写真館・フォトスタジオの集客方法と広告戦略を解説!売上アップに繋がるマーケティングとは
最終更新日:2022年12月02日
写真館・フォトスタジオ集客広告のコツは「思い出を売る」
写真館・フォトスタジオの集客は”ライフ”がキーワードです。昨今、スマートフォンのカメラ機能が進化してきたことでInstagramなどのSNSが流行しています。
スマートフォンさえあれば誰でも簡単にきれいな写真が取れる時代なので、一昔前のように使い捨てカメラで撮った写真を写真屋さんに持っていきプリントする時代とは大きく違っています。
写真を売る時代から思い出を売る時代に
子供写真館チェーンが登場したときは、個人写真館のオーナーが口を揃えて「チェーンの子供写真館なんて技術のクオリティが低い。
ウチが撮る写真はとてもこだわっているから負けない」と言っていました。しかし実際には個人の写真館はものすごく苦戦し、廃業したところもたくさんあります。
これからは写真を”売る”のではなく、”想い出を売る”時代へと変化しています。子供写真館の写真撮影技術はそこまで高くないのですが、子供たちを楽しませることに重点を置いて自然な笑顔をたくさん撮影します。
そのため子供写真館のスタッフには幼稚園の先生をしていた人や保育士資格を持っている人が多く、この”想い出を売る”ことを第一に考えています。
さらには無制限で衣装の着替えができるサービスもありますので、撮影している時間でさえも思い出にしてあげたい。そんな思いを込めている業態です。
商品の質や価格だけでは売れない時代
これは写真館だけの話ではありませんが、価格や品質にこだわるだけではやっていけません。
低価格で高品質な商品というのは世の中に溢れかえっています。ただこだわっているだけでは売れなくなってきているのです。
プロの技術にこだわるあまりに、お客様が本当に欲しいものを見落としているケースがあります。大事なのは商品、サービス、そしてどんな”体験”を提供しているかです。
モノ(商品・サービス)にこだわるだけでなく、広い視点で自分の事業を見渡すことがモノが売れるようになるための第一歩です。
写真館・フォトスタジオの集客や広告出稿をする前に選ばれる基準を知る
写真館を選ぶ際には自分がいる地域と近いことは前提に、
- 口コミ評判
- 費用
この2点を気にしていることが分かりました。
つまり、商圏内ユーザーに対し、Web上から自社の良さを伝えるのはもちろん、他社と優位性を図れる料金設定、もしくは高額であっても内容の充実度を伝えることが大切です。
この基準を元に、自社の魅力をしっかり伝えられる集客施策を選択していきましょう。
写真館の集客・広告をする前に振り返りたい中長期マーケティング意識
マタニティや七五三、前撮りなどのイベントに合わせた集客施策は恐らくされていると思いますが、中長期を見据えたマーケティング戦略は意識していますか?
獲得したユーザーリストを基に、DMやLINEビジネスアカウントによるメールマーケティング、何かしらのキャンペーンで紹介案件をもらう等行うことで、固い売上基盤を作ることができます。
但し、このマーケティングは新規獲得時点で自社にとって良質なユーザーを担保出来ていることが条件になります。
そのため、この固い売上予測を作るためにも取るべきユーザーから選ばれる写真館としてポジショニングすることが非常に大切になります。
新規獲得したい写真館・フォトスタジオのWeb集客広告方法
SEO対策
情報収集するユーザーの割合としてインターネット検索を利用する人は年々増え続けています。
写真館・フォトスタジオのリアル市場とは別に、ホームページやポジショニングメディアへの掲載などのWeb市場における集客が必要です。
SEO対策にはさまざまなポイントがありますが、まずはユーザーが検索しそうな、自分たちが協調したいキーワードを決めてください。そして、タイトルにキーワードを入れ本文の最初の段落にキーワードを絡めた文章を入れましょう。
ユーザーの視点に立ち、ご自身で写真館・フォトスタジオに関連するキーワードを思いつくだけ挙げることも大切ですが、基本的には地域内で思い出を写真にしたいと考えるユーザーへアプローチをすることを心がけましょう。
例えば、「エリア 写真館」、「エリア 子供写真館」、「エリア 七五三」「エリア 前撮り」等、地域内で写真館を探しているニーズだけでなく、その他のキーワードも合わせた集客を目指しましょう。視点をずらせば就活写真なども考えられるため、自社に訪れる顧客層や選ばれるポイントからキーワードを逆算してみるのも良いでしょう。
一旦キーワードをリスト化したら、実際にGoogleで検索してみたらどのような検索結果となるか確認してみましょう。
SEO対策の
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MEO対策
SEO対策か検索エンジン最適化であることに対して、MEO対策はGoogleMaps最適化と言えるでしょう。SEO対策と合わせて導入しておくとインターネット検索において有利に働くため導入しておきましょう。
まだまだ導入していない企業や店舗も多いため、従来のSEO対策と比べてコストパフォーマンスに優れているため是非実施されることをおすすめします。
現在ではスマートフォンによる検索で実店舗へのアクセスが増えてきています。単に店舗を開くだけでなく、Googleマイビジネスの開設から、お店のWebページとの兼ね合いGoogleMapsの口コミなどの宣伝方法を理解しておく必要があります。
MEO対策の情報はまだまだ少なく、悪質な業者やユーザーなどから悪意のある口コミや低評価が目につきやすいです。だからこそMEO対策に強い業者と一緒に取り組む必要があります。
キャククル運営元Zenkenでは、Googleマイビジネスの開設代行やMEOと連動させたエリアマーケティングソリューションを提供しております。
ポータルサイト
写真館市場はホットペッパーやスーモのような大きな誰もが知っているような代表的なポータルサイトがありません。ここでは当社の運営している「地域の子供写真館」にスポットを当てた、写真館ポータルサイトを紹介します。
このポータルサイトでは、北は札幌から南は九州まで、全区のおすすめ子供写真館を紹介しています。各写真館(フォトスタジオ)のページではかかる料金の目安や利用者たちのクチコミ評判をはじめ、スタジオの特徴などをまとめてあります。
地域のおすすめ写真館を探している方、地域の写真館をまとめて比較したいユーザーのニーズにこたえるポータルサイトです。
引用元:全国スタジオガイド 子供写真館カタログ(https://www.children-photostudio.com/)
全国スタジオガイド(子供写真館)
ポータルサイトはこちら掲載はこちらから
ポジショニングメディア
ポジショニングメディア事例 詳細はお問い合わせください
ポータルサイトとは別のアプローチで、より各社の地域性や特徴などにフォーカスし、利用ユーザーに自社の良さを伝えることができる、ポジショニングメディアを作成するという方法もあります。
地域に特化をした写真館の情報を紹介していくのですが、単純に一覧・羅列するのではなく、
それぞれの特徴を分かりやすくまとめることでユーザー側も「写真館をどう選べば良いのか」が分かるようになります。
つまり、自社に合ったユーザーへ自社の優位性を謡える差別化戦略が写真館業界において重要です。
他社との差をユーザーに認識させることが出来なければ、いくらアクセス数を集めたとしても問い合わせをする動機を作ることができないからです。
ポジショニングメディアは集客のみならず、問い合わせ動機や購買動機が作れるWeb集客施策です。
【写真館・フォトスタジオ業界】
ポジショニングメディア戦略事例
詳細資料はこちら
ポジショニングメディア導入したフォトスタジオ様の声
定期的なアップセルが望みやすい子供と記念写真を撮るターゲットが欲しかったので、そのユーザーに絞ったWeb戦略を導入しました。
元々何かしらの写真撮影で忙しくはなるのですが、ユーザー層が変わり、秋口は七五三案件の撮影一色になり、効果を感じています。
また、ご提案頂いた中長期でアップセルが見込めるニューボーン層に特化をしたマーケティング戦略も導入したことで、元々やっているアナログ施策との相乗効果が見込めています。
長い目で考えた売上戦略を考えたターゲティングが出来ていたかといわれると出来ていませんでしたので、早めに整備が出来て良かったと感じています。
ポジショニングメディア導入ならZenkenへ
Zenkenバリューイノベーション事業部では、写真館業界を始め7000案件以上のWebコンサルティング実績がございます。
1社毎に置かれている市場状況や取り組むべきマーケティング戦略が異なります。ご面談の際には、市場調査、競合調査を行った上でコンサルタントが最適なマーケティング戦略をご案内いたします。
SNS集客方法
昨今、SNSを利用しているユーザーはとても多いです。SNSはユーザーが自然に見ることができる上に、写真館・フォトスタジオだからこそ出来る写真を使ったマーケティングが出来ます。自社の魅力を知ってもらうならSNSを使った集客方法をやらないという手はありません。
「インスタ映え」という言葉が2017年の流行語大賞を受賞するなど、SNSの中でもInstagramの注目度は高いです。Instagramは目で見て楽しめる写真や動画などの閲覧に特化したSNSです。2017年10月に国内ユーザーが2000万人を突破しました。
インスタ映えを意識した店づくりが活発に行われており、新しくオープンするカフェなどはインスタ映えは必須と言えるまでになりました。もともとは10~30代の若い女性がユーザーの大半を占めていましたが、最近では男性や40~50代の女性も多く利用するようになりました。
Instagramのタイムラインは、写真や動画が目立つように設計させており、投稿にハッシュタグをつけることで投稿を検索するときに大いに役立ちます。また、Instagramには写真の加工機能があるためこの加工機能を使って簡単におしゃれな写真を投稿することができます。
このような写真の投稿をサポートする機能が充実していることがInstagramがビジュアルに特化したSNSを言われる大きな理由になっています。
アカウントページを構成するアイコンやプロフィール、投稿内容全体を見たときに世界観の統一やおしゃれな雰囲気によってユーザーがフォローする判断が別れやすいです。したがって、写真館のアカウントであれば写真館の世界観を意識した設計を心がけるようにしましょう。
Twitterは140文字と画像・動画で情報を発信するという特徴があります。他のSNSと比べて、Twitterには独自のカルチャーが存在し、個人が趣味・思考でアカウントを複数利用するSNSです。
Twitterの一番の特徴は「情報の拡散性」にあります。TwitterにはRT(リツイート)という機能があり、他の人のツイートを自分のフォロワーに展開することができます。
情報拡散力が高く、RTによって全く知らないユーザーにまで情報が届くメディアで、トレンドワードから今何が起きているのかを瞬時にキャッチすることができます。
そして、Twitterの特性はリアルタイム性。今その瞬間だからこそ投稿できる内容はTwitterに向いています。リアルタイムな写真館のイベントや最新キャンペーン情報の発信をおすすめします。
Facebookは国内のアクティブユーザーは30代中盤~50代が多いとされています。特にビジネスパーソン全般に幅広く使われていますので、友達だけでなく仕事の繋がりを持っている人も多いです。
役に立つ情報に対して比較的反応が高い傾向にあるため、Facebookの投稿は文章がやや長くなることが多いです。
Facebookアカウントの方向性としては、ターゲットを明確にして有益な情報を分かりやすく簡潔に投稿することを意識してコンテンツを作成してください。
Twitterではリアルタイムな写真館のイベント情報を発信しますが、Facebookではイベントやキャンペーンの事前告知として活用するなど、少し使い方を工夫してみましょう。
その他(LINE、YouTubeなど)
他にもLINEやYouTubeなどSNS媒体には種類があります。
ただしLINEは新規ユーザーの獲得向けよりもリピーターへのお得な情報提供に使うことに向いています。
YouTubeは単体での宣伝媒体で使うというよりも、文章や写真だけでは伝わりづらい強みを伝えたい際に有効です。
例えば撮影の流れやスタッフの対応などを動画化して、ホームページやsns等で紹介することで、雰囲気やスタッフの人柄などを伝えられます。
ポスティング・チラシ集客
他にも各戸の郵便ポストに配布する「ポスティングチラシ」を使った集客方法もあります。視覚的な写真館やフォトスタジオのサービスやメリットを伝えることができるため、多くの人が気づいていない潜在需要に働きかけることができます。
写真館店舗の認知度をアップさせるだけでなく、写真館利用の心理的ハードルの低下や興味関心を引き付ける効果も狙えます。
適切なタイミングでポスティングを行い集客する
写真館やフォトスタジオでの撮影は成人式や入学式、七五三祝いなどの子供関連や家族関連のイベントが多いです。これらのイベントはいずれも季節性が強いことや、近年ではそれらの準備段階が早まってきているのが特徴です。
ポスティングチラシではこれらの需要に合わせた宣伝を行い、競合店舗よりも一足先に早割などの特典付きチラシを配布するといった形で多くの顧客を獲得して売上アップにつなげることができます。
今後必要不可欠となるGISポスティング
また、GISポスティングという商圏データや地理情報データを使ったポスティング手法があります。
GISポスティングは不動産データや推計年収データなどの情報を使って配布エリアの絞り込みをすることが可能です。例えばファミリー層が多い地域の指定を行い、集中的にチラシ宣伝を行うことで配布枚数を抑えながらチラシの反応率を上げるといったことが期待できます。
写真館でのチラシ宣伝では、サンプルとなる写真画像の美しさやチラシの紙質なども宣伝の反応率に大きく影響します。
したがって、配布枚数を抑えた分だけクオリティの高いチラシを作ることが大事です。GISポスティングという宣伝方法は今後の写真館・フォトスタジオの宣伝にとって必要不可欠な存在になるでしょう。
写真館・フォトスタジオ集客広告方法まとめ
ただ集めるだけの集客ではなく、自社を選んでくれるユーザーを集中して集められる戦略を考える必要があります。
まとめサイトやSNSによるWeb集客、ポスティングチラシなどのアナログ集客では、適切なタイミングでの広告投下や認知度を上げる施策も重要なポイントです。
ただし、ユーザーは一度見ただけではすぐに決めずに、必ず比較検討するためにネットやsnsで検索をします。
自社の名前や、商圏となるエリア内の写真館を検索された際に、しっかり自社ならではの強みが伝わるようなマーケティング戦略が重要です。
地域性や自社の強み、競合状況などによって有効なマーケティング戦略が異なります。また戦略を考える上で、様々な分析も必要になってきます。
Zenkenでは写真館・フォトスタジオの分野で、多数のWebマーケティング支援させて頂いております。もし効率的な集客をしたいなら是非ともZenkenへお問合せ下さいませ。
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