危機管理システム(クライシスマネジメント)8社を徹底比較!特徴や導入事例、口コミ評判を紹介
最終更新日:2024年04月19日
危機管理(クライシスマネジメント)とは、「どんな事業であっても何らかの災害・トラブルは発生する」という考えを前提として、リスク対応・二次被害の回避などを行うことです。リスクに備えておくことで、急なトラブルに巻き込まれた際も慌てることなく冷静に対処をしやすくなります。
この記事では、危機管理システムを提供する会社の特徴や導入事例などを紹介します。また、危機管理システムを導入するメリットやコンサル会社の選び方なども合わせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
危機管理システム早見表
危機管理システムを提供する会社をピックアップして調査しました。
※画像をクリックすると資料ダウンロードページに移動します。
システム名 | サービスの特徴 |
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【PR】リスクデザイン | 企業ごとのビジネス環境に適した手段を提案! 職責別トレーニングから事件事故発生時の支援まで包括的にサポート ・企業ごとのビジネス環境に応じた「オーダーメイド型」のリスク対策を提案 ・職責別・メディア対応のトレーニングを実施 ・事件事故に巻き込まれたときのサポートも対応 資料ダウンロードはこちら >> |
Crisis Management Consultant | 専門家とのネットワークを駆使した総合的サポートを実現 |
東京海上ディーアール | 東京海上グループの一つ!コンサルタントを紹介 |
電通PRコンサルティング | メディア対策への深い知識を有した会社 |
三菱UFJリサーチ&コンサルティング | シンクタンク部門を自社に設置し、社会情勢を敏感に察知 |
SOMPOリスクマネジメント | デジタルリスクや海外危機管理などにも対応可能 |
エイレックス | ネット炎上対応支援など幅広いリスクもサポート |
ニュートン・コンサルティング | 企業風土も調査し、企業の型にマッチした対策を強化 |
【PR】企業ごとのビジネス環境に適した手段を提案!
職責別トレーニングから事件事故発生時の支援まで包括的にサポート
riskdesign(リスクデザイン)を提供するDayz株式会社は、リスクデザイン事業をはじめ、ブラウザ事業や中小企業IT支援などの事業を展開している会社です。リスクデザイン事業では、リスクマネジメント・クライシスマネジメント・BCP策定サポート・職責別トレーニング・メディア対応トレーニングなどの包括的なサービスを提供しています。
以下では、リスクデザインを選ぶべき理由や導入事例などを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
リスクデザイン
リスクデザインを選ぶべき理由
【理由1】企業ごとのビジネス環境に合わせた「オーダーメイド型」のリスク対策を提案
リスクデザインは、クライアントごとのビジネス環境や地域特性に応じた、オーダーメイド型のリスク対策を提案。
具体的には、下記のようなリスクについてリスク管理の専門家がヒアリングをし、潜在的なリスク対策を計画から実行まで総合的に支援します。
- 経営不振
- 新規事業の失敗
- 契約紛争
- コンプライアンス違反
- 個人情報漏洩
- マスコミ対応の失敗 など
【理由2】職責別・メディア対応のトレーニングで、リスク・クライシス時のスムーズな対応を実現
リスクデザインは経営者・幹部・社員など職責に合った対処法をトレーニングするサービスを提供。職責別トレーニングを実施することで、社内のリソースを最大限に生かし、リスク・クライシスの際のスムーズな対応を実現できるようにします。
また、事件・事故の規模や状況によってはマスコミへの対応をしなければならないこともあるため、広報担当者や経営者に向けても、それぞれの階層や職域に合ったトレーニングを提供。元記者の立場からのアドバイスも行うので、メディア視点での対応を学べます。
【理由3】事件事故に巻き込まれたときのサポートも対応
リスクデザインは、事件・事故の事前サポートだけでなく、事件・事故に巻き込まれたときのサポートにも対応しています。特に社会的影響の高い事件・事故に巻き込まれた場合は、初動対応が重要になってくるので、プロのサポートが受けられるのは大きな魅力といえるでしょう。
法的な責任だけでなく、レピュテーションを最小限に抑え、少しでも早い段階で元のイメージに回復できることを目指しているのが特徴です。
リスクデザインの導入事例
一緒に伴走してくれるパートナーと思えた事例
お話し合いをさせていただいて、戦略を作ったりするのと一緒に伴奏させていただく中で、 Dayzさんは我々にとってしっかりサポートしていただける、連携できるパートナーなんだという思いに至り、連携協定を締結させていただいたというイメージです。広報戦略には出てこない心の内を分かっていただいたっていうのは、非常に大きな時間だったなと思います。(一部抜粋)
参照元:リスクデザイン公式HP(https://riskdesign.jp/case/int/kawanishi01)
レスポンスが早く安心できた事例
我々がこういうことで悩んでいるとか、こんな課題があります、ってご相談させていただいた時に、レスポンスも非常に早くアドバイスも的確でした。1歩間違えば炎上するかもしれないような案件があっても、Dayzさんのアドバイス通りにやれば何事もなかったかのように沈静化していくっていうことがありましたので、本当に助かったなと思っています。(一部抜粋)
参照元:リスクデザイン公式HP(https://riskdesign.jp/case/int/kawanishi02)
リスクデザインの料金プラン
公式サイトに記載がありませんでした。
リスクデザインの運営会社概要
企業名 | Dayz株式会社 |
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所在地 | 東京都中央区日本橋小舟町2-1 130ビル 4階 |
URL | https://dayz.jp |
他にもまだある!危機管理システム
Crisis Management Consultant
Crisis Management Consultantの特徴
専門家とのネットワークを駆使した総合的サポートを実現
いままで培ってきたノウハウ・実績などを活かして、弁護士・税理士・社労士などの専門家とのネットワークを駆使した危機管理対策を総合的にサポート。顧客の状況に応じて危機管理体制の提案から構築まで行っているので、すべてを一貫して任せることが可能です。
労働安全・人事労務をはじめ、交通安全や賠償事故、火災・防災といった危機管理対策メニューを用意。事故防止のためのセミナー・コンサルや社内組織構築のアドバイスだけでなく、事故が発生した後はリスク危機管理診断・講習や事故後の対応アドバイスなども行っています。トータルクライシスマネジメントを行っているからこそ、あらゆるリスクに備えられるのです。
Crisis Management Consultantの料金プラン
公式サイトに記載がありませんでした。
Crisis Management Consultantの運営会社概要
企業名 | CMC株式会社 |
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所在地 | 大阪市西区西本町1丁目2-1 AXIS本町ビル6階 |
URL | https://www.cmc-ins.com/index.html |
東京海上ディーアール
東京海上ディーアールの特徴
東京海上グループの一つ!コンサルタントを紹介
東京海上日動火災保険株式会社などを運営している東京海上グループのひとつです。1996年に設立して以来、企業財産リスクユニット・リスクソリューションユニット・データビジネス創発ユニット・ビジネスリスク本部などの部門を展開してクライシスマネジメントなどをサポートしています。
リスクの顕在化を未然に防ぎ、トラブル発生時の被害を最小限に抑えるよう推進体制構築・マニュアル作成・リスクの洗い出し・トレーニングなどを通じて、企業や組織が抱えているリスクマネジメント・危機管理を総合的に支援してくれるのです。
自社に合ったコンサルタントを紹介してくれる、セミナーを開催するなども実施しています。
東京海上ディーアールの料金プラン
公式サイトに記載がありませんでした。
東京海上ディーアールの運営会社概要
企業名 | 東京海上ディーアール株式会社 |
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所在地 | 東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア ウエストタワー23F |
URL | https://www.tokio-dr.jp/ |
電通PRコンサルティング
電通PRコンサルティングの特徴
メディア対策への深い知識を有した会社
コンプライアンス・安全問題・製品事故・炎上などに備えるための危機管理体制強化をサポートしています。危機管理広報においては草分け的存在とも言われる会社で、時代の変化に応じて適切な対処が行えるようなプログラムを提案。
緊急時対応支援・シミュレーション・トレーニングを行い、事件前から事件後までトータルでフォローする体制が整っています。また危機管理体制診断なども行い、現時点の企業体制の状況を分析。
豊富な実績だけでなく、メディアに対する深い知見も有しているなどの強みを持った会社です。
電通PRコンサルティングの料金プラン
公式サイトに記載がありませんでした。
電通PRコンサルティングの運営会社概要
企業名 | 電通PRコンサルティング |
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所在地 | 東京都港区東新橋1-8-1 |
URL | https://www.dentsuprc.co.jp/ |
三菱UFJリサーチ&コンサルティング
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの特徴
シンクタンク部門を自社に設置し、社会情勢を敏感に察知
マクロ視点での社会変化を敏感に察知し、想定されるクライシスを認識し、クライシスが発生した時のBCO対策・レジリエンス・フレームワークの確立などの支援を提供しています。
そんな三菱UFJリサーチ&コンサルティングの強みは、自社に調査業務を受託しているシンクタンク部門を有しているという点です。シンクタンク部門と連携することで、国内外の動向を踏まえた危機管理の支援を実現できます。
実際に行政機関・教育機関などにも危機管理体制を構築するためのBCP作成やマニュアルなどの作成実績もあります。各団体の活動だけでなく、地域や行政機関から求められる役割も踏まえてプランニングを実施。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの料金プラン
公式サイトに記載がありませんでした。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの運営会社概要
企業名 | 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 |
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所在地 | 東京都港区虎ノ門5-11-2 オランダヒルズ森タワー |
URL | https://www.murc.jp/ |
SOMPOリスクマネジメント
SOMPOリスクマネジメントの特徴
デジタルリスクや海外危機管理などにも対応可能
危機管理体制の構築・危機管理マニュアルの策定・教育・訓練・マスコミへの広報対応マニュアルなどの文書類の作成・内容診断までトータルでクライシスマネジメントを実施しています。
危機管理体制構築支援や危機管理セミナー・訓練といったコンサルティングだけでなく、メディアトレーニングや危機管理広報マニュアル作成支援、海外危機管理、デジタルリスク対策などを実施。企業の要望やニーズにあった支援の提供が可能です。
ほかにも会社全体で様々な業務を担っているので、クライシスマネジメントだけでなく必要に応じて相談ができます。
SOMPOリスクマネジメントの料金プラン
公式サイトに記載がありませんでした。
SOMPOリスクマネジメントの運営会社概要
企業名 | SOMPOリスクマネジメント |
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所在地 | 東京都新宿区西新宿一丁目24番1号 エステック情報ビル27階 |
URL | https://www.sompo-rc.co.jp/ |
エイレックス
エイレックスの特徴
ネット炎上対応支援など幅広いリスクに対応
主に企業広報コンサルティング・メディアトレーニング・レピュテーションマネジメント・研修・危機管理広報コンサルティング・IRコンサルティング・危機対応業務・投資家向け広報支援・コミュニケーション・トレーニングなどの業務を行っている会社です。
クライシスマネジメントとして「緊急時対応・広報対応支援」「危機管理体制の構築支援」「危機管理マニュアル策定支援」「風評被害・ネット炎上対応支援」を行い、幅広いリスクに対応しています。たとえばネット・SNSのモニタリングを行っており、実際に風評被害・ネット炎上が発生した場合も一貫対応が可能です。
エイレックスの料金プラン
公式サイトに記載がありませんでした。
エイレックスの運営会社概要
企業名 | 株式会社エイレックス |
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所在地 | 東京都港区赤坂3-3-3 住友生命赤坂ビル4F |
URL | https://www.arex-corp.com/ |
ニュートン・コンサルティング
ニュートン・コンサルティングの特徴
企業風土も調査し、企業の型にマッチした対策を強化
「ニュートン・コンサルティング危機対応・BCPフレームワーク」に基づき、リスクマネジメント活動にはじまり災害・企業不祥事・サイバー攻撃・内部不正等の対応まで、連携・連動する形で支援が可能です。
また企業風土によってはリスクを高める恐れもあるため、ニュートン・コンサルティングでは経営陣のインタビューなども実施し、企業風土を把握。企業の型にマッチした危機管理やレジリエンスの強化を推進しています。そのため企業の状態にあった対策を講じやすくなるのです。
さらにグローバルスタンダードによる支援や実効性の追求なども心がけ、企業に合った支援対策を提案。
ニュートン・コンサルティングの料金プラン
公式サイトに記載がありませんでした。
ニュートン・コンサルティングの運営会社概要
企業名 | ニュートン・コンサルティング株式会社 |
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所在地 | 東京都千代田区麹町1-7 相互半蔵門ビルディング5F |
URL | https://www.newton-consulting.co.jp/ |
クライシスマネジメントとは
クライシスマネジメントは事業を行う上で、何らかのリスクは必ず発生するという考えに基づき、リスク対応・二次被害の回避を行うというマネジメント方法です。
クライシスマネジメントと同じような意味で用いられる「リスクマネジメント」は事前にリスクとなる点を洗い出し、対応の優先度などを評価しながら対策を考えるというものになります。
具体的には事前にリスクとなり得る要素を徹底的に洗い出し、対応の重要度・優先度を評価、リスクに対する対応策を事前に作り上げておくというものになります。
そのためリスクマネジメントで対応できない想定外のリスクが発生した時に損失を最小限に抑えるという考えがクライシスマネジメントなので、目的が異なるのです。
クライシスマネジメントのメリット
どんなにリスクに備えていたとしても、想定外のトラブルは起こる可能性があります。そのときの迅速かつ適切な対応によって、企業の明暗を分ける恐れもあるのです。
たとえば、会社内の書類に不備があれば修正すれば問題ないかもしれません。しかし他社にかかわる契約書に不備があれば大きな問題に発展する恐れがあります。その際、的確な対処ができなければ信用が失墜し、倒産のリスクを高めてしまうのです。しかし的確に対処ができれば問題を早急に沈下させられます。
つまりクライシスマネジメントを習得しておくことで、万が一のときの危機管理体制が万全に整いやすくなるのです。
クライシスマネジメントの流れ
クライシスマネジメントはコンサル会社によって流れが異なります。一般的には準備・対処・回復の段階に分けることが可能です。
準備
- CMPの作成
- 日々のモニタリング
- シミュレーション・トレーニングの実施
クライシスが発生する前に、クライシスを想定してシミュレーションやトレーニングを行います。マスコミ対策なども行っておくことが大切です。
対処
- クライシスの全体像把握
- 迅速な対応
- 真摯に向き合う
クライシスが発生した直後は、精神的に不安定になるケースがほとんどです。しかし直後の対応が重要になり、シミュレーションに従って冷静に行動するように心がけてください。
回復
クライシスが発生した真相追求や根本的な改善を考えていきます。また周囲からの信頼回復に努め、会社全体で真摯に取り組むことが大切です。
クライシスマネジメントコンサル会社の選び方
クライシスマネジメントコンサル会社を選ぶとき、自社のニーズに応えてくれる会社かどうかを慎重に判断することが大切です。
親身に相談に乗ってくれる、レスポンスが早い、企業の課題を把握しているなどのポイントをチェックしてください。
また、クライシスマネジメントを行う際、リスクを想定する柔軟性も重要になってくるので、豊富な実績があるかどうかも確かめておくと安心です。
クライシスマネジメントコンサルの費用相場
クライシスマネジメントのコンサルタントの費用は、企業の状況によっても変わってくるため、一概には言えません。まずは気になるコンサル会社に相談し、費用を直接確認してください。
危機管理システム(クライシスマネジメント)のまとめ
クライシスマネジメントは、あらゆる企業において重要な取り組みです。リスクに備えておくことで、もしクライシスが発生しても迅速かつ的確な行動がしやすくなります。
ぜひ、自社に合ったコンサル会社を探すためにこの記事をお役立てください。
本記事は、2023年12月時点の情報をもとに作成しています。掲載各社の情報・事例をはじめコンテンツ内容は、現時点で削除および変更されている可能性があります。あらかじめご了承ください。