フリーアドレス環境のオフィスで座席やブースの予約を事前にできる「ホテリングシステム」。座席予約管理システムとも呼ばれ、「出社したのに席がない」「社員の勤務状況がわからない」といったトラブルを回避できます。
本記事では各社のシステムを比較し、あなたのビジネスに適した選択肢を見つけるお手伝いをします。
おすすめのホテリングシステム
座席の一覧機能で誰がどこにいるかすぐわかる!オフィス勤務中心の企業向け
オフィス+テレワークの勤務状況を一括管理!ハイブリッドワークの企業向け
Your Desk

高い機能性を持ち、フリーアドレスの課題解決を越えたマルチな施策を実施できる。座席管理、会議室予約、スマートロック連携、カレンダー連携など社員の働きやすさを助ける機能を搭載。
EXOffice

テレワーク登録機能では、オフィス内だけでなく、テレワークや外出もチェックイン機能で一覧表示。行動データ分析により、働き方改革の効果測定も可能。
ホテリングシステムの比較一覧表
各社が提供するホテリングシステムの特徴を一覧にしています。以下の情報を参考にして自社にマッチするホテリングシステムを見つけてください。
会社名 | サービスの特徴 |
---|---|
Beacapp Here(ビーキャップヒア) |
操作不要でチェックイン・チェックアウトを検知!スケジュールとも連携できる汎用性の高いホテリングシステム
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Colorkrew Biz(カラクルビズ) |
QRで座席予約!スケジュールや決済管理が一つになったツール
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座席予約管理システム(ユーテック) |
「ROOM LEAD™」の機能の一部として活用 |
イナバインターナショナル |
ブロック単位で予約取得可能 |
YourDesk |
金融機関にシステムを導入した実績も豊富 |
Acall (アコール) |
30日間無料トライアルのサービスを実施 |
EXOffice(エックスオフィス) |
多種多様な業界7万件以上に導入 |
WORK AGILE(ワークアジャイル) |
直感的なUIで操作が可能 |
セキ×トル |
1ユーザーにつき月額165円~の低コスト導入 |
Workers Trail(ワーカーズ トレイル) |
データを活用して業務日報も自動生成 |
ホテリングシステムの選び方
ホテリングシステムは、様々なメーカーから特色豊かなシステムが数多く販売されています。組織のニーズや要件に合ったシステムを見つけることが重要です。 自社にぴったりなホテリングシステムを見極めるための、ポイントを紹介します。
ホテリングとは
ホテリングとは、アメリカで提案されたオフィススタイルで、社員数よりも少ない席を設け、出社時には席を予約するシステムです。フリーアドレスと同じく席の自由な選択が可能ですが、ホテリングでは出社時に席を予約する必要があります。
このシステムの目的は、オフィススペースの柔軟な活用とコスト削減です。営業などが外出することが多い場合、他の社員が席を利用でき、スペースや維持コストを節約できます。
予約画面の操作のしやすさ
基本的にスタッフ全員が活用するシステムになるので、直感的に使用できなければ使い勝手の悪いシステムになりかねません。そのためITツールに詳しくない方でも操作がしやすいかどうかは必ずチェックしてください。
必要な基本機能を備えているか
予約機能、座席の管理、スケジュール連携、モバイル対応など、自社のニーズに必要な基本的な機能が備わっているか確認しましょう。
ウェブカレンダーとの連携の有無
ウェブカレンダーとの連携も重要なポイントです。社員のスケジュールに合わせて、座席予約を取るケースが多いので、ウェブカレンダーと連携できれば使いやすさがグッとアップします。
運営側の管理のしやすさ
運営側がホテリングシステムを管理しやすいかどうかも大切です。運営側が管理しにくければ、何らかのトラブルに発展しやすく利用状況などのデータをうまく活用できません。そのため管理面の使いやすさも必ずチェックしてください。
ホテリングシステム導入の前に知っておきたいこと
ホテリングシステムを導入する際は、事前の準備も非常に大切です。
目的を明確にする
まずはホテリングシステムを何故導入するのかを明確にすることが大切です。メリットなども社員に伝え、社員に導入の理解を促してください。もし社員が何も知らないまま導入してしまうと、混乱を招く恐れも高いので注意しましょう。
オフィスの環境を整える
導入するホテリングシステムによって、Wi-Fi・無線LANなどの整備、モバイル機器の準備、デスク・椅子・個人ロッカーなど、オフィス環境を整えることも大切になってきます。社員への導入がスムーズできるよう、オフィス環境を整えてください。
自社に合った機能をチェック
ホテリングシステムの中にはホテリング専用のタイプと、各種システムの中の1つとして、ホテリング機能が搭載されているタイプがあります。座席予約(ホテリングシステム)だけでなく、入退室管理・特定した人物の見える化などの機能もあるので、自社に合った機能があるかどうかも必ずチェックしてください。
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- 本記事は、2023年10月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。