スポーツジムの販売促進に効果的な施策は?成功のポイントや注意点も紹介
最終更新日:2023年08月03日
スポーツジムが販売促進に注力するべき理由
健康への意識が高まっている現在、スポーツジムを利用する人が増えてきています。スポーツジムの市場は安定しており年々施設の数は増えることで、利用者の検討の幅が広がったと言えるでしょう。
しかし現状は、スポーツジム同士のユーザーの取り合いになりつつあります。そんな今だからこそ、良いサービスを揃えるだけではなくスポーツジムの販売促進もしなければ生き残れない時代に突入しました。まずは、スポーツジムが販売促進に注力するべき理由をご紹介していきましょう。
認知度を高める
販売促進では認知度を高めることが可能です。そもそもスポーツジムの存在が人に知られていなければ、ユーザーが利用を検討することにもつながりません。なかなか認知されないという場合にはスポーツクラブであることがわかるよう、看板やのぼりなどでアピールしましょう。
また、窓を設置した方が通る人にジムだと認知してもらいやすいです。この対策は外からの注目を集めないようにマシンを設置すれば、利用者が気まずくなることもありません。ほかにもテレビや街頭モニター、雑誌などの媒体を使って広告を出すこともおすすめです。
入会者を獲得する
スポーツジムの経営は入会者を獲得しなければ収入につながりません。入会者を獲得するためにポスティングで宣伝に回ることも良いですが、誰彼構わず営業をしてもうまくいきません。
大事なのは既にスポーツジムに興味のある人を狙っていくことです。的を絞ることによってジム入会率を高められるようになります。
実際に入会手続きに移行してもらうためには、期間限定入会キャンペーンや無料体験などを用意するのもおすすめです。さまざまな策で見込み客を入会者に変えていきましょう。
長く続けてもらう
入会した人に長く続けてもらうこともスポーツジム経営では大切です。利用し続けてもらうにはポイント付与でお得になるメリットや紹介特典などを用意しておくと良いでしょう。
長期利用割引を用意しておくこともおすすめで、これらを単に用意するだけではなくきちんとアピールすることも重要です。利用者にわかりやすく伝えて、特典・割引などの変更がある場合も必ずお知らせるようにしてください。
スポーツジムで販売促進を成功させるポイント
具体的な販売促進方法をご紹介する前に、成功を掴むポイントについてもご紹介していきましょう。これを知っているかどうかで、集客率に大きな違いが出てきます。
商圏エリア内を分析する
販売促進を成功させるポイントとして、まずは商圏エリア内の分析を行うことです。具体的には商圏エリア内に住む人や訪れる人の趣味・嗜好を分析した数値・商圏分析を用いて、そのデータから顧客となるターゲットが多い場所にスポーツジムを展開していきます。
データには国勢調査を用いるのもおすすめですが、信頼できるデータならほかのものを利用しても大丈夫です。分析を行っておくことで売り上げが見込める地域か判断できるようになります。
競合他社の分析
スポーツジムはエリアマーケティングが主流で、いかに地域内のユーザーを多く囲い込めるかが成功のカギとなってきます。実際他社と同じ戦略を行っているとユーザーの奪い合いが生じます。
ベストな対策としては、競合にはない強みを活かして戦うことです。自社と他社の強み、弱みなどを分析・理解し、有効な戦略を立てることが大事になってきます。
顧客ニーズとターゲットの明確化
顧客ニーズを理解しないままでいるのは損です。スポーツジムに限らず成功を掴んだ多くのビジネスは、顧客ニーズを理解したうえでターゲットを明確化しています。
ターゲットが明確化されているビジネスはセールスすべき人や方法が掴めるため、結果として入会者を多く増やす機会につながりやすいです。もし若者が多く行き交うエリアに出店するならWEBを中心とした戦略が良いでしょう。
シニア世代が多いならWEB広告に加えて看板広告やポスティングなども用いて宣伝するのがおすすめです。このようにターゲットが明確になることで最適なマーケティング方法が見つかります。
スポーツジムにおすすめの販売促進方法
販売促進方法は業界ごとに成功しやすい施策があります。スポーツジムも同様に、スポーツジムに適した販売促進方法があるのでご紹介していきましょう。
認知度を高める方法
スポーツジムの認知度を高めるには、従来どおりチラシ配りや看板広告などオフライン施策を行っても効果は出ますが、コストが非常に高くつきます。WEBを中心にした施策なら、コストを抑えつつも幅広い方の認知につながるため相対的に利益率が高くなりやすいのです。
具体的な方法としては各検索エンジンで上位に表示されやすくするSEO対策、GoogleMapにて上位表示させるMEO対策、ポータルサイト・比較サイトへの掲載、SNS発信などがあります。加えてポスティングも活用すればどの世代にも認知されやすい宣伝となるでしょう。
リスティング広告
オンライン施策の中にはリスティング広告という方法もあります。こちらは検索エンジンで検索すると一番上位に表示されるもので、URLの近くに広告と書かれた検索結果になります。SEO対策による自然検索結果の上位表示よりもさらに上位に表示されるため、より効果的な集客効果を狙えます。
そんなリスティング広告は、URLをクリックして初めて費用が発生します。上位に掲載する費用はかからないので費用対効果も抜群です。丁寧に作り込んだサイトであればなおのこと集客に期待できるでしょう。
SNS広告
今多くの経営者が活用しているのがSNS広告です。こちらはTwitterやFacebook、Instagram、YouTubeなどのSNS上で情報発信すること指します。今やこれらのSNSを欠かさずチェックするという行動は日常生活の一部になっているため、多くの人に見られるチャンスがある施策です。
また、SNS広告は自身で宣伝を行えば無料というメリットがあります。上手く結果につなげるためには、ターゲットに合わせて宣伝するSNSを定めることです。
限定的なターゲットまたは30~60代向けならばFacebook、女性向け・視覚的にアピールしたいならInstagram、とにかく拡散を目的としているならTwitterといったように、各SNSの特徴に合わせて宣伝してみましょう。
ポジショニングメディアの運営
ポジショニングとは差別化・独自化を図り、業界内の自社のポジションを確立させることを言います。商品・サービスだけではなくブランドとしても価値があるか存在になるよう、自社の強みを明確にした経営で競合他社との差別化を行っていきます。
このポジショニングをメディアで体現したものをポジショニングメディアと呼びます。この施策は今後会員になる可能性のある人へ働きかけることで、会員登録やLTVという面において大きな影響を与えることが可能です。
特に自社設備やサービスに強みはあるのに上手く市場に浸透していないという場合には有効な施策です。
ポジショニングメディアに興味を持ち、より詳しく知りたい方はポジショニングメディアについてまとめた資料も別途ご用意しています。ぜひダウンロードしてご活用ください。
入会者を獲得する方法
多くの人に認知されるだけでは入会者の獲得にはつながりません。実際にたくさんの人に利用してもらうためには入会につながる施策を行う必要があるのです。
難しく感じてしまうかもしれませんが、興味があり検討しているユーザーであると話は早く進む傾向にあります。少しのアプローチを行うだけで比較的簡単に入会までつながったケースが多いのでぜひチャレンジしてみましょう。
以下を実践することで入会者獲得率を大きく向上できます。
ジムトレーナーの教育
ジムに通うとなったときにユーザーが一番頼りにしている存在がトレーナーです。トレーナーがトレーニングに関する正しい知識を持っていると利用者は安心して通えると実感します。利用を決定づける重要なポイントとなるため、怠ることなく教育を行っていきましょう。
利用者による口コミ投稿
既に顧客がいる場合には、口コミの投稿を依頼するのがおすすめです。口コミを参考にしてジムを選ぶ人もたくさんいます。口コミが多ければ多いほどユーザーにとって有益な情報になりやすいですし、高評価が多いなら安心に感じられて入会を決定づけてくれるでしょう。
口コミ投稿で利用金額が安くなるといった特典をつけると、口コミ投稿数を増やしやすくなるのでおすすめです。
長く続けてもらう方法
会員が継続して利用してもらうこともジム経営では大切になります。長く続けてくれるユーザーは売り上げの安定につながるのです。会員一人ひとりを大切にする施策を図り、新規客では得られないサービスの提供で継続しやすい環境を作りましょう。
定期カウンセリング
具体的な方法としてあがるのが定期カウンセリングです。こちらは他社との差別化にもなりえる施策です。密なコミュニケーションを行うことで利用者の目標に向けたモチベーションを高められるので、結果として継続という選択につながりやすくなります。
コース終了後の定期的なコンタクト
コース終了後の利用者をそのままにしてしまっては非常にもったいないです。たとえば3ヶ月、半年後などにコンタクトを取ることで、再度体型が気になった方にアプローチができます。
こうしたチャンスを狙うにはメルマガの自動配信機能が大変便利です。ぜひ導入しヘビーユーザーを獲得しましょう。
スポーツジムの販売促進の注意点
スポーツジムに適した販売促進方法は前述で紹介してきたとおりです。上記ではあげなかったニーズ・ターゲットを明確にしない闇雲なポスティング、目的のないブログ更新などは行っても無意味と言っても過言ではありません。
本当に集客効果を得たい場合、ユーザー目線で考えることも大事です。何が満足度につながるのか、何があれば続けようと思うのか、そういった考えも経営では大事になるので忘れないでおきましょう。
スポーツジムに合った販売促進方法を活用しよう
ニーズが高まるスポーツジムだからこそ、どんな方法でも必ず儲かるという安易な考えで運営するのは危険です。経営者が覚えておきたいことは山ほどあり、商圏エリア・競合他社の分析、ターゲットの明確化などたくさんの施策が安定して顧客を獲得できるスポーツジムへと変えてくれます。
今回ご紹介してきた具体的な施策方法をぜひ参考にしてみてください。より確実性の高いマーケティングを行いたい場合にはキャククル運営元のZenkenがお力添えいたします。依頼者様に継続的な収益が得られるよう、入会者の獲得から会員継続につながる施策まで、あらゆることでフォローしていきます。