確になればマーケティング施策の検討基準になります。
ターゲットによってはオフライン広告も活用
ICT分野においてはWebによる情報収集が基本とはなりますが、条件によってはオフラインの媒体を活用するのも効果的です。
そもそもICTを重要視していない企業が主な顧客であれば認知のきっかけはオフライン広告となる場合も珍しくありません。
業界内においてメジャーな専門誌や新聞紙に広告を出稿すれば費用対効果の高いアプローチも可能です。
回線関連や経理のWebシステムなど多くの企業で取り入れられる商材なら多くの社員が活用する交通機関への出稿も有効です。
ICTの広告はターゲットを意識したマーケティングを
ICT商材のマーケティングにおいて明確にするべきなのは、誰に何を伝えるのかです。
施策方法を検討する前に、自社の強みを把握していなければ戦略自体が誤った方向へ進んでしまう傾向があります。下記を明確にしておきましょう。
- ターゲットは誰か
- 抱えている課題は何か
- 課題に対しての自社商材の価値とは
- 他社との差別化ポイントは
しかし効率的に宣伝できるICTに特化したWebメディアは多くありません。ぴったりな媒体がない場合は、コンテンツマーケティングや専門サイト立ち上げなど、自社独自の集客経路をつくることも検討の価値があります。
自社のICT商材と相性の良い顧客を見つけたい
Zenkenではクライアントの強みに則したWebマーケティング戦略の提案を得意とし、いままでに120業種を超えるクライアントを支援してきました。
8,000件を超えるWebサイトの制作・運用実績もあり、各種分析、戦略提案、メディア設計など、すべてワンストップで対応可能です。
これまでのノウハウを活かし、ニッチな市場や専門性の高い市場でも、検索上位表示や成約につながりやすい層の集客を実現しています。
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